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小暮写眞館
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【この小説が収録されている参考書籍】
小暮写眞館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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第4話鉄路の春は弟光(ピカ)、垣本順子を中心にほのぼのとした内容で無難にまとめた出来だった。 一般文学通算2382作品目の感想。2020/03/16 10:35 | ||||
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元写真館の古家に引っ越した花菱家。 写真に関わる心霊、念写に事件を独自の視点で解決していく。 高1の英一と小学生の光(あだ名ピカ)との掛け合いが抜群に面白い。 一般文学通算2382作品目の感想。2020/03/12 17:10 | ||||
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小暮さんがもっと活躍するものと期待していたので、 想像以上に現実的な話で肩透かしを食らいましたが さすがの宮部作品でページをめくる手が止まりませんでした。 ただ結末でヒロインがいなくなるのは残念に感じました。 物語の最後に、立つ鳥濁さず飛び立つには彼女はあまりに物理的に非力なままだと思います。 言葉で説明するのは野暮とのご判断かとは思いましたが、主人公の側は心の成長と日々暮らしていくことの両面から「生きていくこと」を丁寧に描かれているので、 ヒロインも、桜の写真の裏に貯金で夜学に行くとメモを残すとか、堅実な幸せに向かっている 具体的なヒントをもう少し出して頂けたらなと思いました。もしくは不動産屋に残ってほしかった。 いずれにせよ今後大学へ行き世界の広がる主人公と、成長したとはいえ狭い世界に留まるヒロインの未来は行き止まりでしょうが、いろいろな課題を消化不良のまま、最高潮のロマンスを抱えて美しく退場させられたヒロインがなんとも不憫に思えました。 | ||||
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一枚の不思議な写真からその謎を解いて行く小説。 解いて行くのはその写真を手にすることとなる主人公の高校生。 その不思議な写真とは、心霊写真?念写?本来写真に写る事の無い ものが写っているらしい。(小説なので見れないのが残念・・・) この上巻ではどうして写真に写るはずの無いものが写り込んだのかを、 解決したのではなく、写真を通して被写体たちの過去の思いを明かしていく。 なぜ心霊写真?念写?されたのかは未解決のまま。まぁそう言う不思議な 小説なのでしょう。 もう一つ 主人公の弟である小学3年生のセリフが大人びて「コナン」くん並みだ。 只今下巻の途中まで読んでいますが、何故に大人びた小学生でなければ ならなかったのかも含め、上巻で貼られた伏線が上手に回収されることを 深く希望する者です。 | ||||
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営業を止めた昔ながらの町の写真館あとに引っ越してきた 高校一年生の英一。 スタジオをそのまま居間にして、表札も写真をならべる 飾り窓も、父の趣味で残した。 営業をしていると勘違いされたのか、ある日、不思議な 写真が持ち込まれた。 被写体の背景に、女性の顔の一部が写り込んでいる…。 泣いているような女性の顔、写真を持ち込んだ女子高生、 さまざまな伏線が、これからの波乱の予兆となっているのだろうか。 続巻へといざなう最終ページのことばは、読者を急き立ててやまない。 | ||||
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この『小暮写真館』は講談社文庫からだったか、2分冊で出ていたと思うが、新潮社から4分冊で新発売されたもののようだ。池波正太郎の本を探しに本屋に行ったのだが、平積みされたこの本が強烈に目に飛び込んできたので思わず買ってしまった。宮部みゆきの本ならそれほどはずれはないだろうとの予想の元。 他の現代の推理ものでもいくつかこういうパターンがあったが導入がやたらと冗長な感じがする。この人の時代物や短編は軽快で素晴らしい切れ味を見せるのだが、現代ものの長編は導入がいやに冗長に感じるケースが多い。 この物語も宮部みゆきというビックネームが書いていなければ付き合ったかどうかという導入の出来であることは間違いない。 引っ越してきた元写真館をやっていた自宅に見知らぬ少女が心霊写真を持ち込んだ。その心霊写真のなぞを解くべく、主人公の高校生が聞き込みを開始するという物語。1巻では心霊写真について一応の解決をみるが、話が続いていく予感で締め切られている。まだ4分の1が終わった段階で評価は早いが冗長な感は否めない。また家族とのやりとり、友達とのやりとりで主人公が見せる解釈のユーモアや諧謔が宮部みゆき作品にしては珍しく鼻につく。 題名を忘れたが、殺された家族と思われたものが実は別々の同居人だったという物語は宮部みゆきにしては駄作で冗長だったと感じたことがあるが、あのケースと同じような雰囲気を感じる。同じように失敗作なのだろうかこれから読み進めると答えが出るでしょう。 | ||||
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ほんわかとした雰囲気で、読み進んでいきます。かわいらしい人物像が浮かびます。 | ||||
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未読ですので、これから読むのを非常に続編と楽しみにしています。 | ||||
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未読ですので、これから読むのを非常に続編と楽しみにしています。 | ||||
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人の思いが写真に表れるというテーマは新鮮。 古い写真館に越してきた高校生が、不思議な写真の謎を解くという設定もおもしろい。 他の作家の作品だったら、そこそこ満足できるかもしれない。 物足りなさを感じてしまうのは、宮部作品への期待が高いからだろう。 最初は好感持てなかった垣本順子が、最後には愛おしくなり、幸せになってほしいと思った。 逆に、花菱一家はみんな好きになれなかった。 テンコ、コゲパン、ピカなどあだ名のセンスや、高校生の会話に古臭さを感じてしまう点も小説世界に入り込めない一因。 | ||||
