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隻眼の少女
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隻眼の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 101~120 6/9ページ
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浮世離れした衣装を身にまとうツンデレ美少女探偵と冴えない青年が助手役というある意味王道的な配役は、たとえば西尾維新作品のようなライトノベル風ミステリテイスト作品(やや語弊があるかもしれないが)に多く触れている読者には、むしろ受け入れやすいだろう。 内容については、ミステリ界のとある命題がこれでもかと挑戦的なまでに仄めかしてあり、二重三重に罠が仕掛けられている構造こそがテーマとなる。本作はその悪意に充ち満ちた構造・手腕に圧巻し驚嘆すべきものであり、真犯人や結末だけにスポットライトをあててしまうと、おもしろさは半減してしまうのだ。 (↓ややネタバレ注意) 「探偵に示される手がかりの絶対性については一切の保証がない」という命題に対し、本作では事件中にちりばめられた手がかりに加え、作中探偵ではなく助手が偶然見つけた手がかりすら「絶対」とは言えないんじゃない?と嘲笑うかのような仕掛けが幾つも存在する。無数の「非絶対」の手がかりを探偵が「取捨選択」し「推理(創造)」するという構図は、異常なまでにミステリ的であると同時にアンチミステリ的でもある。その二つを見事に織り交ぜたところがこの怪作の最大の魅力である。 結末に関して、およそ現実性を欠いた自白・動機についていけないと評した方もいるようだが、では「その絶対性は保証されいるのか?」ということを今一度考えてみて欲しい。探偵が代替わりを経ていくつもの手がかりの中から真と偽を振り分けて(取捨選択)至った結末とはいえ、「この犯人」は「こんな動機」だったという図式はそれまでに二度、三度と裏切られている。また作中、探偵の誤推理によって濡れ衣を着せられた人物たちは揃って「嘘の自白」をしていることも、この結末に揺さぶりをかける伏線となっている。犯人あるいは動機について納得がいかないという人は最初から納得いかせる風に書いていない、あらゆるすべてにおいて「絶対性はない」ことを散々強調してきた作者の手腕に見事に絡め取られているのだ。 ただ読む分にはそこまで邪推せずともいいかもしれないが、そもそも主人公登場の冒頭部分からして非現実的だと認識していれば、非現実的な結末をおかしいと指摘することすら滑稽である。与えられた結末に納得できない(信じられない)のであれば自分で考えろ、とも言い換えることができる悪意に満ちた構造に拍手。 | ||||
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著者にしては丹念な、というか比較的まっとうなミステリであった。 この著者の場合、どうしても「夏と冬の奏鳴曲」のイメージがあって、かなり身構えてしまう。 しかし、そんな気苦労は、少なくとも本作では必要はない。 ただし、本作の"しかけ"自体はありがちのもので、それは分かるひとには目次ですでに推察できるだろう。 つい先日、似たような(似てもにつかない?)設定の首藤作品「大幽霊〜」を読んだばっかりだったし。 まあ、時空を越えた話が並列しているんだから、どうしてもバレバレだよな。 ということで、星は3つだが、実はそんなに評価が低いわけではない。 さて、ツンデレ探偵ものと一部では揶揄されてはいるが、ロジックの積み立てはなかなかであった。 フーダニットとしても、まあ閉鎖状況だからたいてい見当はつくだろうが、まずまずの意外性といっても良い。 ミスディレクションの設定もなかなかではある。 ただし、主人公の性格設定や状況設定や人物像は、ちょっとなという感じだ。 それと、警察関係者があまりにもボンクラに描写されているのも、オイオイという感じ。 それと、犯人が犯行を複雑にする動機というか必然性が、きわめて弱いのではないか。 まさか「後期クイーン問題」の一解決という感じではないだろうな。 こういうクラシカルなスタイルの本格ミステリは、きらいではない。 いや、実はもっともっとこういう作風の作品が創作されてもいいんじゃないか、とは思っているのだが。 やはり今の時代、需要が少ないのだろうか。 | ||||
