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スロウハイツの神様
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【この小説が収録されている参考書籍】
スロウハイツの神様の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全215件 161~180 9/11ページ
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登場人物がみんなやさしくて、でもみんな弱い心をもっていて。だからこの上なく優しい。私もスロウハイツの住人になりたいなぁ。とっても暖かい気持ちになれるお話で大好きです。 | ||||
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登場人物がみんなやさしくて、でもみんな弱い心をもっていて。 だからこの上なく優しい。 私もスロウハイツの住人になりたいなぁ。 とっても暖かい気持ちになれるお話で大好きです。 | ||||
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上巻のラストで舞い込んだ思わせぶりな封筒から 数々の伏線がにわかに意味を持ち始める. 大きな事件を前面に押し出すスタイルでないが 天使ちゃんや鼓動チカラの正体,環やコーキの過去など, 一つずつ種明かしされていく面白さはミステリーとしての面白さを 十分に満たしている. また,登場人物たちの恋愛の行方もテーマの一つになっているが 最後にはやはりこの2人が中心だったのかと納得させられる. それは,たぶん,才能を持つ者も少なからず持ち合わせている疎外感や 欠落感といったものを表現した上に成立しているからではなかろうか. 前半は2人の大きな才能の周辺で苦悩する人物像を中心に描いているだけに 一見,成功者に見える人物の苦悩がいっそう際立って感じられる. これだけの感性を表現できる辻村氏はやはり大した作家であると改めて認識した. | ||||
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売れっ子脚本家と人気小説家,そして同じアパートに住むクリエーターの卵たち. 才能があって,自分のスタイルがあって,重い過去がありながら前向きで,周りを思いやって・・・ と,オトナの小説としては少々できすぎたキャラクターたちの 人物の背景を説明していって,この上巻はほとんど終わる. 事件らしい事件もなく,とりたててストーリーも展開しないため, 優等生の日常を延々と読まされる感覚になり やや冗長な印象は否めないが, 下巻を読むと,こういった人物たちも計算づくだったことがわかる. 辻村作品にしては,文章が情緒的・感情的ではないことも好印象. 終盤に届く1通の封筒が,この調和された生活に生じる波乱を予感させる. | ||||
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辻村さんの作品は初めて読みました。 読み始めた感想は「なんて魅力の無いキャラ達なんだ…」でした。 私は、本を読むと登場人物に感情移入してキャラクターと一緒に 悲しくなったり、嬉しくなったりするんですがこの作品ではそれが一切無かったです。 だけど、それは物語が悪いって意味では有りません。 舞台を見てるような、そんな感覚でした。 近いんだけど、一線有る物語。 良い意味で、客観的に読めた小説だったかな、と思います。 キャラクターが嫌い、というわけでは決して無くて、なんだかすごく"他人"だと感じさせる作品でした。 最後の方は、「あぁ、なんだかんだで幸せなんだね、良かった。」と普通に思いました。本当に他人事のように。 すごく良かったのは、読んでいて辻村さんが本当に"作品"が好きなんだってヒシヒシ伝わってくる事です。 読んでいて、本当に全ての"作品"を大事にしてる事が分かります。 そういう方の書かれたお話っていうのは、読んでいて嬉しくなりますし、幸せですね。 | ||||
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辻村さんの作品は初めて読みました。 読み始めた感想は「なんて魅力の無いキャラ達なんだ」でした。 私は、本を読むと登場人物に感情移入してキャラクターと一緒に 悲しくなったり、嬉しくなったりするんですがこの作品ではそれが一切無かったです。 だけど、それは物語が悪いって意味では有りません。 舞台を見てるような、そんな感覚でした。 近いんだけど、一線有る物語。 良い意味で、客観的に読めた小説だったかな、と思います。 キャラクターが嫌い、というわけでは決して無くて、なんだかすごく"他人"だと感じさせる作品でした。 最後の方は、「あぁ、なんだかんだで幸せなんだね、良かった。」と普通に思いました。本当に他人事のように。 すごく良かったのは、読んでいて辻村さんが本当に"作品"が好きなんだってヒシヒシ伝わってくる事です。 読んでいて、本当に全ての"作品"を大事にしてる事が分かります。 そういう方の書かれたお話っていうのは、読んでいて嬉しくなりますし、幸せですね。 | ||||
