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おやすみラフマニノフ



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おやすみラフマニノフの評価: 3.84/5点 レビュー 70件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 1~20 1/4ページ
No.70:
(5pt)

音を文字で表現する

音楽を主体にしたストーリーだけあって「音」が印象的な作品。しかもそれは文字として表現されているのに、胸の内に残っているのはまさに耳にしたような「音」。雨の音、それが轟音となる。チューニングの音、ラフマニノフの演奏での響音。どれもが文章とともに身体の中にスッと入ってくる。中山七里氏はピアニストの経歴をお持ちなのだろうか。単に音楽好きだけではとても表現出来ないと思うから。演奏会シーンは見事で演奏を聴いているかのようです。素晴らしかったです。
おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.69:
(5pt)

生き生きとして臨場感みなぎる音楽描写に、わくわく、ぞくぞく、しびれてまうわあ。

音楽を描写する文章の美しさ、素晴らしさには、実に並々ならぬものがありました。わけても、本作の主人公・城戸晶(きど あきら)が、大変な状況下でチャイコフスキーの〈ヴァイオリン協奏曲〉を演奏するシーンは、しびれましたね。本作の白眉ともいうべき名場面。息を呑むようにして、頁をめくってました。

本シリーズの中心人物、ピアニスト・岬洋介(みさき ようすけ)のキャラへの親近感、人間性への信頼感は、いや増すばかり。
本作では指揮者もこなしますが、その非凡な棒さばきたるや、かの名匠(マエストロ)、カルロス・クライバーみたいやないか❗て、わくわくしちゃいました。

凍てついた景色が眼前に広がるかのようなラストの寂寥(せきりょう)感、これがまた、インパクトありましたなあ。「死とは、こういうものかもしれない。それにしても、すごい幕切れやな」思って、ぞくぞくしました。
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No.68:
(5pt)

さよならドビュッシー続編

さよならドビュッシーと時間軸も一緒だからなお面白い
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No.67:
(5pt)

実に面白い

音楽にほとんど造詣が無く音符も全く読めないので、少しは賢くなるかと思い読んでみたら「ラフマニノフ」の知識は当然だがミステリーの匠さに愕然とする。一気に読み進めてしまう作品。
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No.66:
(4pt)

此れはミステリーの形式を借りた「本格音楽小説」です。

前作「ドビュッシー」と同様、形は「ミステリー」ですが、此れは既に「本格・音楽小説」です。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の演奏場面は勿論の事、圧巻なのは文庫本で15ページ以上に亘る「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番」のフル・オーケストラ付きの演奏シーンの描写です。
此の「Who has done it?」と言うミステリーの本質からは一見外れている場面こそ、他の推理作家は勿論、凡百の「音楽評論家」にも為し得ない「偉業」であり、本作品の白眉なのです。
此れが「中山七里」さんの作品を読む「醍醐味」でもあるのでしょう。
私自身、ラフマニノフは最も愛する作曲家であり、レコード、CDだけでなく「実演」にも何度も接しているので「此の人は曲の本質を分って居る」事が理解出来ます。
但し、初演が1901年(詰り作曲はそれ以前)の「ピアノ協奏曲第2番」の第3楽章を「ロシア革命を予見するかの様な」と言うのは、残念乍ら、些か「穿ち過ぎ」で「皮相」な解釈です。
抑も革命後「亡命」をしたラフマニノフが「ボルシェビキ革命」を肯定的に予見したり、捉える筈はありません。
本来なら「★5つ」の作品なのですが、此のラフマニノフ解釈だけは明らかに間違っている、と断言出来ますので、「★4つ」の評価と致します。
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No.65:
(5pt)

とても良かった。

とても良い状態で配送されました。
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No.64:
(4pt)

あっと言う結末。最後に題名の意味が分かる。

魅力的な人物設定。
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No.63:
(1pt)

破損

裏表紙破損あり、ガッカリ
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No.62:
(5pt)

読んで面白い

小説は、その人の興味だけど読み始めると面白いです
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No.61:
(5pt)

いやー再度くしちゃう

こんなにも演奏者の気持ちがわかるのは何故(・・?つて感じ。本を読んでいるというより、音楽を聴いている感じに錯覚します。
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No.60:
(3pt)

うわぁ…ってかんじ。

中盤の演奏シーンが印象深かった!
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No.59:
(3pt)

まずまず

音楽のミステリーの融合作品ですが、
音楽の部分が意外とガチ過ぎるので、
そこが微妙な感じがしないでもないです。
そして今回はエピローグのような部分がなかったので、
後味がすっきりしませんでした。
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No.58:
(4pt)

思ったより本の状態が綺麗で良かったです。
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No.57:
(5pt)

「このミス」大賞シリーズにはまって!

