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隻眼の少女



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【この小説が収録されている参考書籍】
隻眼の少女
隻眼の少女

隻眼の少女の評価: 2.96/5点 レビュー 163件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全163件 121~140 7/9ページ
No.43:
(4pt)

読みやすい本格美少女探偵もの

あまり「本格派」と言われるミステリーに触れて来なかった私ですが、
本作は読みやすく本格入門にはちょうどいい気がします。
また、探偵役のみかげがなかなかツボを付く萌キャラなのが、ライトノベル
をメインに読んいる自分にはありがたかったです。トリックもいいけど、キャラ
も良くないとあかん、って人にはぜひお勧めです。
最後のネタバラシには正直「エッ?」という部分もありましたが、そこに
至るまでの推理・人間模様など、個人的にはそちらが楽しくて読み進めてい
たの帳消しですね。
美少女探偵・田舎の旧家・伝承・この辺のキーワードにピンと来たら、買っても損はしませんよ!
隻眼の少女Amazon書評・レビュー:隻眼の少女より
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No.42:
(4pt)

読みやすい本格美少女探偵もの

あまり「本格派」と言われるミステリーに触れて来なかった私ですが、
本作は読みやすく本格入門にはちょうどいい気がします。
また、探偵役のみかげがなかなかツボを付く萌キャラなのが、ライトノベル
をメインに読んいる自分にはありがたかったです。トリックもいいけど、キャラ
も良くないとあかん、って人にはぜひお勧めです。
最後のネタバラシには正直「エッ?」という部分もありましたが、そこに
至るまでの推理・人間模様など、個人的にはそちらが楽しくて読み進めてい
たの帳消しですね。
美少女探偵・田舎の旧家・伝承・この辺のキーワードにピンと来たら、買っても損はしませんよ!
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No.41:
(1pt)

これはバカミスでは

麻耶 雄嵩。ほとんど読んでいますが、でも毎度読み終わるたび「うーむ」と思う。
そして今回も轍を踏んでみました。

・・・このミス、掲載ページ間違っとる。バカミスでしょうこれは。

バカミス=つまらない、という意味では決してありません。念のため。

確かに破天荒で類を見ないかも。でもこれがミステリの醍醐味だと言ってしまったら、このジャンルは先細ってしまう気がします。
ミステリ濫読派にはお勧めかも知れません。ただ、本は選んで年に数冊という方には(ハードカバー高いですしね)別の優先順位があると思います。
このミスを取っ掛かりにミステリを読み始めようとする皆さんは、これで止めちゃわないでいろいろ読んでみてくださいね。

そして「もう買わない」と思いつつ、貴族探偵も持ってたりして。
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No.40:
(1pt)

これはバカミスでは

麻耶 雄嵩。ほとんど読んでいますが、でも毎度読み終わるたび「うーむ」と思う。
そして今回も轍を踏んでみました。

・・・このミス、掲載ページ間違っとる。バカミスでしょうこれは。

バカミス=つまらない、という意味では決してありません。念のため。

確かに破天荒で類を見ないかも。でもこれがミステリの醍醐味だと言ってしまったら、このジャンルは先細ってしまう気がします。
ミステリ濫読派にはお勧めかも知れません。ただ、本は選んで年に数冊という方には(ハードカバー高いですしね)別の優先順位があると思います。
このミスを取っ掛かりにミステリを読み始めようとする皆さんは、これで止めちゃわないでいろいろ読んでみてくださいね。

そして「もう買わない」と思いつつ、貴族探偵も持ってたりして。
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No.39:
(3pt)

作りすぎの感じもするけれど?