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真面目に考えながら読んでいた僕はなんだったんだ・・・なーんて思ったり。 カバー写真見て、デレデレしているとあっさり騙されます(笑) 読む前と、読んだ後でカバー写真の印象が変わります。 | ||||
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なんかのミステリランキングで1位だったので読んでみた。 出だしは、面白いかなと思ったが、話が進まない。 登場人物の描写に時間をかけすぎて、ストーリーが全然進まない。 最初の100ページまでは我慢して読んだが、あとは斜め読みで一気に1時間で最後まで読んだ。 アマゾンのレビューでこの作品を高く評価しているのは、この作者の作品のファンばかりである。 普通のミステリファンが読むと、うーむ、どうなんかな、と思う作品。 京都大学でてるし、さぞかし、若い頃から難しいご本をたくさん読まれて、天然で、ああいう難しい文章がすらすら書ける才能はお持ちであることはよくわかる。 だけど、重厚な文章を書くことが、イコール本格ミステリではないということを理解して欲しい。 本格ミステリとは、仕掛けも、人間の心理描写、なぜ異常行動に走ったかの原点をしっかりと描写して初めて本格ミステリなのである。 文章ばかりが難しい表現で重くて、話のテンポがドスンドスンという感じなだけでは、それは、本格とはいえない。 というわけで、この小説はラノベ程度の人間心理と仕掛けをちょっと小難しい文書で書いただけの作品であり、この作品のことをすごいとか本格ミステリとか言うのはちょっとばかばかしいだけの話である。 設定自体古臭くないか? 横溝系? 最後にひとつ。 第2章で18年後の設定をした時点で、あ、契ったときに娘ができて、母親と同い年の設定にするんだなと すぐに分かりました。 マヤユタカ、この時点で読者にあなたは負けているんだよ。 | ||||
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叙述トリックはユニークかもしれないけど(でも似たようなものは貫井徳郎も使っているのでは?)、アキバ系男子の願望をそのまま体現したようなシチュエーションと、動機の非現実性にどうしてもついていけませんでした。 | ||||
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麻耶の作品はほとんど読んでいますが えーなにそれ、という馬鹿馬鹿しさが魅力だと思います。 本書は読みやすい代わりにその「トンデモ性」が ほとんど無くて、初心者以外は期待はずれに終わると思います。 真犯人についてもちょっとしたマニアならすぐわかるし、 麻耶の作品は期待度が高いので、この程度のレベルでは 逆に失望の度合いも大きい。 | ||||
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ツンデレ美少女名探偵とヘタレ助手見習いが挑む最初の事件。 純粋なミステリファンが読んだら、 恐らく呆れるかくだらないって思うかもしれない作品。 本当に中盤まではそんな感じです。 こんな動機ありかよ、こんな犯人像ありかよ、 そう思った時点で作者の思惑に 見事に嵌められてるような気がします。 この作者の思惑を受け付けることができるかどうかが 評価の分かれ目でしょう。 エピローグは微笑ましかったけど、納得いかない結末でした。 それでも面白かったと思います。 | ||||
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まず、ラストシーンは皆さんが書かれているように「エ〜」というものです。どこにそんなヒントが書かれていたの?という感じですが、個人的には嫌いではありません。ここまでくるとびっくりを通り越してよくこんな結末を考え出すなと感心してしまいました。次に表紙の女の子。この表紙が無ければこのミステリーははっきり言って面白さが半減すると感じました。表紙の女の子のイメージがあるので主人公の探偵さんの描写が目に見えるようです。この娘は誰なんでしょうか?文中の探偵さんとぴったりです。 | ||||
