モンテスキューノート: アガタ2



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    初公開日(参考)2025年08月
    分類

    長編小説

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    モンテスキューノート アガタ2

    2025年08月29日 モンテスキューノート アガタ2

    若い女性がサバイバルナイフで刺され、顔を激しく傷つけられたうえに片目を抉りとられるという異様な殺人事件が立て続けに発生した。捜査本部で被害者の接点を探る青木一は何か助言を得ようと鵜飼縣とともに元精神科医のレイチェルの部屋に集まって事件の概要を説明したところ、レイチェルが異常なほどに動揺し、ワイングラスを取り落としてしまう。その時に漏らした言葉が気になってしかたがない縣は、彼女がかつて行った犯罪者の精神鑑定のカルテを調べるよう桜端道に指示して、十年数前に鑑定した凶悪犯が来日していることを突き止めるも、第三の事件の発生とともにレイチェルの失踪を知らされる……。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (2pt)

    ご都合主義 極まれリ

    前作でもそうであったが、万能ハッカーさんが なんでも情報を引き出してくれるようなので捜査は簡単でいいね。セキュリティが最高レベルに高いはずの アメリカの国家機関でも、金融機関でも秒で侵入して必要な情報を手に入れられるのだから、こんなに楽なことはない。FBIにもできないことを 日本の警察のハッカーが容易にこなして、重要参考人の所在をあっというまに明らかにする。そんな打ち出の小槌みたいな人を登場させたら、好きなようにストーリー展開できますね。便利便利。そうかと思えば、第三章は アメリカのサイトに論文を発表した人の家を 一軒一軒訪問しては 論文の内容や執筆時期を聞いて回る様子の描写に費やされているが、そんなもの AIに「論文を和訳して概要をまとめて」と指示すれば すぐにすむ話。都合のいいところだけコンピューターの力で一瞬で解決させ、別のところでは昔ながらの足の捜査。日本の警察ってそんな不思議な組織なんでしょうか?
    また、偶然もすごいね。重要参考人も真犯人も、主人公の知人の患者だったとか、アメリカのサイトに英語で投稿した論文に反論を示したのが 全員日本人で すべて東京近郊に住んでいたとか、都内で連続殺人を実行し 返り血にまみれて帰る家もない真犯人が なぜか誰にも見つからず逃げおおせているとか…。真犯人が被害者たちの住所を どのようにして見つけ出したのかもわからないし(真犯人も天才ハッカーか?)謎と矛盾とご都合主義で固められた作品ですね。
    首藤さんはデビュー作の脳男が最高で、その後 作品を出すたびに下降線ですね。
    モンテスキューノート アガタ2Amazon書評・レビュー:モンテスキューノート アガタ2より
    4065405130



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