終わらない夏のハローグッバイ



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初公開日(参考)2018年11月
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長編小説

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終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)

2018年11月21日 終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)

一度君の手を話した僕に、もう一度手を伸ばす資格があるだろうか。 二年間、眠り続ける幼馴染の結日が残した言葉。「憶えていて、必ず合図を送るから」病室に通う僕に限界が来たのは、夏の初めの暑い日だった。もう君を諦めよう――。しかしその日、あらゆる感覚を五感に再現する端末・サードアイの新機能発表会で起こった大事件と同時に、僕に巨大な謎のデータが届く。これは君からのメッセージなのか? 世界が一変する夏に恋物語が始まる!(「BOOK」データベースより)




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終わらない夏のハローグッバイの総合評価:7.33/10点レビュー 6件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

終わらない夏のハローグッバイの感想

非ミステリ。青春SF小説でした。
書店で積まれて目に止まったのと、広報・帯で泣ける!という宣伝につられて購入。
中身はそういう泣ける話ではなかったので、期待と結果がそぐわない過剰な広告で残念な気持ちを得つつも、物語は面白かったのでそういう本との出会いもいいかなと思う。表紙綺麗ですね。

物語は人間の神経と直結して五感を再現できるデバイスが存在する世界。空間上に配置された物体はそこにあるように見え、触れるし、食べれるし、味も再現可能、そのように脳が認識する。その原理となる説明も大規模演算するのではなく、入力と出力のデータベースを用いて再現しているだけという近未来でできそうな設定も巧い。ほんの少しだけの近未来という感覚がよく、舞台となる現代の街の漁港と重なってもそんなに違和感なくイメージできました。舞台作りはとても良いです。
一方、SF・ゲーム・アニメ的な感覚がないと、文章を読んでもスフィヤやデバイス操作など細かい表現はないので、想像し辛い内容であると思いました。アニメ映画で見てみたいです。

本書、実は恋愛ものではなく、〇〇物だったという流れは帯とは違うじゃん!という気持ちでいっぱいなのですが、ここ数年における世界の流れに合った作品ともいえます。夏の物語の定番は、主人公の成長物語。出会いと別れ。今とは違う所への旅立ち。これらの要素が近代SFのオリジナルな世界観でうまく描かれ楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想

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No.5:
(4pt)

2020年の電脳コイル

SFである。設定的には10年ちょっと前に放映された「電脳コイル」というアニメに被る。今でいうところの拡張現実ばりにバーチャルイメージを実空間に重ね描きする。ちがいは「電脳コイル」がメガネを通して実現していた世界を、首の埋め込みデバイスで実現しているところだろう。それだけ「現実」が前に進んでもはや眼鏡越しの仮想現実ではSF感を出せなくなったのだ。
内容は下手なセカイ系だ。セカイ系なのに横紙破りで「世界を捨てて彼女を救う」という衝撃の展開をしてしまった「天気の子」とは異なり、彼女は普通に世界のために犠牲になる。そして、主人公は最後の最後に、すべてが終わって取り返しがつかなくなってからやっと、ずっと上から目線で思いやっていたつもりの彼女の人生の目的が、「主人公を愛すること」だったことに気づかされるという形で、彼女を自分が愛していたことに気づく。
映画にすれば生えると思う。「HELLO WORLD」なんかとよく似た構造。なのに、なんだろう、違和感が残るのはやはり「彼女」の在り方だろう。冒頭から主人公の目的は彼女を救い出すこと、だったはずなのに、彼女はずっと主人公に「必ず助けてくれると信じている」とまで言っていたのに、最後の最後に彼女は救われることを拒否する。結局、彼女は主人公を自分に依存させることで(自覚的に)主人公に人生の目的を与えていたのだ、というオチ。それはあんまりだろう、と思う。でも、それが今風のヒロインの在り方なのかもしれない。
終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)より
4065132169
No.4:
(5pt)

私にうまくはまりました

前半は多少理解するのに時間がかかるが、中盤からは一気に読みすすめることができる。お互いのことを思いすぎたが故に待ち受けていた結末はあまりに切ない。
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4065132169
No.3:
(3pt)

残された『彼ら』へ抱く寂しさ

体内に埋め込む小型端末の普及により,大きく変わった小さな漁村が舞台の物語ですが,
その概念や用語の数々はいささか取っ付きにくく,序盤は少しモタつき気味にも映ります.

とはいえ,軸は人との出逢いや繋がりといった,むしろアナログの側に向いており,
端末を介して相手に触れ,近づけば近づくほど,知れば知るほどに見えてくる現実に,
それならと文字通り視野を広げるヒロインの姿は,まさにジュヴナイルSFというところ.

また,なぜ彼女は走り出し,止まろうとしなかった,もしくは止まれなかったのか.
小さな言葉に察する思いと,幼い日の思い出はずっと追い続けてきたその背を歪ませ,
さらにデビュー作を思い起こさせる真実は,目の前の世界までをも大きくひっくり返し,
どちらかと言えば前向きに閉じられますが,『彼ら』への寂しさが複雑な余韻を残します.

反面,寂しさや孤独への救済が出逢いや繋がりという,彼女の考えには違和感もあり,
天才ゆえのぶっ飛んだ無邪気なそれらは,凡人の自分には複雑な思いが浮かぶことも….
このほか『泣き』を押し出した帯も,感動の押し売りのようで好きにはなれませんでした.
終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)より
4065132169
No.2:
(5pt)

2018年に読んだ小説の中でベスト

買った日に一気に読みました。
ネタバレになるので内容には触れませんが、2018年のベスト。
ピンと来なかったと書かれてるレビュワーさんもいますが、私の琴線にはカチッとハマりました。
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4065132169
No.1:
(2pt)

失敗…

書店にて帯につられて買いましたが、一体どこで泣けばいいのか…。
最後の最後で「誰?」な人が出てきたし、SF要素が難しすぎて感情移入できないし、タイトルとあらすじが良いぶん内容が残念でした。
終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)より
4065132169



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