大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄
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大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄の総合評価:
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舞台は昭和初期の精神病院。 患者と医者と看護人たちが織り成す奇妙な病院劇。 登場人物たちの名前がみな個性的で、まるで現実感の無いパラレルワールドの住人達。 本格ミステリとは作風が全然違います。ミステリ小説として読まない方がいいかもしれません。 帯のうたい文句にあった「首藤流ドグラマグラ」ってのも、自分としては違うと思いました。 ドグラマグラから漂う「狂気」の香りは全然ありません。 理路整然と、最後まで伏線を回収してちゃんと落ち着くべきところに落ち着くので、 読後はスッキリです。狂気度はゼロ。 文体は現代風なので、とても読みやすいです。スラスラ読めます。 読んでいると時代設定が昭和初期ということも忘れてしまうぐらい、現代的な読みやすさになっています。 ただ、蘊蓄は結構出てくるので、そういう個所では時間は取られるかも知れませんね。 でもそういう蘊蓄も含めてこの小説の魅力です。 一つ、最大のマイナス点は「上下巻に分冊」されていることです。 この手のミステリ小説ってのは、その都度いつでも前のページを確認しに行く必要が出てきますし、 それがまた楽しいものです。 だけど分冊されていると読み返そうと思ったときに「あ、上巻が今手元にない」という風になってしまうことが度々あります。 すぐに前のページを見返したり、何か見落としてないか?とか前のページをパラパラ眺めていったり、 ミステリ小説はそうやって楽しむものです。 ミステリ小説を分冊する編集者および出版社はそこのところが分かっていない。 「分厚いと読者が尻込みする」「1500円もする文庫本より、上下に分かれてた方がお試しで上巻を買ってもらえる」とか、 守銭奴的な商魂で分冊するやり方は嫌いです。 だから星1つマイナス。 | ||||
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それなりに面白かったんです。特に幽霊烏賊のくだりはかなりの迫力でした。でも、その話は本筋と全然関係ないし、叙情トリックもそこまで凝ってないし。上巻の含みがある広がりが、下巻で見事にこじんまりまとまったなぁと。どうせならもっと荒唐無稽で落ちもなくても良かったくらい、もったいないなぁと思いました。 | ||||
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まだ下巻を読んでないので、評価が難しい部分はあるのですが、期待も込めて星4つです。 メインが精神病院での話なので、先が読みにくいストーリー展開です。 更に登場人物の誰もに秘密がありそうで、展開が全く読めません。 上巻ラストでは幽霊烏賊と呼ばれる巨大烏賊も出てきて、一体この先どうなるんだと…。 気になるので、下巻も続けて読む予定です。 | ||||
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上巻の三分の二くらいまでは話が進む気が全くしませんが、その後一気に読ませます。相変わらず(脳男と同様)、登場人物の名前がもの凄く変わっています。というか、読めない‥‥‥ 面鏡と書いて『いじか』ってどうしたら読めるんでしょうか??? 私のように記憶力が乏しい者のために、最初の50Pくらいまでふりがなを振っておいてくれると凄く助かると思うのですが‥‥‥ 駄洒落のような名前も、『ほしかしほ」とか。 少々ネタバレになりますが、捕鯨と幽霊烏賊のくだりは息をのむほどの臨場感。ちょっとグロい部分もありますが、どちらかといえばハッピーエンドだし、かなり楽しめました。あ、でも『名探偵 面鏡真澄』って?どこが名探偵?(笑) | ||||
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首藤瓜於らしい奇異に満ちた、兎に角、一筋縄では行かないミステリー小説である。タイトルも変わっているのだが、登場人物の名前も皆、変わっている。使降に面鏡、養父、老鼠、穂鹿、常呂… 昭和初期の精神科病院に赴任して来た新米医師の使降醫と面鏡真澄が厳重な隔離室の謎の患者の正体に迫る。 毎回、怪しいというか、変わった作品ばかりを上梓し続ける首藤瓜於であるが、本書は一風変わっている。 | ||||
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