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取引の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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結局、小役人シリーズ3編を読み切る。 やはり、「連鎖」が、一番よかったのかもしれない。 ちょっと、あれこれと考えすぎであるが。 汚染食品の輸入。 海底火山の噴火による島の形成と国家利益。 ODAと談合。 いずれも、現代という時代背景のもとで、起こっている問題である。 厚生省の食品監視員。 気象庁の地震観測員。 公正取締委員会の職員。 国家機構の中で、少なくとも、その問題を目の当たりにして、いる人が主人公である。 気象庁では、辞職して、追求する。 公取は、辞職させられて、追求する。 その点では、官僚機構をはみ出さない限り、その実体を追求することはできない。 システムができていることは、人間らしさを失うことでもある。 人間を回復する時、あるのは自分だけかもしれない。 | ||||
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東南アジア(フィリピン)の匂いや、景色が頭の中で感じられるような作品 です。拉致監禁の手口やそこからの主人公の脱出、マニラの警察のトーラスの 活躍などはスピード感があってよかったです。 その一方で、ODAや建築業界の談合などについての考察は、深みが無く、終 盤は一気にまとめてしまった感があるのが残念です。小説を読みながら、人 の生き様や社会問題を学ぶのが好きなのですが、ちょっと今回は消化不良でし た。 | ||||
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新保さんおは小役人シリーズを数冊と、ホワイトアウト辺りを読んでおります。まあ、どれも及第点以上の内容で、じゅうぶんに楽しめて読めるのだけど、どうにもこの人のヒロイズムってのがベタすぎる傾向にあるようです。 ホワイトアウトの友への贖罪とか、男なら立ち向かえとか、そういう精神であるとか、この作品の、同窓の友のために、彼の妻と娘のために!などで、仕事そっちのけでかかりきる主役のヒロイズム精神が、いかにもフィクションというか作り物めいてるんですね。。公正取引委員見たいな役人なんて堅物で事なかれの代表格みたいな人間のはずなのに、こんなセンチな姿みせちゃって、役人らしくないです。。なんか笑っちゃうので、そこらをもっとリアリティ出して欲しいです。 フィリピンでのあのヤンマーな警部がワイルドでよかった。ハードボイルドらしいタフガイなキャラで好感。記者だかかの女が結局最期まで飾りのままになってたのが惜しまれるよ。主役とのトマンスを絡めてほしかったです!!!!!!!! | ||||
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主人公が罠に嵌められるという出だしは読者をぐっと引き込み、いくつかあるアクション・シーンは上手く書けていてはらはらさせられる。アクションさえ楽しめればよいという読者にはお勧め。しかし、それ以上のものはなく、物足りない作品である。同じ冒険小説でも船戸与一の作品のように地元の社会や風俗を濃密に描くでもなく、日本の経済援助を題材としているが、援助についてきちんと書いてもいない。また、作者のボキャブラリーの少なさがこの作品を一層深みのないものにしている。例えば「唇を噛んだ」という表現が多出するが、作品のリアリティーを損ない、漫画的にしている。また、冒頭で主人公が罠に陥れられ、そのまま罠を仕掛けた者の意図に従って職を失い、任務につくというのも現実感がない。ストーリーも理屈を捏ね回したという感じ。読後、心を動かされることもなく、心が洗われることもなかった。 | ||||
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主人公が罠に嵌められるという出だしは読者をぐっと引き込み、いくつかあるアクション・シーンは上手く書けていてはらはらさせられる。アクションさえ楽しめればよいという読者にはお勧め。しかし、それ以上のものはなく、物足りない作品である。同じ冒険小説でも船戸与一の作品のように地元の社会や風俗を濃密に描くでもなく、日本の経済援助を題材としているが、援助についてきちんと書いてもいない。また、作者のボキャブラリーの少なさがこの作品を一層深みのないものにしている。例えば「唇を噛んだ」という表現が多出するが、作品のリアリティーを損ない、漫画的にしている。また、冒頭で主人公が罠に陥れられ、そのまま罠を仕掛けた者の意図に従って職を失い、任務につくというのも現実感がない。ストーリーも理屈を捏ね回したという感じ。読後、心を動かされることもなく、心が洗われることもなかった。 | ||||
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