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追憶のかけら
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追憶のかけらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 61~70 4/4ページ
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全470ページ中200ページほど割かれた “とある作家の自殺に至るまでの手記”はかなりの読み応え これはと期待は高まるが、 その手記の謎を追うが故に策略に嵌まっていく大学教員が あまりにおバカ過ぎてミステリーには成らず。 ページをめくる手は止まらないのだが薄い落胆が最後まで続くのだ。 勿体無い。 大学教員の心境なり回想は胸を打つのだけれど… うまく処理できなかったのか? ちと欲張り過ぎたのか? | ||||
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出だしから引き込ませるチカラを持った構成。ものすごい結末・謎解きになだれこむのでは…とワクワクします。しかし、ラストはちょっとここまで期待させて、それはないだろう、というくらい、あっけなく、家族愛・夫婦愛の話になってしまいました。はぁ…。でも、力作です。すごいです。一気に読ませます。読んでみて損はないです。ああ、また次の作品に期待。 | ||||
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出だしから引き込ませるチカラを持った構成。 ものすごい結末・謎解きになだれこむのでは…とワクワクします。 しかし、ラストはちょっとここまで期待させて、それはないだろう、というくらい、あっけなく、家族愛・夫婦愛の話になってしまいました。はぁ…。 でも、力作です。すごいです。一気に読ませます。 読んでみて損はないです。ああ、また次の作品に期待。 | ||||
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不覚にもラストでは泣いてしまった。温かい涙だった。人間の心の奥底にある悪意を最大限に突きつけられた後だっただけに、このラストシーンでは人間の愛の深さが無防備になったところに染み込んできて、言葉にできない感動を得た。戦後間もなく自殺した作家の未発表手記を手に入れた大学教員。手記にはまだ解明されていない『謎』があった。真相を追ううちにやがてその手記が贋作だということがわかる。手記をもとに論文を発表した主人公は窮地にたたされる。誰がなぜこのような手の込んだ策を弄して自分を陥れたのか?初め「手記」の謎にあてられていた焦点が、やがて主人公自身を巻き込む謎へと発展してゆく。何が真実で何が嘘なのか?物語は二転三転し、そしてたどり着く真相に秘められた悪意。久しぶりにミステリを読んで感動した。ダメ男だった主人公が、どん底から這い上がって再生に向かう姿は希望に満ちたラストだった。いい作品です。 | ||||
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不覚にもラストでは泣いてしまった。温かい涙だった。人間の心の奥底にある悪意を最大限に突きつけられた後だっただけに、このラストシーンでは人間の愛の深さが無防備になったところに染み込んできて、言葉にできない感動を得た。 戦後間もなく自殺した作家の未発表手記を手に入れた大学教員。手記にはまだ解明されていない『謎』があった。真相を追ううちにやがてその手記が贋作だということがわかる。手記をもとに論文を発表した主人公は窮地にたたされる。誰がなぜこのような手の込んだ策を弄して自分を陥れたのか?初め「手記」の謎にあてられていた焦点が、やがて主人公自身を巻き込む謎へと発展してゆく。何が真実で何が嘘なのか?物語は二転三転し、そしてたどり着く真相に秘められた悪意。 久しぶりにミステリを読んで感動した。ダメ男だった主人公が、どん底から這い上がって再生に向かう姿は希望に満ちたラストだった。いい作品です。 | ||||
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戦後まもなく自殺した作家を襲った悪意の事件の数々。そして、妻を失って失意のどん底にいる主人公に襲いかかる悪意の罠。二転三転する物語に翻弄され、その末にたどり着いた真犯人の態度もその悪意の深さを物語っている。序盤に出てくる、自殺した作家の手記、そして、主人公の回想、そして肝心の事件・・・重い話になりがちな状況をどちらかと言うと情けない主人公を用いることで軽さを与えているなど、完成度の高さに舌を巻いた。ただ、正直なところ、最後の最後はちょっと余計だったような・・・。あまりにも綺麗にまとまり過ぎていて、そこだけがちょっと不満。 | ||||
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戦後まもなく自殺した作家を襲った悪意の事件の数々。そして、妻を失って失意のどん底にいる主人公に襲いかかる悪意の罠。二転三転する物語に翻弄され、その末にたどり着いた真犯人の態度もその悪意の深さを物語っている。序盤に出てくる、自殺した作家の手記、そして、主人公の回想、そして肝心の事件・・・重い話になりがちな状況をどちらかと言うと情けない主人公を用いることで軽さを与えているなど、完成度の高さに舌を巻いた。 ただ、正直なところ、最後の最後はちょっと余計だったような・・・。あまりにも綺麗にまとまり過ぎていて、そこだけがちょっと不満。 | ||||
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失望した。仕掛けは大きいがネタは矮小。 貫井徳郎ともあろうものが、どうしてこんなつまらない落ちをつけたのか。 読まない方がよかった。 | ||||
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頼りなさそうで野暮ったい世間知らずの大学の講師が主人公で、ある日突然50年前に数少ない作品を残して自殺した作家の遺書を見せられ、謎解きに引っ張りだされる。主人公は精かんな刑事でも頭が切れて行動的な新聞記者でもなく、およそ謎解きには不向きなキャラがいい。気の弱そうな態度に何度もほほえんでしまう。自分に自信ももてない主人公をなぜ大学教授の娘である妻が結婚相手に選んでくれたか、ずっと自問自答している姿はいかにも現代の弱々しい男性(おっと失礼)らしい。仕掛けられた罠にもすぐにはまってしまう。読んでいても「そんな簡単なはずないやろ、しっかりセナ」と応援してしまう。そして最後の方で死んだ妻が、彼とは正反対の気の強いしっかり者のだったこと、そしてその妻が一番信頼し、頼っていたのは主人公だったとわかる。なぞを解きながら、思い出の品々から妻を思い出していくところは思わず涙が・・・・彼女は本当にあなたを愛していたんです。それを知った時に彼女はもういないなんて。夜中3時まで休まず一気に読ませるミステリアスロマンでした。 | ||||
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頼りなさそうで野暮ったい世間知らずの大学の講師が主人公で、ある日突然50年前に数少ない作品を残して自殺した作家の遺書を見せられ、謎解きに引っ張りだされる。主人公は精かんな刑事でも頭が切れて行動的な新聞記者でもなく、およそ謎解きには不向きなキャラがいい。気の弱そうな態度に何度もほほえんでしまう。自分に自信ももてない主人公をなぜ大学教授の娘である妻が結婚相手に選んでくれたか、ずっと自問自答している姿はいかにも現代の弱々しい男性(おっと失礼)らしい。仕掛けられた罠にもすぐにはまってしまう。読んでいても「そんな簡単なはずないやろ、しっかりセナ」と応援してしまう。そして最後の方で死んだ妻が、彼とは正反対の気の強いしっかり者のだったこと、そしてその妻が一番信頼し、頼っていたのは主人公だったとわかる。なぞを解きながら、思い出の品々から妻を思い出していくところは思わず涙が・・・・彼女は本当にあなたを愛していたんです。それを知った時に彼女はもういないなんて。夜中3時まで休まず一気に読ませるミステリアスロマンでした。 | ||||
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