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隻眼の少女
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隻眼の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 1~20 1/9ページ
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表紙やあらすじが気になってはいたが今回やっと購入 犯人の動機も残忍な手口もすべてが納得できずに消化不良 容疑者Xの献身で無関係なホームレスが殺されて憤ってたような若かりし頃の私がこれ読んでたら失神してますね(もう初老なんでそこまで感情移入できませんが) 他の人も言ってるけど舞台設定から登場人物から全部まったく意味のない使い捨てってのさすがにひどくないですか せめて村に来る大災厄ってのがこの事件のことだったんだ!ぐらいのすり合わせぐらいはして欲しかった | ||||
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終始強引なら展開で、最期のオチについては読む気が、うせた。ファンタジーだとお前いいんでしょうけど。リアリティーを求める人には向いてないかな。 | ||||
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まず表紙が大人向け推理ミステリーとしては、 やや邪道というか。 これが少年探偵団シリーズなら別に、 エンタメ性重視でむしろお約束な感じでいいんですけど。 (あと野崎先生のアムリタシリーズとか) あと、最後に明かされる、 あ、核心的なネタバレはしてないので大丈夫なはずです、 ある事柄を思うに、 別に、この方向性で、こういう仕掛けなら、 表紙で強調されてるヒロインの服装や、身体的特徴は、 別に、他の服装や身体的特徴で代替可能では、 という思いが抜けず、 余計、ハッタリ先行な印象。 ヒロインが時代がかった服装してるミステリ、 という点では、イタコ千歳シリーズのが、 まだ必然性感じられました。 (ヒロインの生業やイベント内容的に) 本作隻眼の少女は、 作者さんの文章量や、 ある種の力技で纏める手腕はすごいけど、 別れのワインや白鳥の歌みたいな品性が好きな自分は、 ちょっと好みじゃありません。 途中の中弛みパートは飛ばし気味しました。 あ、ただ、舞台設定と、そこの土地の情景描写はよかったです。 | ||||
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なかなか活字が多い?と感じてしまい読み進めるのが大変でした。主人公の感情や主人公から見た情景の語りなどから主人公目線での展開に嵌まってしまいました。よくできたミステリーだと思います。が、読み進めるに従って、また第2部での展開もなおさら、これって話流れでは容疑者が限定されすぎていて、しかも殺人事件が続くので、現実的ではないような気がします。作中の刑事達は過去の事件の経過から邸内に警官を10人程度配置している(実際はそんな配置は組織上軽々しくできないと思いますが…)のであれば、容疑者に張り付いていれば良くも悪くもアリバイが成立するのではないかと思いますし、そもそもこんな警察の失態があれば大変なニュースになるので、まぁあくまでも小説だなぁと感じて読んだ次第です。個人的満足度は100点満点中75点です。(^-^)>結果的に面白かったです。 | ||||
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ぶっ飛んでて最高。 | ||||
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文章は緻密で読みやすく、ミステリーをあまり読まない人間としては、とっつきやすい位置付けにしても良いかも知れないという気持ち。 内容に関してはネタバレ厳禁と言われているので、下手に口を滑らせないように書かないが、最後まで読んだ感想は、俺は好きな方だったかも。 前後編とかで映画とかにしても、いやまぁ無理かな?一応しっかりしているのでそう思えるくらいには、心が踊ったし登場人物たちに想いをめぐらせられた。 しかし、好き嫌いは別れるだろうという感想は変わらない、コレを最後まで読んでも高評価と低評価どちらもつけられてしまうほど癖の強い内容だ。 少々胃もたれ気味になっている気もするし、ミステリー系統に興味がでないでもない。 ただまぁ、作品というのはそう言うものだ、どんな名作だろうが触れなければわからない、時間の無駄、金の無駄、そう言われてしり込みするなら辞めればいいし、興味が先にたつなら読んでみれば良い。 そのくらい合う合わないが、別れる程度に文才の熱量が混ぜあわさっている作品だった。 | ||||
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明瞭でくどさも少なく、私のような読書慣れしてない人でも読みやすいです。 読者向けのミスリードにも丁寧にばら撒いてあるので、素直に筆者の誘導に乗っかっていけばストレスなく読めます。 内容は賛否が分かれても仕方ないかも知れません。 個人的には面白かったです。 | ||||
