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左手に告げるなかれ
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左手に告げるなかれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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江戸川乱歩賞受賞作品。ミステリーとしては及第点。ただ、ミステリーの根幹となる動機が極めて薄い。こんな理由で殺人を犯すのか、と疑問。連続殺人というからにはしっかりした動機が必要。万引Gメンを主人公にした点は面白いが、ラストまでそのGメンぶりを活かしてほしかった。中盤は間延び感じもあったが、ラスト一気の謎解きは急ぎすぎかとも思ったけれど悪くはなかった。 | ||||
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私の素人の感想は ・タイトルがすごくいい。内容にもあっていると思うけど、でももう少しタイトルの言わんとしているところを強く訴えるともっと心に残るかも。 ・なんか読みづらかった。もっと文章が読みやすければもっといいです。でも、それは私の読書不足で文字を追うのに慣れていないからかも?! ・えええ?!犯人の動機がいまいちかなあ・・・。 ・最後の犯人が分かるところはホント、ワクワクドキドキしました! 以上です。 | ||||
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途中飽きることもなく一日で読み切ってしまった。 ストーリ展開も良かったし、真実に近づいていくこと、そしてクライマックスは読み応えがあった。 だけど、犯人の動機が今ひとつだったことと、タイトルが結末とそんなにリンクしていないような感じがしてしまって、読後感に爽快さがあまりなかった。 だから星は3個にした。 読んでいて強く感じたことは、この小説が出版された時よりも現在(2014年)はずっと便利になっているということだ。 作中に登場した『ポケットベル』は存在せず、それはさらに進化している。 『実現不可能だ』と記述されていた24時間営業のスーパーもそこらじゅうにある。 だけど便利になった反面、もしかしたらなくしてしまったものもあるのかもしれない。 作品全体から、そして登場人物たちの数々の言動を見てそう思わされた。 だから、それを意識するために多くの人に読んでもらい、感じてもらいたい。 | ||||
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若い女性の素人探偵の一人称で事件が綴られていきます。 のりぴーせんべいとか A型コートとか その時代を反映した事象が今読むと いささか古さを感じてしまいます。 A=真犯人は かつてのいきさつから Bを憎みそのBに殺人犯の罪をなすりつけるべく 何と4人も殺人を犯し、 Bが犯人であることを警察にミスリードさせるように証拠を捏造しています。 こんなことは大変にまだるっこしいです。 普通なら AがBを殺したいほど憎んでいたら 直接Bを殺して完全犯罪を狙うでしょう。 仮に警察がBが犯人という犯人の希望通りの判断にいたらず 別人を逮捕してしまう可能性だってあるわけです。 そういう展開をAは想定してなかったのでしょうか? 読んでいてとても不思議な気持ちになりました。 軽いユーモラスな会話や 比喩の多用でかつての トニー・ケンリックの諸作品を思い出しました。 | ||||
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万引きGメンが主人公ということもあって、小売業の業界もの社会派推理かと思いきや、みぎ手というダイイングメッセージ要素や不倫の恋愛劇の要素やらやたら思わせぶりな序盤の展開は面白いが、ラストで事件の真相が明らかになると、推理小説以前のようなトリックですらないみぎ手のダイイングメッセージのがっかりの意味や、あまり書いてしまうとネタばれになってしまうが、ある人物の変装トリックは幾らなんでもこれ主人公会った瞬間気づくだろうよと思ってしまった・・・。結果、読後は何が言いたかったかったのかよく分からない焦点の定まらない作品になってしまっている。標準以上の作品であるが、この回の乱歩賞最終作には高嶋哲夫氏や野沢尚氏の作品もあったのだが、それらを押しのけて受賞した作品の割りに何でこれが乱歩賞なのかよく分からない。80年代くらいまでの単行本には巻末に最終候補作ごとの各審査員の講評が記載されていたのに、後に掲載されなくなってしまったが、本書ほどこの審査員の講評を読みたいと思った作品はない。この頃くらいから乱歩賞作の回による出来の優劣の差が大きくなってきたような感じがする。 | ||||
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ここのところ、江戸川乱歩賞受賞作品を続けて読んでいる。 従ってどうしても古い作品のレヴューになってしまう。 他の方も書いているが、導入部はスピーディで、とても面白く読めた。 主人公の職業は興味深いし、キャラも立っていた・・。少なくとも、不倫相手の元上司が登場するまでは。 この男、いただけない。冴えないし魅力が感じられない。従って主人公の値打ちが下がり、安っぽくなってしまった。 やはり主人公と絡む登場人物は、何かしら魅力的であるべきだ。 事件を追う説得力に欠けるし、物語も白々しくなってしまう。 「素人の捜査」という非現実を補うために探偵が登場するのは、正解だと思う。 むしろある意味この探偵、好感がもてて物語の進行に萎んだ期待が再び膨らんだ。 しかし、そこまで。結局、竜頭蛇尾。 いっぱい良いところがあるのだが・・・。残念。 | ||||
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とても読みやすいです。裏を反せば、ひねりがないという事ですが。でも緩急はあるので、ダラダラした文章が続いてはいません。タイトルの意味がわかった時にはジーンときました。心に受け止めておこうと思いました。 | ||||
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導入部は引き込まれましたが、中途半端な部分が随分目に付いてしまいました。まず気になったのは、分かりにくい比喩の多用。独特の作風に一役買っているとも言えますが、文章を追うリズムが悪くなり、キレの悪さを感じました。一番気になったのは、途中で登場する探偵の現実感の希薄さ。社会派風なテーマにそぐわないマンガのようなキャラクターには違和感がありました。ああ、これは女性が書く男性だなあ、、と。謎解きは興味を持って読み進めましたが、やや強引で腑に落ちない感が無きにしもあらず。「みぎ手」の謎も、思わせぶりだった割には安くまとまってしまった感じです。良くも悪くも乱歩賞らしい作品でした。 | ||||
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