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最後の証人
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最後の証人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全200件 161~180 9/10ページ
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いやいや、なかなか面白かったですよ。 リアリティがないってことですが…、まぁ、実際そうなんでしょうけどね。 でもまぁ、シロート的には、ギリ、オーケーなんじゃないでしょうか。 変にリアリティを求めて、作品としての拡がりを制限するよりは、ある程度は その辺りに目を瞑って、インパクトのある作品に仕上げるというのは「あり」 だと思います。 (ある意味、作品を愉しむのには多少の鈍感さが必要かもしれません。 一般的な意味で。) ということで、必ずしも5点満点ではないのですが、他の方の評価が低いよう なので、ここは敢えて5点ということでお願いします。 | ||||
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サスペンス部分は純粋に上手い書き方だと思います。 ただ個人的には、ミステリーとしての部分よりも、 キャラクターがたった作品だと思いました。 冒頭から気になっていた人物が、 最後で「やっぱりな」と一泡吹かせてくれる人物描写。 彼らが物語を重層にしてくれるので、 ミステリー・サスペンスというジャンルを抜きにして、 物語を楽しめました。 あまりに気にせず読み進めましたが、 読みきって閉じたときの表紙、タイトルをみて、 「なるほど」と納得できた部分もスッキリして好感です。 欲を言うと、一つのテーマをもう少し掘り下げて、 ドラマティックな要素を減らした方が重厚になり、 キャラクターの魅力が増すんじゃないかと思いました。 扱っているテーマの多さに比べて本のボリュームは少ないかな、と。 書き込める作家さんのように感じたので、 もっとこだわってほしいなと素人ながらに期待しちゃいました。 後読感も悪くないので、読書好きにはオススメですね。 本好きへの話題にしたくなる本とも思います。 | ||||
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作者の仕掛けは、この手のものを多く読んできた読者なら引っかかることはないだろう。 私も早々に展開は読めてしまったが、だからといって面白くないとか興醒めであるということは無かった。 作者の仕掛けはこの小説のハイライトではない。驚く人や引っかかる人は、もっと楽しめるよというレベルであって、こんな仕掛けが無くてもストーリー自体で惹きつける力を持っているので、大いに楽しむことが出来る。 一人息子を交通事故で亡くした両親の悲しみ。交通事故の真実を警察によって捻じ曲げられたことへの怒り。そして、決して消えぬ復讐心。 非常にステレオタイプの話ではあるが、感情を揺さぶられる。法廷内のやり取りにリアリティがあるかどうかは素人なので分からないが、単純な手法ながらグイグイ惹きつける作者の力量は今後が楽しみと期待できるレベルだと思う。 | ||||
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遅ればせながら、読みました。 先行レビューは割れていますが、 わたしは評価したいです。 キャラクターが生き生きと動いていて、 ページ・ターニングな本でした。 他の方も書いていらっしゃいましたが、 事故がどのように隠蔽され、明らかにされていくのかが もうすこし丁寧に書かれていれば★5つでした。 次作も注目したいです。 | ||||
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ネタバレになりますので詳しくはかきませんが、よくもわるくも過去に流行ったキャラクタやネタを使って書きましたといった本。 ほとんどすべてに既視感があるので、前半部分で話の見通しがついてしまいました。 「あっという仕掛け」自体、特に驚くこともなく、ミステリとしてはとっても弱い。 もう一つ、二つ、ネタを仕込んであればおもしろかったんじゃないかなぁと。 動機の面でももう使い古されたネタなので、今更感動するようなこともなく。 事件が起こる背景も偶然頼り。 おもしろくない……わけでもない。 でもどこがおもしろかったかと言われると、ステロタイプに纏まっていたとしかいいようがないです。 | ||||
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面白かったです。 ただ、勿体ないです・・・。 事故がどのように隠蔽されたか、どのように明らかにされていくのかを詳細に書いて欲しかった。 突然真実が明らかにされるのでスムーズに話が進みすぎて物足りないです。 | ||||
