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脳男
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脳男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 41~60 3/5ページ
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もう少し奇想天外な結末を期待してました。初めは文体に慣れなかつたたけど後の方ではあまり気にならなかったです。 | ||||
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江戸川乱歩賞受賞作ということで、プロットに現実的な緻密さを極めたという方向性ではない、と最初から先入観を持って読み始めたのが良かった。 最後の方まで結末の予想は着かず、シンプルに謎を知りたいと読み進めて行けたのは非常な快感だったと思う。 主要キャラである茶屋警部のキャラ設定には、さほどの必要性を感じなかった。脳男「鈴木」との対照性を強調する意図か? 結尾の部分は、なかなかにクールで良いと思う。 人間の意識とは何かという大問題に対して、安易なまとめをしない所が「お子様っぽくなくて」安心した。 | ||||
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大柄な刑事茶屋は連続爆弾犯を割り出し、やっとのことでアジトを突き止めます。既に数件の爆破事件を起こしている犯人をこれ以上好きにさせていられない、という強い信念の元に捜査を続けてきたのです。しかし、単独犯と思われたアジトにはもう1人の男が存在し、仲間割れをしているようで・・・というのが冒頭です。 全くネタバレなしで、事前情報は少なければ少ないほど、面白く読めると思います。ので、内容には触れませんが、プロットは素晴らしく、設定も優れていると感じました。また伏線の回収も見事、そして何より秀逸なのはキャラクターです。これだけ揃っていれば、非常にリーダビリティ高い作品であることはご理解いただけると思います。 アラを探そうとすればある程度あるとは思いますが、それはこの際置いておける、という気持ちにさせてくれるくらい上手いと思います。 ただし、正直な感想として言えば、もっとひねってくれ!という感覚には陥ります。後見人に恵まれすぎているということ、そして祖父が何故このような意向を持ったのか?が全然分からないので、きっと次回作(があるのか知りませんが・・・)でやりますよ、ということなんでしょうけれど、もう少し上手く出来たんじゃないか?と思います。 思い出されるのは「スメル男」原田 宗典著におけるマキジャク、です。 映画「羊たちの沈黙」ジョナサン・デミ監督作品、およびその原作トマス・ハリスの「レッド・ドラゴン」、「羊たちの沈黙」、「ハンニバル」、「ハンニバル・ライジング」が好きな方にオススメ致します、スケールはかなり小さいけど、そういう小説です。 | ||||
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とにかく、読みづらい文体。描写部分に過去形の ~だった。ばかり続いたり表現の重複が多く読んでいてしつこい。 ただ、主人公の生い立ちなどの設定が特殊であるという面白さはあったので星3つ。文体よりも設定に重きを置けば面白い作品だと思います。 | ||||
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以前から気になっていた&今年映画化ということで読んでみました。 そんなんでいいの?と思う部分も多々ありますが、物語としては面白いので一気に読みきりました。 | ||||
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エンターテイメント小説として面白いと思う。 最後のやっつけ仕事感が少し残念。 設定そのものの無茶を受け入れられるかどうかによって評価は分かれそう。 回収しきれていない謎かけがあったり、そもそも謎解きは無理なもんで、 本格ミステリー、江戸川乱歩賞として評価をすると★2つも妥当。 | ||||
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一気に読めて面白かった。 映画にも興味が湧きましたし、続編も読んでみます。 | ||||
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映画化が決まり どんな内容なのか気になって購入。続編が読みたくなりました。 | ||||
