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殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺しはエレキテル  曇斎先生事件帳 (光文社文庫)

殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳の評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

蘭癖=西洋ブーム真っ盛りの大坂の、奇妙な異国趣味が楽しい

芦辺拓先生描くところの本格ミステリ+時代ミステリ連作短編集コミカル風味。
探偵役を務めるのは橋本曇斎先生。いまは亡きソノラマ文庫の大傑作『虚船』では対UFO光線兵器を開発した(!)実在の蘭学者であります。
蘭癖=西洋ブーム真っ盛りの大坂の、何だか海外の日本ブームを見ているような、鎖国時代の憧憬と誤解の混じり合った奇妙な異国趣味が楽しい。
びっくりしたのは大塩平八郎のキャラクター。いや、確かに大坂の町を焼き払った人には違いありませんがね。まさかこんな扱いだとは。
後書きでは続編執筆の意欲満々でした芦辺先生。本書の刊行から十年余、シリーズ再開を待っていますよ!
殺しはエレキテル  曇斎先生事件帳 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳 (光文社文庫)より
4334741800
No.2:
(2pt)

蘭学殺人

 2003年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。
 著者が捕物帳に憧れて書いたというミステリで、6本の短篇が収められている。大阪を代表する天才蘭学者として知られた橋本宗吉を探偵役に、大塩平八郎なども登場する。
 エレキテル、ゼオガラヒー、ウニコールなど、蘭学っぽい道具立てがすべての物語で使われており、その点には感服させられた。
 しかし、ミステリとしてはどうしようもない。話には無理があるし、トリックもお粗末。それでも芦辺氏は物語の魅力で読ませる作家なのだが、本作はこの点でも期待はずれであった。
 続編があるらしいが、どうなのか。
殺しはエレキテル  曇斎先生事件帳 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳 (光文社文庫)より
4334741800
No.1:
(3pt)

めずらしい道具たちに関心

表題作をふくむ,6本の短編集です.
トリックなどに,都合がよ過ぎるところがあるように思いますが,
エレキテルをはじめ,事件に絡むめずらしい道具に興味をそそられ,
はじめて聞くものも多く,ちょっとした雑学を得た気分で楽しめます.
江戸時代というだけに,ちょっと小むずかしい言葉もありますが,
先生のほんわかした人柄や,あたたかみのある大坂弁でのやり取り,
また,当時のにぎやかそうな町の雰囲気は,想像すると楽しそうです.
ほかにも,歴史上のあの有名な人物が何人か登場しているのですが,
物語上の設定とはいえ,歴史に疎い自分には人物像がなかなか意外で,
逆にそちらに詳しい人なら,比べてみるのもいいのではないでしょうか.
殺しはエレキテル  曇斎先生事件帳 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳 (光文社文庫)より
4334741800

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