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左手に告げるなかれ



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【この小説が収録されている参考書籍】
左手に告げるなかれ
左手に告げるなかれ (講談社文庫)

左手に告げるなかれの評価: 2.81/5点 レビュー 27件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(2pt)

終末の展開があまりにも安易過ぎます。

冒頭、保安士である主人公が万引きを監視し、捕まえ指導する導入は誠に読ませるのです。このまま、そのニヒルな性格と職業意識で物語が展開するのかと思いきや、意外な方面に話がずれていきます。「展開」ではなく「ずれる」というしかありません。そして、ストーリーが段々とまだるっこく、つまらなくなってしまいます。迷走とも言えるかもしれません。警察官・不倫相手・スーパー経営の女性・主人公の上司等、様々な人物を登場はさせるのですが、その総てが中途半端で、はたして描く必要があったのか?と思わせます。登場はさせるが・・・・ただそれだけという感じなのです。
 特に大演説と大活躍をする「探偵」なるものの存在と主人公とのからみが、行き当たりバッタリで誠に安易です。最終の場面になると完全に破綻しています。変装を過大評価し過ぎです。身近な二人の人間の外見を、まったく別人のように見分けられない? いくらなんでも、それはあるまいという感じですし、殺人の原因となった親子関係の破綻を急に犯人に告白させる。それ以前の記述の伏線は一切無しに・・・・こうなるとセリフで説明すれば何でもありの三流小説です。題名もこってはいるがわけがわからない。なんだか読んで当てが外れた作品という印象です。文章も少しまわりくどく、妙にもったいぶった言い回しが目立ちます。解説者は褒めまくっていますが・・・・。
左手に告げるなかれAmazon書評・レビュー:左手に告げるなかれより
406208385X
No.11:
(2pt)

ちょっと不可解

面白い小説ではあるが、江戸川乱歩賞を受賞した作品の中では少し見劣りする。
まず、トリックや動機、設定に「なんで?」と思わせるコジツケ感がある。ここが最も受賞を不思議に思わせるところ。キャラ設定も凝り過ぎたのか、読者として共有できない、没入できない登場人物になっている。そのあたりが気になって仕方なく、なかなか読み進められなかった。
ただ保安員として主人公が葛藤する様などは、とても面白く読めた。
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No.10:
(2pt)

冗長

期待していた分、残念ながら冗長に思えました。スピード感がなく、途中で退屈してきます。
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No.9:
(2pt)

なぜに江戸川乱歩賞?

なぜにこの作品が江戸川乱歩賞に選ばれたのでしょう?
審査員の方は何を評価されたのか興味があります。
リアリティは無い、キャラクターの描写もイマイチ、
動機においては全く理解できません。
友人に勧められたので仕方なく最後まで読みましたが、
そうでなければ確実に途中で止めていました。
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No.8:
(2pt)

面白くない

江戸川乱歩賞を受賞している作品なので、さぞかしワクワクどきどきするだろうと期待して読んだが、全くの期待はずれ。何より現実味がない。主人公に感情移入することもなければ、肩入れもできない。まず主人公に魅力がない。トリックも嘘くさい。才女であればそのぐらい気づくだろう!というところでおとぼけ。全く、こんな作品でも賞を獲れてしまうのか、とがっかりした。そろそろ面白くなるだろう、と読み続けていた時間がもったいない。文章もやたらと比喩が多くて読みづらく、鬱陶しい。好みの問題もあると思うが。。
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No.7:
(1pt)

うーん

乱歩賞受賞作という冠で買ったのに…
つまらなかったです。
別段読みにくい文体ではないし、読むのは苦ではないのですが
抑揚が全くないので、感動することも感嘆する部分もない。
結局作者のメッセージというか
なにが言いたいのか分からない。の一言につきるのではないか思います。
乱歩賞受賞作がここ何年も、社会派のものばがり続いたせいもあるのかもしれませんが、
読み終わった後、『で?』と言いたくなります。
コンビ二のスーパーバイザーという職業についての表現も中途半端だし。
最大の謎であるはずの『右手』というキーワードも、
最終的には、そんなつまらないこと?という感じだった。
まあ途中登場する右手についての聖書の記述は、
なかなか読ませるものがあったかもしれないけれど。
全体としては、おすすめはできないです。
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No.6:
(2pt)

安っぽい

最初は故伊丹十三映画風の業界内幕ものかなと思い、期待して読んだのですが、
面白かったのはそういった部分だけで、ミステリーとしても小説としても期待はずれでした。
なんせ、
仕事そっちのけで、元不倫相手の妻の変死を調べるヒロインの心理がさっぱりわからず、
それを見逃すどころかむしろ応援する上司が怪しすぎで、
約10年前の作品だというのに、ここ20年は聞いたことないような死語の連発が気色悪く、
漫画かアニメのようにやたらどもる台詞が気に障り、
漫画やアニメのようなキャラクター造形にこのままの人物なわけがないと思ったら、
そのままの人物でありなおかつ犯人であることには意外性がなく、
盛り上がらないクライマックスに失望し、
ルパン三世もどきの変装に失笑しました。
名探偵コナンだの金田一少年だの方がまだマトモそう?
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No.5:
(2pt)

社員にそんな自由な時間を与える会社がある訳ないだろ !

