英国のとある小間物屋で深夜、二重殺人が発生。店主のエミリーと、巡回中のスラッパー巡査が犠牲となった。

十一月の深夜、歴史教師のキャロラスはミンコット荘のレディー・マーガレット・ピップフォードから電話を受ける。

帰宅早々、予期せぬ伯父の来訪をきかされたソーンバラ医師は、洗面室に入った伯父に声をかけたが返事はなかった。

クリスティ、セイヤーズらと並び、四大女流ミステリ作家のひとりに数えられるアリンガム。

目撃者の前で、少年が開けた荒野から忽然と消えた人間消失事件と、密室殺人――スコットランドを舞台に、名探偵ウィリング博士が不可能犯罪に挑む謎解きの傑作。

サーストン家で開かれたウイークエンド・パーティーの夜、突如として起こった密室殺人事件。

巧妙なトリックと鮮烈なロジック。ブラックバーン教授、連続猟奇殺人に挑む。

「魔力の存在など信じはしないだろうね」旧友ロロの言葉にジェフリー・ブラックバーンは目をみはった。

共同経営者ハクストンの死は、他殺だった。

さまざまの難事件を解決し、退職して私立探偵を開業したビーフ。

「従妹のアンが行方不明になった。財産狙いで夫が殺して逃げたにちがいない」。

ある夏の日の朝、レイトン・コートの主人スタンワース氏の額を撃ち抜かれた死体が、書斎で発見された。

雪の上の不可思議な蹄の足跡を追う一行は、野原の真ん中にたつ大木の枝にぶら下がる男の死体にたどり着いた。

黄金期パズラーの名作。4月13日正牛、おまえは死ぬ―著名な外科医カッター博士に届いた不敵な犯行予告。

南フランスの避暑地で富裕な老婦人が惨殺された。宝石が奪われ、同居人の美しい少女が姿を消していた。

フォークナー兄弟の週末パーティーに招かれたマリリーは、翌日、弟ジョージが寝室で喉を掻き切られているのを発見した。

医師のノートンは、海岸の遊歩道で見かけた美貌の娘に、一瞬にして心を奪われた。その名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”。

キャロラス・ディーンはゴリンジャー校長 から直々に事件捜査の依頼を受ける。

人気女優ジョージアをめぐる男たちの死。

謎と笑いの被害者捜し。

匿名の電話の警告を無視してフリーダは婚約者の実家へ向かうが、その夜のパーティで殺人事件が起こる。

エリナ・ダリーは縁あって裕福な実業家イニス・セントエーメと婚約し、車を駆ってハネムーンに出発した。

新聞広告で知り合った男と結婚したアガサは、やがて夫の行動に疑惑を抱き始めた。

『三人の名探偵のための事件』『死の扉』の 英国黄金期本格の巨匠、待望の第6長篇登場。

高名な探偵小説家の邸宅で行われた推理劇。だが被害者役の人物は二発の銃声ののちに本物の死体となって発見された。

ブリスリー村の旧家クウィリン家には、家督相続人のみが代々受け継ぐ秘密の儀式があった。

和やかな夕食会のさなか、同じ敷地で難件発生! 不可解な連続怪死事件に隠された驚愕の真実とは……。

窓から落ちてきた隕石で教授が圧死した。奇妙な凶器、飄々と煙にまく容疑者たち…そして第2の事件が。

英国国会議事堂の時計塔、ビッグ・ベンの改修工事中、壁の中からミイラ化した死体が発見された。

ぼく、ノエル・ウェルズはソルトマーシュ村の副牧師をつとめている。

屋上の絞首台に吊された藁製の縛り首の女―小説家ストラットン主催の“殺人者と犠牲者”パーティの悪趣味な余興だ。

撲殺された美術品ディーラーの持ち物だった黄金製の箱に残されていたのは、パガニーニ宛の古い手紙だった。

人間消失、アリバイ偽装、密室の謎。名探偵フェン教授が難事件に挑む。

警察本部長スコール大尉は、20年前の事件の復讐を誓う元服役囚に脅かされていた。

雷鳴とともに、劇作家ディックは幸せの絶頂から不幸のどん底へと叩き落とされた。

スタンフォード校長は頭をかかえていた。

第二次大戦初期、エドワーディック号は英国の某港へ軍需品を輸送すべくニューヨークの埠頭に碇泊していた。

食事に招かれたアプルビイ警部が、その屋敷の戸口に立ったとき、「事件」は起こった。屋敷の主人が銃撃されたという。

地方名士エイマー氏は金と暇ににあかせて探偵のまねごとを思いつき、かつて人気絶頂の映画俳優が突然引退した謎を解こうと調査を始める。

稀代の魔術師が髑髏を模して改築した古城〝髑髏城〟。城主であった魔術師が走行中の列車から飛び出し、不審な死を遂げて十数年。

人気作家エリオットが創造した義賊「スパイダー」が、本の中から抜け出したかの如き怪事件が続発。

ビーフ巡査部長の名推理。 パズラーの精髄がここに。

イングランド南部の丘陵地に宏壮な屋敷を構える名門テンプラー家を突如襲った黒い影。

豪華客船メガノート号、満員のサロンでは恒例のオークションが行われていた。

博物館から消えた古書、ペントハウスの密室殺人、古の詩どおりに現われては消える竪琴……いずれ劣らぬ怪事件に理知の光を当て真相をあばくのは、日本人執事を従えた謎の紳士タラント氏である。

異端キリスト教、ドストエフスキー、ティラノサウルス、競馬、人工呼吸。

殺人の動機は伝説のストラディヴァリウス? 高級ヴァイオリン売買の知られざる内情、贋作、緊迫のオークション。