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最後の証人
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最後の証人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全200件 181~200 10/10ページ
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子どもを突然奪われた夫婦の慟哭は同じ子を持つ親として非常に共感を持ちましたし どのような結末を迎えるのか最後までハラハラしながらページを捲りました。 平易な文章で書かれているので読み進むのも容易く 娯楽作品としては非常に優れたものと思います。 ただ本編の設定に色々とアラが見受けられます。 何より被害者・加害者共に過去に関わっている事件について 不起訴案件だったとはいえ検察がまったくつかんでいない事。 これはいくらなんでもありえないでしょう。 また作者が意図してミスリードを誘おうとしている描写についても 初っ端から違和感があり引っかかりようもありませんでした。 失敗したミスリードを延々引っ張られると読み手は少々イライラします。 恐らく作者も練りに練っての設定だったと思うのですが あまり効果的に使われておらず残念だったと思います。 | ||||
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子どもを突然奪われた夫婦の慟哭は同じ子を持つ親として非常に共感を持ちましたし どのような結末を迎えるのか最後までハラハラしながらページを捲りました。 平易な文章で書かれているので読み進むのも容易く 娯楽作品としては非常に優れたものと思います。 ただ本編の設定に色々とアラが見受けられます。 何より被害者・加害者共に過去に関わっている事件について 不起訴案件だったとはいえ検察がまったくつかんでいない事。 これはいくらなんでもありえないでしょう。 また作者が意図してミスリードを誘おうとしている描写についても 初っ端から違和感があり引っかかりようもありませんでした。 失敗したミスリードを延々引っ張られると読み手は少々イライラします。 恐らく作者も練りに練っての設定だったと思うのですが あまり効果的に使われておらず残念だったと思います。 | ||||
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賛否両論ある作品ですが、私はとても楽しく一気に読みました。 こちらの思い込みで読みすすめ途中であ〜そうくるか〜ということがたびたび。 子供を持つ親の気持ち、夫婦愛、犯罪について、いろいろ考えさせられた1冊でした | ||||
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賛否両論ある作品ですが、私はとても楽しく一気に読みました。 こちらの思い込みで読みすすめ途中であ〜そうくるか〜ということがたびたび。 子供を持つ親の気持ち、夫婦愛、犯罪について、いろいろ考えさせられた1冊でした | ||||
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見事に票が割れてますが・・・ 私も高い評価を与えることはできませんでした。 何より設定があり得ないと思います。 公安委員会(またはその構成員としての公安委員長)は警察の身内であるとはいえ、所詮外部組織であり、その重大犯罪を警察から進んでもみ消すなんてことは常識では考えられません。(警察にとっては何のメリットもないばかりでなく、発覚したらそれこそ大スキャンダルになるようなネタですから・・・) だいたい、これだけ社会的にも影響が大きいであろう犯罪行為を、ノンキャリ警察官(警部補とありますのでキャリアではないはず)の一存で警察組織を動かし、隠ぺいするなんてことができようはずはありません。 さりとて、こういう無理な設定がないと小説自体が成立しないわけで、そういうところにあざとさを感じずにはいられません。 裁判シーンや、謎の提示の仕方等については緊張感のあるうまい語り口で読むほうとしても高い評価を与えていいと思うのですが、最初からこれでは・・・という感じで最後まですっきりしない作品と感じられました。 | ||||
