雪深い谷庭にある山荘に招かれたのは、年齢も職業も違う六人の女たち。

億万長者の老人が森江法律事務所へ遺言書作成の相談に訪れた帰途、密室状態の袋小路で殺害された。

ある日、あなたのもとに届いた一通の呼出状。それはあなたが裁判員候補者として選ばれたという通知だった。

物語に、喰われちまえ。想像力の暴走に任せた、驚くべき古書幻想譚 また買ってしまった──。

冬の八ヶ岳山麓の別荘で、猪狩家の令嬢・静香が逆さ吊り死体で発見された。

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。

「あきれたものね、無能な探偵だこと」 欧州の小国を訪れた森江春策。

少年名探偵と怪人どくろ男爵、時空を越えて対決す!「黄金夢幻城」を目指す少年名探偵の大冒険は、さまざまな物語世界を、そして時空を通り抜け、「現代」に蘇る。

ニューギニアから復員してきた金田一耕助の探偵事務所に、没落の一途を辿る名門・柳條家の息子月光が相談にやってきた。

ところは中国、栄華を極めた大貴族の邸内に築かれた人工庭園「大観園」。

反骨の検事・名城政人が殺人容疑で逮捕された。検察内部の不正を告発しようとしていた彼の罪状には、冤罪の疑いが色濃い。

毎朝配達される幻灯新聞が食卓に話題を提供し、港にはエーテル推進機を備えた空中船が着水・停泊。

小さな田舎町・名鳴で住人の不審死が続発した。頼りにならない警察に業を煮やした町人たちは探偵招聘を決意。

昭和12年の冬、薬問屋の娘の依頼を受けて、商都大阪を訪れた若き日の金田一耕助。

志摩半島の近くに浮かぶ小島・パノラマ島。菰田家の当主である源三郎が造り上げた巨大な楽園は今や廃墟となっていた。

昭和18年、大阪・船場。 陸軍少将の娘は商家の長男に嫁いだ。

府知事候補の娘樹里が誘拐された。身代金運搬に指名されたのは全く無関係の青年阿月。

維康豹一は、××××年、独自の地方自決構想が支持され、大阪府知事の就任した。

戦中のハルビン、戦後の日本、そして現代――。

数理情報工学の天才、久珠場博士が死去。遺産は百億円にも上るという。

巨大な塔時計の一風変わった文字盤が見守る中、怪事件が連続する!和時計の刻む独特の時間は、事件と関わりなく流れているようでもあり、犯罪に荷担しているようでもあり…。

「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻が衆人環視のショーの最中に殺された。

一九〇〇年、十一年ぶりの万博に沸き返るパリ。

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

乱歩の未完の傑作が完結! 犯人・密室・謎の記号の正体とその向こう側 江戸川乱歩のいわくつきの未完作「悪霊」 デビュー百年を越え、いま明かされる、犯人・蔵の密室・謎の記号の正体。

50年前、日本画家・香山風采は息子・林水に家宝「天地の瓢」と「無我の匣」を残して密室の中で謎の死をとげた。

慌てて乗ったバスの車内で殺人事件に遭遇した女学生・鶴子。

〈神の息吹殺人事件〉の解決後まもなく、シャーロックのもとに兄マイクロフト・ホームズが現れる。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

共同下宿の古アパートで起きた、ミニコミ誌制作サークルのメンバーを狙った連続殺人の真相は? 青年探偵・森江春策初登場作にして本格ファン必読の第1回鮎川哲也賞受賞作。

ミステリー作家・有栖川有栖が挑むまったく新しい大阪の怪談。

明治政府の雇われ技師エッセルは、謎の館で偶然死体を発見するが、その後死体は消失した。

内堀優一郎は、五年前ストーカーに娘の優希を殺された。犯人の中下が刑期を終えて出所したあと殺害され、内堀に容疑がかかる。

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。

念入りに顔を焼かれていた男の死体―被害者は映画業界に巣くう業界ゴロ。

学問好きのちせ、男装の浅茅、阿蘭陀人と遊女の間に生まれたアフネス、お家騒動から逃れた喜火姫、武術に優れた野風――少女たちは徳川12代将軍・家慶が治める御世に偶然出逢った。

下校途中に暴漢に襲われ、顔に傷を負った玲美。

欧州の城グラン・ギニョール城に招かれた名探偵ナイジェルソープ。客の間には緊張が漂い、嵐の夜を境に惨劇が続く。

一九三〇年代。創世記の伝説を探るためアララト山を目指した「ノアの方舟探検隊」の飛行船。

「私を誘拐してください」小宮山佐緒理は潤んだ瞳で俺の手を握りしめた―。

臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。

架空の殺人事件をしたて、警察とマスコミがいかにして冤罪を作り出すか告発しようという無謀な計画。

帝都に集結する名探偵50人! 江戸・戦前・戦後。

「エレキテルで昏睡状態になっていた男が、消え失せた!?」江戸後期の大坂。

旧作を発掘し、本格ミステリー界の話題をさらってきた「本格推理マガジン」最新作登場。

ロンドンで見つかった鶴屋南北の未発表作品をめぐる不可解な見立ての連続死、そして「南北の作品」自体に秘められた謎。

レトロな探偵小説に熱中する小学生・森江春策は、ある日黄昏の車窓から見つけた《電氣世界館》の看板に惹かれ、謎の館と老紳士を巡る大冒険を体験した。

日本推理作家協会賞・本格ミステリ大賞ダブル受賞記念 緊急出版決定! 《森江法律事務所》にかかってきた敏腕女性検事・菊園綾子からの電話は、花村カオルという札付きのワルが身辺をかぎ回っているようだから気をつけろと警告するものだった。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

脇役俳優の私は、プロデューサーの頼みで、幼少期に出会った“おじさん"を題材にした舞台を手掛けることに。

琵琶湖畔にそびえる壮麗な怪建築群―“綺想宮”を訪れた名探偵・森江春策を待ち受けていたのは、美しき案内人・二十重亜綺楽と七人の奇怪な滞在客だった。

ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。

そいつはいったい誰なんだ?「ホテルの客で唯一、自分を殺そうとしていないのは?」「豪華客船の中で殺されるのは?」「雪の山荘が爆破される緊急事態に生き残ったのは?」……多彩な7つの設定で魅せる、奇妙奇天烈、変則フーダニットの見本市。

伊勢から神戸にかけての約三百キロにわたる「歴史街道」は“日本版ロマンチック街道”ともいわれている。

あやし~い博士のウワサ、知ってる?自分で発明した機械を使って、一瞬でどこにでもあらわれたり消えたりして、どろぼうを働いているんだって!人よんで「電送怪人」。