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プリズン・トリック
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プリズン・トリックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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交通刑務所内で発生した殺人事件に端を発し、これに直接的、間接的に関わる人々の、人間模様が描かれた作品。 絶対的に不可能な密室殺人のトリックと、真犯人の動機に興味をそそられる。事件とはあまり関係のない、刑務所内の日常や、交通事故の加害者、被害者遺族の心情にページを割いており、ここを寄り道と考えるか否かで評価が変わりそうだ。登場人物や枝葉のエピソードか多く、本筋を見失いそうになるかもしれない。 トリックはなるほどとなるし、動機も伏線を回収してはいる。しかし、ラストでは、全く違う様相の物語になってしまうのだ。う〜ん、そっち系か…【乱歩賞】 | ||||
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第55回江戸川乱歩賞受賞作。交通刑務所内で、密室状況で受刑者が殺され、犯人と思われる受刑者が脱走する。更に、遺体の顔等は焼け爛れ、“前へ倣え”の姿勢をとっているという、ミステリーとしては申し分ない設定。 ただ、話の整理はされていますが、各登場人物のエピソードがやや過剰で、それも本筋に繋がることもなかったので、もう少し全体をコンパクトにまとめられても良かった、と思いました。 タイトルにもなっているトリックは、その実現の可否は問わず、エンターテインメントとしてはありなことで楽しめました。 | ||||
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登場人物の視点が多すぎて、読んでいても理解しにくい点が多々あった。 いわゆるトリックものであるが、ちょっと無理があるな、と感じた。 もちろんこれは物語であって、実話ではない。 その点を差し引いて読んでも、それでもなお、腑に落ちない感じがする。 しかし、決してつまらない小説ではない。 | ||||
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以外に知っているようで、知りえね交通刑務所の世界を見事に活写し、ここを軸にして大胆なミステリーを作り上げた思案は評価できます。ただ、少しだけ推理が大味で理に適いません.但し、捨てがたい味もあり、もう少し煮詰めれば味わい深い作品になったとおもいました。楽しめる作品でお勧めです。 | ||||
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ミステリ大家のあの作品への挑戦、ということがちょっと分かりやすぎるイントロでした。また中盤で視点変更を多用するのはその間でミスリードを誘おうとしたのかもしれませんが、ミスリードさせるほどの罠もしかけておらず、中途半端で結果的にストーリーへの没入を妨げてしまっているだけに感じました。最後も、個人的には跋の種明かしをもう少し間接的、余韻を持たせた方が想像の余地があってよかったのではないかと思います。 ただ、交通事故の被害者遺族と加害者が会うシーンのリアリティは強くこれを訴えたかったのかと伝わってくるものを感じたのと、大作家への挑戦に敬意を評して、次回作に期待したいと思います。 | ||||
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あまりに評価が低いので、一言。 一気読みが面白さの表現ではないと思う。自分は一場面ごとに本を閉じ、咀嚼してから 読んでいくタイプなので、登場人物の多さや、切り替えの多さにも特に違和感はなく読めた。 確かに密室のトリックに???な部分もあったけれども、全体的には良かったと思うんだが。。。 | ||||
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有名作家に「視点がぶれてる」だの、「中盤が穴だらけ」だのと言われれば、そんな気がしなくもないが、短編じゃないんだから許容範囲じゃないかしらん。読者は欲張りなもので、わかりやすいものを要求するのかもしれないけど、わかりやすければ複雑さを要求したりするもの。推理小説なんだから、フェイントや逸らかしがあった方が面白いと思うけどね。 むしろ、どうかなと思うのはトリックの納得性。「成りすまし」は「なるほど」と思わせるものがあるけど、例えば「脱走」や「侵入」って交通刑務所とはいえ、そんなに簡単じゃないのじゃないかしらん。ヒネリが足りないというよりは説明が不足している気がする。 最後の展開は趣味の問題なのでなんとも言えないけど、折角リアリティがある社会問題を題材にしているので、その線を最後まで貫いて欲しかった。 | ||||
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各章での視点が変わりすぎてややこしくなっている感じがし、展開的にも斬新なものがあり、魅力もあるだけに、他の方も書いておられる通り勿体ないという感じが強いです。 今後の作品に大いに期待したいところです。 | ||||
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多すぎる登場人物もはじめのページにリストアップしておけばよかったのにと思います。さらに言えば市原刑務所の見取り図を示しておけば、少しは乱歩賞作品の格好がついたのではないでしょうか。 作者は交通刑務所に入った経験があるのではないかと推察いたします。 いずれにせよ、内容は面白い。ただ、最後の1行は「こりゃ何だ?」 | ||||
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審査員のレビューが巻末に掲載されていますが、作品を読み終わった後で確認させていただくと、確かに読みづらいなあと思った点につながる理由が解説されていたように思います。 この作品の面白かったところは、やはり動機です。犯人は、どういう理由でこんなことをしたのか。その心理も含めて理由が知りたいと思わせられた点です。 | ||||
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審査員のレビューが巻末に掲載されていますが、作品を読み終わった後で確認させていただくと、確かに読みづらいなあと思った点につながる理由が解説されていたように思います。 この作品の面白かったところは、やはり動機です。犯人は、どういう理由でこんなことをしたのか。その心理も含めて理由が知りたいと思わせられた点です。 | ||||
