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景王―陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。
ニューヨークからロンドン転任を前に日本へ一時帰国した理矢子の父が行方不明に! 理矢子は父の最後の葉書を頼りに、京都から山口へ父の足跡を辿る…。
地球から銀河の彼方へ、栄光への大脱出がはじまった。虚空蔵菩薩の謎を秘めて、乗組員はどこへ導かれて行くのか…。
第一次大戦さなかの1917年、イギリスのスパイをしていた美貌のユダヤ系アメリカ人ルース・メンデルソンは、家族とともにトルコ軍に逮捕されてしまった。
米軍が密かに研究していた生物兵器が狂信的環境保護団体の過激派によって強奪され、日本に持ち込まれた。
時は紀元前70年。ローマ警備隊を率いる若き貴族デキウスは、元剣闘士が殺された事件を捜査中、新たな任務を命ぜられた。
北星自動車との吸収合併問題に揺れるシバ自動車が、社運を賭けて開発した夢の低公害安全車“アポロ1200”。
ひょんなことから出生の秘密を洩らしたばかりに、あたしは懐かしいわが家から追い出されてしまった。
失跡した青年、水町俊の後を追った元一等航海士・神尾修二はアフリカ・コートジボワールに降り立った。
それは、1通の郵便から始まった。解き明かされていく事件構造の中に女は自分との因果関係を見た―。
明朝未期の海商を父に、日本人を母に持った鄭成功は、海上貿易の巨利を背景に、父を屈伏させた清朝と対決する。
早川法律事務所に所属する失踪人調査のプロ佐久間公が、ボトル一本の報酬で引き受けた仕事は、かつて横浜で遊んでいた“元少女”を捜すことだった。
人気作家、哲村玲次郎の他殺体が発見された。捜査線上に、彼の恋敵である浅田利行が直ちに挙がった。
「疫病船」ほか、「獣舎のスキャット」「水底の祭り」など、単行本未収録作品4篇を含む恐怖ミステリ・全10篇。
“閉ざされたパティオ”を持つ黎明壮の主・遊馬歴の不可解な死―そして一族を襲う連続殺人の意外な真相とは。
楽園という名の平和な島に姿なき殺人者が徘徊する。サスペンスの女王が真骨頂を示した最新傑作。
ロンドンから70マイル。ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小様々な難問が持ちあがる。
殺人犯はどこへ逃げるのか。犯人の深層心理を読む十津川警部。
ペンション「春風」のオーナー・晶子のもとに、二十一年前のクリスマスイヴに起きた、医者一家虐殺事件の復讐を予告する手紙が。
惨劇の館「オペラ座館」で、新たなる殺人劇の幕が上がる。あの金田一耕助の孫が殺人事件の謎に挑む、本格推理小説。
わたしに命令できるのは、わたし自身だけよ―空手の達人にして美貌の女探偵V・I・ウォーショースキーは、『サマータイム・ブルース』でデビューして以来、ミステリ・ファンだけでなく、現代の女性たちに勇気と元気を与えつづけている。
懸賞金一千万円を謳った浜松文化フォーラム主催の文学賞に『二人の家康』という応募作品があった。
ここは英国のカントリーハウスの一室。一堂に会すは、退役大佐、伯爵夫人、神父、英国の大富豪、等々。
ピンクに染めた髪、パンクロック風の黒い服…外見とは裏腹に、16歳の少女ケリーは心の奥底に深い空洞を抱えていた。
スズキさんは40歳で、広告会社の副社長。妻と一人息子と暮らす、いまでは立派な中年だ。
キャサリン、浜口の名コンビが、アリバイトリックをはじめ数々の難事件に挑戦する傑作集第六弾。
若き原子力科学者雨村は世界的な発見を公表する矢先、飛行機事故に遭遇し、その遺体は杳として発見されなかった。
画期的濃縮ウランの製造法を知る科学者を乗せた飛行機が墜落。国家権力と軍事産業の癒着に一石を投じた、推理作家協会賞受賞作。
クリスチャンの父とチョクトー・インディアンの血を引く母とともにアメリカ南部に暮らす少年ビリー。
青年になったビリーは故郷をはなれ、サーカスのゴースト・ショーで働き、その後シカゴの超心理学研究所に向かう。
駅のゴミ箱からへんな本を拾いあげる上司を見た。モテない部下にまで結婚の先を越されてしまった。
ある町で、ある外科医が妻を殺し、バラバラにしたその体の一部を四人の子供の体内に埋めこんだ。
一週間千ドルで、コブラという男を捜してほしい―フラッドと名乗る小娘の依頼は、バークにはうまい話に思われた。
都内のカルチャーセンターでミステリー教室の講師を務める売れない作家・与謝野憲吉は、人気作家の杠葉啓に異常な嫉妬を燃やし、講座でもつねに彼の小説を批判の槍玉にあげていた。
杉原爽香、二十一歳の冬。中学時代の恩師・河村布子の家を訪ねた爽香は、河村家に居候中の女の子・由季と劇的に出会った。
東京下町の“義理と人情”に翻弄される浅見光彦の推理は。上野駅再開発計画をめぐる連続殺人。
佐田教授を団長とする後鳥羽上皇の遺跡発掘調査団の様子をルポするため、浅見光彦は一員として隠岐・中ノ島を訪れた。
北多摩署刑事・相馬の車で死体が発見された。新宿歌舞伎町で駐車中に運び込まれていたのだ。
この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。
常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。
慶国に、玉座に就きながらも、王たる己に逡巡し、忸怩たる思いに苦悩する陽子がいた。
濃い霧の夜、後輩に売春させていた女子高生がナイフで切り裂かれて殺されるという事件が起こった。
「小さかった頃にはまだ町ん中に原っぱがあって…」先輩の原口さんが、呑み屋で知り合った男と思い出話に意気投合しているのを、ぼくはぼんやりと聞いていた。
4ケ月前に夏の高原の無人駅で知り合った能戸耕平と立花来夢は、北アルプス山嶺に再建されたスコットランドの古城を訪れた。
ビヤ樽みたいな体を大儀そうに折り曲げ、宣誓書に署名捺印しているのは、なんと、赤かぶ検事のかみさんだった。
山口市の名刹・瑠璃光寺に遠足に来ていた資産家の小学4年になる息子、若杉博之が誘拐・殺害された。
君にもこの光は届いているか―。光の演奏―“光楽”―を通じて、子供たちにメッセージの発信をはじめた天才高校生・光瑠。
「求む、バカな人」―この珍妙な求人広告に魅かれて涼子はある日、一宮探偵事務所の門を叩いた。
大手家電量販店の経営者・二宮大蔵は、毒のついた剃刀と殺人を予告する脅迫状を受け取った。
〈十字架屋敷〉と呼ばれる、実業家の広壮な邸宅に、エジプトのミイラのように顔中に包帯を巻いた、異様な風体の男が出没した。
惨殺、そして凌辱―。何ものかに憑き動かされるように次々と猟奇殺人を重ねていった男の名前は蒲生稔。
『11枚のとらんぷ』を筆頭に、『乱れからくり』等数々の名作でわが国推理文壇に不動の地位を築いた泡坂妻夫が、この一作をもってデビューを飾った記念すべき作品―それが本書冒頭に収めた「DL2号機事件」である。
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