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おやすみラフマニノフ
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おやすみラフマニノフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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ドビュッシーにこりずラフマにも挑戦しました。 が、前作とまったく同じ感想。 クライマックスに演奏会シーンがあるので ある程度しかたないが、曲自体の構成解説は まだ我慢できるが(第一主題が示され〜的な)、 進行を陳腐で表面的な言葉でただ順番になぞって いくような描写は正直うざい。 ほんとにペラペラ感が否めない。 ラフマじゃなくていんじゃね?っておもいました。 ドビュッシー、ラフマとよんで、これはもしかして ハーレクインロマンスと同じで、登場人物の名前と舞台と ちょっとした設定を変えて、どんどん類似の物語を生み 出すテンプレート小説なのでは?と感じましました。 「おはようヴィヴァルディ」でも「こんちわベートヴェン」 でも「おつかれプロコフィエフ」でも「おひさしブラームス」 でもいくらでもいけるのでは? もちろん、それはそれでかまわないが、ならばもうすこし 意匠に凝ってマニアックになってもらわないとつきあえない。 | ||||
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音大を舞台にしたお話しですが、元音大生から言わせて頂ければ、ここに出てくる「音大」の様子はあくまでフィクションで、実際とはちょっと違うかなと思います。ただ、ウン千万する楽器が保管されていたり、音大生の進路がとても難しい状況にあるのは事実です。でも、だからと言って、小説の中の様に就活で稽古を休む人が多いというのはウソ。音大に就活は存在しません。また、他の世界では出会わないような、超個性の強い教授陣や仲間と出会えるのは本当ですが、だからと言って小説の中の様に学生同士、あるいは先生と学生が表だって無駄に争ったりはしません。高校生の青春漫画じゃないんだから。今は評判が悪ければ、教授も辞めさせられる時代ですから。 ただし、あくまで、「物語」として読めば、音楽を知らなくても楽しめると思いますので、☆4つ。 | ||||
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「さよならドヴィッシー」は軽い文章で読み易すかってが、今作は楽曲の解説がしつこ過ぎ、推理としては在り来たりでつまらなかったです。 | ||||
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一気に読めました。若者の成長を描いた点では非常に面白かったです。 ミステリーはどっちでもよくて、音楽好きとしては、基本的な間違いが気になって、それで少し白けてしまいました。 チューニングの仕方、オケ奏者の配置、オケがソロピアニストを雇いたいといっているような記述、 そういうごく基本的なところです。 出版する前にアマオケ団員にでも読ませればすぐ指摘できることなので、編集者の力量でしょうか。 面白かっただけに非常に惜しいです。 | ||||
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読後の満足感は高くない…というか、まぁこんなもんかといった感じ。 さよならドビュッシーよりは音楽に関する記述がスッキリとし、かなり読みやすくなっているとは思います。 とはいえ、チェロ紛失事件のトリックがちょっと…このトリックは目新しいといえば目新しいとは思いますが、(悪い意味で)全く予想できないのではないかと思います。中には予想できた方もいるのかもしれませんが、唐突なネタバラシの感が否めません。 一気に読める勢いは素晴らしいのですが、結末がその勢いにそのまま押し倒されて終わってしまったようで、個人的にはあまり高くない評価となりました。 | ||||
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僕は以前ピアノを習っていてドビュッシーの月の光や、ベルガマスク組曲を 弾いたことがあり、前作『さよならドビュッシー』を興味本位で購入し読んだところ、 非常に面白かった。読めない展開で最後までわくわくさせられた。 すぐに今作『おやすみラフマニノフ』を購入し一気読みした。 僕は、前作よりも今作の方が、大どんでん返しが2回あって面白かったと思う。 今作は、前作に出てくる下諏訪さんや岬先生がでてきて、前作とつながっている 部分があり、今作も岬先生の推理が素晴らしかった。岬先生すごくかっこいい!! 展開が読めず、読んでいて面白いところと、表現の仕方がとても好き。 僕は、今まで読んだ小説で一番好きな作品。 中山七里先生のこれからのご活躍に期待したいと思う。 | ||||
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楽器をプレイできない音楽鑑賞者にとって奏者の気持ちに寄り添える体験は貴重です。このお話は、音楽小説として読むのが楽しい。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調を学祭のメインとして、学生のオーディション合格者で演奏し、優秀な奏者は注目されてスカウトされるという設定です。楽器のストラディバリウスの音のすばらしさとか、水害の避難場所で不安で動揺する人々の中で演奏してみんなを落ち着かせる音楽の持つ力の表現などもすばらしいと思います。巻末にピアニストの仲道郁代さんが解説していますが、プロの演奏家も納得する音楽表現がすばらしい。 | ||||