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脚本家の赤羽環が管理人のアパート・スロウハイツ。 そこに、漫画家の卵の狩野、画家志望のスー、小説家の千代田光輝、映画監督志望の長野、あと編集者の黒田が生活している。 お互いがお互いを刺激しあうようなクリエイティブな空間なのだが、だんだんその人間関係が変化していく。 はじめての辻村さんの作品だからどうなのだろうと思っていたけど、読後感の良さは保障できる。 ひとつ屋根の下で、クリエイティブな人間同士が切磋琢磨するお話、ということなのでもっとギスギスした感じになるのだろうか、 と思っていたけど、案外そんなこともなく、むしろ最終章で明かされる事実に圧倒された。 というか泣いた。 あんまり人間同士がいがみあって進行していく話は好きではないのだが、そういうのとはちょっと違う。 圧迫感を与えずに読みすすめられるわりに、最終章で泣かせるその技量には脱帽である。 一気にファンになった。 | ||||
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脚本家の赤羽環が管理人のアパート・スロウハイツ。 そこに、漫画家の卵の狩野、画家志望のスー、小説家の千代田光輝、映画監督志望の長野、あと編集者の黒田が生活している。 お互いがお互いを刺激しあうようなクリエイティブな空間なのだが、だんだんその人間関係が変化していく。 はじめての辻村さんの作品だからどうなのだろうと思っていたけど、読後感の良さは保障できる。 ひとつ屋根の下で、クリエイティブな人間同士が切磋琢磨するお話、ということなのでもっとギスギスした感じになるのだろうか、 と思っていたけど、案外そんなこともなく、むしろ最終章で明かされる事実に圧倒された。 というか泣いた。 あんまり人間同士がいがみあって進行していく話は好きではないのだが、そういうのとはちょっと違う。 圧迫感を与えずに読みすすめられるわりに、最終章で泣かせるその技量には脱帽である。 一気にファンになった。 | ||||
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辻村深月さんの他の作品をずっと読んでいたので、 ちょっと不思議なミステリーものを期待して読み始めました。 なので、正直少し驚くくらいに、現実的で正統派な人間ドラマでびっくり …というのが最初に抱いた感想。 私は、辻村さんの小説の、設定の巧みさだとかミステリとしての面白さ以上に 人間描写の丁寧さと登場人物たちの人間味に惚れ込んでいたので 十分に、…十二分に楽しめました。 相変わらず、伏線回収と読後感の良さも素敵で、 最後のタネあかし的な章を読んでいる時は、思わず泣いてしまいました。 私は現在26歳。 今でもクロスメディア展開でアニメ・小説・漫画…と 広いメディアで活躍されている某ライトノベル作家さんのデビューの時期に、 ちょうど思春期、まさに彼の作品に熱中した中高生だった事もあり、 コウちゃんと他の登場人物たちの関係性に、共感出来た事も、 この作品をより身近な存在として楽しめた要因な気もします。 チヨダ・コーキと彼が似てる…って事ではなくて、 かつての私にもチヨダ・コーキ的存在は実在して 今の私は環たちと同年代で、 間違いなく、思春期の頃に触れたいくつかの作品をきっかけに 人生が変わったな…という経験を持っている、という部分での淡い共感です。 スロウハイツで登場人物たちと一緒に過ごすような気分で のんびりと週末の2日間をかけて読み、 本を閉じた瞬間から、現実の、自分の進むべき道へ向かって ひとまずはこの一週間を頑張ってみるか、なんて前向きな気分になれました。 おもしろかったです。 興味のあるかたは、是非ご一読いただく価値のある小説だと、私は思います。 | ||||