寂れた寒村に、三つ子の連続殺人、そして首切りと、横路、金田一物を連想してしまう舞台設定。本格物を読みたくて購入した口ですが、名探偵と助手役は登場するんですけれど、伏線の連続というか、あまりに凝りに凝った構成が原因か、ものすごい消化不良を読後に起こしてしまった。第一部(1985年・冬)、第二部(2002年・冬)との二部構成ですが、あまりに第一部が長ったらしく、逆に第二部が頁数に限りがあったのか?、あっけない展開。ネタをばらしたくはないけれど、名探偵が迷探偵になったようで、主人公となるべき「隻眼の少女」が物語で確立されていないな。助手役の静馬が、親のトラウマで彷徨う部分にも、うまく作品に溶け込んでいないと思う。本格物を多数読んでいる読者を欺きたい作品を描きたかったんでしょうけれど、逆に超えた目をもっているミステリー好きには、アピールできない逆効果になってしまう。残念。この作品が、このミスでランク上位になっていて、海外物のレベルの高さに圧倒された昨年のミステリー書籍業界、国内ミステリーでは逆にかなりの人材不足になってしまったのかな。とくに本格物を描ける作家は本当少なくなった。
出てきてほしい新本格物!!
隻眼の少女Amazon書評・レビュー:隻眼の少女より
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No.38:
(3pt)

作りすぎの感じもするけれど?

寂れた寒村に、三つ子の連続殺人、そして首切りと、横路、金田一物を連想してしまう舞台設定。本格物を読みたくて購入した口ですが、名探偵と助手役は登場するんですけれど、伏線の連続というか、あまりに凝りに凝った構成が原因か、ものすごい消化不良を読後に起こしてしまった。第一部(1985年・冬)、第二部(2002年・冬)との二部構成ですが、あまりに第一部が長ったらしく、逆に第二部が頁数に限りがあったのか?、あっけない展開。ネタをばらしたくはないけれど、名探偵が迷探偵になったようで、主人公となるべき「隻眼の少女」が物語で確立されていないな。助手役の静馬が、親のトラウマで彷徨う部分にも、うまく作品に溶け込んでいないと思う。本格物を多数読んでいる読者を欺きたい作品を描きたかったんでしょうけれど、逆に超えた目をもっているミステリー好きには、アピールできない逆効果になってしまう。残念。この作品が、このミスでランク上位になっていて、海外物のレベルの高さに圧倒された昨年のミステリー書籍業界、国内ミステリーでは逆にかなりの人材不足になってしまったのかな。とくに本格物を描ける作家は本当少なくなった。
出てきてほしい新本格物!!
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No.37:
(5pt)

典型的な本格ミステリ

これは地方の村で起きた連続殺人事件に探偵が挑むという
お話。
奇怪で謎めいた事件の真相には驚かされました。
麻耶さんは探偵物を面白く読ませてくれる人ですね。
買って良かったです。



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No.36:
(5pt)

読み終わったときの

読み終わったとき,何ともいえない感じでした。細かなトリックというかロジックというかには,正直よく分からないところもありました。まぁ,さほど重視していないのでよいのですが。でも,話の筋というのでしょうか,すごいなと。人間の情念の暗い部分を否応にも感じさせられました。個人的には,『貴族探偵』よりこちらの方がかなりの割合で心に残りました。
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No.35:
(5pt)

読み終わったときの

読み終わったとき,何ともいえない感じでした。細かなトリックというかロジックというかには,正直よく分からないところもありました。まぁ,さほど重視していないのでよいのですが。でも,話の筋というのでしょうか,すごいなと。人間の情念の暗い部分を否応にも感じさせられました。個人的には,『貴族探偵』よりこちらの方がかなりの割合で心に残りました。
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No.34:
(1pt)

