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隻眼の少女
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隻眼の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全163件 161~163 9/9ページ
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傑作。 「翼ある闇」「夏と冬の奏鳴曲」の時代から近作「貴族探偵」に至るまで本格推理小説、探偵小説の持つ機能のゆくすえに対して愚直なまでに誠実な作品を書き続けてこられた(と勝手に思っている)麻耶雄嵩の最新作。 基本的にミステリーのレビューは何を言ってもネタバレになるので口をつぐむしかないので詳細は控えます。 いつも通りの絶賛激賞・毀誉褒貶の賛否両論両極端になるだろうと思いますが、いままでの作品を読んできた方には、お薦めします。 それにしても帯にツンデレとか書いちゃったり表紙にわざわざ実写の女の子を載せてしまったり、どんな層をねらったのでしょうか担当の方は。 | ||||
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異常だ。この作品に比べたら今までの麻耶の作品や数多あるミステリで探偵が騙ってきた推理など茶番だと思われるほどの圧倒的な完成度。恐らくミステリ作家なら誰もがこうした作品を一度は目指すだろうが、誰一人為し得なかった作品だろう。生半可な努力と思考力、発想だけではこの壮大な伽藍は築けまい。筆者が処女作「翼ある闇」以降ずっと問題にしてきた命題が漸く実を結んだようにも見える。この極点に達した麻耶雄嵩が、今後創作活動を続けていけるのかということだけが不安だ。 そして一読しただけでは私も気づかず恥ずかしい限りなのだが、この「問題」は単に事件の推理だけに適応されるのではなく動機を含めドラマ部分に密接に影響していることは間違いない。静馬の感情やエピローグでのみかげの行動だけでなく、そもそも2003年の犯人の動機すら…そうした視点で見ると全く違った様相が見えてくる。やはり異常な作品である。 とはいえ複雑で読者を突き放した作品ではないので、誰でもお気軽に手に取ってくれればいいと思う。ドライな探偵と死相漂うワトソンの軽妙な掛け合いや茶目っ気に溢れる文章は読んでいるだけでも頬が緩む。この作品に出逢えて、本当に良かったと思う。 | ||||
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傑作。 「翼ある闇」「夏と冬の奏鳴曲」の時代から近作「貴族探偵」に至るまで本格推理小説、 探偵小説の持つ機能のゆくすえに対して愚直なまでに誠実な作品を書き続けてこられた(と勝手 に思っている)麻耶雄嵩の最新作。今作でもそれが引き継がれていると思います。 基本的にミステリーのレビューは何を言ってもネタバレになるので口をつぐむしかないので詳細 は控えます。 いつも通りの絶賛激賞・毀誉褒貶の賛否両論、両極端になるだろうと思いますが、 いままでの作品を読んできた方には、お薦めします。 それにしても帯にツンデレとか書いちゃったり表紙にわざわざ実写のカワイ目の女の子を載せて しまったり、(まあ帯に偽りアリではないですけど)どんな層をねらったのでしょうか担当の方は。 | ||||
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