この作家の作品をたくさん読みたいので、中古を注文しました。想像以上に綺麗な状態の本を廉価で入手できて、大満足です。自分が読むだけなので、これで充分です!内容は、音楽好きには心ときめくシリーズです。
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No.56:
(4pt)

ラフマニノフの協奏曲が聞こえてくるかのような素晴らしい描写

ミステリー仕立てですが、犯人捜しよりも、描写される音楽の素晴らしさに惹かれます。
ラフマニノフの協奏曲第2番の奏でられる音楽が、小説からそのまま飛び出して聴こえてくるような卓越した描写力が何と言っても本作品の魅力でしょう。
ラフマニノフの音楽がずっと通奏低音のように感じられる小説でした。

素敵なピアニスト岬洋介が今回も難題を推理して解き明かすラストもいいのですが、ミステリーとして読むよりも音楽小説の色合いが濃く、それが心地よい読後感をもたらしてくれました。
中山七里さんの初期と言える作品ですが、愛読者としてはとても満足した作品でした。小説を読む楽しみに浸っています。

ストーリーテラーとはよく言いますが、様々なジャンルの個性的な主人公を生み出して、魅力的な活躍をさせる想像力の素晴らしさを今回もじっくりと堪能させてもらいました。その中でも、岬洋介のキャラは一番読者を捉えて離さない輝きがあります。

デビュー作や本作によって、ヒットシリーズとなったわけですが、中山七里さんの作家としての上手さが最初の頃から完成されているのを理解できる作品でもありました。
読み進めるのが楽しくなります。筆力のある作家なので読んでいても安心感がありました。
ラフマニノフを聴きながらラストの発表会の描写では、一層その音楽の持つ力が感じられるように思いました。
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No.55:
(4pt)

ラフマニノフの名曲を文字で表していく筆力が素晴らしい。

時価2億円のチェロ ストラディバリウスが盗まれる。
事件は、そこから始まる。
学長のピアノも水浸しとなって、使い物にならなくなる。
ピアノを心得たものの仕業。
岬洋介の遠くから徐々に近づいていく手法は、
なるほどと思わせ、犯人も見つけ出してしまう。
オーケストラを、オーケストラに仕上げていく。
なるほど。そして ラフマニノフの名曲を文字で表していく。
目で読みながら、耳で曲を聴いているような錯覚が起こる。
この才能が、素晴らしい。

愛知県や岐阜県が舞台になるというのも、いいなぁ。
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No.54:
(3pt)

楽しく読んだ

ヴァイオリンって600gなんだ!?そんなに軽いと思ってなかった
楽器って縁がないんで、↑とか、ピアノを壊滅させる方法とか、ヘンな方向に好奇心が向いてしまった
順番間違って「ショパン」を先に読んでしまったのはやっぱ痛恨だったと再認識
別段話が絡む訳じゃないが、「あっちに出てきたあの人がここで名前出てきた」の楽しみをひとつ失したなあ…
概ね楽しく読みました
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No.53:
(4pt)

面白いです

さよならドヴィッシーの後に読みました。
さよならドヴィッシーでは荒さが気になったのですが、おやすみラフマニノフではそうしたことはありません。
人生哲学の生硬な語りは同じですが、台詞で記載されている以外に、プロットやストーリーそのものに入っていて、流れがいいと思います。
解説に仲道郁代さんが音楽描写に肯定的記載をしているので、さよならドヴィッシーやおやすみラフマニノフに書かれているのは合っているのでしょうね。私は全く音楽はわからないので、中山さんの描写をどう読んでいいのかがわからないのですが、ひょとすると、巻末の参考CDの鑑賞の手引きになるのかなとか、仲道さんが書かれているようにBGMとして再生しつつ、本を読むといいのかなぁと思ったりします。
ミステリとして最初の事件の犯行方法とか犯人とかの推定はそれほどのことはないですが、最終部で明確にされる…~~…などは、書かれるまで私は伏線さえも気づきませんでした。
補足説明:さよならドヴィッシーとおやすみラフマニノフは、連続した時空間でのミステリーで、そういう意味でも楽しめます。
生硬な人生哲学の語りも基本同じものです。それが、ストーリーを盛り上げるものにもなっていて、作曲家の解釈にも同じ線が貫かれています。ただのミステリと曲の鑑賞の手引きというのではなくて、ストーリーを盛り上げる基本ラインが生硬な人生哲学になっているのであれば、中山さんの他の作品も読んでみたい気持ちが起きました。
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No.52:
(3pt)

少し詰めが甘いような気がするが・・・

さよならドビュッシー (宝島社文庫)では、驚きの展開で結末を迎えた。
そのシリーズとして本作は存在していて、岬洋介が愛知の音大を舞台に活躍する。
両作に共通して登場する人物や、これはあのシーンだなと思わせる逸話も織り込まれている。

ただ、主人公と女友達との関係性が早い段階で分かってしまうのは、何とも物足りない気分だ。
364頁の本作は、半日もあれば読めるくらいのボリュームと読みやすさだが、
ラフマニノフの作品のバックボーンや、著作の解釈を考え始めればとても奥深く
知識のある人ほど読むスピードは遅くなるのではないか。

普段は知ることのできないオーケストラの裏側を知ることが出来、
東海豪雨の被災者の無念を慮る記述には、ただ敬服するしかない。

ラストの謎解き部分が、今回少し甘かったような気がしたので
トータルでは星3つとした。
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No.51:
(2pt)

途中で読むのをやめるほどではないが、おもしろくない

事件のトリックや動機、その他の設定が『さよならドビュッシー』と比べるとつまらなく、若干無理があると感じた。音楽演奏の描写はよかったので、ミステリー小説ではなく青春・恋愛系だったら感動したと思う。
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4796679014

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