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七回死んだ男
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七回死んだ男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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SF本格ミステリという触れ込みの長編ミステリである。1995年発表。西澤枠品は2作目の読了。 設定がかなり特殊である。語り手である久太郎氏は、ランダムに発生する同じ1日が7回反復してしまうという特異体質。この1日目に、資産家の祖父が殺されてしまう日にあたってしまい、この殺人を防ごうといろいろと試みるのだが、というストーリー。映画「バックツーザフューチャー」で、タイムスリップした主人公が過去の同じ場所同じ日で起きている事件に干渉して、というシーンがあるが、それと同じことを7回繰り返すというわけ。しかしご想像通り、殺人を防ぐことはどうしてもできず、さてそこで・・・というところがポイントになってくるのだ。 そして最後の謎解き、なかなかきっちりしたロジックになっていて納得感はあるのだが…、ただちょっと気になるのは、このトリック(?)のためだけに長編小説というのはやや牛刀な気がしてしまった。裏表紙の売り文句では「金字塔」ということなんのだが、どうなんでしょう。 | ||||
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普通でした。 | ||||
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文章が独特かつ設定がファンタジーなので人によっては読み辛いかもしれない。 ちょっとヒントを与えすぎ感がありオチが読めてしまったのでそこが残念。 全然面白くないということはないので★3 | ||||
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読み終えて、何度か読み返して「へぇ~」くらいの感じでした。読解力のある方は一度で理解するのでしょう。私は····。 | ||||
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タイムループものミステリの名作。 試みに満ちた独特の特殊設定、最後に明かされるネタなど、おもしろいところがたくさんありミステリとしても完成度が高い。 が…いかんせん9回ループする設定はさすがに回数が多く感じてしまった。個人的には7回くらいループする設定の方がすっきりしてよかった気が。また故意に読点を少なくしている文体が、慣れるまで読みにくかった。 他のSFミステリも読んでみたくなった。 | ||||
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新装版が出たので電子書籍で読み直しました。 後書きにもあるように、最近のとはまた書きぶりが違いますが、いつ読んでも素晴らしい雰囲気に迷い込むことができて楽しめました。 | ||||
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表紙やタイトル、紹介文から予想した雰囲気と全然違い、とってもライトタッチでした。 ケン・グリムウッド『リプレイ』みたいな深刻な話かと思いきや、面食らうほど文体が軽い。 軽いけど妙に読点が少なくて語彙が古めかしい…独特の文章です(でも読みにくくはないです)。 SFとミステリが相容れないと考える人もいるかもしれませんが、本作のSF設定はルールが明確なので問題なく楽しめます。 ただ、ミステリを読み慣れた人には、謎解きの大半が簡単すぎるかもしれません。 疑問点は明示的だし、特段のミスリードも無いので、真相に気づきやすいです。 私は最近ミステリをよく読むので、2周目にすでにしかけの1つ(大きなもの)が推測できてしまいました。 残りの疑問点も半分読む頃にはほぼ全て解消したかな、という状態に。 たぶん、ミステリ好きな人が謎解きしようと意気込んで読むと、そういう状態になりやすいと思います。 そうなると、残りの反復はやや退屈に…。 もう少し、主人公といっしょに混乱したかった。 ただし、本書の面白いところは、終盤。 「真相に気づいた」と思った人のみが感じる、「あれ?」というポイントがやってきます。 謎が解けてない人には不思議でも何でもない部分が、謎が解けた人には変だと感じるはず。 「ひょっとして、自分の推理は見当はずれだったのだろうか?」と。 おそらく、最初の謎が簡単に解けた人も、最後の1つの謎は少し悩むのではないでしょうか。 この二重構造的な謎の部分が、本書の肝でしょう。 というわけで、ちょっともの足りなかったのですが、「最後の謎」が面白かった点は評価したいです。 | ||||
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ここ最近ではよく見かける設定ではありますが、この本がその走りだったんですかね。 設定は面白いのですが、無理やり感がぬぐえないのが残念でした。 でもトリック的には「してやられた感」たっぷりで、それなりに満足しました。 | ||||
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ループもの、ミステリーが好きなので読んでみました。 主人公のキャラ、語りは面白かったですがそれ以外は微妙でした。 トリックのオチも、あ〜〜〜なるほど。 ってくらいであまり驚けませんでした。 | ||||
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タイトル、本の表紙・・・さぞ暗い重い怖い話かと思いきや、むしろ逆。 個性豊かな登場人物達に、読んでいてちょっと笑っちゃいそうな瞬間も。 主人公も殺人事件を防ぐため悪戦苦闘するものの、同じ日をやり直せるという余裕からなのか、どこか呑気。 もちろんこれらは決してこの小説の悪い部分ではないのだが、正直もう少し緊張感が欲しかったのも確か。 殺される相手をもっと自分に身近な人にするとか、愛する人にするとか・・・ありきたりなアイデアかも しれないが、その方が緊張感や必死度も上がると思う。 終盤畳み掛けるように伏線を回収する手際はさすがだが、それでもオチとしては弱い。 これはこの小説の良いところでもあるのだが、犯人は誰なのか、主人公の能力はどういうものなのか等を 読み手があれこれ考えやすい作りになっているので、このオチだと 「確かに上手いけど、思っていたほど驚きはないなあ」程度で終わってしまう。 ハードル高すぎ!!その着地点でいいの!!そういう小説なの!!と言われればそれまでだが、 同じ日の描写を何度も読まされた結果がこれかよ感は少しながら残る。 でも決してダメな小説じゃないので、変わったミステリーをお探しの方にオススメです。 | ||||
