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終わらない夏のハローグッバイ



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【この小説が収録されている参考書籍】
終わらない夏のハローグッバイ (講談社タイガ)

終わらない夏のハローグッバイの評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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No.1:
(6pt)

終わらない夏のハローグッバイの感想

非ミステリ。青春SF小説でした。
書店で積まれて目に止まったのと、広報・帯で泣ける!という宣伝につられて購入。
中身はそういう泣ける話ではなかったので、期待と結果がそぐわない過剰な広告で残念な気持ちを得つつも、物語は面白かったのでそういう本との出会いもいいかなと思う。表紙綺麗ですね。

物語は人間の神経と直結して五感を再現できるデバイスが存在する世界。空間上に配置された物体はそこにあるように見え、触れるし、食べれるし、味も再現可能、そのように脳が認識する。その原理となる説明も大規模演算するのではなく、入力と出力のデータベースを用いて再現しているだけという近未来でできそうな設定も巧い。ほんの少しだけの近未来という感覚がよく、舞台となる現代の街の漁港と重なってもそんなに違和感なくイメージできました。舞台作りはとても良いです。
一方、SF・ゲーム・アニメ的な感覚がないと、文章を読んでもスフィヤやデバイス操作など細かい表現はないので、想像し辛い内容であると思いました。アニメ映画で見てみたいです。

本書、実は恋愛ものではなく、〇〇物だったという流れは帯とは違うじゃん!という気持ちでいっぱいなのですが、ここ数年における世界の流れに合った作品ともいえます。夏の物語の定番は、主人公の成長物語。出会いと別れ。今とは違う所への旅立ち。これらの要素が近代SFのオリジナルな世界観でうまく描かれ楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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