■スポンサードリンク


七回死んだ男



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

七回死んだ男の評価: 3.87/5点 レビュー 140件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 1~20 1/7ページ
No.140:
(3pt)

SF本格ミステリの金字塔とのこと

SF本格ミステリという触れ込みの長編ミステリである。1995年発表。西澤枠品は2作目の読了。

設定がかなり特殊である。語り手である久太郎氏は、ランダムに発生する同じ1日が7回反復してしまうという特異体質。この1日目に、資産家の祖父が殺されてしまう日にあたってしまい、この殺人を防ごうといろいろと試みるのだが、というストーリー。映画「バックツーザフューチャー」で、タイムスリップした主人公が過去の同じ場所同じ日で起きている事件に干渉して、というシーンがあるが、それと同じことを7回繰り返すというわけ。しかしご想像通り、殺人を防ぐことはどうしてもできず、さてそこで・・・というところがポイントになってくるのだ。

そして最後の謎解き、なかなかきっちりしたロジックになっていて納得感はあるのだが…、ただちょっと気になるのは、このトリック(?)のためだけに長編小説というのはやや牛刀な気がしてしまった。裏表紙の売り文句では「金字塔」ということなんのだが、どうなんでしょう。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.139:
(5pt)

面白く読みやすい

表紙からして難しく固い感じの内容なのかなと
思っていましたが、案外そんなことはなく
台詞も多く読みやすくて、あんまり本を読まない
自分でも楽しめる作品でした!
これをきっかけにミステリー小説好きになりそうです^ ^
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.138:
(4pt)

SFだが論理で組み立てられた推理小説

本格推理小説が好きな息子からこれは面白いと言われて読んでみた。「体質的に」(つまり能力では
なくて)一日が9回繰り返されるという男が主人公である。いつそれが起きるか本人も予想できないが、
9回起きる間に自分だけその一日を「編集」出来る。だが、それは毎周リセットされ、最終周の9番目の
一日だけが残るという設定である。こういう体質を持った高校生の久太郎(キュウタロウとよばれている)が、
頑固者で変わり者の祖父の遺産相続にあたり、自分の次女の跡取りを選ぶという家族騒動の中で
祖父の殺害を自分の「体質」を使って避けようと躍起になるかという物語である。この作品いわゆる
SFではあるが、かなり論理的な筋書となっている。こういう作品をSF本格小説でロジックパズラーという
らしい。SF小説も本格的推理小説も、もう一つ自分のカテゴリーではない私にとって些か読み進める
にはしんどい作品であったが、この斬新な設定と、きちっと論理でプロットを組み立てているという点
では優れた作品だと思う。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.137:
(5pt)

面白い!

題名からしてどう言うこと〜?と思って気になっていた本。
ようやく読めたのですが、面白い!
文体もごちゃごちゃと小難しく言い回さない感じですっきりと読みやすい。
毎回の展開にひゃ〜!とさせられる。
最後も、ちゃんとどうなったんだ?を一気に回収してくれるし、そんなところに伏線が!と驚かされた。
最後のエピローグ的エピソードも最後の最後にまたどひゃっとさせられて面白かった。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.136:
(3pt)

普通

普通でした。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.135:
(5pt)

ドタバタ推理小説

タイトルからは想像つかないドタバタ劇でした。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.134:
(5pt)

面白い!

すごく面白いです。読みやすくて、好みです。他の作品も読もうと思います。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.133:
(5pt)

なぜ映像化されていないの?

ネタバレ注意。

内容が難しいかなと思い、ルーズリーフにメモをとりながら読んだ。序盤に丁寧に主人公の体質の説明をしているし、キャラクター表もあるので意外とわかった。

犬神家に影響を受けているのかな?遺産相続のゴタゴタが面白い。最終的に何も解決していないのも、ループしてる感じがあって好き。

友里さんとキュータロウが最初から後継者になっていたら揉めることなかったのに! 友里さんがひぐらしみたくループしてるのかな?と予想していたが、まさかの一日ズレていたってのは面白かった。

ただちょっと歴代の犯人たちの思考が謎だったりする。友里のせいにするために花瓶でまた殴ったりするかな? 祖父の父親に対する嫌がらせの動機もあっさりしてて「なんだかなぁ」とは思った。

