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人狼城の恐怖
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【この小説が収録されている参考書籍】
人狼城の恐怖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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家族に頼まれ本屋さんを探し回っても見つからず 嬉しいの一言です。 | ||||
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長編で読み始めるのに躊躇しとしまいがちですが読み応えあり面白いです。 かなりおすすめです。 | ||||
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人狼城の恐怖の4部目でこれが完結編となる。 かなり長尺のボリュームだが、それがまるまる今までの事件の謎解きに当てられるという壮大なストーリーに相応しい幕切れであり、当たり前だがこの4部目がシリーズで一番面白い。 城内での密室不可能殺人事件のトリックは今までの二階堂氏らしい物理トリックでさほど突出している訳ではないが、それ以上にこの物語の最大のネタである双子の城の秘密とその事件の構造における壮大かつ大胆なトリックは目を見張るものがある。 間違いなく二階堂氏の最高傑作であり、本格ミステリベストワン獲得も納得の作品である。 一部論理的に解決されないオカルト落ちという批判もあるが、これはあくまで余興である。これにより本格ミステリーとしての本書の瑕疵とは全くならないはずである。 | ||||
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二階堂氏の代表作であり最高傑作と謳われる世界最長の推理小説である人狼城の恐怖の幕開けを告げる第一部.ドイツ編である。 本作はまるまるドイツでの双子の城のドイツ寮内側での城内での密室不可能連続殺人を描くことに費やされている。 この後のフランス編よりも不可能殺人が多く詰め込まれている。 まだ本作では蘭子は登場しないので、全く推理が行われないが、詰め込まれた不可能殺人と魅力的な舞台設定がその後の展開を期待させる見事な導入部となっている。 | ||||
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この第二部は第一部の内容を受け継いで展開するのではなく、第一部のドイツ国内側での城内で事件が起きているのと同時進行で、フランス国内側での城内でも別の事件が起きていたという設定になっており、第一部と第二部どちらから先に読んでも第三部に繋がるというユニークな構成になっている。 基本的には第二部と同じような不可能密室殺人が展開するが、本作では更に人狼のボディスナッチャー的なSFホラー要素が濃厚に押し出されており、第一部とは似た構成ながら、マンネリにならないように工夫されている。 事件の背景にナチスの陰謀が濃厚となったところで、第一部と本作での謎の提示といういわゆる問題編は幕を閉じる。 ここまで読むとこの壮大な謎をどうたたみこむのか、その後の探偵編と完結編を読まずにはおれないだろう。 | ||||
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人狼城4部作の3部作目で探偵編と銘打たれているように、本書から蘭子が登場する。 日本の探偵がどのようにドイツとフランスの事件に直接絡んでくるのか、そこらへんの完結編へのさほど重要ではないが、物語上どうしても描かなくてはならない部分をここで一気にやっているため、話自体は3部だけでもこのシリーズとしては最短だが、それでも普通の長編推理作品よりもかなりボリュームのあるページ数ながら、事件自体はさほどここでは進展はない。 いわば中休みの位置にある3部と言えるが、ここで長い序章に割いているからこそ、最後の第四部への期待が最高潮に高まるというものである。 | ||||
