母が亡くなり、叔母の住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。

ニューヨークきっての探偵リリアン・ペンテコスト。そしてわたしは、元サーカス団員の助手のウィロージーン・パーカー。

名探偵エラリイ・クイーン、最大の事件の幕が開く。

突然決まった新婚旅行の行き先は、なんと植民地ケニア! 野生の動物がうじゃうじゃいて危険と隣り合わせ。

敗戦の翌年。焼跡にも徐々に活気が戻り、疎開していた少年探偵団の団員たちも、徐々に東京に戻り始めた。

独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。

映画化され、ユーモア推理の傑作として有名な『大誘拐』の著者 上質な作品を発表し、今なおミステリーファンには評価の高い 名匠・天藤真の中短編をえりすぐった傑作集!

横浜に事務所を構える探偵事務所ネメシスのメンバーは、お人好し探偵の風真、自由奔放な助手アンナ、そしてダンディな社長 の栗田の三人。

舞台は戦後ロンドン。戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持つ上流階級出身のグウェン。

ふとしたことで人を殺し、その隠蔽という共同作業を経て夫婦円満となった「わたし」と妻。

美希風とエリザベス、ふたりにとって縁の深い篤志家の安堂朱海の訃報が届いた。

インドのスラムに住む9歳のジャイ。

怪盗マゼランを名乗る人物から届いた「祭の夜 金塊を頂く」という予告状。しかし、実際に起こったのは密室殺人事件だった。

2049年。アフガニスタンで使用されたバイオ兵器が暴走し、致死的病原体となって世界じゅうに広まった。

時は20XX年。

マドリードの公園で、結婚を控えた若い女性の遺体が見つかった。

現役時代、わたしはメンフィス市の殺人課の刑事として、犯罪者を追っていた。

ある日突然H・P・ラヴクラフトが血縁であることを知らされた作家ラヴグローヴ。

ヴィクトリア朝ロンドンで暮らすメアリ・ジキルら“モンスター娘”こと〈アテナ・クラブ〉の令嬢たちのもとに、ウィーンから手紙が届いた。

伊神さんの卒業から丸一年、市立高校にまた卒業の季節がやってきた。

『活版印刷三日月堂』著者、新シリーズ始動! 書店員の職を失った一葉は、連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され新しい一歩を踏み出していく。

名探偵になってみませんか？ 六人の推理作家から読者への挑戦状 謎を解く愉しみが満喫できる 犯人当て小説アンソロジー 謎を愛し推理を愛する読者の皆様は、問題編の文章を読んで、真相に辿り着けるでしょうか。

フィラデルフィア郊外の屋敷に集まった〈羽根ペン倶楽部〉の会員11人。

長篇小説を執筆中の作家ポール・オレロンは古い貸家に引越すが、忽ち創作は行き詰まり、作家は周囲に何者かの気配を感じ始める。

《私は、二百二十七名の一員として、太陽系の外を目指し、地球を発った。

惨殺事件の日、彼は旅行に出ていたはずだった。無実の男を陥れた〈アウトサイダー〉。

爺さん犬のシェップがとうもろこし倉に近づかないのは、あそこで幽霊を見たことがあるからだよ──アメリカの片田舎にある農村でまことしやかに語られる幽霊譚を少年ふたりがたしかめようとする表題作、川窪に住む謎の存在“せっかちのっそり"が田舎町の高校のフットボール・

還暦をとうに過ぎながらも組織一の殺し屋として名を轟かすオルソ。

金星文明は、かつて栄華を誇りながら絶滅した文明が存在する惑星、地球(テラ)の探査計画に取り組んでいた。

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、読売新聞記者が描く記者vs.カラス! 日本新聞社会部・環境班の権執印(ごんしゅういん)は、カラスが人を襲う件数が増加していることに気づいた。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

事故に遭って陸上競技をあきらめた圭祐は、ひょんなことから放送部に入部する。

「エリック・ベリマンの命を奪うつもりだ。

1972年、アメリカ。ベトナム戦争中に海兵隊を不名誉除隊させられ刑務所にいた兄と、数年ぶりに再会した弟。

裕福で優しいリチャードとの結婚を目前に、ネリーには悩みがあった。

無罪判決が出た事件を再び調べるのが職務の警部補、儀藤堅忍。

倒幕を志す坂本龍馬の仲介で薩摩藩と長州藩は協約を結ばんとしていたが、一件の凶事が締結を阻む。

凄腕の老猟師と元特殊部隊員――罠、かけひき、だましあい…極寒の穂高岳に散るのはどっちだ!? 哀しき過去ゆえに殺し屋となった男たちの息詰まる死闘。

10年前、恋人であり、患者であった沙耶が自殺した。

フィデルマは、単身巡礼の船旅に出ていた。修道女としての人生に疑問を抱いていたのだ。

黒人少年射殺事件を発端に、人種間の緊張が高まるLA近郊。韓国系アメリカ人のグレイスは両親が営む薬局で働いている。

高機能自閉症で言葉を発した事のない11才の少年ウッディ。

920年6月、英国統治下のカルカッタで、藩王国サンバルプールの王太子が暗殺された。

ミセス・ハドスンが入院した特別病棟の病室で、夜間に患者の不可解な死が繰り返される。

『三人の名探偵のための事件』『死の扉』の 英国黄金期本格の巨匠、待望の第6長篇登場。

私の名前は紙越空魚。埼玉に住むごく普通の大学生。

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・文庫グランプリ受賞作! 隣国に併合され、〈太洋省〉〈東海省〉〈直轄市〉〈和族自治区〉そして〈国連暫定統治区〉に分かれて統治される日本列島で、〈拉致チーム〉の一員にスカウトされた由佳は、旧東京で中央政府高官の拉致作

探偵小説黄金時代に入り、さらに円熟味を増すソーンダイク博士探偵譚。

結婚願望を持つ中年女性のルーシー・ティータイムは、イギリスの田舎町フラックス・バラにある結婚相談所で「ロンリーハート(交際を希望する中年男性)4122号」と知り合い、甘美な未来と薔薇色のロマンスを夢見る。