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第46回江戸川乱歩賞受賞作。 週刊文春 2000年 国内第1位。 連続爆破事件の容疑者 緑川のアジトに踏み込んだ茶屋警部ら警察は、緑川と取っ組み合いを演じていた男 鈴木一郎を確保する。事件について何も語らない鈴木。精神鑑定の要請を受けた精神科医 鷲谷真梨子は、鈴木には心がないことを発見する。鈴木は何ものなのか。鈴木の本質に迫るべく、真梨子は、鈴木の過去を調べ始めるのだった。 ・・・ 膨大なデータを持ちながら行動に結びつけることができない脳だけの存在=脳男 鈴木一郎。学習によって感情を理解するという非人間的な男が、真梨子の明らかにする過去によって、徐々に魅力を帯びていく。この主人公のキャラクター設定の妙こそが、本作品の見所だろう。人が人たる所以は何であるか。作者の精神医療に関する造詣の深さが(といっても門外漢から見る限りだが)、ストーリーに厚味を与え、哲学的な感慨を深めてくれる。 鈴木の出自が判明してからの後半は、ぐっとエンターテイメント性が高い。心のない男 鈴木と逃亡中の連続爆破犯 緑川の関係は。鈴木の目的は何か。鈴木、茶屋、真梨子を巻き込んで、ハラハラドキドキの結末へなだれ込んでいく。 残念なのは、端折られている部分があるように思えることだ。謎めいた真梨子や茶屋といった主たる登場人物の背景が、途中、あっさりまとめられてしまっているのだ。応募作ゆえのページ数制限なのか、7年後に刊行された続編『指し手の顔』を想定してのことなのか。しかし、ハズレが多くなりつつある江戸川乱歩賞において、傑作に入る作品であることには間違いない。 | ||||
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第46回江戸川乱歩賞受賞作。 週刊文春 2000年 国内第1位。 連続爆破事件の容疑者 緑川のアジトに踏み込んだ茶屋警部ら警察は、緑川と取っ組み合いを演じていた男 鈴木一郎を確保する。事件について何も語らない鈴木。精神鑑定の要請を受けた精神科医 鷲谷真梨子は、鈴木には心がないことを発見する。鈴木は何ものなのか。鈴木の本質に迫るべく、真梨子は、鈴木の過去を調べ始めるのだった。 ・・・ 膨大なデータを持ちながら行動に結びつけることができない脳だけの存在=脳男 鈴木一郎。学習によって感情を理解するという非人間的な男が、真梨子の明らかにする過去によって、徐々に魅力を帯びていく。この主人公のキャラクター設定の妙こそが、本作品の見所だろう。人が人たる所以は何であるか。作者の精神医療に関する造詣の深さが(といっても門外漢から見る限りだが)、ストーリーに厚味を与え、哲学的な感慨を深めてくれる。 鈴木の出自が判明してからの後半は、ぐっとエンターテイメント性が高い。心のない男 鈴木と逃亡中の連続爆破犯 緑川の関係は。鈴木の目的は何か。鈴木、茶屋、真梨子を巻き込んで、ハラハラドキドキの結末へなだれ込んでいく。 残念なのは、端折られている部分があるように思えることだ。謎めいた真梨子や茶屋といった主たる登場人物の背景が、途中、あっさりまとめられてしまっているのだ。応募作ゆえのページ数制限なのか、7年後に刊行された続編『指し手の顔』を想定してのことなのか。しかし、ハズレが多くなりつつある江戸川乱歩賞において、傑作に入る作品であることには間違いない。 | ||||
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そんなに知名度もないと思うのだが、江戸川乱歩賞を受賞して10年以上経った2013年に映画化公開されることになった本作。 インパクトのあるタイトルと不気味な装丁に猟奇的な内容なのかと思ってしまうが、読むとこれがストレートな娯楽サスペンスの秀作なので驚いてしまう。冒頭は派手な爆弾事件から始まるが、メインは特殊な能力を持つ謎の人物の秘密探りと病院での大アクションである。特にラストの病院でのアクションシークエンスはいかにも江戸川乱歩賞作といった展開で王道のエンターティメントと言えよう。精神医学や脳医学の話題も扱っているが、難解なところはなく非常に映像化向きの作品である。これは映像化しても成功しやすいタイプの小説。 | ||||
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哲学の有名な言葉を題材に、理性のみを持ち、感情を持たない人間を題材にした本。 非常に面白い。 どんな人間も大なり小なり、基本的には感情というものを持っており、一方で哲学の中では理性に重きを置く考えがある。 そこに感情を持たず、理性のみを持つという設定で書かれた本作は、とても挑戦的であり、またとても考えさせられることが多く、非常にお勧めできる。 しかし、理性のみを持つ、というより感情を持たない人間が実際に鈴木一郎のような行動を起こすのかは若干疑問に思うところではある。 また、私自身、理性を崇高しする考えには少し反対であり、感情とは本能に通じる、ヒトが自然の中に存在するからこそ持ちうる、とても動物的なものであり、この自然の大法則に通じるものでありとても重要なものだと考えている。 なんにせよ、この本はその題材をもとに、理性とは何か、感情とは何か、そのもとに生じる善悪とは何か、そしてとどのつまり人とは何かということを考えさせる、とても哲学的な本だと思う。 | ||||
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「脳男」というネーミングは秀逸。乱歩賞受賞作の一覧の中で最も目を引いた。 一度目にしたものは全て記憶してしまう天才的な能力を持っているが、感情と呼べるものは一切持っていない男という設定も滅茶苦茶興味を引いた。 しかしながらこの素晴らしい設定にストーリーが追いついていない。せっかくの企画を残念ながら生かし切れていないというのが感想だ。 結局のところは「脳男」の紹介編で終わってしまい、次回作以降に乞うご期待という感じになってしまっている。 | ||||