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見事に票が割れてますが・・・ 私も高い評価を与えることはできませんでした。 何より設定があり得ないと思います。 公安委員会(またはその構成員としての公安委員長)は警察の身内であるとはいえ、所詮外部組織であり、その重大犯罪を警察から進んでもみ消すなんてことは常識では考えられません。(警察にとっては何のメリットもないばかりでなく、発覚したらそれこそ大スキャンダルになるようなネタですから・・・) だいたい、これだけ社会的にも影響が大きいであろう犯罪行為を、ノンキャリ警察官(警部補とありますのでキャリアではないはず)の一存で警察組織を動かし、隠ぺいするなんてことができようはずはありません。 さりとて、こういう無理な設定がないと小説自体が成立しないわけで、そういうところにあざとさを感じずにはいられません。 裁判シーンや、謎の提示の仕方等については緊張感のあるうまい語り口で読むほうとしても高い評価を与えていいと思うのですが、最初からこれでは・・・という感じで最後まですっきりしない作品と感じられました。 | ||||
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物語は裁判員裁判であり公判前整理手続に付されていたことが明示されているが、著者がこの制度について殆ど勉強していないことは、知ってる者からすればすぐに分かってしまう。 証人尋問のルールも分かっていないらしく、著者は刑事裁判を傍聴すらしたことがないのではと疑ってしまう。 やり手とされる女性検事の尋問は、明らかにルール無視であり、小説の緊張感は台無しである(ほんとにずっこけます)。 最後の判決の主文も体裁が間違っている(よくあるミスではあるけど、こういうところが間違っているとがっかりしてしまう)。 「こんな女なら殺されてもいい」という横山秀夫の帯は、彼の凋落を物語るのか、それともヤケクソなのか定かではないが、後者であることを願いたい。 | ||||
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物語は裁判員裁判であり公判前整理手続に付されていたことが明示されているが、著者がこの制度について殆ど勉強していないことは、知ってる者からすればすぐに分かってしまう。 証人尋問のルールも分かっていないらしく、著者は刑事裁判を傍聴すらしたことがないのではと疑ってしまう。 やり手とされる女性検事の尋問は、明らかにルール無視であり、小説の緊張感は台無しである(ほんとにずっこけます)。 最後の判決の主文も体裁が間違っている(よくあるミスではあるけど、こういうところが間違っているとがっかりしてしまう)。 「こんな女なら殺されてもいい」という横山秀夫の帯は、彼の凋落を物語るのか、それともヤケクソなのか定かではないが、後者であることを願いたい。 | ||||
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過去と未来を交互に進める語り口、そして、何より、 登場人物の悲しみは、なるほど魅力的なのかもしれない。 しかし、小説としては、完全に失格である。 ストーリーの運び方に、あざとさがある。 突然の驚きを誘うつもりかもしれないが、 登場人物が全員知っていることが、読者に明かされない。 しかも、最後の種明かしは、一時代前の本格推理のようで、 ただ、思いつくままに語られ、証拠も提示されないし、 推論に行き着くまでの流れも、あまりに唐突で不自然。 法廷小説として、最も重要な現実性に欠ける。 | ||||
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過去と未来を交互に進める語り口、そして、何より、 登場人物の悲しみは、なるほど魅力的なのかもしれない。 しかし、小説としては、完全に失格である。 ストーリーの運び方に、あざとさがある。 突然の驚きを誘うつもりかもしれないが、 登場人物が全員知っていることが、読者に明かされない。 しかも、最後の種明かしは、一時代前の本格推理のようで、 ただ、思いつくままに語られ、証拠も提示されないし、 推論に行き着くまでの流れも、あまりに唐突で不自然。 法廷小説として、最も重要な現実性に欠ける。 | ||||