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検事・警官の不正に、やめ検弁護士が黙っていられない理由に納得します。この弁護士を補佐する小坂という見習いが何かに目覚めていく最後の章については、市井の中の私たち読者だと思います。官僚や役人は身内の不正を隠しますが、そのことと絡めて、平凡ではない異色の物語を進める作者の力に感動しました。 テーマ通り、最後の証人が来なければ解決しない物語です。証人の話も責めることが出来ませんし、被害者の復讐も責めることは出来ません。被害者の妻の描写は胸を打つものがあります。 命の消える前にしておきたい母親のすることは、息子の事故の無念を晴らすこと。よく分かります、被害者夫婦の悲しみがわかるのは弁護士と、補佐の小坂です。すべてが不正な世の中、この本の中で理想の人々と出会って、硬派のおとぎ話として楽しんで欲しいと思います。わたしの読書暦では、ベスト5です。やはり小説は「はらはら」する感じのものが読み答えありますね。 | ||||
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確かにありきたりな設定などではあるが、文章がしっかりとしているのでこの世界に嵌る事は確実。 胸腺癌で背部痛とか専門知識が乏しそうだし、私は裁判に詳しくありません起訴されて直ぐに裁判が起きて、 裁判員裁判なのに準備期間が短そうで、裁判も三日で終わったりと、首を傾げたくなる設定ではあります。 でも、寝る前の娯楽本としてはそんな事は気になりません。頭使わないで読むのがいいのですから。 そして一気に読ませてくれたことに文章の秀逸性を感じます。難を言うともう少しキャラを深く書いて 欲しかった。例えば主人公の検事時代の上司の過去とか。折角キーパーソンになりえたのに残念。 一番残念だった事(ネタバレ) 裁判に入ってから被害者や被告人が不自然なくらい書かれていないのでそうなのかな、と思ったら やっぱりひっくり返ってます。意外性を出したかったかもしれませんが本文の半分以上を占める展開の中を 隠し続けるには不自然すぎましたので、解ってしまいました。 今後 続編を書くとしたら次は検事を辞めるきっかけとなった同僚の暴行魔を登場させて上司との確執再びとか 考えると書けそうですね。 | ||||
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久しぶりに一気に読める作品で、だまされ感も味わえました。 ただ、だましの伏線(あることの練習)は、ややインチキではないでしょうか。 また、最後の証人と弁護士とのやりとりで、ある名前に法廷内が騒然とするという流れには明らかにミスと思われる部分があります。 しかしながら、これらを差し引いても、読後の満足感が大きい面白い作品だと思います。 内容的には、加害者、被害者、証人が三者三様に家庭内の葛藤を抱えた結果、となってくれればより楽しめたかなと思いますが、それでは別の小説になってしまいますね。 | ||||
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世の中、力のある者が、罪を塗りつぶしていく、その犠牲者も罪を犯してしまうが、そこには、愛があり、 ぐっとくる場面もある いいと思った。 | ||||
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私、見事に騙されました。一気読みでした。 デビュー作の「臨床真理」に比べるとだいぶ成長したのではないでしょうか。 それでもまだ甘さが目立つし、火サス的な内容ではありますが・・・・。 最愛の息子を突然奪われ、復讐に走る両親の思いは胸が痛い。 復讐を遂げるため、犠牲にしたものもあまりにも大きすぎる。 奥さんがナイフの扱いを特訓する場面なんかつらすぎて読んでいられない。 法廷モノとして考えてしまうと評価が厳しくならざるを得ないけど、夫婦の息子への愛と絆の強さの部分は切ないほど響いてきました。 柚月裕子さん、この人はおそらくもっと法廷や裁判のことを学ぶべきなんだと思う。 事件の裏にある人間はよく描けていたから、あと一歩なんですよね〜。 | ||||
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子供を交通事故で失った夫婦の復讐劇を法廷闘争の形式で描いた作品. 法廷場面と,過去のいきさつを交互に提示しながら 少しずつ真相に迫っていく構成がなかなか巧みである. これだけ不利な局面で弁護士がどうやって無実を証明するのか? という興味を引っ張りつつ読ませるだけのクオリティがある. この種のトリックとしては不自然さも気にならず 終盤に明かされる真相には意外性もあり,一方で納得させられる部分もある. ただ,全体として,リアリティは少々足りないのは否めない. 警察の事件のもみ消しや,法定でのやり取りもそうだが, 夫が飲みに行って偶然仇の相手を見つけて, さらに偶然事故にまつわる話をするというお手軽さには少々興ざめする. その場限りで楽しめるTVドラマのシナリオの方がよいかもしれない. | ||||
