大志を抱き切磋琢磨した友を喪い、豊後関前藩を出奔した坂崎磐音は、江戸・深川六間堀の長屋で浪々の日々を送る。

安永二年、深川の夏祭りをめぐって、地元の親分の間で起こった諍い。

上海の商社マン・王作民と秘書のボディーガードとして福岡空港に降り立った城戸護。

左遷部署「イノベーション・ルーム」に異動となった酒井裕介のもとに「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の謎のメールが届くようになる。

エヴァンズ巡査が働く村にほど近い山で、遺跡が発見された。遺跡を発見したのは、毎年夏の休暇を村で過ごす退役軍人の老人。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

アイスランド北部の建設現場で男性の撲殺死体が発見された。シグルフィヨルズル署の警官アリ=ソウルは捜査に駆り出される。

移りゆく時代にあっても、変わらないものとは──。

昭和14年より30年間にわたって執筆され、野村胡堂「銭形平次」などとならぶ五大捕物帳のひとつとされている城昌幸「若さま侍捕物手帖」。

16歳のぼくを置いて母は逝った。

私は時間を味方につけなくてはならない―妻と別離して彷徨い、海をのぞむ小田原の小暗い森の山荘で、深い孤独の中に暮らす三十六歳の肖像画家。

「わかりきったことじゃないかね」と誰かが言った。ある夜、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。

神楽坂の武家屋敷に招かれた、赤い瞳の憑きもの落とし浮雲と、呉服屋の息子、八十八（やそはち）。

難民に偽装してイギリスに潜入しようとするISの兵士を捕えろという指令がダニーたちSAS部隊に下された。

毒で体調を崩した姚が医局勤めに戻れるようになった頃、 猫猫のもとに大量の書物が届いた。 送り主は、変人軍師こと羅漢。

明和七年、太平の世となって久しい江戸・日本橋で寺子屋の師匠をつとめる十蔵は、かつては凄腕と怖れられた公儀の隠密だった。

“梟”の一族―。誰ともなくそう呼びならわされた人々には秘密があった。

たとえ君がどんなに自分を憎んでいても。それでも君は、わたしの光だから。

登山者の闇を松本清張、新田次郎、加藤薫、森村誠一が描き出す。

“母さん、帰らぬ、さびしいな。金魚を一匹突き殺す。

怒濤の展開と圧倒的リアリティ。

”どんでん返しの帝王”が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ! 死ぬ権利を与えてくれ――。

本好きマジメ女子と、スポーツ万能男子が文化祭でタッグを組む!? 部活の命運をかけ、文化祭に向けて九條潤は張り切っていた。

俺は5階建ての雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしながら作家を目指している。

涼宮ハルヒと出会ってから半年。

東京駅のコインロッカーで、箱詰めになった少年の遺体が発見される。遺体は全裸で、不気味な面を着けていた。

静岡在住、専業主婦の石橋あすみ。神奈川在住、フリーライターの石橋留美子。

中学教師・鈴木のスマホに、ある日「自殺相談室」という怪しいSNSから招待が届いた。

出ては迷う旅本作家和泉蝋庵。荷物もちの耳彦とおつきの少女・輪、三人が辿りつく先で出会うのは悲劇かそれとも……。

横浜近郊の大学で学生自治会に所属する楽人。

将軍を巡る恐るべき陰謀の全てが明らかになる!シリーズ完結へ。

捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で見つかった。懸命な捜査にもかかわらず、事件は迷宮入りとなった。

人気作家のサイン本に１冊だけ付いた甘いチョコレートの死香。慰安旅行先の旅館で遭遇したセロリの香りと消えた死体。

書くべき言葉を見失った元天才書道少年の墨森肇は、金髪碧眼 の転校生アキに一目惚れ。

花山病院の副院長・大矢は、簡単なオペでのミスを新任の看護婦・リカに指摘され、“隠蔽”してしまう。

チャールズは切羽詰まっていた。父から受け継いだ会社は不況のあおりで左前、恋しいユナは落ちぶれた男など相手にしてくれない。

この作品に描かれる少年沖田は、彼の実像に近いのではないかと思う。

真面目さが取り柄の会社員・渡会透子は、ひょんなことから名探偵・九条清春の秘書になる。

ある日、沖縄の米軍居住地でゴミ回収業者が発見した麻袋。そこに入っていたのは、なんと身元不明の生首だった。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

