アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。

テーマは「名探偵」。新本格ミステリブームを牽引したレジェンド作家による書き下ろしミステリ競演。

「日本殺人事件」(第48回推理作家協会賞受賞)著者が贈る語りの妙味溢れる新作短篇集。

見知らぬ部屋で目覚めた作家が発見したバラバラ死体。トリッキーな密室殺人の謎を描く「だらしない男の密室」。

突然、片目の視力を失ってしまった推理作家・火渡雅は、ある宗教団体の教祖と出会う。彼の身に続々と起こる異様な偶然の連鎖。

鬼才が描く、豊潤なミステリー短編集　　　この世でいちばん怖ろしいものは……もう一人の私。

奇妙な童謡を模して、探偵ばかり狙う殺人鬼・猫。残忍かつ狡猾な見立て殺人は、13人目の犠牲者に向け研ぎ澄まされていった。

五十年間、家から一歩も出なかった老婆はいかにして毒殺された?動物園園長が残した死に際の伝言の意味は?他にも有栖川有栖氏絶賛のシリーズ中の白眉「曲がった犯罪」、レゲエ・バンドの見立て殺人「パンキー・レゲエ殺人」を収録。

垂里家最大の懸案事項。それは長女・冴子の結婚問題。

狂気と逸脱をテーマに奏でられる短編集。

小学校六年生の陽太と、一風変わった叔父・夜之介。

かつて『奇想天外』という雑誌があった。

孤島で独り、漂着物を収集する女性。

憧れの日本へと辿り着いた私立探偵トウキョー・サム。

憧れの日本で竹林の中にある草庵の一室を借りて探偵事務所を開業したトウキョー・サム。

冷えきった夫婦関係の憂さ晴らしでバッティング・センターへ出かけた省平に、男が声をかけてきた。

小学六年生の陽太は吸血鬼に憧れていること以外はごく普通の小学生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。

塔から飛び降りた学者の死体が屋上で発見された!?北村薫氏絶賛の「神なき塔」をはじめ、ノアの箱舟を模した船での密室殺人「ノアの最後の航海」、貴族庭園の宝探しゲームが死体発見に発展する「永劫の庭」など、妄想と奇妙な論理に彩られた三編を収録。

見合いの度に怪事件が発生し、破談になってしまう和風美人の垂里冴子。続編でも4回のお見合いに四つの事件がついてきた。

垂里家の長女・冴子、当年とって33歳、未婚。美しく聡明、なおかつ控えめな彼女に縁談が持ち込まれるたびに、起る事件。

中学教師・祭戸は、学院長からサイバー・エンジェルの仕事を命じられた。子供たちを守るため、ネット犯罪を監視せよというのだ。

かつて『奇想天外』という雑誌があった。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

靴の形をした館で雪の夜に起こった密室殺人の謎に迫る「靴の中の死体」。

女の上半身と男の下半身が合体した遺体が発見された。残りの体と密室トリックの謎に迫る(「重ねて二つ」)。

“あるべきものを、あるべき場所に”が信条の怪盗グリフィンに、ニューヨークのメトロポリタン美術館にある贋作のゴッホを、本物とすり替えてほしいという奇妙な依頼が。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

一般職OL兼名探偵・陶子さんの周りで起こる、不思議な“事件”の数々。月曜から日曜まで、丸の内の一週間は謎だらけ。

ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。

中学生の望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。けれど周囲では次々と事件が発生し、2人暮らしの日々は何かと騒がしい……。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

十年前に解散した女性三人組アイドル・トライスター。彼女たちが所属していた事務所の元社長が他殺死体で見つかった。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

徳川綱吉の治世。

ニューヨーク湾に浮かんだ死体は、行方不明だった大富豪ハッター家の当主ヨークのものだった。

五番街にある“フレンチズ・デパート”のウィンドウに展示された寝台から、女性の死体が転がり出た。

殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き―― 時を戻すことができました。

鋭敏な推理力を持つ引退した俳優ドルリー・レーンは、ニューヨークの路面電車で起きた殺人事件への捜査協力を依頼される。

主人公は､「きみ」。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

物語の冒頭に置かれた〈作者からの注意〉に、驚くべきことに、奇妙極まりない殺人劇の容疑者たち四人のリストが公開されている。

理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

「あなたに、悪夢を」 ――火村英生シリーズ、最新長編登場! 「俺が撃つのは、人間だけだ」 彼は、犯罪を「狩る」男。

灼熱の太陽に喘ぐパリが漸く黄昏れた頃、不意にカケルを見舞った兇弾―その銃声に封印を解かれたかの如くヨハネ黙示録の四騎士が彷徨い始める。

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。

日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。

妻の殺害を企むヒモも同然の婿養子。妻はロスの別荘、夫は東京の自宅。

六月半ばの日暮れどき、ダートムアの採石場で、スコットランド・ヤードの敏腕刑事ブレンドンは、絶世の美女とすれ違った。

これぞミステリ!と膝を打ついかにも“らしい”52人。

鎌倉の自宅で、異様な姿で死んでいる男が発見された。白いシーツを体にぐるぐる巻き、ヘルメットとゴム手袋という重装備。

テーマは「館」、ただひとつ。 今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。