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二階堂氏の作品は、吸血の家、地獄の奇術師、聖アウスラ修道院の惨劇、悪霊の館と本書を読んでいるが、この作品は過去全世界で書かれたミステリー(もどきも含めて)のなかでも、究極のWorst 1 に燦然と輝く迷作中の迷作である。京大のミステリ研究会が指摘したように、事件は最後の最後まで何ひとつ解決していない。厳密にはひとつふたつくらいは解決されているが、それは枝葉末節の問題でしかない。作者が「この作品は世界最長の作品になりそうです」と述べたところ、某氏が「オムニバス長編みたいなのはダメだぞ」と釘をさしたそうであるが、一部と二部は見事なまでにオムニバス長編になっているのだ! そしてロジックよりもトリックを、と力説する作者が展開するトリックは、まったく必然性のない、ありきたりの、手掛かりひとつないトリックのためのトリックなのである! そしてトリックよりもプロットを、といつの間にか主張を代えた作者の雰囲気づくりは目を見張るものがある。なんとオカルト落ちというとんでもない作品なのである!ミステリー作家を目指す人が、反面教師としての教材となる必読の迷著である! | ||||
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推理小説の奇形として日本には新本格というジャンルがある。 笠井潔および島田荘司といった、極左思想に傾倒する元左翼学生によって広まったジャンルである。 自然、このジャンルにはイデオロギー宣伝のための装置として働いてしまうという問題が常に暗い影を落とす。 また極端に限定的な視点に縛られた結果、アイデアは閉じられたサークル内でのトリッキーさを競う結果となる。 残念ながらこの娯楽小説自体も純粋にパズル的推理を楽しむものとは成っておらず 青臭い左翼学生の様な感情論に基づく社会論、文化論、人間観が造形の基となっており、それら問題から逃れられていない。 またオカルトを主流とし、全くセンスの無い引用や悪びれも無く用いられるアマチュア性については対象年齢もしくは読者層を著しく限定し、 同様の趣旨で作成されるラノベといったカテゴリに類されるジャンルのものと比して抜きん出たものは特に無い。 推理小説というのはあらゆる娯楽小説の中で、既に甚だ時代遅れのジャンルとなっているが 日本では現代に至るまで近代社会およびそれに伴う近代市民の推理小説はついに根付かなかった。 それを構成するトリックというギミックだけが抽出され、肥大化し、奇形化していったのである。 なので、いわゆる新本格に類する作品(トリック)を純粋に楽しみたいという方は、これら新本格類の作品ではなく 傑作マンガ「金田一少年の事件簿」をお薦めする。上記問題をクリアした唯一無類の純本格作品だからである。 そして本作品はこれを超える作品が新本格からは生まれないことを立体的に証明してくれる一冊としては価値があるのである。 | ||||
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著者のミステリでは、現在のところ最長であり、最高傑作であろう。えっえっと思っている間にストーリーがどんどん進み、次々にひとが死んでいく。一巻目だけを読んだら、これって何?ホラー?SF?と思っちゃうよ。でも、最後まで、四巻目まで読んだら、これは間違いなく本格ミステリ、それも伏線張りまくりの直球本格だってことが分かる。 とにかく、蘭子の推理がすごい。四巻目まるまる一冊を解決編にするなんて、なんて嬉しいことをやってくれるんだ。まあ、トリックはどうしても物理的なものが多くなるが、そんなこと、この謎、不可能興味、そしてこの長さの前では、かすんじゃうよ。ここで蘭子は、というか著者は、精力を使い果たしちゃったんじゃないか。このあと、たしかに著者の作品は今ひとつになっちゃうんだ。「魔術王」にしても「双面獣」にしても、蘭子ものはさっぱりだし、サトルものはもともと少し薄味だし。 そして、著者はなんだか「容疑者X」論争でケチをつけちゃったんだな。もっとガチ本格、それも直球本格を書ける作家だと思うし、あえてそういう作品を書く作家は今珍しいんだから。 著者の弟子筋の加賀美氏も「監獄島」という大作後はパッとしない。やはり大作が傑作だと、そこに魂を吸い取られちゃうのかもしれない。でも、ここに著者の大傑作を待っている読者がいるんだから、ガンバレ! | ||||
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著者のミステリでは、現在のところ最長であり、最高傑作であろう。 えっえっと思っている間にストーリーがどんどん進み、次々にひとが死んでいく。 一巻目だけを読んだら、これって何?ホラー?SF?と思っちゃうよ。 でも、最後まで、四巻目まで読んだら、これは間違いなく本格ミステリ、それも伏線張りまくりの直球本格だってことが分かる。 とにかく、蘭子の推理がすごい。 四巻目まるまる一冊を解決編にするなんて、なんて嬉しいことをやってくれるんだ。 まあ、トリックはどうしても物理的なものが多くなるが、そんなこと、この謎、不可能興味、そしてこの長さの前では、かすんじゃうよ。 ここで蘭子は、というか著者は、精力を使い果たしちゃったんじゃないか。 このあと、たしかに著者の作品は今ひとつになっちゃうんだ。 「魔術王」にしても「双面獣」にしても、蘭子ものはさっぱりだし、サトルものはもともと少し薄味だし。 そして、著者はなんだか「容疑者X」論争でケチをつけちゃったんだな。 もっとガチ本格、それも直球本格を書ける作家だと思うし、あえてそういう作品を書く作家は今珍しいんだから。 著者の弟子筋の加賀美氏も「監獄島」という大作後はパッとしない。 やはり大作が傑作だと、そこに魂を吸い取られちゃうのかもしれない。 でも、ここに著者の大傑作を待っている読者がいるんだから、ガンバレ! | ||||
