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小暮写眞館
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【この小説が収録されている参考書籍】
小暮写眞館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 1~20 1/6ページ
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迅速に届けていただきました。商品も綺麗です | ||||
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このシリーズも面白かったです。 | ||||
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このシリーズも面白かったです。 | ||||
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初めから、どこか不思議な、妙に隠し事のあるような小説だった。幼い頃亡くなったらしい家族とか、わけあり風で、不動産屋で働いてるのが不思議なくらい、社会性を欠いた事務員とか。 下巻最終話で、さまざまな情報が明らかになり、感動的な結末を迎えるのだが、そこまで、奇妙な設定を飽きさせず、エピソードを重ねて、風変りなキャラを描き切った作者の筆力に感嘆。読書の楽しみを満喫出来る、宮部ワールドで、こんな長編なのに、いくらでも読んでいたい気になった。ミステリーと分類出来ない、現代もので、宮部みゆきのベストに推す。 | ||||
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私は普段高校生を教えてる高校教師だけど、この作品の高校生の言葉遣いは、宮部ワールド。何でも「ヤバイ」で片づける高校生より、ずっと好感が持てる。 このタイトルから、ほのぼのした人情話かと想像していたが、ちょっと違う。だけど、キャラが立っていて、読み進めるうちに愛着がわいて来た。「日常の謎」系のミステリーと言えない事はないが、それより古風な言葉遣いの高校生らのキャラが活躍する、宮部ワールドに浸っていたいと感じる作品であった。 | ||||
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配送も早く、本の状態は期待以上のものでした。 | ||||
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とにかく、長く感じた。4話の「鉄路の春」だけなら、何度も読み返したい。 垣本順子と英一の最後のホームでの写真のシーン、順子が去った後の英一と不動産屋の社長との会話 大学生になり突然届いた順子からの写真と、その写真に話しかける英一の優しい言葉・・・。 鉄ちゃんのヒロシと垣本順子が印象的だった。 | ||||
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宮部みゆきさんと言えばミステリーが有名ですが、中でもこのお話は宮部みゆきさんにしては珍しく普通の家族の物語です。ですが、幽霊が出てきたりちょっと不思議な所があるのが宮部みゆきさんらしい。 宮部さんの現代ものはあまり好きではなかったのですが、こんなに感動する作品に出会えたのは久しぶりです。 心が疲れたときに読んで欲しい一冊です。 | ||||
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ずいぶん前に講談社文庫(上・下)で発刊された時に購入。 処分してしまったが、久しぶりに読み直したいと思い購入。 やはり面白い。 | ||||
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都立高校に通う多感な男子高校生が、何枚かの不思議な写真の謎を探って行動する中で、さまざまな人に会い、その人たちの事情に巻き込まれながら成長していく青春小説として読みました。 平成に書かれ、時代背景も平成ですが、主人公一家が移り住みんだ下町の写真館の佇まいや、他人事に関わる主人公と周囲の人々の人情から、どことなく昭和の温かさが感じられます。 個人的には、ランナーである主人公が、町中を走るリレー大会で、不動産店の事務員さんが立った角を走り抜ける一瞬の情景が、心に残りました。 | ||||
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30年来の宮部みゆきの大ファンです。 小暮写真館は、登場人物一人一人の個性と抱えている問題点に着目すると面白く読めると思います。宮部ならではのミステリーも含んでいます。 | ||||
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大体の感想は皆さんと同じなので一つだけ 主人公の言葉が高校生の割に古い、というコメントをしばしば見かけますが こちらも周りにはまだ高校生がいないせいか古さに気付けず、てっきり物語の主役に優等生を演じさせてるだけでは?とか思い込んでました 読者のほうは様々な年代がいるはずですから 今風の表現が通じる人ばかりでもない筈だし いちいちテンコあたりに解読させる訳にもいかんだろうし その間をとった可能性は…あるかな? やはり様々な意見を見るのは面白いですね なおこちらは上巻で満足してしまいあとはリタイアした組です | ||||
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帯の惹句にある「愛おしいラスト」もいいが、pp.619-620のような兄弟愛の方が心にしみる。弟は絶対守らなきゃいけないし、時には両親も守らなきゃいけない。それが長男! 亡くなった風子のことがラストシーンじゃなかったのは少し残念。 垣本さんは魅力的だけど、美人ではない、はず(笑)。 | ||||
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45歳のおっさんですが懐かしい気持ちになりながら読みました。 宮部みゆきの作品は少し苦手で小暮も少ししんどいところもありましたが読後は清々しい気持ちになれました。 | ||||
