殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳
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芦辺拓先生描くところの本格ミステリ+時代ミステリ連作短編集コミカル風味。 探偵役を務めるのは橋本曇斎先生。いまは亡きソノラマ文庫の大傑作『虚船』では対UFO光線兵器を開発した(!)実在の蘭学者であります。 蘭癖=西洋ブーム真っ盛りの大坂の、何だか海外の日本ブームを見ているような、鎖国時代の憧憬と誤解の混じり合った奇妙な異国趣味が楽しい。 びっくりしたのは大塩平八郎のキャラクター。いや、確かに大坂の町を焼き払った人には違いありませんがね。まさかこんな扱いだとは。 後書きでは続編執筆の意欲満々でした芦辺先生。本書の刊行から十年余、シリーズ再開を待っていますよ! | ||||
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2003年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 著者が捕物帳に憧れて書いたというミステリで、6本の短篇が収められている。大阪を代表する天才蘭学者として知られた橋本宗吉を探偵役に、大塩平八郎なども登場する。 エレキテル、ゼオガラヒー、ウニコールなど、蘭学っぽい道具立てがすべての物語で使われており、その点には感服させられた。 しかし、ミステリとしてはどうしようもない。話には無理があるし、トリックもお粗末。それでも芦辺氏は物語の魅力で読ませる作家なのだが、本作はこの点でも期待はずれであった。 続編があるらしいが、どうなのか。 | ||||
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表題作をふくむ,6本の短編集です. トリックなどに,都合がよ過ぎるところがあるように思いますが, エレキテルをはじめ,事件に絡むめずらしい道具に興味をそそられ, はじめて聞くものも多く,ちょっとした雑学を得た気分で楽しめます. 江戸時代というだけに,ちょっと小むずかしい言葉もありますが, 先生のほんわかした人柄や,あたたかみのある大坂弁でのやり取り, また,当時のにぎやかそうな町の雰囲気は,想像すると楽しそうです. ほかにも,歴史上のあの有名な人物が何人か登場しているのですが, 物語上の設定とはいえ,歴史に疎い自分には人物像がなかなか意外で, 逆にそちらに詳しい人なら,比べてみるのもいいのではないでしょうか. | ||||
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