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最後まで気を抜けません。面白いですよ。 ただ、なかなかな描写なので、覚悟して読んで下さい。 | ||||
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全く読むに値しない内容でした。時間を返してほしいくらい。横溝正史を真似したような感じでしたが、全くの駄作。騙されました。 | ||||
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低評価のレビューに対し、「本格ミステリだから人間が描けていないのは当たり前」、 「後期クイーン問題に向き合っているのがこの本の良さ」という反論が見られるが、 そういう理由づけをしない限り、高く評価できる本ではないと思った。 「御陵みかげ」という名前からして恥ずかしい。 消極的な主人公が気の強い美少女に振り回されるという都合のよい設定が恥ずかしい。 「それはわざとだ」、「あえてラノベに見せかけているだけ」という意見もネットで見たが、 そういう俯瞰的な記述には思えなかった。 巽昌章氏が解説で「登場人物を高度に抽象化できるのがすごい」と書いているが、 「ストーリーのために人物をコマに徹底させているのがすごい」 =「人間が描けていない」ということを言い換えているだけに読めた。強烈な嫌味? 登場人物が不要に多すぎる。 どのキャラも「気の強い女性」「威厳のある男性」「気弱な男性」であることを セリフで表現しているだけで、どういう人なのかがよくわからない。 そのため、誰が殺したり殺されたりしても、なんとも思わないというか、意外性がない。 判別しやすくするために似せて付けたであろう名前も、かえって区別しにくい。 「次は○○に行くわよ」で場面転換するばかりで、自然に話が進まない。 「○○が死んだ」。登場人物が誰も驚いていないので、びっくりしない。悲しみも伝わらない。 「唇を湿らせた」。その表現、何回出てくんねん。ということが多すぎる。 唐突な一夜。この弱気な男性が、明確な誘導なしに手を出してくるだろうか。 記憶喪失の設定は必要なのか。 初雪にまつわる伝承は必要なのか。 これは作者のせいではないが、帯でネタバレしているのも腹が立った。 なんでこれがダブル受賞なんだろうか。 そういう他人の評価を見て本を選ぼうとする自分の姿勢を反省した。 よく「新本格は文章に難が」とか「人間が描けていない」とか言うが、 これまでに読んできた作品群がいかに両面において優れていたのかを思い知った。 | ||||
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ミステリなんて登場人物や事件など作者の手でどうとでも都合よく仕立てられる。最後の一ページ、最後の一文で全てひっくり返すことだって。だからこそ整合性なり腑に落ちるところ作らないと面白くないじゃん? こんなんどうとでもなるじゃんってのがオチだとするなら、そんなお話し面白い?としか。 ミステリ的にもあまりに強引すぎるし、メタミステリ的にも何か腑に落ちるような仕掛けいるんじゃない?世襲の名探偵をなぜこの世界の人々は自然に受け入れられたのか、とか。これが評価高いの? | ||||
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カヴァーに「ここまで恐ろしいヒロインは他に存在しない」と書いてあるので、「ひょっとしてソンな話?」と思っていたらやっぱり「ソンな話」で、大体予想できてしまったので、この本の唯一の取柄ともいうべきラストの衝撃もイマイチで、若干損した気分だ。もうちょっとカヴァーや帯の宣伝文句には気を付けてもらいたい。内容はちょっとリアリティなさすぎでしょ。このトリックで500ページも付き合わされたらたまらない。ただこの著者の神様ゲームは面白かったよ。 | ||||
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ちょっと文章が稚拙でキャラクターや動機、言葉のチョイスにリアリティと説得力がないだけ。本当に悪なのはこの作品に賞を授けた日本推理作家協会と本格ミステリ作家クラブ。 | ||||
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麻耶雄嵩は相変わらず図抜けている。 「こういう文章を書く人はこういう顛末は用意しないだろうな」という先入観、お約束を易々とぶち破ってくれる。 この作品を書くにあたり、作者は田園集落のガラパゴス化した風習について相当調査したフシがあるが、真相はそういう方向性とは全く別のベクトルで語られるものだった。この作品を読書中に間違って登場人物に感情移入してしまった人ほど、読了後激怒するのではないだろうか。 こういう読者の意表を突くことに心血を作家は、つい最近早坂吝が出てくるまで他に誰もいなかったように思う。 | ||||
