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天才たちの値段
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天才たちの値段の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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舌で、真作か?贋作を見抜く設定が面白い! 短編集なので、読みやすいです。 | ||||
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わざと難しい言葉を使ってます。 お陰でストーリーが頭に入りにくいです。 短編なのはいい感じです。 | ||||
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素晴らしい本を送っていただきありがとうございます。大事に読みます。 | ||||
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タイトルになっている『天才たちの値段』は、興味深く読みました。主人公が色々な美術品に絡むエピソードに登場し、問題解決していく、短編集です。初めに期待したが、その後、後半に行く毎に、興味が失せていった。最後の編の『遺言の色』の謎解きなんて、懲りすぎてて、読んでいて、どうでもいいと思ってしまった。 | ||||
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安いし早いし良かったです。これからも利用したいと思っています。 | ||||
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単行本の方で既に読んでいたが、解説も読みたかったので文庫を購入。 表題作でいきなり引き込まれた自分は、これを書いた作家はいったいどんな人なのだろうかと思わずにはいられなかったのだが、解説で少しだけそのアウトラインを知る事ができた。おそらく著者は美術を心から楽しんでいるのだと思う。 登場する美術品は、美術に興味の無い人でもおそらく聞いたことはあるかなといった物が多く、ちょっと画像をググれば「ああ、これか」と思うのではないかと思うが、それでもディテールの話しになれば難解だと言われてしまうだろうし、また一方ではマニアックな美術ファンには軽い扱いだと思われてしまう事もあるのかも知れない。書く側にとっては、きっとそこのさじ加減が、小説としての難しいところでもあるのではないだろうか。 でも、とにかく私は読んでいてとても楽しかった。美術にまつわるミステリアスなエピソードを肴に、人の心の機微の面白さを味わうというような楽しさで心が満たされた感じがした。 それは、著者自身が造形芸術を愛し、さまざまな視点から幾通りもの楽しみ方のできる人だからなのではないか思う。 読み終わった後で、無性に上野の国立博物館や西洋美術館に行きたくなった。 中に入って展示品を見ている時の、ちょっと時間が逆戻りするような不思議な感覚を思い出し、なんだか懐かしくなったからだ。 文中で佐々木先生がおっしゃる「突飛な事をするのが、芸術じゃない」に対して一言。 美大生たちはよーく分かっております。でもそこのところの見極めに皆頭を悩ましているのです。どうぞご理解あれ。 | ||||
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筆者が真摯に調べて作品を書いているのはよく分かります。しかし、必然性のない難解な日本語の多用が、その努力を台無しにしています。読むテンポが悪くなり、作品を楽しめません。担当編集者の方がうまく矯正すべきでしょう。 | ||||
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美術大の講師と天才美術コンサルの二人が、美術品に関わる謎解きをする短編集。 美術大の講師の佐々木は当然美術品に対する造形は常人よりはるかに深いわけだが、美術品の真偽を見分ける天才の神永には及ばない。この二人の関係はシャーロック・ホームズとワトソン博士に近い。勿論神永がホームズだ。 この二人の前に登場する謎もボッチチェリの贋作であったり、16世紀に日本で作成された日本最古のメルカトル法の地図であったり、江戸時代の涅槃図であったりと、思いがけないものが次々と登場して、これらに対して二人が大いに薀蓄を語り、解決していく過程はとても楽しい。 自分は日頃、美術品には全く興味がないので、書かれている内容がどれほどのレベルであるかは検討がつかないが、素人が読んでもなるほどと納得させるような内容になっており、知的興奮のような感覚を味わえる。続編も出ているようなので早速読んでみようと思う。 | ||||
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単行本のレビューでは高評価のようですが…。 ウンチクは気になりません。むしろ短編のせいでしょうか,足りないくらいで, もっと深く踏み込んでほしいくらいでした。 (表題作ではある絵画の真贋がテーマですが,なぜ科学鑑定をしようとしないのか, 不思議でなりませんでした。) しかしそれ以上に気になったのが,単語の使い方です。 普通に読みやすい会話や地の文の中に,突如として難解な単語が挟まれています。 「賞翫」「恐懼」「魁偉」「膾炙」「天稟」「濫觴」…ルビがあるから読めるけれど, 私には辞書を引かなければ意味がわからない単語がかなり多い印象でした。 結果,なんとなく読み飛ばして先に進めず,ストーリーや謎解きに没入することは できませんでした。 (解説を書いている大津波悦子さんが,ある漢和辞典が作者の本棚にあるのでは? と「推理」されていますが,それは愛情のある表現でしょう。解説者にそういわせるほど 読み慣れない言葉が多いということかと思います。) そして,表題作のオチ。私にとってはあまりに荒唐無稽と思えました。 また,ボッティチェルリでもフェルメールでも,歴史に残る名作に存在する圧倒的な美を 語るには不満の残る内容で,残念ながらシリーズ二作目「天才までの距離」を 読みたいかというと,そうは思えませんでした。 美術にまつわるミステリ・謎解きがお好きなかたには,アーロン・エルキンズをお勧めします。 | ||||
