田舎町で静かに暮らすクィラランに、都会に住む友人が助けを求めてきた。

カナダ国境に近いムース郡は冬になると雪と氷に閉ざされる。

どんな事件が起きても不思議はない険悪な空気が町に充満していた。

賞をとれるような面白い特集記事はないものか―思いついたのは、麻薬中毒者たちがたむろする街ジャンクタウンの取材だった。

花形事件記者が何の因果で美術記事など書くはめになったのか。しかも今度はインテリア雑誌の編集ときた。

まったくさんざんな休暇だった。

クィラランは冬を過ごすため、クロゼットが五十もある大きな屋敷にココたちと移り住んだ。

きっかけはマウス・ハウスでひらかれたディナー・パーティーだった。

恋人のポリーに誘われ、クィラランはココたちを家に残してスコットランド旅行に出かけた。

An adventure for the sleuthing Siamese Koko and Yum Yum. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

もと新聞記者のクィラランは莫大な遺産を継いで、ピカックスに移り住むことになった。

ムース郡の有志で出資し、古い蒸気機関車をふたたび走らせることになった。が、すぐに企画が頓挫するような事件が起きた。

十月末、干ばつに襲われたムース郡では火事が相次いでいた。

クリスマス間近のピカックスで盗難事件が相次いだ。

古書店からたくさんの本を引き取って大喜びのクィララン。

クィラランは幽霊の存在なんて信じてはいなかった。けれど、博物館の女性館長の怯えようはただことではなかった。

誕生してからもうすぐ150年を迎えようとするピカックスの町。

町が誕生して百五十年を迎えるピカックスは、記念イベントの準備で賑わっていた。

クィラランは、彼の広大な土地のなかにあるりんご貯蔵用納屋を改造して引っ越した。

平和な夏休みを求めて、いつものようにムースヴィルの別荘にやってきたもと新聞記者のクィラランとシャム猫ココ。

クィラランの屋敷の近くに、アート・センターが完成した。

新聞記者のクィラランは、女性資産家の招待で、初めてピカックスを訪れた。

ピカックスに新しい住人セルマがやってきた。

もと新聞記者クィラランの親しい友人であるバンバ夫妻がブラック・クリークで宿屋を始めた。

高校卒業から20年。記念の同期会が近づき、ハリーたちは準備に奔走中。

事件が起きたのは、クロゼット病院の古いボイラー室。病院の設備管理主任のハンクが首を切り裂かれた死体で発見されたのだ。

ついに、クィラランが莫大な遺産を受け取る日が来た。今後のことを考えるため、彼は猫たちを連れて静かな山荘を訪れた。

ロンドンで半年間の仕事を終え、カースリーの村にようやく戻ってきたアガサのもとに、初の探偵仕事が舞いこんだ。

夜の八時少し過ぎ、スザンヌがいつものようにベッドに入って眠りかけた頃。

村にやってきた新しい獣医はハンサムな独身男。アガサはさっそく健康そのものの飼い猫ホッジをダシにしていそいそと診療所へ。

「新しい人生のスタートよ!」PR業界を引退し、英国一美しいコッツウォルズの村で、憧れの隠居生活をはじめたアガサ・レーズン。

4月、“レイク・エデン・イン”のジャズフェスティバル前日、ハンナと末妹ミシェルはお菓子を届ける途中で玉突き事故に遭遇。

念願叶って、ついにアガサはハンサムな隣人ジェームズとの結婚にこぎつけた。ところが式の最中に「中止しろ!」と叫ぶ声が。

もと新聞記者クィラランのいま一番の関心は、昨年爆破され、ようやく新装オープンしたホテルと、そのスイートルームに宿泊する謎の宝石商のこと。

バナナ・ダイエット中のクィラランは、しぶしぶとバナナを食していた。

遙か遠い地中海の島キプロスに、一人降り立ったアガサ。

静かな田舎の村にこんこんと湧き出る泉。これに目をつけたのが、新進気鋭のミネラルウォーター会社だった。

白髪を自分の頭に見つけたアガサは、あわてて自宅で白髪染めをするものの、変てこな紫色になってしまい大失敗。

サンゴ礁と魚たちが織りなす美しい水中庭園―セオドシアが水族館の巨大水槽をうっとりと眺めていると、目の前の水中で必死にもがく男性の姿が、あれは元恋人パーカー!?懸命の救助も間に合わず、彼はその場で絶命した。

20世紀初頭のスコットランド。英国王族でありながら、公爵令嬢ジョージーの暮らしは貴族とは名ばかりの貧乏生活。

超高級ワイナリーの豪華試飲パーティに招待されたセオドシアとドレイトン。

「ドイツの王女のお世話をせよ」と、英国王妃からまたもや無理難題を言い渡された公爵令嬢ジョージー。

初雪が積もり、小さな町はあらゆるものに甘いアイシングがかかったように真っ白。

帝ご寵愛の猫はどこへ消えた?出産のため宮中を退出する中宮定子に同行した猫は、清少納言が牛車に繋いでおいたにもかかわらず、いつの間にか消え失せていた。

生涯の伴侶を得て、幸せいっぱいのシャンディ教授をあらたな騒動が襲う。

容姿も家事も完璧。ガーデニングまで得意な未亡人メアリーが引っ越してきて、小さな村の住人たちは美しい新参者に夢中になった。

英国で大人気のロングセラーシリーズ第11弾! こんなはずじゃなかった! 新婚早々、夫が謎の失踪? 焦げた朝食に、ピンク色に染まった洗濯物……。

英国で大人気のロングセラーシリーズ第10弾！ アガサが苦しまぎれに描いた探偵小説が現実のものになり、大ピンチに!? アガサは愛しい人への未練を断ち切るため、やけくそで地図の上にピンを刺し、適当に引っ越し先を決めた。

英国王妃のコレクションから、貴重な「嗅ぎ煙草入れ」が盗まれた。

善人だが刑事の才能はない主人ウィザースプーン警部補のため、こっそり事件を解決してきた家政婦ジェフリーズ夫人と屋敷の使用人たち。

ダーラが経営する書店にコーヒー・バーができて四か月。店員のロバートが淹れるラテが好評だ。

ど、どうしてそうなるんだ。シャンディ教授はうめいた。

無類の善人だが捜査能力は皆無の警官である主人を助けるべく、家政婦ジェフリーズ夫人以下屋敷の使用人一同が秘かに探偵団を結成!?　ヴィクトリア朝痛快ミステリ新シリーズ。

世界大恐慌で全財産を失ったロバートとリリーの兄妹がヴォールブルグに来てから間もなく一年。

秋風だつバラクラヴァ。早朝から床みがきをしていたローマックス夫人は、猫のエドモンドがくわえてきたものを見て仰天した。