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とんでもない小説に出会ってしまった……。 【あらすじ】 主人公、種田静馬は『ある目的』を持ってスガル伝説と呼ばれる特殊な民間信仰を持つ寒村を訪れのだが、そこで自らを探偵修行中の身と称する水干姿の少女、御陵みかげとその父親の一行と出会う。その後、静馬は殺人事件に巻き込まれ警察に殺人犯の嫌疑を掛けられるのだが、みかげは静馬は犯人でないと庇い、同じく探偵である亡き母の意志を継ぎ、この事件を解決すると言い出すのだが……。 【感想】 麻耶雄嵩氏の本を全てを読破している分けでは無いが、私の知る限り本書は氏の作品の中では(表面的な文章表現のという意味では)非常に『読みやすい作品』であると思う。正直に言って、氏の他作品の多くは外連味と衒学趣味たっぷりの文章で、且つ常用外漢字を多用したありえない人名や固有名詞を多用するため、はっきり言って読みにくい。初期の作品群は特にそれが顕著である。 然しながら、そのことによって著者側から『同好の有志(バカミス・アンチミステリ好き)はカモン、素人の一軒さんはお断り』の意思表示が暗に示され、読者層が完全に分断され好きな人は評価に関わらず好んで読むが、興味のない人や知らない人はそもそも読まないし、例え書店で気になってパラパラめくってもその文章によって興味がわく可能性は低いため、良い感じ固定ファンによる安定的な評価を受けていたのだろうとふと思った。 身も蓋もない言い方をしてしまえば「マニア受け」だ。 ただ、本書はそう言った表面的な読みにくさは鳴りを潜め、文章は非常に簡潔になり読みやすくなっており、あまつさえ2010年度の本格ミステリベスト10の第一位に輝いてしまった為、多くの人の目に触れることになってしまった。更には、内容的にも前半は、それはもう助手役のやさぐれた男性主人公と魅惑的な女性名探偵兼ヒロインとの手垢のついた位のありきたりな『ボーイ・ミーツ・ガール』モノとして描かれており、初心者にも非常に窓口が広い作りになっている。 しかし、残念ながら本書は窓口は広いが出口が狭い。寧ろ、狭いというよりは普通の読み物をとして読んだ場合は出口の手前に硫酸の溜まった落とし穴が仕掛けられているとでも言ったところか? 簡潔化された文章とは裏腹に、恐らく歴戦の著者のファンでも驚くぐらいの『歪み』を内包した作品であり、本書は氏のファンの上級者が読むべき本である。 このamazonでの他の方のレビューを見ても、氏の小説を初めて読んだと思われる方と、氏の小説のファンであると思われる方での評価の乖離具合を見てそのように感じた。 普通の読み物として読んだ場合「登場人物の心理描写が描けていない」「シナリオが破綻している」といった評価は極めて正鵠である。加えて本格ミステリとして見た場合でも、トリックや犯人当てはアンフェアとまでは言わなくとも荒唐無稽だと言われても仕方ないだろう。 しかしながら、本書は物語のお約束や定石を知らない人間が安易なウケ狙いに走った結果では決して無く、本格ミステリ作家として意外性を希求し続け、本格ミステリの在り方(名探偵の在り方)を追求した著者の想像力の限界に挑んだ帰結であり、そこに安易さは存在しない。 普通の小説家としてではなく、ある一面に尖ったエンターテイナーとしての求道的作品(例えるなら、一流のマジシャンがどうやったら自分のショーを見飽きるぐらいに見てくれた観客に対して、さらに驚いてもらうか考えた末のマジックのようなもの)と考えれば読み手の期待に応えた十分優れた内容であり、高い評価を受けても良い作品だと思った。 | ||||
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んーと。。個人的には、こんなんアリ??と小馬鹿にして楽しむ本だと思う。 まず設定が何から何まで非現実的。 水干姿の少女探偵(←ツンデレキャラ)。神様的存在である「スガル」を信仰する寒村。 しかもこの「スガル」一族に纏わる伝説やら、しきたりやら、なんだかややこしい。 一族の名前も皆似てて、誰が誰だか覚えられないのが面倒。。 文体は真面目なのに設定だけはコミカル、という所に私は馴染めず、 第一部が終わるまでなかなか楽しめなかった。 でも第二部から話が急展開するので、そこから先は楽しめた。 ラストは帯の謳い文句通り、驚愕のどんでん返し。 今まで繊細に積み上げてきたモノ全部ひっくり返しちゃう。 このどんでん返し、タブーなんじゃ。。凄いっちゃ凄いけど、バカバカしくて笑っちゃう。 「本格ミステリ大賞」という謳い文句を信じてはいけません。 軽い気持ちで読んで、ラストの崩壊っぷりを楽しむ本です。 | ||||
