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小暮写眞館
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【この小説が収録されている参考書籍】
小暮写眞館の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全162件 161~162 9/9ページ
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| [評価] 一般書籍として70/100点 宮部みゆき作品として55/100点 (著作に傑作が多いだけに評価のハードルが上がってしまいます) [評価の前提となる私の嗜好] ・宮部みゆき作品の好きなジャンル 現代物>>>>>時代物>>ファンタジー ・好きな著作 龍は眠る ステップファーザーステップ 模倣犯 魔術はささやく 火車 パーフェクトブルー 我らが隣人の犯罪 レベル7 理由 淋しい狩人 等 ・宮部みゆき作品の好きなポイント 人物観察眼 心情描写 語り口・文体 プロット・構成 情景描写 [評価詳細・理由] 人物観察眼 A 心情描写 A 語り口・文体 C プロット・構成 B 情景描写 A ・人物観察眼は一層の深みを増しており、苦みすら感じるそのコクは私の好みのど真ん中です。 ・心情描写と情景描写も相変わらずの巧さ。もう匠の域だと思います。 ・惜しむらくは語り口・文体でしょうか。過去の軽妙なタッチはなりを潜めているように感じました。 昔取った杵柄が思うように振れない、そんなもどかしさが最後まで拭いきれませんでした。 ・プロット・構成についても写真、写真館というモチーフが十分に生かされないままのような消化不良感がありました。 (本作のスタイルは淋しい狩人を彷彿とさせますが、4作という少なさが裏目に出たような) また、登場人物の内面の成熟度と設定された年齢のアンバランスさもめずらしく気にかかりました。 (以前の作品では設定の巧さと軽妙な語り口によってか不自然さを感じることはなかったのですが) 宮部みゆきの中でも私が好きな作品では上記のポイントが高いことは勿論、それぞれが有機的に機能することによるシナジーが 作品に凄みを与えているように思います。 その意味では本作は「惜しい」という感想を抱かずには居られませんでした。 むしろそれらを欠きながらもなお一気に読ませてしまう力量は圧巻というところでしょうか。 いずれにせよそれは熟成中の酒を途中で飲んでしまったような不満であり、宮部みゆきの今後に一層の期待が高まります。 | ||||
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| ひょんなことから、心霊写真バスターを務めることになった男子高校生が主人公。 高校生の父母弟妹・友人、を中心に四話構成で話が展開して行きます。 第一話から順に「小暮写真館」「世界の縁側」「カモメの名前」「鉄路の春」。 700頁の長編ですが、読みやすく一気に面白く読めました。 奇をてらわず、宮部みゆき本流、ど真ん中に直球勝負の小説です。 非常にイメージが思い浮かぶだけに、主人公の年令設定(第一話では高校一年生)が気にはなりますが…。 著者得意のユーモアにもあふれ、読んで元気をもらえる、ミステリーの佳作だと思います。 | ||||
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