ヒトと呼ばれた種が地球上から姿を消して、二百年が経った。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

変態する変態助教授・増田米尊のストーキングフィールドワーク中、ターゲットの女性が公園のトイレで惨殺される。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

五人全員が死んだとき――本当の「事件」が始まる。

人気の動物アイドルユニット・チタクロリンのミニコンサート中におきた指切り事件。 そこからさらに連鎖する指切断事件。

奄美大島の海岸に流れ着いた一枚のフロッピー。そこに記されていたのは奇怪な日記だった。

アマゾンの奥地に調査に向かった日本の研究者たちが、未知の民族を発見した。

死刑執行前夜、密室状態にあった別々の独房で、二人の囚人はなぜ斬殺されたのか――。

HOW=不可能な謎専門の御殿場倒理。WHY=不可解な謎専門の片無氷雨。

瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。

何十年に一度、開花するという竹の花。その撮影のために鳶山と猫田は、大隅半島の南端に近い竹茂村を訪れた。

現実に打ち勝つって、どうやって? 伊坂マジック最前線にして最高点! 「予言の書か?」とネットで話題を呼んだ長編、待望の文庫化。

数学科助教授は、異常な興奮状態に陥ると天才科学者に変態し、これまで数々の論文をものしてきたという。

★ラスト1ページですべてがひっくり返る。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

奇想、天を焦がし、城を堕とす。 ときは戦国。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

遺伝子操作、AI、人間強化、VR、ベーシックインカム。 未来の技術・制度が実現したとき、人々の胸に宿るのは希望か絶望か。

沖縄・やんばるの森は、人の手の入っていない自然がいまだ残る原生林だった。

犯人は人か妖怪か！？　傑作本格ミステリ！河童、天狗、鬼……。人の手には不可能と思われる状況で起こった殺人事件の数々。

植物写真家・猫田夏海が訪れた岩手県の寒村に住む滝上家は 代々“イヅナサマ”を操り託宣を下す霊能力を持つという。

小説の、最後の最後でおどろきたい方、ぜひどうぞ。 「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。

犯人はなぜ木々を移動させるのか? 三十メートルの巨樹までもが移動し、さらには墜落死体が発見されたとき、植物写真家の猫田夏海は旧知の〈観察者〉探偵に助けを求めた!

1939年日韓併合時代の夏、平壌一中の吉永と朴は二遊間でコンビを組んで 甲子園を目指していた。

導師と名乗る男に拾われ、共同生活を送りながらロックバンド“ディシーヴァーズ”を結成したストリート・キッズたち。

シェアハウス《FREEDOM TREE》の住人たちには秘密がある。本名。

警視庁捜査一課所属、自称酒豪、宮藤希美。彼女には奇癖があった。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

ロックバンド「鉄拳」が神話的存在になったのは、あまりにも衝撃的なデビュー公演のためだった。密室状態のライブハウス。

相変わらず度々妄想の世界に旅立ってしまう、警視庁捜査一課所属、宮藤希美。

ある朝目覚めるとゴキブリになっていた元人間のペリプラ葉古。

ロンドン五輪予選を兼ねた福岡国際マラソン2011。スタートラインに立つ選手にはそれぞれの人生があった。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

函館で有名な岩倉家の美人三姉妹。その三女が行方不明になった。

ホテルマンの水尾爽太は、医者から処方された薬を丹念に塗るも足の痒みが治まらず、人知れず悩んでいた。

殺人、脅迫、誘拐、テロ…一見単純だが、どれもこれも一筋縄ではいかない複雑怪奇な事件が、次々と起こる綾鹿市。

高知の漁村に取材で立ち寄った、植物カメラマンの猫田夏美。

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。

密室殺人の犯人を「7つの選択肢」からセレクトする、まさに「マルチエンディング・ミステリー」 『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』の著者による新たな挑戦。

ホームズ探偵譚の異色作「白面の兵士」と「ライオンのたてがみ」。

明治三十六(一九〇三)年春―。那智勝浦で奇怪な少年の姿が目撃される。

ここにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。

僕の殺人の邪魔をするのは誰だ! 孤立した島の中で次々に起こる惨劇。ここには僕以外にもう一人、殺人者がいる。

「神隠し――と云うより天狗攫いね。高尾山だし」 聞き終えた敦子は先ずそう云った。

昔ばなし、な・の・に、新しい! 鬼退治。桃太郎って……え、そうなの? 大きくなあれ。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

その死体は、三重の密室の最奥に立っていた。異様な形で凍りついたまま…。

池井戸潤最新作! 経営戦略室から左遷された男が挑む――。

わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された── 新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。