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アーサー.ヘンリーの殺人課刑事を読んでいれば、最初の事件のネズミに思い当たる! 黙示録のくだりは必要ないのでは? | ||||
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著者の知識を詰め込んで創りあげた【脳男】を発表するためだけの作品。設定資料をつらつら読まされいる感じを受けます。ストーリーは至極単純で「来た、見た、勝った」という印象でした。 文章も不味い。丁寧な背景描写を意識してありますが感情描写は乏しいうえ、誰が何をしましたという表現が目立ちます。地名や名前の特殊さも子供じみていて痛いです。 正直、著者から提示された【脳男】というキャラ設定を楽しむ人に好まれるかもしれませんね。良くも悪くも今どきエンタメ系小説。 | ||||
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良かったのは序盤の爆弾魔の犯行まででした。 不満は3つ。 女医が脳男の謎に迫ろうと生い立ちなど調べまわりますが、この部分はミステリーではなく、不幸な病と生い立ちを持つ人間の自分探しの旅。風な展開で、最初の事件とは全く関係ない別の小説が始まっています。 作者の「俺の知識すごいでしょ。」てな自己満足は伝わってはきますが、序盤の犯行と全く関係ないので、だからなに?という感じ。 ただ作者はこの部分に一番力を入れて書いてるので、乱歩賞ではなく、芥川賞に応募すればよかったんじゃないでしょうか。 第二に、登場人物の魅力のなさ。 感情表現の描写が極端に少なく、なにを考えて何の動機で行動しているのかわからないです。 もちろん感情がない脳男以外の人物の事です。 ミステリファンとして許せなかったのは、医師の資格を持ち、アメリカで何年もバリバリ仕事をしてきた女医が、日本からアメリカの友人に電話をかけるとき、「アメリカとの時差は何時間だったろうと考えたが、結局わからなかったので」とのたまった時。 半年前までアメリカにいたんですよ! 情けないやら失笑もので、ここでまず読むのをやめようと思いました。 第三に、作者の御都合主義。 終盤、脳男のいる病院に序盤の爆弾魔が爆弾を仕掛け、病院にいる人間を誰も外に出すなと脅迫しますが、そこにいた刑事が「刑事の勘」で「爆弾魔は病院の中にいる」ということになって、なんの確証もなく事実もその通りになっていきます。 おかしくないですか?! 毒殺や爆殺は、犯人が離れた安全な場所で犯行が行えるのが特徴なのに、わざわざ自分も病院内に閉じ込めるなんて考えられません! もうそこからは飛ばし読みでしたが、「誰も外に出すな」と脅迫したために犯人も無事病院内でつかまるという、作者に都合の良い簡単で安易な決着で終わります。 ミステリファンをバカにしてやいませんか? あんなにダラダラ書いた脳男の謎も結局解明せずに終わるなんて!・・・私の時間を返してくださいよ! 乱歩賞と名うてば、本はある程度売れるでしょう。 でも、そのレベルに達しなければ、該当作なしの年があってもよいのではないのでしょうか? もしくは、江戸川乱歩の名前を冠につけない賞を作ってほしいです。 江戸川乱歩にも、過去受賞されたすばらしい作家にも失礼だと思います。 この本を読んで、強くそう思いました。 | ||||
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★2、5サバン症候群の設定は良いんだけど、それ以外のとこがひどい。文章が下手。 | ||||
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脳男の神秘性に惹き込まれました。羊達の沈黙が好きな方は本書も楽しめるのではないかと思います。ストーリー展開は読者が期待するものとは別方向に向かってしまいますが、十分楽しめる意外な展開だと思います。これまで読んだミステリーの登場人物の中でも脳男のキャラクターは秀逸だと思いました。 | ||||
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コンセプトが素晴しいと思いました。 ただし、周辺情報というか設定に荒削りな部分があり、登場人物を活かしきれていない気もしつつ。 とはいえど、長編小説でもないし、展開はそこそこ速めなので逃げ切り勝利という印象です。 続編が出ているのですね(今知りました)。 読み応えアリの内容を期待します。 | ||||
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テンポのいい序盤の展開。 第7章の叙述が印象的。 主人公の設定は江戸川乱歩賞にふさわしい。 どちらが古いかわからないが、先に読んだ「無痛」(久坂部 羊 著)がすぐに浮かんだ。 実際に続編があることは読み終えてから知ったが、そう思えば終わり方も納得できるし、 作者もそのつもりだったのだろう。 | ||||
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