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フロスト始末



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フロスト始末の評価: 8.50/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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(9pt)

フロストは最後までフロストであった

言うまでもない人気シリーズの第6作。作者の遺作にしてシリーズ最終作は、フロストの魅力が満開の、期待に違わぬ傑作である。
マレット署長のごますりで人手不足に陥っているデントン署に、次から次へと降り掛かる難事件、怪事件の数々。運悪く捜査をまかされたフロスト警部は、外れてばかりの直感を頼りに寝る間も削って奮闘するのだが、事件は一向に解決せず、さらに新たな事件が起きるばかりだった。しかも、マレット署長と組んでフロストをデントン署から追放するために赴任してきたスキナー主任警部が何かと口を出し、フロストは疲労困憊するばかりだった。デントン署からの異動の日が近づく中、フロストはいつもの妙手・法律無視で未解決事件の始末をつけようとする・・・・。
最初から最後まで、フロスト節満開のストーリー展開、いつも通りのボケ具合で楽しませてくれる登場人物、これでもかってほど繰り返されるおバカなエピソード、まさに安定した面白さである。作者の死により、これが最後かと思うと、まことに残念でならない。
シリーズ作品とは言え、各作品は独立性が高いので、本作から読み始めてもフロストの魅力は十分に堪能できるだろう。
シリーズ愛読者にはもちろん、ユーモア系ミステリーファンには絶対のオススメである。

iisan
927253Y1

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