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小暮写眞館
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【この小説が収録されている参考書籍】
小暮写眞館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全161件 41~60 3/9ページ
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未読ですので、これから読むのを非常に続編と楽しみにしています。 | ||||
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読み終わった後、温かい涙がつーっと流れるような読後感。どこの家庭にもこうゆう事あるなーって。自分では常識、正義って思って言葉にして傷つける。家族ゆえに傷も深く許せない。花ちゃん勇気出してえらいです。友人たちも優しい。 | ||||
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主人公の発言、行動、心理がとても共感できるものではなく、世界観に引き込まれることなく終わりました。 主人公の両親と弟も(今の段階では)全く好感が持てず、とても「おもしろい」という作品ではありませんでした。 残りの三冊は自分でお金出して買う気は全くありませんが、図書館や友人などから借りてそのうち読もうと思います。 あくまで現段階では、このような高評価になっているのが不思議です。 | ||||
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「心霊写真」の物語から始まったこの作品も、最終話の「鉄路の春」では主人公の「家族」の問題が解決します。 それと同時に、謎の女性垣本順子の背後にある問題も見えてきて、こちらも主人公「家族」の問題の解決と共に、新たな一歩が踏み出されます。 この四編の連作短編を通してみると、結局この物語は「家族」の問題をテーマにしていることが分かります。 この四編の中には、様々な形態の「家族」が登場します。 きっと、外からは何もないようにみえる「家族」にも、その実深刻な問題が内包されているということでしょう。 その解決には、大きな勇気が必要で、その勇気をもとに思い切った一歩が必要なのでしょう。 そして、そうした中で、この物語の主人公の様に大きく成長してゆくのでしょう。 | ||||
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この第3話は、「心霊写真」とは言うものの、パソコンで作られたものなのですが、「家族」の問題を非常に考えさせられました。 結果から言えば、エリートの父親と全く反論できない無学歴の母親に育てられていた息子の話です。 この息子が、不登校になり、フリースクールに通っているのですが、その謎を主人公が解いていくと言うものです。 父親の専制的な「家族」に抗議して不登校になり、父親は怒り心頭、母親はオロオロといった状況です。 こうした父親と母親の関係に抗議しての行為なのですが、やがて抵抗できない母親にも不満を持ちます。 考えてみれば、こうした「家族」は結構あるように思います。 特に、会社でそれなりのポジションにいる人は、そうなりがちかもしれません。 家に帰っても、会社と同じ感覚で家族に対応してしまうのかも知れません。 逆に、会社では上から言われっぱなしだと、家で空威張りするケースもありそうです。 若い人たちの様に、共働きで、そんなに収入に違いがなければ、こんなことはないかもしれませんが・・・。 いずれにしても、子どもに夫婦関係の影響が出るようでは、良い「家族」とは言えないでしょう。 | ||||
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講談社版からの加筆修正があるかと期待して買ってみたけど上下巻を四冊に分割しただけ。 でもまぁ堪え性のない読者にしたら集中力が持続できていい按配かも? ただその辺のラノベと違って文章や表現も、読解力がないとついていけないからそれを覚悟して 読まないとこの作品の良さは解らないでしょうね。 | ||||
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文章力、表現力、構成力、どれをとっても、さすが宮部みゆきさんだと思わせる完成度です。 改めて読み返しましたが、ページ数を区切ってあるだけに講談社版より読みやすい印象を受けました。 ラノベにありがちなテーマを扱っていますが、巷に氾濫しているようなご都合主義の作品では太刀打ちできないぐらいの秀作です。 ティーン向けの小説を書いても軸がブレない筆運びは、稀代のストーリーテラーの面目躍如でしょう。 | ||||
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第2話は、SNSで「心霊写真」との関係が大きな噂として流れてしまったことで、新たな写真が持ち込まれます。 それは、中小企業の仕事とその娘と婚約者の関係の2つの問題が絡む「写真」でした。 その工場は解散、婚約は破棄と言う結果を暗示するような家族の泣き顔が映り込んでいる「写真」です。 今回は、新たな協力者としてコゲパンと綽名される女子高生が登場し、大活躍します。 その彼女の花ちゃんへの思惑も一つの焦点ですが、やはり副題ともなっている「縁側」と言う言葉でしょう。 「家」に付随してつけられている「縁側」に準えて、家族の周りに密接に関係する人の立場を描いています。 家族がそういう人たちをどう考えているか? 逆に、そういう人たちは、家族にどう対処すべきか? そうした点への対応の仕方の不味さが、今回の「写真」をめぐる動きになっています。 それを解きほぐし活躍する主人公たちの動きが読みどころです。 | ||||
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1枚の写真から、その裏に秘められた謎を解き明かして行くミステリーです。 探偵役が、都立三雲高校の男子生徒花菱英一、通称“花ちゃん”です。 父親の好みで古家の「小暮写真館」を改装して、住むことになります。 この写真館で撮られた写真が女子高生によって持ち込まれ、そこには心霊写真とも言える女性の顔が映り込んでいます。 その裏にある新興宗教と火災事件を突き止め、ついにはそこに映り込んでいた女性にたどり着き、そこにあった普通でない家庭の話を聞くことになります。 前半は、この地に移り住んだ理由と周りの人間関係に紙幅が費やされているので、第一話のこの事件はやや短い感じです。 でも、これからの物語の展開の楽しみを十分に感じさせてくれる物語になっています。 | ||||
