両親を失い、伯父の家に引き取られた綾乃。

神戸に住む高校生かりんは、祖母の遺品であるドイツ語の本を従兄に訳してもらう。

水晶玉占いの授業中突然気を失った綾乃。心配する雪之丞だったが、その後異常はなく、生徒会主催の夏至祭も大成功に終わった。

清貴が上海に旅立った数日後、葵は利休、好江とともにニューヨークの地にいた。

綾乃は高等部に進級し、中等部には雪之丞の従妹や絵葉の弟や、人間の女の子桜子も入学してきた。

京の早春を花と灯りで飾る東山花灯路にて、狐の花嫁行列が妨害される事件が起こる。

あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。

江戸の片隅で養い子の千吉と暮らす青年弥助は、実は妖怪の子預かり屋だった。

極秘情報を知ってしまい、収容所として使われている孤島に囚われたマギー・ホープ。

マレーバク舎を新設する事となり、飼育方法などを学ぶ為に、山西市動物園へ「研修」に来た桃本ら楓ヶ丘動物園のメンバーたち。

ゴージャスなハネムーンクルーズ中のハンナのもとに、末妹からのメッセージが届いた。

小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。

熱気球に乗せてもらえることになったセオドシアは、人生初の空の冒険に心を躍らせていた。

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。

ジウ・イーリンに請われ、美術展での鑑定のために円生、小松とともに上海を訪れた清貴。

オーウェンと晴れて婚約したケイティに、魔法界のマフィアのような謎の組織が接触してきた。

下級女官にもかかわらず突如緑峰から求婚を受けた沙夜。

和洋折衷文化が花開く昭和6年。女学校に通う花村茜と級友たちに怪文書が届いた。

大学院生・井森建は、ここ最近妙な夢をよく見ていた。

百花は叔母に誘われて行った「紙こもの市」で紙の世界に魅了される。

村のすぐ近くにフランス料理店ができた。大きな町まで行かなければ立派なレストランがなかったこのあたりでは大ニュース。

巨大書庫・仙文閣。そこに干渉した王朝は程なく滅びるという伝説の場所。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

親友の夫だった医師アンドルー・モローと再婚したルシール。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

泰山の裾野を切り開いて作られた綜国。十五になる沙夜は亡き母との約束を胸に、夢を叶えるため後宮に入った。

家族、親友、恋する人―人との悩みは人生のスパイス。けどそれが強すぎて、とてもつらいとき。

恋に無縁のヘタレな若君・祐高と動脳明晰な行き遅れ姫君・忍。

一月になり大学にも慣れてきた葵だが、京都郊外の伏見にある老舗酒造「幸谷酒造」で修業中の清貴とは、なかなか会えない日々。

東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。

画商の息子で画家を目指す僕こと緑川礼は、冴えない高校生活を送っていた。

遠野の旅館「迷家荘」には妖怪をはじめ、いろんな人が集まる。

平凡な大学生の俺、七瀬浩太が暮らす『深山荘』は家賃四万五千円で夕食付き。

泡坂妻夫。奇術師にして紋章上絵師そして推理作家。

地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館“アフロディーテ”。

大人気「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ、三年ぶりの最新作! 京都の裏路地にひっそりと佇む珈琲店《タレーラン》。

町長不在となったシンフルの町に、二週間前から身分を偽り住んでいるCIA秘密工作員のフォーチュンは、これまでの縁から町長選挙に立候補した婦人会の会長アイダ・ベルを手伝うことに。

1月の仕事始めの日、『城之内相談事務所』に前世を知りたい、という少女・梓が現れる。

医科大学の脳外科臨床講義初日、初老の講師は意外な課題を学生たちに投げかけた。

新米新聞記者の英田紺のもとに届いた一通の手紙。それは旧家の蔵で見つかった呪いの箱を始末してほしい、という依頼だった。

ホワイトハウスの厨房を視察するため外国からシェフたちがやってくる!知らないレシピや文化を学びたいけれど、急に決まった晩餐会の準備もあるし、ホワイトハウス全体の支出削減のために人手不足だし…忙しいエグゼクティブ・シェフのオリーを助けようと、エグゼクティブ・ペ

修道院から元夫が行方をくらましたことが判明した。

澪人が作った対策チームの頑張りによって京都に平和が戻り、小春たちはミステリー研究会としての活動を再開した。

新作短編も収録!人気作家とともに歩んだ〈古典部〉のすべてがここに! ある日、大日向が地学講義室に持ち込んだのは、鏑矢中学校で配られていた「読書感想の例文」という冊子。

劇的な出会いを果たしたハリエットとピーター卿はようやく結婚にこぎつけた。

若くして評価を受けるも、すでに失業気味の画家・濱松蒼。

前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。

人気の街、吉祥寺―あなたが道に迷ったとき、どうしていいか困ったとき、その紅茶屋は現れます。

早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。

不良華族の醜聞が世間を騒がせていた時代。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

ここにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。

私たちは、家族になれるのだろうか。 故郷に帰った私を待っていたのは、母の駆け落ち相手の息子だった。

傷ついた犬のように、私は生まれた場所へと這い戻ってきた―ブルックリンの、幸福の物語。

「文句があるなら尼寺へいらっしゃい!」尼御前・預流の前の平安恋愛絵巻! 十二歳で夫と死に別れ、尼となった五位鷺の姫君、預流の前。

ペンリック１９歳、婚約者を迎えに行く途中、病で倒れている老女の最後を看取ったのが、すべての始まりだった。