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殺意の集う夜
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殺意の集う夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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ネタばれあり 四半世紀前の作品なんですね。 人がバッサバッサと死んでいき、加害者はほとんど巻き込まれ事故。被害者達は分かりやすい悪人。なんか既視感がある、と思ったら赤川次郎はじめとする80-90年代流行したミステリー小説でした。やたら軽い文脈にヘビーな事情もまぎれていたり。ライトノベルと言う言葉はまだ浸透していなかったかな?犯人の諸事情は当時としてはセンセーショナルだったのかも。軽い娯楽としておすすめです。 | ||||
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10年ぶりに読み返しましたが、やはりコレが最高傑作です。西澤先生といえば特殊設定ミステリですが、他の作品では、ややもすれば設定に頼りがちになるところを、本作では、特殊設定抜きの、理屈(論理ではない)のみに支えられた、他作品では味わえない、贅肉一つ無い見事なストーリーを堪能することができます。できることならば、本作のような作品を、もう一度書いていただきたいものです。 | ||||
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ストーリーは荒い。でもそれが気にならないくらいのぶっ飛びかっ飛ばしぶり。酷い人間しか出てこないが謎の爽快感がある。 | ||||
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あちらこちらで起こっている殺人がひとところにあつまっていくさまは、何か不思議な感覚でした。最後に思わぬことが起こって何となく空しく感じました。 | ||||
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細かい設定の強行突破感が否めないので好き嫌いが分かれる作品でしょうが、個人的には満足できる終わり方でした。 登場人物の名前が数字で統一されていたり、人がバタバタ殺される等コメディー色も強いですが文章は一貫してシリアストーン。 最後に判明する、物語の核であるトリックの伏線が「この変態やろー」の1つしか見当たらないので、多分誰も気づけないのではないのでしょうか?何が変態なんだと引っかかってはいたんですが、なんだ、そうだったのかぁ~と笑ってしまいました。 登場人物がほぼ全員悪人というのも面白い。まさにタイトル通り、”殺意の集う夜”でした。 | ||||
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まさにジェットコースター・ミステリー。その煽り文句に恥じぬスピード感です。 ミステリー小説なのでもう殺人事件はこれでもかというほど起きるのですが、どこか喜劇じみたテンポで進むため大変なことが起きてるのに始終笑いながら読めてしまう。この作家ならではの痛快な作風は本作でも健在です。 本作は「犯人が推理する」というテーマで書かれており、クローズドサークルでの七人連続殺人を中心に、別件の殺人事件も同時進行で絡んでくるため、「つまりどういうことなんだ?」とラストまで読者をグッと引き付け中だるみさせない構成になっています。 しかし、肝心のトリックはやや強引で運に頼る部分が多く、特に最後の仕掛けに至っては驚くことは驚きましたが「さすがにそれはない」と拍子抜けしてしまいました。 なのでその分評価は下げていますが、本作はエンタメ性がとにかく高く、トリックの片手落ちな部分を差し引いても最初から最後まで非常に楽しめる構成・展開になっていたため評価は☆4です。 ですが前述の通りトリックのクオリティだけを取り上げれば☆2が妥当といったところなので、エンタメ性よりトリック重視の方は避けた方が無難でしょう。 イキイキとした人間を書くのが本当に上手い方だなと思います。コントのように展開する摩訶不思議なミステリーに興味を持った方には是非おすすめしたい。 | ||||
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西澤氏の初期作品としては評価の分かれる問題作だが、西澤裏ベストワンに推す人も多い異色作。 殺人者が別の自分以外の殺人を推理して犯人を見つけざると得なくなるという、著者曰く「東野圭吾氏の鳥人計画に触発されて書いた」という作品だが、閉ざされた別荘で癖のある人物達が次々に殺害されていくというクローズドサークルものの定番のフォーマットを用いながら、別事件の断章を挟みこんだり、連続殺人に至る経緯が物凄い設定でまさにジェットコースターミステリーと呼ぶに相応しい抱腹絶倒の詰め込み過ぎミステリーになっている。 リアリティ皆無!と付いていけない人にはダメだろうが、こういうのが好きな人には一気読み確実の凝ったプロットが堪能できるたまらない作品となるだろう。 | ||||
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完全にヤラレタ! 少々、登場人物名が読みづらい(読み仮名を覚えづらい)が、読み進めるとすぐに「何か意味があるな」と思うはず。 ネタが割れても楽しめる。むしろ再読をしていろいろと考証したくなる。 西村保彦氏にはこういう作品をまた書いて欲しいな…。 じっくりミステリィを読みたい、だまされたい、というひとにはうってつけの作品である。 | ||||
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友人の園子とともに、大学の助教授・一日宮和徳の別荘を訪れた六人部万理。 しかし、別荘には留守番を頼まれたという若い男しかおらず、その上、台風に よって道路が寸断されたために立ち往生することになった人々が続々と別荘 に集まり、万理たちは六人の見知らぬ男女と一夜をともに過ごす羽目に陥る。 深夜、男におそわれた万理は、そこから不可抗力 に引きずられ、連鎖的に六人全員を殺してしまう。 その後、園子の部屋に行くと、園子も何者かによって殺害されていた。 自分が殺してしまった六人のなかに犯人がいるに違いないと考えた 万理は、その人物に自分の殺人の罪も着せるべく、推理を始めるが……。 「犯人が推理する」という東野圭吾『鳥人計画』の趣向に倣って書かれた本作。 本作は、万理の一人称による《嵐の山荘》のパートと並行して、ホステス殺害事件 を捜査する刑事・三諸の三人称のパート(「もうひとつの殺人舞台」)が展開される という構成が採られています。 この二つのパートが、結末で交錯するわけですが、その際、 主役二人の属性まで鮮やかに交錯させているのが秀逸です。 また、ラストには、完全に意表を衝かれる《最後の一撃》 もあり、それだけでも、一読する価値はあると思います。 そして、何と言っても「事件関係者が別荘に集まった理由」が振るっています。 真面目な人からは顰蹙を買いそうですが、バカミス好きには堪えられませんw | ||||
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レビューを見ていたのであまり期待しないで読んだのですが、 意外と楽しめました。最後の最後まで謎が多すぎてあっという間に読んでしまいました。 ただ、最後の真相はちょっと残念な感じが。。。 でも、予想できなかったのでびっくりさせられました。 ただ、あまり細かく解説されていないので、疑問に残る箇所がいくつかあります。 真相が分かった上で、もう一度読み直してみたいと思います。 | ||||
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1996年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。ノン・シリーズの長編ミステリ。 ユーモア・ミステリの一種と思う。馬鹿馬鹿しさ、無茶苦茶さに笑わされた。あからさまな伏線から、おおよその結末は予測できるものの、最後の謎だけは見抜けなかった。なかなか意表を突いた作品だと思う。 ただ、殺人を詰め込みすぎて、個々の事件・犯人のディテールが描かれなかったのが残念。 | ||||
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“そんなに死ぬか~!?”というぐらい、主人公が勢い余って人を次々と殺してしまう。でも西澤さん独特の軽いタッチで、その辺は流せる。嵐の山荘に閉じ込められ、そんな事が起こった中で、ただ1人殺してない友人も死んでいた。友人の死の真相を暴くとともに、その友人殺害犯に罪を着せようと画策するが…。とにかく展開が早くて読みやすく、驚きとパズラーとしての整合性にも納得できる作品でした。 | ||||
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