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曲を知らないし、音楽を言葉で表現したって伝わらないでしょって思ってその辺飛ばして読みました。 すみません。 そこがすばらしいところなんですね。 前作ほどではないかも知れませんが、ストーリーも面白かったですよ。 なんかオーケストラ、クラシックの高尚なイメージに隠れてストーリーは残酷ですよね。 そんな奴じゃないとのし上げれないのかなんて思っちゃいますよね。 個人的には前作にもちょっと、本作にはもうちょっと出てきたピアニストの下諏訪美鈴が気になります。 あの半端ない気の強さと、実力は魅力的。 今後の活躍を期待しますw | ||||
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『さよならドビュッシー』の続編。 というか、 探偵役が同じ、 というシリーズかな。 小気味良いテンポと、 音楽が聞こえてくるようなシーン。 相変わらず心地よい。 今回は、推理の部分は、 結構早目になんとなくわかっちゃったけど、 それ以外の部分の描写が、なかなか良くて、好き。 前作同様、 タイトルとの整合性が良く、 その辺も嫌いじゃない。 ラストのどんでん返しも、 今回は、アクロバティックな感じではなく、 納得がいく。 別に、前作で納得してないわけではないが…。 ぜひ、次の作品も読みたい…。 | ||||
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「さよならドビュッシー」が面白かったので、こちらも読んでみました。 内容はタイトルからもわかるように、音楽を題材にしたミステリーなのですが、前作と同様、青春小説としての側面も併せ持つ作品です。 相変わらず演奏シーンの音楽描写が見事です。 聴いたことがない曲なのに、聴いているかのように、どっぷりと音楽の世界に引き込まれます。 読み終わった後(いや、読んでいる時に)、作品中に出てくる曲が聴きたくなりました。 結末の衝撃は、前作に比べると弱い気がしますが、終局に向かって二転三転するストーリー展開は、前作に勝るとも劣りません。 私のようにクラシックに詳しくない方にも読んでもらいたい作品です。 | ||||
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自分は、趣味でピアノを弾くものです。その昔音楽関係の仕事に漠然とあこがれがあったこともあり、「のだめカンタービレ」がヒットした時にはマンガ本を「大人買い」したものです。 書店で平積みになっているこの本を見て、タイトルに惹かれて購入しました(Amazon購入でなくてすみません)。推理小説ですが、人は死にません(正確には、殺人事件は発生しません)。主人公(の一人)と思われた人が話の途中から急にかすんで前面に出なくなってしまったりとか、あなたはアガサ・クリスティーか!みたいな展開だったりとか、推理小説として期待すると、ちょっと肩透かしを食らうかもしれません。 この本は、事件の流れとか推理の筋みちを追う小説ではなくて、文章で表現された音楽を楽しむ小説だと思っては如何でしょう。そう思うと、秀逸です。本を読みながら音楽が聴こえ、あたかも自分が主人公と一緒に「音楽を作っている」気分が味わえます。 著者の同じシリーズの本「〜ドビュッシー」が、音楽小説としてはやや不足なところがあり、逆に推理小説としては(この作品よりは)味わえるのと対照的であるように思えました。 | ||||
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さよなら〜かえる男、と読んで三作目です。相変わらずテンポの良いストーリー展開でわくわくドキドキさせられながら一気に読ませてくれました。さよなら〜に被りながら違う舞台設定で、何度か行った事のある名古屋を思い出しながら楽しく読み終えましたよ。一部登場人物も重なるので、まだの方はさよなら〜を先に読んでからこちらを読まれる事をおすすめします。 かえる男を読んでしまってからでしたので、終わり方があっさりしすぎ?とも思いましたが、かえる男が強烈過ぎたとも言えるのでこれはこれでありでしょう。若干物足りなさが残ったので星一つ減。 次回作とシリーズ化期待してま〜す!! | ||||
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『さよならドビュッシー』はミステリの仕掛けとしては大掛かりでしたが、音楽小説としてみると、「そんなバカな」というところが散見され、自分の評価としてはそれほど高くなかったのですが、本作ではそうしたケレン味が抑えられた結果、優れた音楽小説となりました。 嵐の夜のチャイコフスキー、演奏会のラフマニノフのコンチェルト、個人的にはあまり好きな曲ではないのですが、音楽の進行と心理描写を重ね合わせた叙述は「すばらしい!」の一語です。 音楽を素材として扱う以上は譲れない点だと思いますが、ミステリを読もうと意気込んだ人には、どうでもいいところかもしれません。そのあたりで評価が分かれるのかもしれませんね。 というわけで、音楽小説としては高評価、ミステリとしては・・・な作品と思います。 | ||||
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↑タイトルそのままの印象です。 ミステリというより、音大青春もののイメージです。 個性豊かな学生達がオーケストラを作り上げて行く、という副題がたまりませんでした。 相変わらず次々に展開していく物語に、楽しみながら振り回され、あっと言う間に読了しました。 満足です。 | ||||