ん〜なんだかね・・・

読み進むにつれて、犯人像が全く見えてこなくなりました。 犯人の殺し方が被害者の首を一刀両断にする残虐な手口。 でも、人の首を綺麗に切断するには、よほど武芸に秀でたものでなければ無理。 なのに、登場人物の中でそれを実行できるであろう人物が一人もいない? この段階で思ったのが、犯行を実行できる人物は、主人公の父親か刑事達ぐらい? しかし刑事が犯人では物語に脈絡がないから、犯人に相応しいのは・・・ 主人公の父親か娘を母親のように名探偵にするために仕掛けた狂気の試験・・・と、思ったのも束の間、唐突に主人公の父親が犯人に殺害される? 「あれ?犯人居なくなっちゃたよ?」そう思いつつ、このくだりを読んで、ふと疑問が? 元刑事であり、合気道の有段者でもある父親が後ろか殴られ殺される・・・? いくら事件が解決したと思っていても、背後から殺意を持って忍び寄る者の気配を察する事もできずに殺されるか?できるとしたら一人しかいないけど?いや、それはまさかね? 頭に浮かんだ犯人像を打ち消し読み続け、物語りも終盤になると・・・ 頭に浮かんだ犯人像そのものでした・・・これ、夢落ちぐらい使ってはいけない手法じゃないでしょうか? 読み終えた後、犯人の行った犯罪と心理を思い浮かべてみたら、これ探偵の物語というより殺人鬼の物語だなと感じてしまいました(笑)
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No.33:
(1pt)

ん〜なんだかね・・・

読み進むにつれて、犯人像が全く見えてこなくなりました。
犯人の殺し方が被害者の首を一刀両断にする残虐な手口。
でも、人の首を綺麗に切断するには、よほど武芸に秀でたものでなければ無理。
なのに、登場人物の中でそれを実行できるであろう人物が一人もいない?
殺人方法が登場する容疑者達には不可能なのが難点。
一般人でも可能な殺害方にしないと、犯人が特定しやすくなり推理物としてはつまらなくなる。

この段階で思ったのが、犯行を実行できる人物は容疑者らの中には存在せず、疑わしいのは主人公の父親か刑事達ぐらい?
しかし、物語に登場する二人の刑事が犯人では物語に脈絡が無くなるので犯人に該当するのは・・・?

主人公の父親が、愛娘を母親のような名探偵にするために仕掛けた狂気の試験・・・なのか?と、思ったのも束の間、あっさり主人公の父親が犯人に殺害されてしまった?

「あれれ?犯人が居なくなっちゃたよ?」

そう思いつつ、このくだりを読み続けている最中に、ふと疑問が?

「元刑事であり、合気道の有段者でもある父親が無様に後ろか殴られ殺される・・・か?」

いくら事件が解決したと思っていても、背後から殺意を持って忍び寄る者の気配をなんら察する事もできずに殺されるか?後ろから殴り殺すには、至近距離に忍び寄らないといけないのに?

自分の背後に忍び寄っても警戒することもない人物ならまだしも?

そんなことができるとしたら一人しかいないけど?
いや、いや、それはまさかね?

頭に浮かんだ犯人像を打ち消し読み続け、物語りもいよいよ佳境になると・・・

唐突に脈絡も無く犯人登場(三代目がそれらしき発言はしているのだが、それでも唐突感は否めない)

「へっ?」

「おいおい・・・」

犯人は・・・?

中盤で頭に浮かんだ犯人像そのものでした・・・

「なんだ、これ?」(ここで、そう思われた方は多いのでは?)

結局は、矛盾と御都合主義(節操の無いやり方)に終始した作品でした。

まぁ、犯人が終盤までほとんど解らないでしょうから、キワモノの推理小説をたまには読んでみたい人にはお勧めいたします。でも、これ夢落ちぐらい使ってはいけない手法じゃないでしょうか?

読み終えた後、犯人の身勝手で歪んだ反抗動機と、被害者に対する無情さを思い起こしてみたら、これ探偵の物語というより、殺人鬼の物語だなと感じてしまいました。

この犯人を主人公にして、この小説に終盤唐突に出現する前の、解決された過去の事件に冷酷非情な殺人鬼として描いたら読んでみたいです(笑)
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No.32:
(1pt)

はぁ?