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死体は静物ではない。 特に、今回使った毒物の薬理作用から考えると、 死後、遺体から糞便や体液が漏れ出てくる可能性は否定できない。 その可能性を承知で犯行に及ぶのは、かなりリスクが高い。 物語はおもしろかったし、視点を次々と違えることで、読み手に混乱を与えるのもうまくいっていると思う。 トリックも、基本的な枠組みに問題はないと思う。 しかし、この作品を評価するには、死体の取り扱いの部分は無視できないと思う。 | ||||
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死体は静物ではない。 特に、今回使った毒物の薬理作用から考えると、 死後、遺体から糞便や体液が漏れ出てくる可能性は否定できない。 その可能性を承知で犯行に及ぶのは、かなりリスクが高い。 物語はおもしろかったし、視点を次々と違えることで、読み手に混乱を与えるのもうまくいっていると思う。 トリックも、基本的な枠組みに問題はないと思う。 しかし、この作品を評価するには、死体の取り扱いの部分は無視できないと思う。 | ||||
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刑務所の中で受刑者が受刑者に殺害されるという発想は斬新だったのだが、警察の捜査があまりにも杜撰だったり、保険会社の人間が人の家に侵入したりと現実感が足りないような気がした。また、最後のどんでん返しは講談社のホームページに「犯人からの手紙」が公開されていたので動機は分かったのだが、なぜ本書に付けないのかよく分からなかった。 | ||||
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刑務所の中で受刑者が受刑者に殺害されるという発想は斬新だったのだが、警察の捜査があまりにも杜撰だったり、保険会社の人間が人の家に侵入したりと現実感が足りないような気がした。また、最後のどんでん返しは講談社のホームページに「犯人からの手紙」が公開されていたので動機は分かったのだが、なぜ本書に付けないのかよく分からなかった。 | ||||
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江戸川乱歩賞選考委員の何人かが、この作品の「志の高さ」を評価している。刑務所内での密室殺人、憲法39条の穴、昨今の交通事故厳罰化を扱う点など、「志の高さ」を言わんとする理由は理解できるような気はする。 しかし、登場人物が多すぎる。そして視点が変わりすぎる。もう少し整理することで全体をすっきりさせることが可能だと思う。全体が序章・終章を合わせて13章あり、一つの章の中にいくつもの視点を加えていたが、せめて1つの章は1つの視点に留めた方が、読んでいてゴタゴタ感が少なくなったのではないか。 交通事故加害者が被害家族へ謝罪しに行った部分は非常によかった。交通事故はいつ自分が被害者になっても加害者になってもおかしくない。両者それぞれの心が胸をついた。 | ||||
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江戸川乱歩賞選考委員の何人かが、この作品の「志の高さ」を評価している。刑務所内での密室殺人、憲法39条の穴、昨今の交通事故厳罰化を扱う点など、「志の高さ」を言わんとする理由は理解できるような気はする。 しかし、登場人物が多すぎる。そして視点が変わりすぎる。もう少し整理することで全体をすっきりさせることが可能だと思う。全体が序章・終章を合わせて13章あり、一つの章の中にいくつもの視点を加えていたが、せめて1つの章は1つの視点に留めた方が、読んでいてゴタゴタ感が少なくなったのではないか。 交通事故加害者が被害家族へ謝罪しに行った部分は非常によかった。交通事故はいつ自分が被害者になっても加害者になってもおかしくない。両者それぞれの心が胸をついた。 | ||||
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他のレビューのまとめみたいになりそうですが、推理小説としてのトリックは面白かったですね。 しかしこまめに視点が変わってしまうために登場人物に感情移入できないまま読み進んでしまいます。 それを意識して新人ならではの荒っぽさと今後への期待として考えるのならありでしょう。今までの乱歩賞のようにあっさりと進んでいく2時間ドラマの原作にしかならないようなものに比べれば本格的な推理小説と言えるのではないでしょうか? これからに期待と言う意味で☆三つ | ||||
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他のレビューのまとめみたいになりそうですが、推理小説としてのトリックは面白かったですね。 しかしこまめに視点が変わってしまうために登場人物に感情移入できないまま読み進んでしまいます。 それを意識して新人ならではの荒っぽさと今後への期待として考えるのならありでしょう。今までの乱歩賞のようにあっさりと進んでいく2時間ドラマの原作にしかならないようなものに比べれば本格的な推理小説と言えるのではないでしょうか? これからに期待と言う意味で☆三つ | ||||
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選評で当作品のことが言われるときに、図らずも「志の高さ」という言葉が複数の審査員の口から出てきたようです。 読んでみるとなるほどと納得、トリックの派手さが半端じゃないのです。 その派手なトリックとは、冒頭の刑務所内での密室殺人に他なりません。 結局自分も、冒頭のその派手さにやられ、最後まで一気読みしてしまいました。 確かに、将来性は買いなのでしょう。 しかし、小説として、商品としての魅力を考えたときに、当作品には無視できない欠陥があります。 感情移入できるキャラクターが皆無であること、大勢登場する割に人物が無個性であること、その無個性の登場人物の間で視点がコロコロ無節操に変えられること…。 まとめるなら、魅力あるトリックは描けているが、魅力ある人間は描けていないということです。 トリックがケレン味十分なだけに残念でしたが、逆にその問題をクリアすれば、人気作家の仲間入りも不可能ではないと思います。 今後に期待していますm(__)m | ||||
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