でも1話1話の内容が濃くて面白い!どう展開されるのかワクワクしながら読み進められた。ご飯を食べながら小説読むほど没頭したのは初めての経験。是非とも十角館みたいに映像化してほしい。SF要素のある新本格ミステリー面白いなあ。

飲みすぎて倒れたとか予想できたけど、それを上回ってくるのはよかった。構成とかも面倒くさいし、複数のキャラも操らなきゃだし、それをよくこんなに面白く書けるな。文章も面白い。作家の端くれとして尊敬する。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.132:
(3pt)

文章がポップ

文章が独特かつ設定がファンタジーなので人によっては読み辛いかもしれない。
ちょっとヒントを与えすぎ感がありオチが読めてしまったのでそこが残念。
全然面白くないということはないので★3
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.131:
(4pt)

タイムリープする度に殺害の動機が変わる

文章とノリが軽いのが長所となり、
殺人事件ですがサッパリした感じです。
同じ1日を様々な角度から見ることになります。
ケンカを未然に防ぐと他方でケンカが始まるといった
微妙な人間関係が醍醐味になります。
この本のウリはミステリーですが、
私は遺産相続のゴタゴタが面白かったです。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.130:
(3pt)

容易ではなかった(笑)汗

読み終えて、何度か読み返して「へぇ~」くらいの感じでした。読解力のある方は一度で理解するのでしょう。私は····。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.129:
(4pt)

タイムリープSFミステリ

何度も死んでしまう祖父の死を食い止めるべく、孫の久太郎が1日を繰り返すSFミステリ。祖父の遺産と後継者の座を巡る一族のドロドロぐあいは金田一耕助やクリスティ並みですが、コミカルな語り口で重苦しさを感じずに読めます。

オススメ度4
読みやすさ5
意外性  3.5
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.128:
(5pt)

出会えてよかった。

何度も繰り返す落とし穴の中で、もがきながらも事件を防ごうとする。それでも事件が起きる。どうすれば防げるのかは分かっているけれども、他にも方法があるはずだ。それでさらに深みにハマっていく。ドッキリと分かっていて、それでもそのドッキリをやり通そうとする気概に触れて、周囲が動き出す。最適解ではないかも知れないけれど、納得しながら、それでも人生は続いている。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.127:
(2pt)

独特?

文体と言い、内容と言い、基本は中高生向けの本かな?と思う。読後真っ先に感じたのが、これ。

しかし、わざわざ「加実寿(カミジ、長女)」、「胡留乃(コトノ、次女)」、「葉流名(ハルナ、三女)」
と言った不可思議な名前を付けたり、伯母と叔母を書き分けたりと、漢字や日本語の語彙に拘った部分も有り、そう言う部分は中高生向けとは言えない。

また、事件が起こり少しドモった感じの会話文が良く出てくるが、それら全てが

「ちょ。ちょっと。ちょっと待って。ちょっと待ってください。あ。あの。あの。あたしたちはあの。その。つまり。」

と言った感じで、独特の書き方になっている。自分はこのクセの有る書き方が、本書の臨場感が喪失している原因だと思う。例えば、

「ちょっ、ちょっと!!~~~あ、あの、、、あのぅ、、、。」

の様に、エクスクラメーションマークや「!?」などを適時利用したり、句読点を複数個続けて使う事で逡巡を表したり出来ると思う。まぁ、やり過ぎるとラノベっぽい感じにはなってしまうが。

本書のキモは、主人公で有りストーリーテラーでも有るキュータローが自身で名付けた「反復落とし穴」に有る。
これは、キュータローだけが持っている(かも知れない)特殊能力で、ある日突然、何の前触れも無く深夜0時から次の深夜0時までの24時間が、9回連続で繰り返されてしまうと言う現象。

最初、この手のSF的設定に慣れていない自分は意味が良く呑み込めなかった。しかし、実際に祖父の家に行った際に起こった「反復落とし穴」の状況が物語の中で繰り返されるにつれ、「いや~、この作者は良くもまぁこんな奇抜な設定を考えたな!」と驚いたが、巻末の「あとがき」を読むと、このアイデア自体は既存作品からの拝借との事。