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著者の作品は、三作目です。 どの作品も本格的なトリックを使いながらオカルトの要素を持つのが著者の特徴ですが、謎は全て論理的に解明されますし三作読んで外れはありません(今のところは)。この作品は四部で構成されており綾辻行人の「暗黒館の殺人」に匹敵する長編です。無駄に長くはありませんが、この作品においてはオカルトの要素を排除して三部作くらいにまとめたほうがよかったのではないかと思います。その方がこの小説の評価も高くなったのではないでしょうか。不満点としては、殺人の動機がイマイチ、人狼城が何のために建設されたのか不明、なところです。しかしトリックには満足させられました。気軽に「読んでみてください」とは言えない長さですが、時間があればぜひ読んでみてください。ただし超長編小説なので一気に読まないと内容を忘れてしまいます、たぶん。 | ||||
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二階堂黎人氏…というか、蘭子嬢をこよなく愛する私としては、この4部作はかなり満足でした。 出版当時に順を追って読んでますが、やはり面白いのはこの最後の部。 城の構造などは、大体想像通りだったけれど(だって物理的にそれっきゃ考えらんないじゃん)、それでもあんまりがっかりしなかったのは、その他の「過剰なもの」がたっぷりあって、好みに合っていたからです。 正直、ドイツ篇とフランス篇は、退屈でした。蘭子が出ないので。 単なる小説として読ませるだけの技量は、この著者にはないと思うし。 然し、それがひとたび蘭子登場となると、急にキラキラ輝いてくるから面白いもんです。 この巻は、蘭子の推理や冒険が楽しく、文句ナシなんですが、いかんせん伯爵の動機がね…何だかあんまり感動しませんでした(笑)。 日本人の我々にとっては、ちょっと説得力なかったなぁ。 あと、ルーデンドルフ警部が、どうして死ななきゃいけないのか。 必然性皆無で、大いに不満。 更に言えば、警部の物言いも不満ですね。何故、黎人や蘭子に対して「お前」なのか。 最低でも「君」だろうと思う。 尤も、この著者はあんまり文章が上手くないのでね。そういうところが出るのは仕方がないかもしれませんが。 ま、不満なところは多々ありますが、それでもこの4部作は戦後の探偵小説の中で、10本の指に入るぐらいの傑作であると思います。 ダテに長くはないです。 | ||||
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二階堂黎人氏…というか、蘭子嬢をこよなく愛する私としては、この4部作はかなり満足でした。 出版当時に順を追って読んでますが、やはり面白いのはこの最後の部。 城の構造などは、大体想像通りだったけれど(だって物理的にそれっきゃ考えらんないじゃん)、それでもあんまりがっかりしなかったのは、その他の「過剰なもの」がたっぷりあって、好みに合っていたからです。 正直、ドイツ篇とフランス篇は、退屈でした。蘭子が出ないので。 単なる小説として読ませるだけの技量は、この著者にはないと思うし。 然し、それがひとたび蘭子登場となると、急にキラキラ輝いてくるから面白いもんです。 この巻は、蘭子の推理や冒険が楽しく、文句ナシなんですが、いかんせん伯爵の動機がね…何だかあんまり感動しませんでした(笑)。 日本人の我々にとっては、ちょっと説得力なかったなぁ。 あと、ルーデンドルフ警部が、どうして死ななきゃいけないのか。 必然性皆無で、大いに不満。 更に言えば、警部の物言いも不満ですね。何故、黎人や蘭子に対して「お前」なのか。 最低でも「君」だろうと思う。 尤も、この著者はあんまり文章が上手くないのでね。そういうところが出るのは仕方がないかもしれませんが。 ま、不満なところは多々ありますが、それでもこの4部作は戦後の探偵小説の中で、10本の指に入るぐらいの傑作であると思います。 ダテに長くはないです。 | ||||
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この大長編を論理的にまとめてはいますが、本当に長かったので、正直、トリックの緻密性、論理性がかすんだように感じたのも事実です。人狼のようなオカルトの要素の必要性は個人的に大いに疑問で、第1、2部はもう少しあっさりして、四部の後半をみっちり描いて欲しかったです。 | ||||