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初期のころの流れるような文章ではなく、読み続けるうちに誰のセリフかわからなくなるような文体があり、 閊える文章が多く感じられた。一気に読むことができなかった。 小説としての素材は良いと思うが、高校生のしゃべる文体としては古臭く、中年のおじさんおばさんのセリフ を聞いているようような感じが見受けられた。語彙が古臭いというよりは死語に近いのかもしれない。 いづれにしても、初期にの頃の切れがなく下巻を読むかどうか悩んでいる。 作者のの作品は、少年の出てくるものが多いが、今時の高校性の実態をもう少し研究してほしいという印象である。 | ||||
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1ページ目から引き込まれました。もっと言えば1行目からだと思います。こういう作家さんは既にここから違うのだと思いました。 家族や友人、不動産屋の社長、事務員、とにかく皆が個性豊かです。彼らの織り成す会話は楽しいが、主人公の辿って行く道は意外な程ドロドロしていたりする。軽妙でありながらも重厚さを忘れない。だからこそぐいぐい引き込まれてしまいました。 主人公は男子高校生ですが、こんな青春を刻めたら、彼はきっと豊かな大人に成長するのだろうと、少し羨ましく思えました。 | ||||
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講談社版は未読です。 高校生の主人公が、親の強引なマイホーム購入のせいで古びた写真館に住むというのが話の始まり。本巻は心霊写真を巡るストーリーで、夜に読んでいるとところどころぞくぞくする箇所も。けれど、語り口が軽妙で、不気味な描写の直後に吹き出してしまうという初めての経験をしました。IIも買う予定です。 | ||||
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別の版元で文庫化されたときに読んでいたので、再読です。4冊に分冊され、読みやすくなった点は、好印象でした。 二度目ですが、宮部みゆきの物語の運び方、ストーリーテラーとしての力量の高さには、ただただ感服するばかり。英一も、ミス垣本も、どのような結末を迎えるか知っているのに、それでもぐっと胸にきました。 とても面白かったです。はやく3巻と4巻が出ないかな。 | ||||
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宮部みゆき作品はほっこりするもの・殺人事件・時代物と色々読んできました。 その中でこの作品は確実に好きなベスト3に入ります。 上巻はちょっと不思議なことが起こる青春小説といった感じです。でも所々に気になる種を蒔いて下巻への期待感をあおる所はさすが! 下巻からの物語が好きすぎるので、それに比べてしまうと星は4つです。 | ||||
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上巻はほっこりした青春小説。 下巻からはだんだん物語が加速していきます。 それは優しさだけではなく、読み進めるのも苦しいくらいの出来事も起こってくるのですが、決して有り得ないことではなく身近なことだったり。 途中からは「あぁもうすぐ読み終わっちゃうんだな」という淋しい気持ちになります。 最後はありがちなハッピーエンドではないけれど、それが逆に心に優しく響く素敵な終わり方です。 宮部みゆき作品ではベスト3に入る、大好きな小説です。 | ||||
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火車から宮部さんの作品は大好きです。 読んでいる間、主人公や近傍の人達と同じ鼓動で物語を進んでいるかのような感覚にさせ、ほんの数行だけ登場する人々の人生をもリアル体感させる描写には毎回時を忘れさせてもらってます。 が、今作は残念ながら私には合いませんでした。 なんだろう、ものすごく落ち着かない…。ここはニヤリとさせるために書かれたんだろうな、でも全然面白くない、という居心地の悪さの連続で、辛かったです。 レビューで後半が凄くいいと読んで、鉄路の春の途中まで読み進めましたが、もう無理…。ハゲそう…。 もし、これが初めて読む宮部作品だったら、それから宮部さんの本を手にすることはなかったかもしれない。他の素晴らしい物語に出会えなかったかもしれない。そう思うとちょっと怖いです。 | ||||
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あっという間に読み終えました。さすが宮部みゆきさんですね。また別の作品も読みたいと思います。 | ||||
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非ミステリーだというので何となくスルーしてそのままになっていたが、いざ読んでみたらここ数年の宮部作品の中でイチバン良かった。心霊写真を巡る連作短編風に英一を中心とした悲喜こもごもの人間模様を描き、しっかり感情移入をさせておいてから、最終第4話でぐっと花菱家の心の奥へと切り込んでいく。うまいなあ。大きな事件はなくとも、しっかりとした構成と魅力的な登場人物たちのおかげで、700ページがあっという間だった。全編を通してみれば、英一の成長と苦い初恋の物語なんだね。 | ||||
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面白くてグイグイ物語の中に引きずり込まれた。 主人公は高校生の男の子。 家族は父と母と弟。 閉店になった写真館の物件を気に入り、そこで生活している。 始終ほのぼのとしていて、暖かくて。自然と登場人物達を好きになった。 疲れている時、脳みそを休めたい時、嫌なことがあった日に気分転換として手に取るにはピッタリな本だと思う。 | ||||
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宮部みゆきさんの本は大好きですが、私としては幽霊の登場しない作品を望みたい。 | ||||
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