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第1部では、みかげと静馬のラブコメミステリーかと思っていた。ところが、このイメージは、第2部で、がらがらと崩されてしまう。第1部で解決したかのような事件が、第2部ですがすがしいまでにひっくり返されてしまうのである。考えてみれば、訳ありで栖苅村にやってきた静馬がラブコメの主人公になれる訳がない。この第2部では、物語が探偵ものから、一気におどろおどろしいサイコものに転じていく。最後には思いもよらなかった犯人が明らかになるのだが、その犯行動機は余りにも異常なのだ。この第1部と第2部との落差に、読者は驚くことだろう。 | ||||
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因習や伝説に満ちた寒村で起こる猟奇的連続殺人、立ち向かうは隻眼の少女探偵と暗い過去を負う素人青年、1985年と2003年をつなぐ謎の顛末や如何に? 本格的というよりは、古典的というべきトリックと推理が延々と繰り返されるこの作品は、私には正直冗漫なだけで、ストーリーや人物には何ら惹かれるものはなかった。 作者の手馴れた推理展開は、無茶や破綻はないし、掟破りとか喝目すべしとか賛否両論あるラストも別に驚くものでも目くじら立てるものでもなく、まぁ消去法としてアリなんでしょとしか思えなかった。ドラマとしてのラストも、これで続編やっても、同じ筋を繰り返すだけだろとしか思えず、全く期待感はない。 伏線らしきものや多数の登場人物は、ひたすら、推理を続けるための、あるいは真犯人を感じさせないための、道具立てでしかなく。小説としての魅力を高めるような複線的展開とは全くなっていない。 とにかく、人物設定や描写が薄っぺらいため、プロットを書き割りで読まされている感じで、筋書き以上の感想を何ら持ち得ない。 ☆2つが妥当ではあるが、推理として破綻したミステリーの多さを考えれば、「よくがんばりましたね」の意味で、1つオマケの☆3つ。 この作品の映像化とか言う向きは、市川昆監督の横溝作品でも観て、このレベルすら超えられるのか?と考えた方がいい。TRICKの枠でのテレビ朝日の夜遅い時間帯でも耐えられないだろう、本作品は。 | ||||
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毎年、このミス大賞には駄作を掴まされますが、ここ数年で最も痛い目にあいました。 はりぼてのキャラクター、ありていの文章、緊迫感の無い見立て殺人、程度の低い推理、意味の無い決め台詞、とってつけたような過去、おまけに夢落ち(この作品も夢落ちの一種です)。 他にも色々とありますが、最も欠落しているのはテーマが無いこと。つまり、中身が無いということです。 夢落ちが賛否両論となるには、それがテーマを伝えるために必要な処置だった場合に限ります。 (例えば、主人公が統合失調であり、その幻覚状態を読者に伝えるために必要だった場合、などです) この作品は、なんのためにこの落ちを用意したのでしょうか? もしかして、これはタブーへの挑戦だ! と、勘違いしたのでしょうか? 普通の作家さんは、こんなものプロット段階でボツにします。 どんでん返しこそが作家の腕の見せ所だというのに、それを最も安易な夢落ちに頼るというのは、挑戦でもなんでもありません。どんでん返しを考えられなかったという、レベルの低さを露呈しているだけです。 推理も微妙だし、主人公の葛藤も薄いし、キャラも立ってないし、仕方がないから劇薬を入れて誤魔化した。 (少なくとも、編集さんはそう思っていたのでは?) と、酷評を連ねましたが、最近は2011本屋大賞の受賞作品やこの作品のような、中身の無いものが売れ筋なのでしょう。 出版業界ブレすぎじゃない? とも思いますが、不況なので「まずは売れる事!」と、念頭にあるのでしょう。 とても残念です。 | ||||
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毎年、このミス大賞には駄作を掴まされますが、ここ数年で最も痛い目にあいました。 はりぼてのキャラクター、ありていの文章、緊迫感の無い見立て殺人、程度の低い推理、意味の無い決め台詞、とってつけたような過去、おまけに夢落ち(この作品も夢落ちの一種です)。 他にも色々とありますが、最も欠落しているのはテーマが無いこと。つまり、中身が無いということです。 夢落ちが賛否両論となるには、それがテーマを伝えるために必要な処置だった場合に限ります。 (例えば、主人公が統合失調であり、その幻覚状態を読者に伝えるために必要だった場合、などです) この作品は、なんのためにこの落ちを用意したのでしょうか? もしかして、これはタブーへの挑戦だ! と、勘違いしたのでしょうか? 