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凍りつく心臓



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【この小説が収録されている参考書籍】
凍りつく心臓 (講談社文庫)

凍りつく心臓の評価: 8.50/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

凍りつく心臓の感想

なかなか硬派な作品です。犯罪が頻発する都会と違って、森と湖、冬は厳しい自然にまれているような田舎での出来事で、底流にはネイティブアメリカンと白人との関係が浮き彫りにされています。
ミネソタ州にはネイティブの保留地があるんですね。侵略しそしてその後も搾取し、権力を振りかざす白人の厚かましさ(日本もえらそうな事は言えませんが)
もちろん、そんな人ばかりでないのはわかっているのですが、そのネイティブと白人のハーフであり、元保安官のコークは正義とは何かをクソ真面目に追求するおじさんです。
その真面目さゆえに保安官の仕事もやめるはめになり、妻にも見限られて愛人との間に救いを見出しつつも、家族にも未練がありなんとかやり直そうとあがくのですが、そこに事件がからんで話は展開していきます。

それにしても人物描写が素晴らしいです。夫婦のいさかいや子どもとの関係。家族がこれから再生していくのか続きが楽しみな作品です。

たこやき
VQDQXTP1

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