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宮部みゆきさんは、現代の作家の中で、ずば抜けて手練れで、ミステリーから時代劇まで書け、なおかつベストラー作家であり続けるているのがすごいですよね。 この作品は、佳作というか、宮部さんの作品の中では「火車」や「理由」ほど話題になりませんでしたが、個人的にはとても好きな作品です。 大きな事件や犯罪が起こらない、比較的淡々としたストーリー展開で、すごいプロットではありませんが、読後感がとても優しくて、気持ちいい。 この作品は、主人公の花菱栄一くんの成長物語でもあります。 ドラマ化されて、神木隆之介くんが好演していました。 ノンミステリーでもこれだけの作品が書ける宮部さんの力量に、改めてすごい作家だなと思います。 | ||||
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(Ⅰ~Ⅳ巻を通してのレビューです) ちょっと変わった家族が引っ越してきたのは、小暮おじいさんの幽霊が出るという噂の小暮写眞館。主人公の花菱英一が憑依したかのように、読者はハッピーでシリアスで甘酸っぱい高校三年間に引き込まれます。宮部さんの学園ラブコメもの、という整理でいいのかな? ちょっと意味、違うか? | ||||
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下巻は上巻のイメージの延長ではありません。 心霊写真や念写と言った類の不思議なストーリーから 主人公の高校生活を中心に、取り巻く人々の温かみや、 無神経な言葉で傷ついたり、と続き、最後は切ない 想いでエンディングを迎える。 自分の学生の頃の失恋を思い出し、心がウン十年前に タイムトリップしてしまった。 こんな気持ちになったのはホント久しぶりです。 最後まで読み切って良かった。 | ||||
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下巻は未読ですが、久々にいいものに触れたのでレビューします。 宮部氏の描く小説は時代物からファンタジー、ライトなものから重厚な社会派ミステリーと幅広いですが、この作品はそれらの要素をすべて内包しているように感じます。 事実は小説よりも奇なり、といいますが、昨今の世相を鑑みるとまさにそのとおりで、社会問題もそうですが座間市の事件などはまさに「小説か?」と疑ってしまうような事件が目につくようになっています。 それらの事象がなお気味悪いのは、小説とは違い事件の内情や顛末の説明がされていないからではないでしょうか。 下町育ちの宮部氏の小説に登場する人物やそれを取り巻く環境は、”気味の悪い現実”に対するアンチテーゼのようなものになっている気がしてならないのです。 | ||||
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主人公の高校生花菱英一が写真館付き住宅に引っ越して、持ち込まれた心霊写真の謎を調べる第一話「小暮写真館」、同様に、写っているはずのないものが写っている不思議な写真の謎を調べる第二話「世界の縁側」、第三話「カモメの名前」と続き、最終話「鉄路の春」では、亡くなった風子に関して花菱家の家族が抱えている問題、垣本順子の引き起こした騒動、祖父の納骨での出来事と続いていく。 宮部さんの文章は元々軽いのだが、この作品では地の文に主人公英一の心のつぶやきがふんだんに盛り込まれていて、さらに軽く感じられ、ラノベのよう。登場人物も、ほとんどが宮部作品によく出てくるような、明るくて善良で単純で軽い感じの人物たちばかり。唯一の例外が垣本順子で、この人物が良い味を出していて、本作品のキーウーマン。口や態度が悪く、時々自殺のまねごとをする社会不適合者なのだが、意外にも、物事の本質を捉えていることがわかる。主人公が垣本順子のことが気にかかり、接触を持とうとすることが、物語で重要な意味を持っている。 第1話から第3話までの写真に関する謎解きは、非科学的な解決であったり、ありきたりな解決であったりと、ミステリーとしての謎解きではなく、その背景にある事情、家族にまつわる問題を探る謎解きだ。特に目新しい内容ではないし、それほど面白いとは感じられず、正直、第三話までの話であれば低い評価だった。しかし、第四話が物語の締めくくりとしてとても良くできていて、評価が急上昇した。特に、<しおみ橋>下のベンチで、英一と光が川の向こう側のアパートの女の子と手を振り合う場面が美しく、名場面。納骨の後の精進落としの席で、英一が言い放った言葉も鮮烈。ラストで英一が順子からの封書を受け取って、感慨にふける場面も未来への希望が感じられ、すばらしい。 | ||||
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主人公の高校生花菱英一が写真館付き住宅に引っ越して、持ち込まれた心霊写真の謎を調べる第一話「小暮写真館」、同様に、写っているはずのないものが写っている不思議な写真の謎を調べる第二話「世界の縁側」、第三話「カモメの名前」と続き、最終話「鉄路の春」では、亡くなった風子に関して花菱家の家族が抱えている問題、垣本順子の引き起こした騒動、祖父の納骨での出来事と続いていく。 宮部さんの文章は元々軽いのだが、この作品では地の文に主人公英一の心のつぶやきがふんだんに盛り込まれていて、さらに軽く感じられ、ラノベのよう。登場人物も、ほとんどが宮部作品によく出てくるような、明るくて善良で単純で軽い感じの人物たちばかり。唯一の例外が垣本順子で、この人物が良い味を出していて、本作品のキーウーマン。口や態度が悪く、時々自殺のまねごとをする社会不適合者なのだが、意外にも、物事の本質を捉えていることがわかる。主人公が垣本順子のことが気にかかり、接触を持とうとすることが、物語で重要な意味を持っている。 第1話から第3話までの写真に関する謎解きは、非科学的な解決であったり、ありきたりな解決であったりと、ミステリーとしての謎解きではなく、その背景にある事情、家族にまつわる問題を探る謎解きだ。特に目新しい内容ではないし、それほど面白いとは感じられず、正直、第三話までの話であれば低い評価だった。しかし、第四話が物語の締めくくりとしてとても良くできていて、評価が急上昇した。特に、<しおみ橋>下のベンチで、英一と光が川の向こう側のアパートの女の子と手を振り合う場面が美しく、名場面。納骨の後の精進落としの席で、英一が言い放った言葉も鮮烈。ラストで英一が順子からの封書を受け取って、感慨にふける場面も未来への希望が感じられ、すばらしい。 | ||||
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