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麻耶雄嵩の長編ミステリ。日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞のダブル受賞作。2010年発表の作品である。 どうしたってくせのある麻耶作品、これが9冊目とあまり手広くは読んでいなかったのだが、たまたま表紙を見かけて購入。しばらく積読になっていたもの。 舞台はとある寒村。一軒だけある温泉宿に逗留していた「俺」が殺人事件に巻き込まれるのだが、そこへ登場した少女探偵「御陵みかげ」が鮮やかな推理で彼の窮地を救い・・・という出だしである。 麻耶らしい、持って回った舞台設定と、微妙にわざとらしい登場人物たちのセリフ回しを楽しみながら読んでいくのだが、それとは関係なく事件のほうは急スピードで進んでいくのだ。そして終盤に待ち受けるどんでん返しに次ぐどんでん返し。そしてそして、とんでもない結末。 途中の展開に多少引っかかるところも無きにしも非ずでしたが、自分はまあまあ楽しめました。 あと、設定とか描写にえげつないところがなくもないので、そういうのが苦手な人にはどうかなとも思いましたが。 | ||||
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途中から最後までが待ち遠しかった。 もうどこがヤマなのかわからなかった。どこまで行けば終わりになるのか、それだけ考えながら最後まで進みました。終わってみれば拍子抜け。これをミステリと呼んでいいのでしょうか。推理小説とも言えず、動機も理解できず、読むのがつらいだけでした。 ほかの方が書いているように、私もこの作者の小説は二度と読まないと思います。どことなくひとりよがりです。閉鎖された村で起こる惨劇と美少女探偵とあり得ないようなトリックに読者は驚くのではないかというような…この神がかり部分も特に生かされていないような…久々の駄○でした。まあ、最後の助けは、生きる希望を見出した親子でしょうか。幸せになってほしいものです。 | ||||
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まず文章が読みにくいです。 また思いっきり読後感が悪かったです。二代目も隻眼の訳を最後まで引っ張っておいて、それを動機の一部にするって、父と娘ともに精神的におかしいです。 | ||||
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一言でいえば超問題作。 全篇に流れる横溝ワールド。多少、ミステリをたしなむ人ならそこに登場する探偵は頭をポリポリ掻いて、殺人が起こるたびに「しまった」などと言う人物を想像するだろう。 「結構ザルだけどまあしょうがないか、金田〇だし」と思いながら読み進めていくとラストで それまでの構成が精緻なオブラートに包まれたに巧妙な罠であることに気づくだろう。 フェアかアンフェアか。久々に読後に衝撃を受けた。 | ||||
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「ここまで恐ろしいヒロインは他に存在しない」って、凄い、オビでもうネタ晴らししています。探偵が犯人なんて、「ふざけるな!」と言いたいです。1人を殺すために、無関係な人たちを何人も殺せる。こんな設定を考える作家がいることが、私には怖くて仕方ないです。こんな小説を書ける作家も、こんな本を出版できる出版社も、どうかしています。もっと、世のため、人のためになる仕事をしてください。 | ||||
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"やがてみかげは再び右眼を開けると、自信に満ちた声で云った。『私の左眼は、真実を見抜きます』透き通ったその声は、風に乗って村人たちがいる川下へと消えていく"2010年発刊の本書は日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞W受賞、後期クイーン的問題に真っ向から向き合った傑作ミステリ。 個人的には気分転換にミステリを。また一貫して「問題作」を書き続ける著者作の中でも(賛否はあるも)評価の高い作品と知り、興味を持って手にとりました。 さて、そんな本書は横溝正史作品を彷彿させる昔からの伝承が残る山深き寒村を舞台に、金田一耕助もとい隻眼の美少女探偵・御陵みかげ、そして、ひょんな事からワトスン役"として彼女の助手見習いをつとめる事になる大学生、静馬が凄惨な連続殺人事件に挑む事になるわけですが。 ダブルカバー?で、以前のイメージモデルによる写真表紙に被せる形で全面カバー帯が美少女イラストになった本書、良くも悪くも導入部の設定も含めてさらに【如何にもライトノベル風】になっていて。実際にボーイ・ミーツ・ガール的な物語として『一部』は素直に読み進める事ができるのですが。。『二部』での景色がスピードをあげて一転するかのような飽きさせない展開に【そうきましたか!】とニヤニヤとワクワクが止まらなかった。 また、本書を通じて1990年代後半以降のミステリ、特に『新本格ミステリ』に大きな影響を与えた(らしい) 『作中で探偵が最終的に提示した解決が、本当に真の解決かどうか作中では証明できないこと』『作中で探偵が神であるかの様に振るまい、登場人物の運命を決定することについての是非』の2つの問題、推理作家のエラリー・クイーンの後期作品群に典型的に見られる事から【後期クイーン的問題】と呼ばれる用語について。初めて知る事も出来て。あまりミステリに詳しくない私は【雑学が増えたようなお得感】も感じたり。 ミステリ好きはもちろん、どんでん返し的な小説が好きな人にもオススメ。 | ||||
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