■スポンサードリンク


追憶のかけら



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

追憶のかけらの評価: 8.00/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

追憶のかけらの感想

結構楽しめました。
とにかく話が複雑。そして、そこが面白い。
当方のような単純な読者は、まさに主人公の大学講師松嶋の様に、素直に信じて驚き妙に納得してしまう。
本作は20年ほど前に刊行されたもので、作中作が旧字旧仮名遣いだったものを、今回現代語に変更して再文庫化されたとある。
作中作が300ページ弱ほどの分量があるので、これが旧字旧仮名遣いのままだったら、ちょっとしんどかったかもしれない。
そういうこともあり、650ページほどもある長編だが、難なく読み終えることができた。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

追憶のかけらの感想


最愛の妻に先立たれ、娘とも離れ離れで暮らす大学講師・松嶋。 冴えない日々の中で訪れた逆転の転機、とある物故作家の未発表原稿譲りたいと持ち掛けられる。 しかしその条件は50年前に自殺した彼の死の真相を暴けというものだった・・・。

 600頁の内200頁ほどが自殺した作家・佐脇の手記になっている。これがかなり古い文体で書かれている為に慣れていないと中々飲み込めないと思う。 そしていざ調査に乗り出した主人公の前には見えざる悪意が・・・、正体の掴めぬ文献の提供者の前に物語はミステリアスさを増していく。
 あまり家族愛とかをテーマをにした作品は好みませんがこれは主人公の成長譚として非常に気持ちいものがあった。 たまには殺人が起きないのも宜しい。

りーり
9EDFH0HC
No.3:
(7pt)

読後感は良い

自身の状況や過去の人物に起きた出来事に翻弄される様にはらはらしましたが、主人公の疑いを知らぬ性格に若干イラッとしました(笑)
ただ、過去の人物と主人公の置かれた状況がリンクしていて再読すると面白かった。

こた
EDTCPA89
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

歴史的仮名遣いにダレずに読んでほしい

本書は作中作の体をとっている。その作中作が歴史的仮名遣い(旧仮名遣いと言ってはいけないそうな)で書かれているうえに非常に長いことから、もしかしたらその途中で読み止めてしまう方もいるかもしれない。しかし作中作を読み終わった暁には、まさにジェットコースターにでも乗っているかのようなダイナミックな展開に手が止まらなくなるだろう。主人公という乗り物に乗りながら「これってこうじゃないのか」「自分だったらこうするのに」と考えつつ、その体を上下左右に何回も揺さぶられる。そして最終的に読み終わった際には何とも言えない心地よさが残り、もう少し乗っていたかったと思わされる。万人にお勧めできるが、特にご家庭をもつ諸兄に是非とも読んでいただきたい。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

HT
GIARWASZ
No.1:
(9pt)

妻が愛おしくなりました


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

yattazetaketyan
TK5QOEIL

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!