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登場人物の中で一番魅力的だったのは垣本順子さん。何度か自殺未遂を繰り返し、一度などは主人公の花菱英一、通称花ちゃんに救出される。そして、謎だった素性も最後の第4部「鉄路の春」で明かされる。私としては最後まで謎のままの方が小説全体にふくらみがあってよかったのですが・・・。評価を3にしたのは第4部が少し冗長に思われたからです。それまでは、とてもテンポよく、まさに〈宮部みゆきワールド〉を満喫していましたが。 | ||||
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高校生が霊に関する謎解きに挑むミステリー。恐い話はなく、しみじみと亡くなった人を懐かしむといった話が多い。 | ||||
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宮部みゆきの本なので期待して買いましたが、 内容は普通。 文庫でよかった、ハードカバーで買っていたらちょっと腹が立ったかも。 | ||||
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特に感動することもなく、期待外れでもなく、普通に読み終えました。 | ||||
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帯を見ずに読み始めてどうも違うような気がして、途中で帯を見て納得しました。 青春小説だったんですね、何とも微妙な終わり方で消化不良です。もう少し友人関係の話を掘り下げてもよかったのではと。 まー、悪人が出てこないほのぼのとした小説でした。 | ||||
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トータルとしてこの長さの短編集としては飽きることもなく読むことができた。 だが、主要な登場人物の性格が当初と結末では全く違う人物のように変わってしまう。 これを成長と捉えるべきなのだろうか??全くキャラクターが違う。 主人公の英一くんは当初は決して目立たず(見栄え・性格共に)人気者の親友の 影で霞んだような主張のない高校生でしたが、結末ではやたら物事にはっきりし行動 的になっています。また、親友のテンコ君は話が進むほどに奇人化していきます。 本来このような話では主要な登場人物のキャラクターを変えてしまうことはマイナス となるような気がします。 作品中の謎についてもどれもはっきりとした解明はされず。予定調和というか・・・ 登場人物は「そいういものなのだ」と言わんばかりに納得していきます。 つまらなくはないのだが何かが足りない。マドンナに関しても普通はこのような女性 には惹かれないでしょう。 テイストとしては小路幸也氏がよく描くような世界観に感じます。 気弱でお人好しの主人公・よく繰り返される自問自答・心の中で一人ノリツッコミ。 | ||||
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作者はかなり好きな作家に分類されるので、期待して読みましたが…。相変わらず清く正しく美しい、品行方正な人々ばかり登場します。名もなき毒や誰か読んだときも思ったけど、最近好人物具合も割合も増してる気がする。優しいトーンの話なのも相まって、余計強調されてる。さすがにあんな高校生はいない。ファンタジーや時代物ならともかく、舞台は現代だし。元々そういう作風が好きではあったし、ファンなので言いたくないけど過剰すぎて少々鼻に付いてきました。ソロモンの偽証はもう少し生身っぽい人が登場しますように。ファンはやめないので、よろしくお願いします! | ||||
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心にトラウマを抱えた善人が次から次へと出て来る物語です。 右を見ても左を見ても善人だらけで、なんとまあ、幽霊までもが善人。 いい人しか出てこない、夢のような物語です。 終盤で登場する悪人チームのキャラもステレオタイプな“いかにも感”があり 鼻白む部分が多いのですが、分かっていてもやられてしまいます。 最終的には、涙でボロボロでした。 心に迫るものがあり、泣かされる。 ただ、気になったのは、序盤でコゲパンという少女が 主人公に恋愛感情を持っている?ようなそぶりを見せるのですが 直後に、他の男子に告白されてそちらと付き合っていること。 コゲパンのキャラからして、そんなことするかな? | ||||
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寝正月の枕がわりにちょうど良い厚さ&読み心地でした。 「ぼんくら」「日暮らし」の弓之助、おでこの三太郎を彷彿させるキャラのピカちゃん。 「三島屋変調百物語事始」を連想させる人の心の闇の謎解き。 現代モノで描いたらこんな風って感じ。 宮部ワールドというのでしょうか。 こんな大人で、洒落た会話やジョークが現実の高校生の世界に存在するとはとても思えませんけど。 それはそれなりにテンポ良く楽しめました。 褒め言葉でも皮肉でもありませんが、 娯楽作品としてプロの仕事です。 ストーリーテラーとして安定感があり、上手いです。 それだけ。 宮部ワールドのファンと御用とお急ぎのない方にはオススメかな。 | ||||
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読みました。個人的にはあまりおもしろくなかったです。高校生の男の子が主人公のかなりほのぼのとした作品です。その男の子が、ひょんなことから心霊写真探偵を始めます。探偵をして、一応答えのようなものを見つけるのですが、なんかこう、すっきりしません。そして、高校生を描いている割に、言葉のチョイスが古い。。今どき、こんな子いませんって。「死語かなっ?」って、誤魔化そうとしてる箇所もあったんですが、もう、誤魔化しきれてないと思います。宮部さんには、現代の高校生を描くのは無理があったのでは?あるインタビューで、宮部さんが「今回の作品は私の描きたいものを描いた。だから、描いている最中とても楽しかったが、自分が楽しんで描いた作品のほうが、意外に読者には受けないものだ。」などと、語っているのを見ましたが、まさにその通りではないかとおもいました。私自身が青春小説嫌いのせいもあるのかもしれませんが、とにかく私には合いませんでした。ただ、装丁はとっても素晴らしいですよね。ジャケ買いしたくなるような。作品の中身に関係してくるので、全部読んでから改めて見てみると、さらに良いです。 | ||||
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