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世界最長の推理小説ということだけあってさすがに長かった〜四部が四部とも分厚い(汗) ドイツ側で起こった殺人事件をまとめたドイツ編 フランス側で起こった殺人事件をまとめたフランス編 両方とも双子の城・人狼城を舞台とし、それぞれに密室殺人などさまざまな謎が散りばめられている …ただし、どっちも似たようなものなので途中、ちょっとだれてしまいましたがね…… 名探偵二階堂蘭子らが人狼城で起こったという殺人事件の謎に挑む探偵編 その大半は、人狼城における殺人事件の謎解きに割かれています そして本書、完結編!! いよいよ人狼城の隠された全貌と、驚くべき殺人動機が解き明かされます …とまあ、こんな流れなんですが、ドイツ・フランス編における数々の密室の謎はもとより、人狼城そのもののトリックはホントに『凄い』の一言!! ただ、ドイツ編とフランス編の冒頭部や、完結編のラストにおける人狼のくだりは必要あったのだろうか?(オカルトチックではあったが…) 殺人動機にしても驚きもあったが、正直、理解不能とも言えるため微妙と言えば微妙です… でも! 世界最長といっても無駄に長いわけではなく、十二分に楽しめる満足いく出来だと思います!! | ||||
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世界最長の推理小説ということだけあってさすがに長かった〜四部が四部とも分厚い(汗) ドイツ側で起こった殺人事件をまとめたドイツ編 フランス側で起こった殺人事件をまとめたフランス編 両方とも双子の城・人狼城を舞台とし、それぞれに密室殺人などさまざまな謎が散りばめられている …ただし、どっちも似たようなものなので途中、ちょっとだれてしまいましたがね…… 名探偵二階堂蘭子らが人狼城で起こったという殺人事件の謎に挑む探偵編 その大半は、人狼城における殺人事件の謎解きに割かれています そして本書、完結編!! いよいよ人狼城の隠された全貌と、驚くべき殺人動機が解き明かされます …とまあ、こんな流れなんですが、ドイツ・フランス編における数々の密室の謎はもとより、人狼城そのもののトリックはホントに『凄い』の一言!! ただ、ドイツ編とフランス編の冒頭部や、完結編のラストにおける人狼のくだりは必要あったのだろうか?(オカルトチックではあったが…) 殺人動機にしても驚きもあったが、正直、理解不能とも言えるため微妙と言えば微妙です… でも! 世界最長といっても無駄に長いわけではなく、十二分に楽しめる満足いく出来だと思います!! | ||||
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第三部、第四部が刊行されるまでに、フランス編、ドイツ編共に3回は読みました。全部のトリックを考えるだけでも楽しい。建物のトリックは謎に近づいた気がします。密室トリックは…難しいですね。色々なヨーロッパの逸話なども組み込まれていて長いけれど飽きのこない作品です。秀作!!第一部のドイツ編どちらからでも読めます。 | ||||
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第三部、第四部が刊行されるまでに、フランス編、ドイツ編共に3回は読みました。 全部のトリックを考えるだけでも楽しい。 建物のトリックは謎に近づいた気がします。 密室トリックは…難しいですね。 色々なヨーロッパの逸話なども組み込まれていて長いけれど飽きのこない作品です。 秀作!!第一部のドイツ編どちらからでも読めます。 | ||||
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二階堂蘭子が謎を解く!最終巻です。 蘭子が謎を解くたびにほぅとため息がでるばかり。 全ての答えがここに。 蘭子は一体どうなるのだろうか。 文庫本になってから4部までの出る間が短いような。 答えが早くわかっていいんだけど、読む側も考える間がノベルズの時のようにあってもいいかなと思います。 | ||||
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一巻目に続いて、二巻目も謎の提出にそのすべてが費やされる。ふたたびの古城での連続殺人。内容は一巻同様濃密だが、設定が一巻とほとんど同じなため、ときとして同じ本を二度続けて読まされているような気分にさせられる。 | ||||
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