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ごめんなさい。私も辛い点です。 どこかの国のファンタジーとしてならばともかく、 これを「法廷サスペンス」として販売するのはいかがなものか。 他の方の指摘もありますが、法廷サスペンスというのであれば、 法律的にある程度まで取材勉強をなさって、その窮屈なルールの 中でサスペンスを出して欲しい。 本格的な(アメリカの)法廷ものはそうだし、現実の枠組みを 生かしてサスペンスが生じるのでなければ、 法廷ものとしてのサスペンスは生じていないはずです。 帯には法廷シーンもリアルという書店員のコメントもありましたが、 唖然としています。 読み始めてすぐに「ああ、駄目そう」と思いましたが、 最後の3分の1は斜め読みしました。 したがって、人間ドラマ的に何かが書かれていたのかも知れません。 その点で、不当なレビューになったのであればそれは許されないでしょうが 他方で本書が法廷サスペンスとして売られることはどうしてもうなずけませんので 低い評価を付けました。 (どうでもいいことですが、そこまで断ずるのに根拠もいるでしょうから 付記します。わたくし、職業、弁護士です) | ||||
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読後、まったく印象に残らないストーリー展開。可も不可もなく。 | ||||
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「臨床真理」も今作も,人の想いというものがキーとなっていると思いました。だから,私は柚月裕子さんの作品は大好きです。佐方,小坂,真生,…といった登場人物も魅力的ですし,何より事件を単なる事象とか,記号とか,機械的な計算のようなものとしてではなく,動機にスポットを当てて丁寧に扱うことで,人間をえがこうとするところに作者の意図を感じ心が震えました。気が早いですが,次回作を心から待っています。 | ||||
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「臨床真理」も今作も,人の想いというものがキーとなっていると思いました。だから,私は柚月裕子さんの作品は大好きです。佐方,小坂,真生,…といった登場人物も魅力的ですし,何より事件を単なる事象とか,記号とか,機械的な計算のようなものとしてではなく,動機にスポットを当てて丁寧に扱うことで,人間をえがこうとするところに作者の意図を感じ心が震えました。気が早いですが,次回作を心から待っています。 | ||||
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「臨床真理」に比べると、確かに面白くなったと思います。 ただ、ミステリ小説の最重要ポイントであるトリック(今回はミスリード)暴露のポイントの表現があまりにあっさりとしているので、「あれ?ここが見せ場じゃないの?」と思ってしまいます。 なので読後感がいまいちです。ミステリとして読まないのであれば、星4つです。 | ||||
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「臨床真理」に比べると、確かに面白くなったと思います。 ただ、ミステリ小説の最重要ポイントであるトリック(今回はミスリード)暴露のポイントの表現があまりにあっさりとしているので、「あれ?ここが見せ場じゃないの?」と思ってしまいます。 なので読後感がいまいちです。ミステリとして読まないのであれば、星4つです。 | ||||
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導入部から、すこし安っぽい感じがあったのですが、 全体的に軽いというか、 印象に残らない作品でした。 多分作者の方は後半でビックリさせたかったのだと思うんですが、 その伏線が分かりやすいし、わざとらしく感じてしまいました。 司法制度に疎い私でも、この裁判の展開はどうなの??と思ったし、 2時間ドラマ(←シリーズ物限定)の視聴者であれば、 面白く見たかな、と言う程度です。 名だたる先生方がこの作品を推している意味が、よく分かりませんでした。 ただ、子を失った親の心情は理解出来るし、 夫婦の結びつきも素敵だと思いました。 二人で旅をするシーンでは、ジーンときました。 その点を加味して☆3つとしました。 | ||||
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導入部から、すこし安っぽい感じがあったのですが、 全体的に軽いというか、 印象に残らない作品でした。 多分作者の方は後半でビックリさせたかったのだと思うんですが、 その伏線が分かりやすいし、わざとらしく感じてしまいました。 司法制度に疎い私でも、この裁判の展開はどうなの??と思ったし、 2時間ドラマ(←シリーズ物限定)の視聴者であれば、 面白く見たかな、と言う程度です。 名だたる先生方がこの作品を推している意味が、よく分かりませんでした。 ただ、子を失った親の心情は理解出来るし、 夫婦の結びつきも素敵だと思いました。 二人で旅をするシーンでは、ジーンときました。 その点を加味して☆3つとしました。 | ||||
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