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辻村深月さんの他の作品をずっと読んでいたので、 ちょっと不思議なミステリーものを期待して読み始めました。 なので、正直少し驚くくらいに、現実的で正統派な人間ドラマでびっくり というのが最初に抱いた感想。 私は、辻村さんの小説の、設定の巧みさだとかミステリとしての面白さ以上に 人間描写の丁寧さと登場人物たちの人間味に惚れ込んでいたので 十分に、十二分に楽しめました。 相変わらず、伏線回収と読後感の良さも素敵で、 最後のタネあかし的な章を読んでいる時は、思わず泣いてしまいました。 私は現在26歳。 今でもクロスメディア展開でアニメ・小説・漫画と 広いメディアで活躍されている某ライトノベル作家さんのデビューの時期に、 ちょうど思春期、まさに彼の作品に熱中した中高生だった事もあり、 コウちゃんと他の登場人物たちの関係性に、共感出来た事も、 この作品をより身近な存在として楽しめた要因な気もします。 チヨダ・コーキと彼が似てるって事ではなくて、 かつての私にもチヨダ・コーキ的存在は実在して 今の私は環たちと同年代で、 間違いなく、思春期の頃に触れたいくつかの作品をきっかけに 人生が変わったなという経験を持っている、という部分での淡い共感です。 スロウハイツで登場人物たちと一緒に過ごすような気分で のんびりと週末の2日間をかけて読み、 本を閉じた瞬間から、現実の、自分の進むべき道へ向かって ひとまずはこの一週間を頑張ってみるか、なんて前向きな気分になれました。 おもしろかったです。 興味のあるかたは、是非ご一読いただく価値のある小説だと、私は思います。 | ||||
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辻村深月の作品の中で群を抜いていい! 随所に複線が張り巡らされていて話が繋がった時の読み応えがたまらないです! | ||||
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辻村深月の作品の中で群を抜いていい! 随所に複線が張り巡らされていて話が繋がった時の読み応えがたまらないです! | ||||
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上巻を読んでの感想です。 雰囲気いいです。 クリエイターで個性の強い美男美女なやつらが集まった「スロウハイツ」。中でも、事件をきっかけに大注目の作家コウちゃんと我の強いバリバリの売れっ子脚本家環がいい味出してますね。 なんか呼んでて、「ハチミツとクローバー」を思い出しました。あの作品は、ほのぼのとした中にも、恋愛の痛みがそれぞれの視線で描かれていましたが、こちらはクリエイターとしての才能の差、将来への不安などやきもきとした心情の闇を上手に切り出しているように思います。 だから、環とエンヤの件は結構好きです。 後半、新たな住人として登場した、加々美についての正体は意図的にこの人なんじゃないかというような書き方でしたが、実際のところどうなんでしょう?気になります。 徐々にそれぞれの生活が狂いだすかのような予兆があるなか上巻は終了します。早速下巻を買ってこようと思います。 それでは。 あ、この作品の登場人物のコウちゃんのデビュー作という程で作者が書いてる「V.T.R.」が気になったので、この作品から手を出してみました。 そちらも含めて... | ||||
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上巻を読んでの感想です。 雰囲気いいです。 クリエイターで個性の強い美男美女なやつらが集まった「スロウハイツ」。中でも、事件をきっかけに大注目の作家コウちゃんと我の強いバリバリの売れっ子脚本家環がいい味出してますね。 なんか呼んでて、「ハチミツとクローバー」を思い出しました。あの作品は、ほのぼのとした中にも、恋愛の痛みがそれぞれの視線で描かれていましたが、こちらはクリエイターとしての才能の差、将来への不安などやきもきとした心情の闇を上手に切り出しているように思います。 だから、環とエンヤの件は結構好きです。 後半、新たな住人として登場した、加々美についての正体は意図的にこの人なんじゃないかというような書き方でしたが、実際のところどうなんでしょう?気になります。 徐々にそれぞれの生活が狂いだすかのような予兆があるなか上巻は終了します。早速下巻を買ってこようと思います。 それでは。 あ、この作品の登場人物のコウちゃんのデビュー作という程で作者が書いてる「V.T.R.」が気になったので、この作品から手を出してみました。 そちらも含めて... | ||||
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コウちゃんがこの話の神様なら辻村深月は現実のチヨダ・コーキなのではないだろうか。 辻村深月さんは本当に爽やかな青春ミステリーを描くのが上手い。 上巻でたくさんのはてなを、下巻で環のようなサプライズで一つ一つ解いてくれる。回想しながらの現在に持っていくスタイルが気持ちが良く、読みやすいし理解しやすい。 そして、キャラクターの個性がきちんと生きている。 コーキの天使ちゃんの真実が説き明かされたときには思わず唸ってしまいましたが(笑)相変わらず、ワクワクしながら楽しく読める作品でした^^ | ||||