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登場人物の性格がどのキャラも尖っているため、キャラ同士の掛け合いや人間関係を見てるだけで十分楽しめます。 特に主人公の語り口が面白く、気付いたら引き込まれていました。 しかし、どんでん返しと言われるネタにはあまり驚きませんでした。 一つ一つの謎にも深い意味は込められていません。 SFとミステリの融合というより、普通のお笑い小説です。 | ||||
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単純に小説としてはまぁまぁ面白かったです。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ミステリー的な要素はおまけ程度に考えて読んだ方が楽しめます。 | ||||
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※若干ネタバレ的なところもあるので注意して下さい。 SF的設定と推理がどう絡むのかを期待し購入したが、どうにも淡泊な印象を受けた。 ・まず、主人公に魅力がない。この小説で事件に対し、能動的に行動する人物は主人公しかいない。大抵の推理小説ならば、探偵とアシスタントとか、警部と平刑事とか、主人公とともに事件を解決しようとする人物、もしくは協力者やライバルなどが最低一人以上いる場合が多い。そこで掛け合いが生まれ変化が出る。 しかしこの話は主人公一人である。主人公だけが時間を繰り返せるのだから当たり前なのだが、それがネックになってると思う。これで主人公が特徴的な性格ならばともかく、とにかく没個性といった風で物足りない。時間を繰り返すのも主人公が思い通りに出来るわけではなく、規則的、強制的に過去に戻るので主人公の魅力に直接つながっていない。 しかも脇役の何人かは結構キャラがたっているので、主人公の影がなおさら薄くなってしまっている。 ・決まった時間になると最初の地点(時間)に強制的に戻され、しかも前の周回に起こった事は、主人公以外の記憶も含め、全てリセットされているので緊張感に欠ける。主人公以外の誰かがデジャヴとして憶えていたり、物理的な何かが前の周回の影響を受けていたりして、それが主人公にとってピンチを招くような展開になっていたりすると、緊迫感が出て良かったかも知れない。 ・被害者が死ぬ瞬間とその後の場面の多くは、あくまで主人公の推測であり(読者も)確かめようがない。また、主人公の推理も、推測、憶測といったレベルのものなので、真相に迫る緊迫感に欠ける。 ・確かに矛盾は少ないのだが、何か著者が創作中に「あぁ、これだと矛盾が出るなぁ。じゃあ、こういう出来事やセリフを入れておくか」といった感じで取り繕われている気がする。要するに最後にあっと言わせる為の積極的な伏線というよりも、単に整合性を保つ為の消極的な伏線のように感じてしまった。 特に主人公の行動としては、合理的に考えれば最終周回だけ最初と同じ行動をし、その他の周回は放っておくと思うのだが……。ここの部分に関しても一応理由が示されているが、何か個人の思想の問題といった感じではぐらかされている。 ・最後になって主人公に理解者が出来る。しかし、その人物の気持ちの様相が全編にわたり殆んど描かれていないので、もの凄く唐突な気がする。そしてこの人物が、主人公が最後まで解けなかった謎を解くわけだが、やっぱりイキナリ感が否めない。 ・後日談があるが、これは全く不要と思われる。 ・地の文に「前述」という言葉が出てくる。これだと、物語が進行していると言うよりも、後に書かれたレポートを読んでいる感じがして、やはり緊迫感に欠けた。 ・緻密な論理・推理の話というイメージではなく、オチのあるドタバタSFコメディの脚本を、比較的シリアスな物語になおしたという印象。 ・真相を知ればわかるのだが、タイトル自体が、ある意味伏線になっている。読者の思い込みを利用していて、そこは良かった。 | ||||
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某BS番組で普段本を読まない人に勧める1冊として紹介されたのを機に購入しました。ある一定の決められた時間を繰り返しタイムトラベルする少年が、殺される祖父を救おうとする物語。SF設定の中で謎解きを核にストーリーが展開していく結構マニアックな分野に属する作品です。これが初心者向けに紹介されるというのもどうかと思いますが、ライトノベル感覚でそれなりに楽しめました。本書は謎の提示とその解を結末として「なるほどっ」と納得するところがよいのでしょうか。たまに読むにはいいのですが、同様の作品を続けて読むのはややしんどいかも…しかしコアなファンはいるようなので、分野としては成り立っているようです。 門外漢が手を出して良さをあまり理解できなかったというのが正直なところです。 | ||||
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タイムスリップ+殺人事件という何ともおかしな設定とは裏腹に、トリックはとてもフェアな作品だったように思います。 ただ、フェアすぎるが故か、ちょっと読者に真相のヒントを与えすぎなフシがあると思います。 私は特に邪推しながら読んだわけではないですが、半分も読まないうちにだいたいの真相には気づいてしまい、 あとのひたすらのタイムスリップループは退屈なものになってしまいました。 それと殺人事件としてのロジックはすごくしっかりしているんですが、SF部分がちょっと適当すぎるというか、 ミステリの道具として使われているだけという感じなので、その辺を期待して読むことはあまりお勧めしません。 | ||||
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評価が高かったので購入してみました。私としては、中盤に若干の飽きが来たうえ、数多くの小説で騙され続けた私でさえ、最後の展開は読めてしまうという始末。ただ、この本を貸した友人は非常に高い評価をしていたので、単に私との相性が良くなかっただけだと思いますが・・。 | ||||
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けれど、あまりによくできているが故にすべてがこじつけに思えてしまったのが、自分にとってはマイナスでした。伏線も比較的判り易いので、いちいち穿った読み方をするのが癖になっているひねくれ者は、つい「読めたぜ、フフン」となりがちかも(笑)。何も考えずに勢いで読んだ方が絶対に楽しめると思います。 文章は大変読み易く、無茶な(褒め言葉です)設定によく馴染むキャラクター達も魅力的。単純に、エンターテインメントとしては高評価です。 | ||||
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