メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ



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初公開日(参考)2023年12月
分類

長編小説

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メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

2023年12月20日 メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ヨーロッパ大陸での大冒険から帰還したメアリ・ジキルら“モンスター娘”こと〈アテナ・クラブ〉の令嬢たち。ロンドンで彼女たちを待ち受けていたのは、メアリの雇い主である探偵シャーロック・ホームズと〈アテナ・クラブ〉のメイドのアリスが忽然と姿を消したという知らせだった。メアリたちはさっそくふたりの行方を捜すことに。そのころホームズはアリスとともに宿敵モリアーティに囚われていた。モリアーティの一味はホームズを生贄にして大地の力を操る古代エジプトの女王を復活させ、大英帝国の征服を企てていたのだ……! 古典名作をもとにしたSFミステリ三部作完結篇。解説/中野善夫(「BOOK」データベースより)




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メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズの総合評価:9.00/10点レビュー 4件。-ランク


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No.4:
(5pt)

囚われのシャーロック・ホームズはどこに?

ホームズは散々な扱いになっていて驚いた。
主役がアテナ・クラブだから仕方がないけれどもね。
ベイカー・ストリート・イレギュラーズが事務所を持っていたことにも驚き。
欧州旅行編から各々の特性に合ったアクションシーンが増えて面白かった。
よくわからないのがメアリの特性で、ホームズに似ているのかな?
最後はお墨付きもつき、各自の活計の道もできて順調のようでよかった。
メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)Amazon書評・レビュー:メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
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No.3:
(4pt)

欧州をまたにかける「怪物娘」達の爽快そして痛快なる冒険譚☆

近所の図書館のホームページにある新着図書一覧でたまたま見かけて借りた一冊。
19世紀末の欧州を舞台に、メアリ・ジキル(『ジキル博士とハイド』のジキル博士の娘)ら「アテナ・クラブ」所属の「怪物娘」達の冒険譚三部作の第三部(私は前二作は未読)である。
さて、本書のストーリーについて簡単に触れておこう。
前作の欧州旅行からロンドンへ帰還した「怪物娘」を待ち受けたものは、メアリが助手として仕えるシャーロック・ホームズ誘拐の知らせ、それを実行したのは宿敵モリアーティ教授一味、そしてその裏には時空を超えて蘇った古代アフリカの女王の影が・・・迫りくる強敵に彼女達は如何に立ち向かうのか、乞うご期待!
ストーリー紹介はこの辺にして、本作品の高評価点と低評価点についても述べておこう。
シャーロキアンや由来となった他の小説作品を知らなくても割とサクサク読み進められる点、「原作」では存在しないか粗末に扱われたり悲劇に見舞われる「アテナ・クラブ」の女性達が、作者によって救われている(それどころか精気を吹き込まれた如くパワフル!)点は、高評価したい。
ただ、場面のところどころに彼女達のおしゃべりが入り込むのは(注1)、面白いと思う反面、折角の見せ場を台無しにしかねない危うさも感じられた(例えば、救出されたシャーロック・ホームズとメアリとの再会で、他の女性から茶々を入れられる場面)。
よって本編としての評価は、☆4つ。
さて、ここからは番外編(評価対象外)である。
最初に、翻訳した中野善夫によるキャラクターの出自の解説は簡潔ながらわかり易かった。
もっとも、帝国主義や優生学等といった19世紀末の英国の風潮についての解説も在った方が良かったと思う(前二作は未読なのであったかどうか分からないが)。
作者の他の作品もさることながら、本書に登場したゲストキャラクター達(カッコ内)の由来となった作品達ーH・R・ハガード『洞窟の女王』(「アテナ・クラブ」を援護する女神官アッシュ)/ブラム・ストーカー『七つ星の宝石』(女王テラ/トレローニー父娘)/アーサー・マッケン『パンの大神』(ヘレン)辺りは、中野の解説で初めて知ったばかりか、興味を持った。
最後に、シライシユウコ氏(注2)が手掛けたカバー表紙イラストを取り上げておこう。
実は原書のソレも小さいながらも裏に載っており、各主要キャラクター達がチョークアート風に描かれたモノなのだが、私は本書(邦訳版)の方が、登場人物を絞ってシンプルにしつつ、上品かつミステリアスな雰囲気を感じられるので好きである。
シライシ氏の作品ーイラスト・漫画ーの方も機会があれば読んでみたいと思った。

(注1)例えが難しいのだが、テレビ番組「プロ野球 珍プレー好プレー」で選手やプレーへツッコミをいれるナレーションがイメージとしては近いかも。

(注2)同じくシオドラ・ゴスの作品「魔女たる女王になる方法」(SFマガジン2023年4月号掲載;原田文世訳)のイラストも担当。
メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)Amazon書評・レビュー:メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
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No.2:
(4pt)

彼女たちをモンスター娘と表現しているが、驚異の娘たちと表現する方がしっくりくる

ジキルとハイドの娘、ラパチーニの娘、ドクターモローの、フランケンシュタインの創造物、ヴァン・ヘルシングの娘、そしてメスメリズムを体現する少女…彼女たちをモンスター娘と表現しているが、アメイジング!驚異の娘たちと表現する方がしっくりくる
ように思うがどうだろう?欧州での冒険も終わり、行方知れずのアリスとホームズを探す英国での新しい冒険…驚異の娘たちが勢揃いで挑むミッションは友人の救出と、英国女王を狙う魔の手を払い除けること、そして、甦ったエジプトの女王という強敵との対決というクライマックスを迎える!
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No.1:
(5pt)

仲間との絆を築き上げた冒険旅行だった

●犬猿の中とはいわないが、女性同士けっこう張り合っている様子。時々挿入される女子トークが小
気味よい。特にダイアナのツッコミが遠慮なしで、鋭い切れ味。
 モンスター娘以外にもオリジナル小説では主役級を担う人物が登場している。こんな贅沢な作品は
初めてで、SFだからこそ実現したストーリー。なかでもH・R・ハガードの小説に登場したアッシャ
やレオ・ビンシィの名前を見た瞬間、秘境探検小説を読み漁っていた昔日の想いがよみがえってきた。
2000年後までも待てないので、せめて2年後くらいには復活させてほしい。新たに2人の準モンスタ
ー娘も加わったことだし。

 コーンウォールのマラザイオンやペンザンスあるいはセント・マイケルズ・マウントなど世界地図
帳に載っていない地名をスマホで検索。マップや写真を眺め、モンスター娘の足跡に思いを馳せた。

 孤独だったモンスター娘たちも、仲間との絆や家族としての一体感に目覚め、自分の居場所を見つ
けたようだ。おめでとう良かったね!
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