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非常に読みやすく、満足度の高い上下2巻です。 出勤途中に上巻、帰途に下巻を買い求め、夜には読み終わるという実に充実した1日でした。 下巻の途中からカタカタと歯車が噛み合って、過去のストーリーが回りだす、それが非常に心地好く 誰かにおススメしたくてたまらなくなった読後を味わった本です。 登場人物の意思や感情がそれぞれすごく生ものっぽくて面白かったし、 私には久しぶりのアタリの本でした。 | ||||
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だって設定からして美男美女美女美女 普通男見た目ダメ男が主人公ですよ? 狙って書いたとしか思えないし、 せっかくだからそれに乗っかっちゃえば?と。 環とコウちゃんのはまり役が見つかればそれだけでいけそう。 連ドラでやったらいいと思うんですけどねー。 それも最近流行りの結末を映画で、 っていう金儲け目当てじゃなく、 全12話ぐらいで最後まできっちりと。 あ、でも、この主人公の環はきっかけとして どんな手段でも成り上がるためならやりそうだからそれもありなのかな。 物語的にはあちこちに張った伏線を終盤になって、 え、あれも?これも?それも? と一気に回収していく様は爽快。 どんどん幸せな気分になって、笑みがこぼれ、 あー、なんかみんな大好き、っていう風になってしまいました。 住人たちはそれぞれに心に傷と闇を持ちながらも、 ちゃんと自分のことも他人のことも 愛せる人ばっかり。 特にコウちゃんがいい。 あとちなみに男目線では、 中盤のスーはかなりイラっときたのですが 皆さんはどうでしょう? 何はともあれ、これからが楽しみな作家さんが一人増えました。 | ||||
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コウちゃんがこの話の神様なら辻村深月は現実のチヨダ・コーキなのではないだろうか。 辻村深月さんは本当に爽やかな青春ミステリーを描くのが上手い。 上巻でたくさんのはてなを、下巻で環のようなサプライズで一つ一つ解いてくれる。 回想しながらの現在に持っていくスタイルが気持ちが良く、読みやすいし理解しやすい。 そして、キャラクターの個性がきちんと生きている。 コーキの天使ちゃんの真実が説き明かされたときには思わず唸ってしまいましたが(笑) 相変わらず、ワクワクしながら楽しく読める作品でした^^ | ||||
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非常に読みやすく、満足度の高い上下2巻です。 出勤途中に上巻、帰途に下巻を買い求め、夜には読み終わるという実に充実した1日でした。 下巻の途中からカタカタと歯車が噛み合って、過去のストーリーが回りだす、それが非常に心地好く 誰かにおススメしたくてたまらなくなった読後を味わった本です。 登場人物の意思や感情がそれぞれすごく生ものっぽくて面白かったし、 私には久しぶりのアタリの本でした。 | ||||
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だって設定からして美男美女美女美女 普通男見た目ダメ男が主人公ですよ? 狙って書いたとしか思えないし、 せっかくだからそれに乗っかっちゃえば?と。 環とコウちゃんのはまり役が見つかればそれだけでいけそう。 連ドラでやったらいいと思うんですけどねー。 それも最近流行りの結末を映画で、 っていう金儲け目当てじゃなく、 全12話ぐらいで最後まできっちりと。 あ、でも、この主人公の環はきっかけとして どんな手段でも成り上がるためならやりそうだからそれもありなのかな。 物語的にはあちこちに張った伏線を終盤になって、 え、あれも?これも?それも? と一気に回収していく様は爽快。 どんどん幸せな気分になって、笑みがこぼれ、 あー、なんかみんな大好き、っていう風になってしまいました。 住人たちはそれぞれに心に傷と闇を持ちながらも、 ちゃんと自分のことも他人のことも 愛せる人ばっかり。 特にコウちゃんがいい。 あとちなみに男目線では、 中盤のスーはかなりイラっときたのですが 皆さんはどうでしょう? 何はともあれ、これからが楽しみな作家さんが一人増えました。 | ||||
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