ヒロインはスーパーで万引き犯を取り締まる隠密警備員。愛人の殺人容疑を晴らすために独自の捜査を進めるという設定。しかし私は、社員を続けながら、自由に捜査を進められるヒロインの設定に呆れて読み進める気がしなかった。勤務時間内にそんな自由時間が取れる会社がある訳ないだろう。最初の頃、そんなヒロインの自由行動を許す上司は絶対怪しいと思ったものだ。
また、作者の後続の作品にも共通するのだが、ヒロインの愛人を見る眼が甘すぎるのである。まさしく盲目である。その癖、ヒロインは自分を知性の高い自立した女と考えているのである。どういう読者を対象に考えているのだろう。最後に明かされる犯人の正体にヒロインが途中で気付かないのも、絶対不自然である。リアルなミステリが書きたいのか、安手の変装が通用する子供向けのミステリが書きたいのかハッキリしろ、と言いたい。それ程、ミステリ的には脆弱な創りなのである。
全くの駄作で読むに値しない作品。
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No.4:
(2pt)

良く言えばそつの無い、悪く言えば凡庸な作品

主人公はスーパーで万引犯を捕捉する女性保安士。
過去に傷を持つ、ちょっと変わった職業の主人公が、業界知識を
披露しながら謎解きを進める。
江戸川乱歩賞の定石に忠実に従った、良く言えばそつの無い、
悪く言えば凡庸な作品。
冒頭の主人公登場は興味を引くが、その後の盛り上がりに欠ける。
スーパーとコンビに業界の確執や、バーコードなどの小道具は良く
調べられている。
読みやすい文章で、女性特有の視点などは所々光るものがある。
だけど、いかんせん読んでいてワクワクする感じが無かった。
淡々とストーリーが進んで行く印象。
ダイイング・メッセージの使い方や犯人の設定も説得力に欠ける。
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No.3:
(2pt)

失速

著者がジュニア小説で活躍していた、というだけのことはあって、文章はこなれているし、保安士、いわゆる万引Gメンという、最近、テレビでよく見かける職業が主人公という設定も面白い。最初の、万引きのシーンから一気にストーリーにはいれた。そういう意味で、序盤はなかなか良かったように思う。ただ、枚数制限のある乱歩賞にほぼ共通して存在するのだが、特にこの作品のラストは尻切れトンボという感じがしてしまったし、その前の謎解きというか、トリックに関してはかなり無理があるように思えてならない。また、犯人の動機という点も陳腐だ。序盤の良さが、終盤に来て一気に失速してしまった感じがして残念だ。
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No.2:
(2pt)

乱歩賞は・・・

 つまらなくて当たり前の乱歩賞?  ここ十年で面白かったのは『テロリストのパラソル』と『13階段』くらいのものかなあ~ エンターテイメントなら読破したあとにカタルシスが得られないとダメなんじゃないの? とは前々から思っていたことですが、これも同様でした。納得いかないんですよ。読後感も気持ちよくないし、それだけならまだしも、どうして好んでかつての不倫相手の奥さんの殺害事件に首を突っ込むかも意味不明だし。 しかも、万引きGメンが殺人の捜査をこんなにスッパスッパできるわけがないじゃん。警察もリアリティないしさ。社会派ミステリに見せかけて「何ちゃって社会派」っていう最悪の顛末。万引きGメンが店の内部不正にまで口出すわけねーだろ。こんなんじゃ、市原○子がドラマの主演張ってくんないよ。 ジュニアノベルでやってただけあってテクはあると思うんですよ。文章に独特の面白みとかね。でもオトナが読むに耐えるもんじゃないんと思うんですね。 乱歩賞って今を時めく人を多数輩出しているのも事実だけど、駄作乱発マシーンを排出してるのも事実なんだよねーと思った次第です。
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No.1:
(2pt)

いかにも推理小説らしい推理小説。

ただ、「らしさ」が鼻につく余り、読み進める動機が、物語を楽しむことよりも謎解きの答えを探すことに集中してしまった。まるで、数学の問題をやったあと、答えを知るために回答欄の解説を読んでる気分。そういう意味では、やや作業的な気分で読み進めることになってしまった。  なんといっても、主人公の女性が事件に首をつっこむ動機にやや無理を感じる。自分の不倫相手の奥さんを殺した男を探す、だからなぁ。しかもその奥さんの性格が、かなりイヤな感じときた。普通、主人公の立場にしてみれば、こんな事件には首つっこまんだろう。巻き込まれ型ならともかく、放っておけば害はないのに、自ら首を突っ込んでいってるんだもの。作中で何度か主人公がその「理由」について語っていたけれども、どうにも納得できず。結局、主人公の動機に対する「なぜ?」は最後まで抜けなかった。  
左手に告げるなかれ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:左手に告げるなかれ (講談社文庫)より
406264620X

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