これは酷いです。 爽快感がある作品が好みですがストーリーが良く、悲壮感漂う作品でも引き込まれる事はよくあります。 これは最後に残るのは、怒りにも近い感情のみです。あれだけ凄惨なシーンに堪えて読み進めた者に与えたオチがこれとは。 ちなみに、作者が嫌いなのではありません。 貴族探偵なんかは面白いのもありました。
隻眼の少女Amazon書評・レビュー:隻眼の少女より
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No.31:
(4pt)

本を手に取った瞬間から「迷宮」入り

この登場人物に、この事件!生半可なミステリでは到底辿り着けない境地を、またもや目指してしまった麻耶雄嵩流の「新本格ミステリ」を久々に読んだような気がします。とかく、「事件を解決するために存在するのが探偵である」ということに対して、あまりに非情な存在の仕方をするのが今回の探偵役。中盤まではちょっと退屈、しかしラストに向けてのこの展開は色んな意味で凄い。大袈裟なトリックも、ガチガチのロジックも必要なくなってしまう、恐るべき真相。読み終わって思えば、この装丁って…、もしかしたらもしかするよね?
隻眼の少女Amazon書評・レビュー:隻眼の少女より
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No.30:
(4pt)

本を手に取った瞬間から「迷宮」入り

この登場人物に、この事件!

生半可なミステリでは到底辿り着けない境地を、
またもや目指してしまった麻耶雄嵩流の「新本格ミステリ」を久々に読んだような気がします。
とかく、「事件を解決するために存在するのが探偵である」ということに対して、
あまりに非情な存在の仕方をするのが今回の探偵役。

中盤まではちょっと退屈、しかしラストに向けてのこの展開は色んな意味で凄い。
大袈裟なトリックも、ガチガチのロジックも必要なくなってしまう、恐るべき真相。

読み終わって思えば、この装丁って…、もしかしたらもしかするよね?
隻眼の少女Amazon書評・レビュー:隻眼の少女より
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No.29:
(1pt)

行き場のない怒りをどうする!

この馬鹿馬鹿しさを誰かに話さずにはいられません。怒りに似た気持ちを持って初投稿いたしました。読後感は「なんじゃこりゃ、ふざけるな!」です。まるでマンガのような舞台設定は、許容範囲です。しかし、出てくる人物達の薄っぺらさはマンガ以下。マンガと比べるのも失礼かと。辛い過去を背負ってるはずが、全くそれを感じさせられない主人公に仕立て上げる筆者の筆致に萎え。大した推理を繰り広げるでもない探偵に、大仰に感嘆し持ち上げる周囲の人物と筆者の筆致に萎え。その上これだけ次々に人が死んでいくのに悲劇性はゼロ。死んでいく(それも猟奇殺人)のは年端もいかない少女達ですよ!いいんですか、こんなことで。そんな設定にげんなりした挙げ句、何人かに「驚異」のと呼ばれるラストは、私にはただの「ギャグ」としか思われませんでした。人をなめるな、と。金返せ、と。こんな駄作、大人の作家が本気で書いているのでしょうか。出版社は何を考えているのでしょうか。摩耶という作家は読む人を選ぶようです、私は全然だめでした。
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No.28:
(1pt)

行き場のない怒りをどうする!

この馬鹿馬鹿しさを誰かに話さずにはいられません。怒りに似た気持ちを持って初投稿いたしました。

読後感は「なんじゃこりゃ、ふざけるな!」です。
まるでマンガのような舞台設定は、許容範囲です。
しかし、出てくる人物達の薄っぺらさはマンガ以下。マンガと比べるのも失礼かと。