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ボッティチェリやフェルメール等の芸術品を巡る大学の美術講師と舌で真贋を見極めることのできるコンサルタントの美術ミステリ。 これまでに余り無い着想の小説で、登場人物の描き方や文章力を考慮すると小説としてのレベルは☆3程度かと思いますが、美術好きな方だとその着想のオリジナリティ等を考慮して☆4評価になるのではないでしょうか。いずれにしても(薀蓄は多いですが)気軽に楽しめる美術エンターテイメント小説で、個人的には芸術を一緒に語る友人が増えたような嬉しい出会いでした。また時間をおいて、より洗練された続編を読んでみたいと思います。 | ||||
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タイトルに惹かれてたまたま手にした本。 設定が良いと思う。 美術関連に興味があるので、とても楽しんで読めた。 ただ、会話中に難しい単語を使用したり、同じ単語でも漢字と平仮名を使い分けたりと 凝ったことをやりたがたっているように感じた。 続編、長編を期待したい。 | ||||
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謎解きの判じ物として読むとあまり面白くないかも知れない。私が美術に疎いため、主人公謎解きの仕方がどれほどすごいのか、現実味が湧かないのです。それでも、美術に関した題材を扱っているというのが目新しく、文章の流れがよくて読みやすいうえ、展開も小気味よい。NHKのブックレビューで絶賛されていたので手に取りました。美術関係に興味のある方にお薦めです。 | ||||
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本物に会うと甘い味を感じ、偽物は苦い味を舌に感ずるという神崎美有氏。 恐らくそんな神通力が欲しいと鑑定する人たちは、感じてるのでしょうね。 ドラエモンの不思議なポケットみたいに、この人物から思いがけない真実が出てくる。 いろいろ調べた上で書いたようで、相当の美術の分野の知識が沢山謎解きにでてきます。 面白くよみました。 しかしもう一人の主人公の大学講師佐々木昭友氏が感じるように、その特殊な能力を持たない人間には、たまらないでしょう。 モーツァルトの前のサリエリみたいに、無力感に襲われるはず。 本物かどうか、画廊に偽物を掴ませられないか、こんな蘊蓄が必要な世界には縁遠いなと思いました。 せいぜい「開運なんでも鑑定団」でも見て、楽しむくらいでいいなと。 そして美術館で気に入った絵を眺めて、楽しめばいいと。 そんな気になったほど、鑑定の難しさを思い知らされ、楽しみました。 | ||||
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すっかり虜になってしまいました。 すぐにでも続きが読みたい!! 西村京太郎、赤川次郎、逢坂剛、宮部みゆき、石田衣良などを生み出した 「オール讀物推理小説新人賞」受賞作家の単行本デビュー作。 オーソドックスな推理小説の形式を踏襲しているが、 殺人は起きず、美術作品の真贋そのものが「謎」を構成する。 推理小説の興奮とともに、知的な雰囲気を味わわせてくれるだけでなく、 「舌」によって美術作品の真贋を見分ける(?)ミステリアスな天才・神永(ホームズ)と、 引き立て役の短大教員・佐々木(ワトソン)のコンビが絶妙で、 キャラにも好感が持てる(イヴォンヌ姉妹や佐々木の師匠もね)。 二転三転する構成は緻密、文章は流麗で、言葉選びにもセンスを感じる。 レビューで『ダ・ヴィンチ・コード』と比較している方がいましたが、 新人が、世界的大ヒット作と突然比べられてしまうだけでもすごい! 超「舌」美術探偵、神永美有とともに、今後が楽しみな作家の登場です。 はやく続編を出して欲しい。 長編や映像化にも期待。 | ||||
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私にはちょっと重すぎた。というか、疲れた。 短編でここまで薀蓄が多いと、流れが止まって、疲れるのだ。 長編向きの作家さんなのかもしれない。 そういう意味では、次に期待したい。 | ||||
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本物を見たら甘味、贋物なら苦味を舌で感じる男・神永美有。 その鑑識舌は本物なのか。 鑑識舌をもとに、贋真のかけひきが始まる。 自称天才美術生を取りまとめる大学教授を主人公に、古美術が巨匠の名前が飛び交う。 うんちくが鼻に付くか、一緒に白熱するか、その違いが本の価値を替える。 私には、酒屋で酔って大風呂敷の話を聞かされたようで、今ひとつだ。 | ||||
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長編を映画に例えると、短篇は五分番組、いやコントぐらいだろうか。 50P(原稿用紙80〜100枚)という濃縮された時間のなかで、 ジグソーパズルが出来ていくのを見るように話が展開していく。 そして、ただ主人公が同一であるというだけでなく きちんと一つの環になって締められているので、 最後のピースがきちんと嵌る音が聞こえてくるような心地よさがある。 白っぽい、濃度の薄い小説が多いなか、久々に「濃さ」を味わえる作品。 続編はもちろん、この人に長篇を書かせたらどんなものが出来あがるのか…… 見てみたい作家である。 | ||||
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大変失礼だが、読んでいくうちにダ・ヴィンチコードはうまく書いてあったなとか、京極夏彦は薀蓄を実に魅力的に書いたのだなとかが思い浮かんで集中できなくなった。エッセンスだけが先行した感じがする。 おかげで主人公や登場人物にいまひとつ感情移入できない。 設定は面白そうだったが、人物に魅力が無ければシリーズにしても退屈なだけだ。 知識はあるようだし丁寧なところは好感が持てるが、知識のお披露目に工夫がもっと欲しい。生真面目すぎて面白みを失わせているのが残念。 | ||||
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「ダ・ヴィンチ・コード」のウンチクがらみ謎解きが楽しめた人には バカウケするでしょう。作者の知識の深さには驚きます。 キャラも立っているし、楽しく読めました。 続編も読みたいなあ。今度はイヴォンヌの大活躍もキボ) | ||||
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