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殺人事件の弁護を引き受けた弁護士・佐方貞夫が、 圧倒的に不利な状況から裁判を進めていく法廷ミステリーです。 佐方はお世辞にもかっこいいタイプではなですが、 作品の世界にいつのまにか入り込んでしまいます。 刑事コロンボのようなイメージを受けましたが、 とても厚みのある人物像なので、 読む人によって違う印象があるかもしれません。 そこがこの作者の柚月さんのテクニックと思われます。 現実でもそうであるように、 登場人物が対する人によって様々に変化するからです。 今後の作品がとても楽しみな作家さんです♪ | ||||
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殺人事件の弁護を引き受けた弁護士・佐方貞夫が、 圧倒的に不利な状況から裁判を進めていく法廷ミステリーです。 佐方はお世辞にもかっこいいタイプではなですが、 作品の世界にいつのまにか入り込んでしまいます。 刑事コロンボのようなイメージを受けましたが、 とても厚みのある人物像なので、 読む人によって違う印象があるかもしれません。 そこがこの作者の柚月さんのテクニックと思われます。 現実でもそうであるように、 登場人物が対する人によって様々に変化するからです。 今後の作品がとても楽しみな作家さんです♪ | ||||
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ありきたりな話では? と思いきや…、 最後は涙が止まらなかったです。 映像化出来ない、こういう小説が好きで 何点か挙げることができますが これはそのベスト3に入ります。 騙されたと思って読んでください。 絶対損はしません。 | ||||
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ありきたりな話では? と思いきや…、 最後は涙が止まらなかったです。 映像化出来ない、こういう小説が好きで 何点か挙げることができますが これはそのベスト3に入ります。 騙されたと思って読んでください。 絶対損はしません。 | ||||
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この作品は映像化すべき、シリーズ化すべきです。無駄のない人物描写で短いくらいの作品、映画の台本のようです。小説じゃーないんじゃねー? しかーし!ありがちな伏線、セリフに頼る展開、あちらの話とこちらの話を交互に描くよくある方法論、なのに、最後まで読んで下さい、お願いします。泣けるから、正義だ悪だ、右だ左だではなく、人の思いに泣けるから。 続編、書いてくれー! | ||||
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この作品は映像化すべき、シリーズ化すべきです。無駄のない人物描写で短いくらいの作品、映画の台本のようです。小説じゃーないんじゃねー? しかーし!ありがちな伏線、セリフに頼る展開、あちらの話とこちらの話を交互に描くよくある方法論、なのに、最後まで読んで下さい、お願いします。泣けるから、正義だ悪だ、右だ左だではなく、人の思いに泣けるから。 続編、書いてくれー! | ||||
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着想は大胆で面白いと思います。テーマも心打たれる部分もあります。 しかし、その着想をクライマックスまで謎めかして引っ張るための作者の手管が、ご都合主義に感じられました。作者に都合のよいことだけは描写して、ネタばれしそうな都合の悪い部分は、描写しません。その「語り方」が、不自然に思われました。もちろん、どんな作品にも多かれ少なかれ、そのようなテクニックはあるでしょうが……。しかし、さすがに「登場人物たち全員には見えているにも関わらず、読者にだけは教えない」「登場人物にはとっくに分かっているのに、その人物のモノローグ部分で、あえて謎めかして語る」……そのような手法はいかがなものでしょうか。そういうレトリックに触れると、一気に「素」に戻ってしまいます。後からさかのぼって、「なるほど、こういう伏線だったのか」と気づくというのなら、それも読書の楽しみの一つでしょうが、その部分を読んでいるときに、すでに「なんだか不自然な言い方だなあ」と感じてしまいました。 | ||||