辛い過去を背負ってるはずが、全くそれを感じさせられない主人公に仕立て上げる筆者の筆致に萎え。
大した推理を繰り広げるでもない探偵に、大仰に感嘆し持ち上げる周囲の人物と筆者の筆致に萎え。
その上これだけ次々に人が死んでいくのに悲劇性はゼロ。死んでいく(それも猟奇殺人)のは年端もいかない少女達ですよ!
いいんですか、こんなことで。
そんな設定にげんなりした挙げ句、何人かに「驚異」のと呼ばれるラストは、私にはただの「ギャグ」としか思われませんでした。人をなめるな、と。金返せ、と。

こんな駄作、大人の作家が本気で書いているのでしょうか。出版社は何を考えているのでしょうか。

摩耶という作家は読む人を選ぶようです、私は全然だめでした。
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No.27:
(4pt)

何時もの「力業」

皆さんは、ミステリとりわけ本書の様な「新本格」と呼ばれる物語に何を求めるだろうか。奇抜なトリック・犯人?緻密な論理性?厳密な現実性?本書に当てはめ考えれば、○△×となるだろう。また、これは作者の作品の多くに当てはまる。奇抜なトリック・犯人にいつも、作者の溢れんばかりの才能に驚嘆することが出来るが、動機等現実性においては乏しいと言わざるをえない。あなたがもし、物語に現実性を求めるならば本書を手に取るべきではない。しかし、私と同じようにぶっ飛んだトリック・犯人を見せてくれるなら、現実性が多少ぶっ飛んでいても許容できるというのであるならば、本書は大いに薦めることが出来る作品である。
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No.26:
(4pt)

何時もの「力業」

皆さんは、ミステリとりわけ本書の様な「新本格」と呼ばれる物語に何を求めるだろうか。

奇抜なトリック・犯人?
緻密な論理性?
厳密な現実性?

本書に当てはめ考えれば、○△×となるだろう。
また、これは作者の作品の多くに当てはまる。奇抜なトリック・犯人にいつも、作者の溢れんばかりの才能に驚嘆することが出来るが、動機等現実性においては乏しいと言わざるをえない。

あなたがもし、物語に現実性を求めるならば本書を手に取るべきではない。
しかし、私と同じようにぶっ飛んだトリック・犯人を見せてくれるなら、現実性が多少ぶっ飛んでいても許容できるというのであるならば、本書は大いに薦めることが出来る作品である。
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No.25:
(5pt)

うーん、凄まじいです。

本格ミステリーを読み慣れた読者ならば、違和感を覚える場面があると思います。しかし…。全てがドンデン返しの伏線です。滅茶苦茶と思える構想をギリギリ破綻させない奇跡的な結末。本格ミステリーの、ある意味で一つの到達点であり、他の追随を許さない傑作。勿論、批判的な意見(舞台設定、人物描写、動機面等が現実的でない)も理解出来ますが、それさえも意外性を創造する為の作者の計算ではないでしょうか?ツンデレ系の物語の好きな人には特にお薦めします。それにしても…うーん、凄まじい。この作者、やはりタダモノじゃない(笑)。
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No.24:
(4pt)

注:ただし、巫女ではありません!!

注:ただし、巫女ではありません!!あらすじ古式ゆかしき装束を身にまとった少女探偵・御陵みかげ。彼女の初舞台は因習深き寒村で発生した首切り連続殺人。名探偵だった母の跡を継ぎ、みかげは事件の捜査に乗り出すが。感想エグイ。しかも丁寧懇切にエグイ。この表紙からして一つのトリック。そんじょそこらの騙された、は目じゃありません。美少女探偵、彼女に惹かれるワトソン。ある種オーソドックスな話の型だと思います。その分かりやすい誘導に乗って読み進めると・・・やはり一筋縄ではいかない作者。探偵という存在に揺さぶりをかけてきます。あの有名な問題を上手くあしらって読者を困惑させ最後には欄外からの複合技で読者を滅多打ちにします。ワトソンの目を通して世界を眺めるしかない読者にこの謎の難度は相当高いと思います。今年の一位はだてじゃない。感想待ち過ぎて、存在を忘れてました
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