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前作でも音楽に対する造詣の深さと表現のうまさには感心したが、本作はまさに音楽を言葉で表現したエンターテイメント、「のだめカンタービレ」や「ピアノの森」が好きな方はオススメ。逆にミステリを期待して読むと肩すかしを食う。ミステリはストーリの添え物程度で、メインは一人の若者が音楽家として覚醒してゆく過程を描いた作品だからだ。将来への不安から才能がないことを言い訳にしていた貧乏学生が、岬によって導かれ、音楽家として覚醒してゆく過程はわくわくさせられるし、またチィコやラフマニノフのコンチェルトの演奏シーンは言葉でここまで音楽を表現できるのかと驚く。前作が「犬神家の一族」の模造品であったのに対して、本作は思う存分、作者が楽しんで書いたことがわかる。ぜひ続けていただきたいシリーズのひとつ。 | ||||
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おもしろかったのはおもしろかったんですが……。 他の方もおっしゃっていますが、前作の仕掛け(トリックネタ)のほうがおもしろかったです。 今回はミステリ部分がかなり薄く感じられ。 かといって、音楽青春小説と考えても薄い気がし。 どっちつかずな印象が強いです。 探偵役の岬先生があんまり活躍した印象がないのは私だけでしょうか? よくよく考えれば、ものすごく出てきて、披露してくださるんですが……なんか薄い気が。 あんまりにも超人過ぎて、設定としてありえない人になってしまっている気がします。 年齢とか考えても……。 司法修習までいっていると考えたら、三十代の設定でよかったんじゃないかなぁ(とすると、ピアニストとしての成長が云々になるのかもですが) 全体としてはおもしろいんですが、いろいろ目につくところが多かったです。 | ||||
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さよならドビュッシーほどの鮮烈さは無かったんですが、クライマックスの2、3ヶ所の転換は良かったと思います。 とりあえず晶の幸せを願いながら読み進めました。 こんな想いだった為、晶に襲い掛かるハプニングにはハラハラさせられ作者の思惑にまんまと嵌まってました。 前作同様、岬洋介によって語り手が成長していく様は爽快感があり楽しめました。 惜しむらくは、TSUTAYAで見つけたラフマニノフを主人公にしたDVDを、借りる前に読了してしまった事でしょうか。 もしよかったらDVD観てから読んでみてください。DVDが駄作だったらスイマセン。 岬洋介シリーズ期待してます。では | ||||
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さよならドビュッシーほどの鮮烈さは無かったんですが、クライマックスの2、3ヶ所の転換は良かったと思います。 とりあえず晶の幸せを願いながら読み進めました。 こんな想いだった為、晶に襲い掛かるハプニングにはハラハラさせられ作者の思惑にまんまと嵌まってました。 前作同様、岬洋介によって語り手が成長していく様は爽快感があり楽しめました。 惜しむらくは、TSUTAYAで見つけたラフマニノフを主人公にしたDVDを、借りる前に読了してしまった事でしょうか。 もしよかったらDVD観てから読んでみてください。DVDが駄作だったらスイマセン。 岬洋介シリーズ期待してます。では | ||||
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前作「さよならドビュッシー」がとても良かったので、次回作にも期待していましたが、え!?今度は「おやすみラフマニノフ」??また音楽ものですか、何だか二番煎じみたいで購入を迷いましたが、個人的にクラシック大好き人間なので買って良かったです。話も面白く、特に前作を読んだ方なら登場人物や出来事がいくつかリンクしているので、より愉しく味わえる気がします。下諏訪さんなどは前作でまるで敵役でしたが、今回はいい感じで驚きです…。それと前作では新進ピアニスト兼ピアノ講師の岬先生が、ミステリー要素を解き明かしてくれて、何故そこまでの探偵ぶりなのか違和感も少々ありましたが、すっかり板についてきた感じで、何だかもう好感が持てます。音楽を活字で表現するのはとても大変で難しいだろうけれど、著者の中山さんは素晴らしいです。今回オーケストラが出てくるので、表現もより雄大でスケール感を感じられました。また、音大が舞台でクラシック音楽を志す学生が主人公ですが、その苦悩や不安も、人は目指すものは違えど共感できる部分があるのではないでしょうか。あの人のその後はどうなるの?と、もっと書いて欲しいストーリーもありますが、タイトル通りなかなか感慨深いラストで良かったと思います。嵌まりましたので次回作にも期待です。 | ||||
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前作「さよならドビュッシー」がとても良かったので、次回作にも期待していましたが、え!?今度は「おやすみラフマニノフ」??また音楽ものですか、何だか二番煎じみたいで購入を迷いましたが、個人的にクラシック大好き人間なので買って良かったです。話も面白く、特に前作を読んだ方なら登場人物や出来事がいくつかリンクしているので、より愉しく味わえる気がします。下諏訪さんなどは前作でまるで敵役でしたが、今回はいい感じで驚きです…。それと前作では新進ピアニスト兼ピアノ講師の岬先生が、ミステリー要素を解き明かしてくれて、何故そこまでの探偵ぶりなのか違和感も少々ありましたが、すっかり板についてきた感じで、何だかもう好感が持てます。 音楽を活字で表現するのはとても大変で難しいだろうけれど、著者の中山さんは素晴らしいです。今回オーケストラが出てくるので、表現もより雄大でスケール感を感じられました。また、音大が舞台でクラシック音楽を志す学生が主人公ですが、その苦悩や不安も、人は目指すものは違えど共感できる部分があるのではないでしょうか。 あの人のその後はどうなるの?と、もっと書いて欲しいストーリーもありますが、タイトル通りなかなか感慨深いラストで良かったと思います。 嵌まりましたので次回作にも期待です。 | ||||
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