普通の作家さんは、こんなものプロット段階でボツにします。 どんでん返しこそが作家の腕の見せ所だというのに、それを最も安易な夢落ちに頼るというのは、挑戦でもなんでもありません。どんでん返しを考えられなかったという、レベルの低さを露呈しているだけです。 推理も微妙だし、主人公の葛藤も薄いし、キャラも立ってないし、仕方がないから劇薬を入れて誤魔化した。 (少なくとも、編集さんはそう思っていたのでは?) と、酷評を連ねましたが、最近は2011本屋大賞の受賞作品やこの作品のような、中身の無いものが売れ筋なのでしょう。 出版業界ブレすぎじゃない? とも思いますが、不況なので「まずは売れる事!」と、念頭にあるのでしょう。 とても残念です。 | ||||
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賛否両論が出てくる作品ですね。 本格物としてのロジック構成はまずまずですがやはりルール違反ではないでしょうか。 ただこのルール違反は推理小説としては結構伝統的な手法ではあるのですが。ちょっとねー。 本格物としてよりもむしろ頭を切り替えて猟奇犯罪小説として読むのであれば割り切れるかもしれません。 主人公のみさぎは前半と後半のストーリー構成のために年齢を含めキャラクターが設定されていますがやっぱり無理があるかな。 | ||||
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賛否両論が出てくる作品ですね。 本格物としてのロジック構成はまずまずですがやはりルール違反ではないでしょうか。 ただこのルール違反は推理小説としては結構伝統的な手法ではあるのですが。ちょっとねー。 本格物としてよりもむしろ頭を切り替えて猟奇犯罪小説として読むのであれば割り切れるかもしれません。 主人公のみさぎは前半と後半のストーリー構成のために年齢を含めキャラクターが設定されていますがやっぱり無理があるかな。 | ||||
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読んでいる間、何故だかずっと「名探偵の掟」ドラマ版の松田翔太と木村祐一の掛け合いが頭に浮かびました。 本格ミステリーの定義は判らないけれど、「私は探偵です」と宣言すれば何でもありなものが定義なのであれば、 まさに本書は本格ミステリーの王道だと思います。 読後の全体の印象は「18禁の児童書」もしくは「ジェイソンが誰だか判らない13日の金曜日」といった感じです。 全体的にはサクサク読めましたし、二部への導入部分はこの展開からどうなるの?という期待も持てましたので、 ヒマつぶしには良いかも知れません。(本は重いし、少し値段は高いですが・・・・) | ||||
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読んでいる間、何故だかずっと「名探偵の掟」ドラマ版の松田翔太と木村祐一の掛け合いが頭に浮かびました。 本格ミステリーの定義は判らないけれど、「私は探偵です」と宣言すれば何でもありなものが定義なのであれば、 まさに本書は本格ミステリーの王道だと思います。 読後の全体の印象は「18禁の児童書」もしくは「ジェイソンが誰だか判らない13日の金曜日」といった感じです。 全体的にはサクサク読めましたし、二部への導入部分はこの展開からどうなるの?という期待も持てましたので、 ヒマつぶしには良いかも知れません。(本は重いし、少し値段は高いですが・・・・) | ||||
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初めて著者の作品を読みました。 なかなか展開が読めず、それでいて引き込まれる。怪しい神様や集落が絡んでいて 最後の20ページでその全貌があきらかに、、、 他で言われているように たしかに後味悪いです。 だけど もし映像化されるとしたら、主演は多部美華子でお願いします。 | ||||
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初めて著者の作品を読みました。 なかなか展開が読めず、それでいて引き込まれる。怪しい神様や集落が絡んでいて 最後の20ページでその全貌があきらかに、、、 他で言われているように たしかに後味悪いです。 だけど もし映像化されるとしたら、主演は多部美華子でお願いします。 | ||||
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