だから、「反復落とし穴」自体が既に世の中に出回っているネタである以上、どうしてもストーリー展開が肝とならなければならないが、肝心のストーリーも人物像もほとんど魅力が無く、せっかく繰り返される “今日” がクドく感じてしまい、退屈だった。

時代感も乏しい。携帯電話やスマホと言った言葉が出てこないので余計時代設定がわからない。明治から昭和中期と言った古い時代ならば、正月でも秘書兼運転手が会長宅に参上するのは理解出来なくもない。しかし、祖父が揃いのトレーナーを用意すると言う事は昭和中期以降の設定だと思うし、そうなると、登場人物の名前が不自然に古風な癖に、一名だけ片仮名でルナとなっていたり、時代感が掴みにくい。

イトコ同士が恋愛関係になると言うのも平成の時代(因みに本書は1995年が初刊行)でも田舎では有るかも知れないが、片方が一人暮らしで、頻繁にもう片方がそこに泊りがけで行っているにも関わらず、わずか一泊の祖父宅での新年会でも性交渉を持とうとするシーンも意味不明だった。
また、優秀という設定の女性秘書が、幾ら真剣な告白とはいえ高校一年生の結婚申し込みに真剣に「YES」の方向で応えると言うのも理解出来ない。

別に本書の筋書だけで考えれば、キュータローと兄二人の年齢をもっと上に上げても問題無いからだ。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.126:
(5pt)

ストーリー、文体全てが素晴らしい

久々に楽しめるコンテンツに出会いました。ストーリー、スピード感、キャラクター、文体等々、言うこと無しです。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.125:
(4pt)

タイトルの意味がわかりました。

不思議なタイトルに惹かれて読み始めましたがなるほど。理由がわかりました。
後半は止まらずに読んでしまいました。
そして、最後にしっかりと読者を騙してきました。
微妙に解決できない理由が最後に回収されてよかったです。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.124:
(5pt)

SF新本格ミステリ

SFも新本格もあまり好みでは無いが、何故かタイムリープ物だけは許容できてしまっているし、本作はコメディ要素もあり、ミステリーとしても、大変面白く、お勧めです。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.123:
(5pt)

真相判明後のダメ押しが素晴らしい

突発的に24時間のタイムリープを、9回繰り返す男子高校生。本作品は、このさしたるメリットのない体質(!)の主役が活躍(?)する、SF新本格ミステリである。

後継者を指名しようとした富豪の祖父が殺害された日、たまたまタイムリープが始まった主人公。祖父が殺されるのを防ごうと奮闘するも、タイムリープの度に犯人が変わってしまうのだった。

我こそは跡取りと兄弟、親族が鍔迫り合いを繰り広げる中、努力も虚しく振り出しに… 。本作品は、タイムリープの繰り返しに飽きが来ない趣向で、好感が持てます。どこかコミカルな雰囲気も良い。

何より、真相判明の後のダメ押しが素晴らしいのだ。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.122:
(5pt)

体質と言う名の、終わりが決まっているタイムリープ。

大筋が変わらないはずのタイムリープという体質なはずだったのに、なぜか大きな変化が起こってしまい、何とか解決しようとするが結末はバッドエンド。繋ぎ目の見えないパズルがはまっていく謎解きは素晴らしいの一言。
何か「SF新本格作品」と呼ばれているそうですが、変な先入観を持たずに純粋に小説として楽しむことをおすすめします。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791
No.121:
(5pt)

SF新本格

文体やキャラクターの名前など、読みにくい部分は多い。徐々に見えてくるキャラの性格も、好きになれないのが大半だし。
主人公が同じ一日を繰り返すタイムリープ設定は、最近では珍しくない。今となっては、説明がちょっとくどいかも。
しかし2周目までなんとかたどり着けば、この作品の面白さが分かると思う。
タイトル通り何度も祖父の死亡阻止に奔走する主人公。少しずつ明かされるキャラクターたちの本音。少しずつ積み重なる違和感。

この小説抜きに西澤保彦さんを語れない。そんな作品だと思います。
島田荘司さんの占星術殺人事件や、森博嗣さんの全てがFになるのように。
七回死んだ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七回死んだ男 (講談社ノベルス)より
4061818791

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!