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着想は大胆で面白いと思います。テーマも心打たれる部分もあります。 しかし、その着想をクライマックスまで謎めかして引っ張るための作者の手管が、ご都合主義に感じられました。作者に都合のよいことだけは描写して、ネタばれしそうな都合の悪い部分は、描写しません。その「語り方」が、不自然に思われました。もちろん、どんな作品にも多かれ少なかれ、そのようなテクニックはあるでしょうが……。しかし、さすがに「登場人物たち全員には見えているにも関わらず、読者にだけは教えない」「登場人物にはとっくに分かっているのに、その人物のモノローグ部分で、あえて謎めかして語る」……そのような手法はいかがなものでしょうか。そういうレトリックに触れると、一気に「素」に戻ってしまいます。後からさかのぼって、「なるほど、こういう伏線だったのか」と気づくというのなら、それも読書の楽しみの一つでしょうが、その部分を読んでいるときに、すでに「なんだか不自然な言い方だなあ」と感じてしまいました。 | ||||
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「こんな女になら殺されてもいい」横山秀夫氏(作家)の惹句と「このミス」の宝島社刊行というので購入した。他のことが手につかず一気に読み終えた。ミステリー好きのお歴々の書評通りで期待を裏切らなかったので、1,400円(税別)は決して高くはなかった。ネタバレになるので具体的なことは敢えて言わないが、私は、この女性作家が生み出した元検察官の弁護士佐方貞人に強く惹かれた。最近の小説の主人公の弁護士、検察官、刑事なり・・・は、みんなやたらとスマートで格好良すぎて少々辟易していたが、この弁護士は、ボサボサ頭、ヨレヨレのスーツの冴えない風貌。酒、愛煙家・・・と、およそ年若い女性作家が主人公に持ってこないであろう弁護士像を描き出した。骨太で正義感が強く、余計なことは語らない。静かだが魂の熱い男。信念はあるが、慢心はしない。1968年生まれの女性作家が、こういう主人公を持ってきたところが面白い。私は読後、すっかり佐方にまいってしまい、続編なりシリーズ化を強く待ち望む思いになった。そして、この作品はきっと映像化すると思った。・・・しかし、この作家はこれが2作めとは・・・ただただその筆力に圧倒された。他の登場人物に関しても深く掘り下げて書かれている魅力的な人間ばかりだ。・・・そう言えば柚月裕子氏は雫井侑介氏と同じ1968年生まれの作家だ。横山秀夫氏、東野圭吾氏、奥田英朗氏、真保裕一氏などの人気作家より数年下の世代の作家の今後の活躍を期待したい。最後に、柚月裕子の次作品が待ち遠しい。「告白」でもて囃された湊かなえ氏の次作品は期待はずれであったが、柚月氏はきっと期待以上の作品を上梓されるであろう。どちらも新しい若い女性作家だが、格の違いが歴然だと思った。 | ||||
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「こんな女になら殺されてもいい」横山秀夫氏(作家)の惹句と「このミス」の宝島社刊行というので購入した。他のことが手につかず一気に読み終えた。ミステリー好きのお歴々の書評通りで期待を裏切らなかったので、1,400円(税別)は決して高くはなかった。ネタバレになるので具体的なことは敢えて言わないが、私は、この女性作家が生み出した元検察官の弁護士佐方貞人に強く惹かれた。最近の小説の主人公の弁護士、検察官、刑事なり・・・は、みんなやたらとスマートで格好良すぎて少々辟易していたが、この弁護士は、ボサボサ頭、ヨレヨレのスーツの冴えない風貌。酒、愛煙家・・・と、およそ年若い女性作家が主人公に持ってこないであろう弁護士像を描き出した。骨太で正義感が強く、余計なことは語らない。静かだが魂の熱い男。信念はあるが、慢心はしない。1968年生まれの女性作家が、こういう主人公を持ってきたところが面白い。私は読後、すっかり佐方にまいってしまい、続編なりシリーズ化を強く待ち望む思いになった。そして、この作品はきっと映像化すると思った。・・・しかし、この作家はこれが2作めとは・・・ただただその筆力に圧倒された。他の登場人物に関しても深く掘り下げて書かれている魅力的な人間ばかりだ。・・・そう言えば柚月裕子氏は雫井侑介氏と同じ1968年生まれの作家だ。横山秀夫氏、東野圭吾氏、奥田英朗氏、真保裕一氏などの人気作家より数年下の世代の作家の今後の活躍を期待したい。最後に、柚月裕子の次作品が待ち遠しい。「告白」でもて囃された湊かなえ氏の次作品は期待はずれであったが、柚月氏はきっと期待以上の作品を上梓されるであろう。どちらも新しい若い女性作家だが、格の違いが歴然だと思った。 | ||||
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