赤い白球
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種別
長編
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あらすじ
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評判
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赤い白球の総合評価:
10.00/10点 レビュー 1件。
感想一覧
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1939年の平城で甲子園を目指した朝鮮人と日本人の少年。世界の理不尽の中できりもみさせられていく双龍の熱く、悲しく、なによりも愛に満ちた魂の物語である。そこには最近うんざりとさせられる思想も主張も一切ない。ただ、生きるということを壮絶に、鮮烈に綴っている。
空戦シーンで図らずも高揚してしまうのは、臨場感にあふれ俯瞰を許さないその筆のせいだ。心情とない交ぜのど迫力にうなり声を漏らし、脳内で絶叫した。
切り詰め、選び抜いた言葉で綴る情景描写が素晴らしい。そこへ隠された語られないものに鷲掴みにされ、幾度も訪れるクライマックスに揺さぶられ朦朧とページをめくる。
エンターテイメントとしても存分に楽しめる、感動作である。