名古屋で今も活動を続けるオールディーズGSバンド、ジャンパーズ。

不思議な力を持つナイフを手に入れ、緻密な“殺人"を繰り返す若き映画監督。

世界は本当の姿を隠したままで、決して正体を明かさない。闇はどこまでも絢爛で、現実は色褪せて退屈だ──。

PKOに派遣された陸上自衛官七名。一人は現地で死亡、一人は帰国後自殺。

屍人、屍食鬼、吸血鬼―死後もこの世を徘徊する不死人が存在する世界。

拉致監禁犯の男とその被害者のあいだにできた娘――それがわたしだ。

父の国の大空襲から母を守り、炎の夜を生き延びろ！ デビュー作『池袋ウエストゲートパーク』以来、少年少女のリアルを見つめてきた著者による新境地――。

東京駅の駅長室に爆破予告の脅迫電話がかかってきた。乗降客を人質にとった犯人の要求は一億円。

全固体電池、未来を担う夢の先端技術。

’15年に発表された話題作の中から名だたるミステリ作家・評論家が厳選!日本が世界に誇る本格ミステリ年間トップ5を収録した珠玉の短編集。

その島の理は科学ではない――。

就職活動に連敗中の一ノ瀬小海は、商店街で偶然出会った茶トラの猫に導かれて小さな不動産屋に辿りつく。

東京生まれの名古屋大医学生、鏡味龍が名古屋に暮らして一年半が経った。

地下鉄ジャック発生!テロリストたちは、政府に五百億円を要求してきた。

地下鉄ジャック発生!テロリストたちは、政府に五百億円を要求してきた。

美人弁護士が絞殺された。

町名主のお気楽跡取り息子・麻之助。周囲の心配をよそに、恋よりも揉め事に振り回される日々。

鉄砲をどう運用すべきか。毛利水軍に勝てる船とは。

北町奉行所定町廻り同心・渋井鬼三次の息子・良一郎が幼馴染みの小春と失踪した。書き置きから大坂への欠け落ちが疑われた。

廻り髪結いの新次郎は切れ長の目だがきつい印象はない。細面で鼻筋が通り、眉も弓なりの優男風だ。

圧巻のスパイサスペンス、待望の文庫化。「十三階」シリーズ第１弾の登場！　警察庁の公安秘密組織『十三階』。

圧巻のスパイサスペンス、待望の文庫化。「十三階」シリーズ第１弾の登場！　警察庁の公安秘密組織『十三階』。

「私は、自律行動ロボット三原則に逆らう行動はできません」人口が5000万人まで減少した2060年代、ロボットの存在は珍しいものではなくなっていた。

北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛は、吟味方与力の大久保忠左衛門から、旧友・村上左兵衛を探るよう頼まれる。

K大を受験する温水さゆりは、東京へと向かう夜行列車で水田智子と出会う。

突然、死んだ夫は名前も職業もすべてが嘘だった。真実を求めて、雅代は彼の遺した小説を読み進める。

偉大なるスター、キング・オブ・ポップが51歳で急逝した。

農林省食糧管理局長・岡村福夫は、同省の倉橋課長補佐が汚職の重要参考人になったことをうけて、視察先の札幌から深夜に呼び戻された。

八月十六日、京都・五山の送り火の夜。興奮にざわめくホテルの屋上から、情事の相手が姿を消した。

九州豊前、小竹藩の勘定奉行・澤井家の志桜里(しおり)は嫁いで三年、子供が出来ず、実家に戻されていた。

かつて奴隷として買われ、今では奴隷を売買する立場になったサラサ。

「きやぁぁっ」老舗の油問屋で悲鳴が上がる。大店で知られる東海屋の主が変死した。

地球へとやってきた愛にあふれる宇宙人モーンガータと、北海道陸別町でともに暮らす少年少女が出会うちょっとだけ不思議な日常の謎。

豊後関前藩の若き武士３人が帰藩したその日に、互いを斬り合う窮地に陥る。

小籐次一家三人は、老中青山忠裕の国許であり駿太郎の実母・小出お英の故郷でもある丹波篠山へと旅立つ。

神楽坂愛里を、幼馴染の碓氷圭太が突然訪ねてきた。

謎解きの鍵は、ゴミ箱の中に!? 大介と結婚し派遣で清掃の仕事をしているキリコ。

「案内状が届くと死ぬ」。 その伝説が現実になったとき―― 伝統ある女子校・蘭聖学園の卒業生が連続死する。

月面探査機が白い影を捉えたという大ニュース。のび太は影を「月のウサギだ!」と主張するが、クラスメートに笑われてしまう。

発見された死体と書き換えられた遺言書。遺された財産を巡る人間模様。

警視庁捜査一課五係の一條は、 過去に遭遇した事件をきっかけに、仲間との交わりを絶った。

愛する人を殺され、 容疑者となった男の逆襲！ 警視庁捜査一課でエース刑事だった生方猛は、 二年前の誤認逮捕で新宿署生活安全課へ飛ばされた。

真相が二転三転する様は、まさに圧巻！ 驚異のミステリー長編！ 人口の1%は存在すると言われるサイコパス。

カクテル占いで事件や謎を解決！ 居酒屋ミステリーの決定版 女子高生の菜乃は、駅の改札でスリの現場に遭遇、あやかを救う。

ロンドンで美術教師をしているミス・シートンは名付け親が遺してくれた田舎のコテージへ行くのを楽しみにしていた、。

競馬場で男が殺された事件を皮切りに容疑者が次から次へと殺される殺人リレーが始まった――警視庁の海方&小湊の刑事コンビが挑む!

アーチー・グッドウィン、辞職す！　絶体絶命の美人依頼者の無実を信じ、迷探偵アーチーの捜査が始まる。

25歳の法学部生ユジンはその朝血の匂いで目覚めた。

第16回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作『筋読み』の著者、受賞後第一作。

文具会社で働く24歳の生久田菜摘は仕事もプライベートも充実せず、無気力になっていた。

第二次大戦中ローレルの母はロンドンのある屋敷のメイドで、向かいに住む美しい作家夫人に憧れていた。

翻訳ミステリー大賞・読者賞ダブル受賞 少女ローレルは庭のツリーハウスから、見知らぬ男が現われ母ドロシーに「やあ、ドロシー、久しぶりだね」と話しかけるのを見た。

「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。

応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。

唐崎の古老のもと、過酷な鍛錬を積んだ才蔵は、圧倒的な棒術で荒くれ者らを次々倒す兵法者になる。

翻弄される運命、背負わされた宿命。 世田谷で発生した不審死事件。

「蝶が死んでも、翌年美しくよみがえるように、いつか帰ってきます」。23年前、謎の言葉を残し姿を消した一人の女性。

音楽の神に愛された美青年、矢代俊一。恵まれた家庭、一流大学。

スカイダイビング中のふたりの男が空中で溶けるように混ざりあい消失した!事故か超常現象か?(「ワームホールへのタンデムジャンプ」)リゾート地であると同時に米軍の戦略上の要衝でもあるグアムでは、観光客を狙った犯罪だけでなくスパイ事件もが発生する。

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。