(短編集)
名探偵は誰だ
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短編で謎解きに特化しているので、ディテールに難癖をつけるつもりは ありませんが、ところどころ辻褄が合わない点があります。 また文体も好みでなく、特に最後の2編は主人公の子供の描写は 明らかに子供から遠く離れた老人の創作だと分かります。 簡単な言葉が分からないときもあれば、難しい熟語を使ったり、 終始一貫していません。 無理してできないことをするものではありません。 | ||||
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あの手この手と趣向を変えての7作品。ミステリー雑誌に連載されたものをまとめた短編集。 ミステリーフアンならみんな大好き「雪の山荘」ではこういうトリックで来たか!と思わせるし、最後の作品では事件解決と同時に別の作品のオチを付けてるし。しかも昔なつかしドタバタギャグ。(笑)本当に著者自身が自由奔放に書いたと思わせる帯の謳い文句通りの本です。 後書きで幻の作品への渇望から「いっそのこと自分で書いてしまえ」となったのがいかにも著者らしい。 | ||||
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アイディアは良いのですが、謎解きまで一気に展開するので読み手が考える余裕がありません。もう少しタメみたいなのがあれば。雑誌掲載の短編だから仕方ないのかな。 | ||||
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著者いわく、ネタバレでテキトーな「山荘の絞刑吏」(作者は島田一男)のあらすじから妄想した幻の作品「脳内G山荘」をいっそ自分で書くことにしたという執筆経緯が何とも愉快なフーダニット短編集であります。そうですね! 創作の一番の動機といったらやっぱり、自分が読みたいと思える作品を他の作家は誰も書いてくれないからですよね! 設定も登場人物なバラバラながら、「〇〇は誰か?」という統一テーマで並べられた全7編のエピソード。それぞれ三十ページ程度のボリュームで、スピーディな展開かつコンパクトにまとめられているのであります。 限られた人数の候補者の中から目当ての人物を特定するシンプルなフーダニット物かと思いきや、そんなオーソドックスの内容は最初の一編程度はその後はあの手この手の「パターン破り」な真相が続くことに。ついでに推理の力で事件を解決するという本格ミステリな内容は収録作の半分弱で、偶然だったり、腕力だったり、いろいろあって事件が片づいてからいて登場人物が真相を語るパターンがけっこう多いのであります。収録作では詐欺師の語り手によるへっぽこ推理が連発する第二編「捕まるのは誰だ」がバカバカしいけれども楽しい。 巻末の表題作は、他の収録作と語り手の設定がかぶっていて、さすがの芦辺拓先生もネタ切れでしたか……と思っていたらそうきたか! ほとんど定番のようなネタなのにまんまと引っかかったことがとても悔しい。タイトルも本編の内容とはズレがあり、少々苦しいなと思っていましたところ、そういうオチなのかときれいに落としていただけました。タイトル自体がミスリードだったなんて! 基本的にはノン・シリーズの短編集ということになるんですが、1編だけ、他の作品からキャラクターが客演するエピソードが入っているのは著者のサービス精神の賜物でありましょうか。 | ||||
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