メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 1ウィーン篇
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メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 1ウィーン篇の総合評価:
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案の定男性がいないと無理なで男装者が一人必要になった。 でもね、旅行が始まるまでの前半は読みづらいというか、疲れた。 ヘルシング教授の娘なので吸血鬼化されたのか。 ウィーンに着いてからは快調でおもしろかったが、この巻のラストでは一波乱。 アイリーン・ノートン(旧姓はアドラー)がウィーンでのホストとなって手助けを行うが、その実態は情報を収集して商売しているのかな。 怪物淑女ではないけれどもアイリーン・ノートンの欧州でのお仕事の物語も面白そう。 | ||||
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●SF的センス・オブ・ワンダーは少ないものの、ユニークな娘たちの冒険旅行がなんとも微笑ましく 柔らかい世界観が感じられる。しかも、彼女たちのタイムリーなツッコミは女性同士のせめぎ合いを 垣間見せ、物語の流れにいいアクセントを加えている。 興味を持ったのは有名な小説の登場人物をそのまま本書に登場させ、なおかつその小説そのものに 対する解釈・位置づけにも言及している点である。 その他にはヴィクトリア朝時代のジェンダー観についての部分。ロンドンとパリでは微妙に異なっ ている様。本文中で主人公メアリがパリの女性に「メルシーボークー、マドモアゼル」といった時、 相手に睨みつけられた。後に調べたことによると「マドモアゼル」という言葉が性差別的な意味合い を有するとのこと。 前巻ではわずか一日で読破されたつわものレビュアー氏がいらっしゃったが、私の場合一週間もか かってしまった。しかし、その分”モンスター娘”たちと一緒に、長期冒険旅行に出かけていたような 想いでした。 ー蛇足ー スマホでの調査によれば・・・ヴィクトリア朝時代のメアリの週給2ポンドは、今でいえばおよそ 13万~16万円では?(どなたかご存知ならご教授ください) | ||||
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物語の細部に気を使っているせいか前半がなかなか進まないように感じた。所々で登場人物が内容に茶々を入れてくるのが微笑ましくもわずらわしいし、先の展開に言及する場面もあって蛇足ではないだろうか?さて、あの作品に登場するヴァン・ヘルシングの娘ときたらあのモンスターだが、遭遇した当初は吸血鬼と云う概念が存在しない為か、死なない存在に興味はいだいても恐怖がなさそうな描写が興味深い。いやこの物語では彼女たちがモンスターの立場を体現しているので、逆にホラーな存在は彼女たちを造り変えた人間の行い、父親の存在に違いない。 | ||||
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前作は満点評価。星6つでも良いくらい。 で、今作は前作の終盤に手紙だけ出てきたヴァン・ヘルシング2代目のルシンダ嬢の救出劇として始まります。「ウイーン編」で、あくまでも分冊1冊目、長編の前半です。 で、この前半だけの評価になりますが、本作は非常に進みが遅い。 話は進んでいるのだけど、事件とか展開がほとんどなく、450頁近い本作で、話が動くのは300頁過ぎ。 前作、ジキル・ハイド・フランケンシュタイン・ドクターモロー・ラパチーニという1900年前後を彩ったモンスターたちの2代目が冒険に次ぐ冒険の末、疑似姉妹を形成していくお話でした。文句なしの快作です。 とにかく、各キャラクターの個性が際立っていて、勝手に話が動いていくのが爽快でした。 本作は、作者がプロットを決めたあとに、キャラクターたちに勝手に動いてもらうという感じで書いたのではないかな?おそらくその影響で、各キャラが好き勝手におしゃべりしまくるから話の展開がとにかくゆっくり。終盤50頁が怒濤になりますが。クリフハンギングな形で本作は終了です。 各キャラが楽しい(例のメタ構成は相変わらず)ので退屈はしないのだけど、緩急の緩部分が非常に長い。 そして後半「ブダペスト編」に続くのですが、こっちが本番でしょう。 ブダペストといえば吸血鬼!もう楽しみでしょうがない。 日本では分冊なので、あくまでも本作の評価としては星4です。ただ、後半読んだら星4にしたことを後悔するかもしれない。そのときは修正いたします。 | ||||
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ゴシック・ホラーが生み出した淑女たちの軽妙な会話は相変わらず面白いし、各々の能力を生かした行動にはワクワクさせられる。問題はこれが前編で、物語には全くケリがついていないことだ。早く続きを! | ||||
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