■スポンサードリンク
向日葵の咲かない夏
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全555件 481~500 25/28ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
未読の方に考慮して、余り多くを語れないことが歯痒い。最後まで読んだ私の感想は、納得いくものだったが、人によっては全く別のラストとなりえるようだ。要するに、この小説を理解できるかどうか?だと思う。気軽に薦めることが出来る小説ではないと思うが、もし一読されるのならば、その世界観に浸って読んでみてほしい。是非、読後感を聞いてみたい小説だ。ただし、余りミステリーという枠に捕らわれない方がいいのかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後感は明らかに「ホラー」です。 初めのうちはほのぼのした少年探偵ものかと思ってたら、だんだん暗い精神面のお話になって、最後には・・・ 私は面白かったと思いますが、後味がアレなので合わない人も多いと思います。 ウチの嫁は、ミチオが母親に虐待に近い冷遇を受けている時点で読むのが嫌になったと言ってました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「奇妙な世界」を眺めるようなつもりで読み出し、 いつしかページは中盤へ。すっかり世界に取り 込まれている自分がいました。「いやー、とん でもない処に連れてこられたなー」と思って、 恨めしく巻頭に戻ると、ありました、そこら じゅうに「そっちに行くと危険」と告げてい る道しるべが。 登場人物が皆それぞれ抱える「事情」がせつなくて 悲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学校高学年の子供が主人公。 子供の頃の記憶が鮮明な自分にとって、「そうそう!そんな風に 思うことってある!」と昔を懐かしく思いながら読みました。 首吊りをしたS君が蜘蛛に生まれ変わって登場…。その奇抜な設定に どう向き合うべきなのか戸惑いました。最後にはカラクリが解けるのですが、 一言でいうと「ズルイ作品だなぁ」というところ。加えて読んでいて気持ちの いいストーリーではありませんね。 この作品は大人が読むより中学生くらいの子向けかなぁとも思いました。 子供心をより理解しやすいのではないでしょうか。読書感想文向けではないので 読む機会はなかなかないかも知れませんが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
龍神の雨を読んでからこの本を手に取りました。 最後まで変わらないテイストで物語に引き込んでいく作者の力量には驚かされます。 読みながら情景がはっきりと目に浮かぶような描写と、少しづつ明らかになっていく幾つかの謎。読み終わったあとは変な感想かもしれませんが「終って良かった、やっと終った。」という疲労感にも似たものでした。 タイトル通りの夏の本。でも外の景色は明るいのに、心の内に現れる景色の暗さが余りにも悲しい。 主人公の精神状態も、周りの人の状況もとても暗い印象で、読んでいて実は気分が少し悪くなってしまいました。 でも、読者にそこまでの影響を与えるだけの本なのかな、とも思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋さんで、今売れているミステリーはこれだ!みたいだったので買いましたが、 読んだ後味としては、あまり良くなかったです。 ただ、飽きっぽい僕でもテンポ良く最後まで読めました。 個人的な好みになるんですけど、 生まれ変わった虫(トカゲ)が喋るのが、 (主人公の頭の中での会話で) あんまり受け付けなかったです。 いわゆる一般的なミステリー、 現実的であるミステリーが僕は好きだからでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読ませる文章力はある。結末近くで語られる「物語」は、一片の真理だと思う。 だが、それだけ。 教師の少年愛は書く必然性がないし、「足を折る」「石鹸」の意味にも無理がありすぎる。特に「○君の石鹸」は、ポケットに入れればいい話。 結末で一気にすべてが明らかになるか、または余韻と想像を楽しめるなら、途中のマイナスは取り返せることもあると思うが、いずれもない。著者の作品をもう1冊注文してしまったのを後悔している。新潮社への印象も変わった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中の300ページぐらいまではとてもおもしろく、途中で読むのをやめることはできなかったのですが、 最後のオチの部分で少しがっかりしました。 ほとんどが、「人間じゃない」という括りであればなんでもできてしまうような。。。 この作家の方の次の作品を読みたいと思う作品ではなかったです。 一番勉強になった点は、新潮社さんの営業力でしょうか。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「いかに読者の想像を超えるどんでん返しに持っていくか」 とにかくこの1点に重点が置かれた小説のように感じました。 その為か、ラストの種明かしがされたときも 何だか納得がいかないような、矛盾が目立つような、 あんまりすっきりはしませんでした。 「やられたー!!でも面白っ!」 というよりも 「あ、そう来るんだ・・・」 という感じ。 確かにぐいぐいと引き込まれる内容で あっという間に読みきってしまったのですが どうしても無理矢理感が否めません。 が、この物語の仕掛けは確かに予想できませんでしたし いろんな意味で新しいミステリーだとは思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不自然さを不自然さと感じさせる時点で仕掛けとしてイマイチのような? 仕掛けの上手い作品だと 種明かしを読んだ瞬間に1ページ目までとって返して再読したくなりますが この作品は1回で充分だな、と思ってしまいます。 他の方のレビューにもありましたが 「このミス」1位は作家であって、この作品では無かったのですね。 2009年版「作家別総得票数」1位です。 道尾氏の作品は6位と10位で、他の作家と違って二作ランクインしたので 二作の票数を足したら最多というだけのことです。 それはそれで、評価されるべきことではあるんでしょうが… 「向日葵の咲かない夏」自体は2007年版の17位だそうです。 宣伝文句は鵜呑みにできないなあと改めて思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一日で読みました。途中あまりの変態さにガチ引きしましたが物語は場面場面を凄く想像しやすいです。文章力があると思います。最終的に思ったことは「いつからこいつこれなの?」「こいつの犯人の線完全に消えてないよな」「結局『欲』かよ」です。なんか結構ごちゃごちゃしてます。著者に実際に色々と聞いてみたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先が気になり引き込まれるように一気に読みました。 私は小説を読むことになれていません。それでも前半はわかりやすくハラハラする部分もありました。でも後半は一気に急展開!?な感じで最後はよくわかりませんでした。誰かに説明してもらいたいような気分です。私が読み慣れないからかもしれませんが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容については皆さんが書かれている通りですが、 私はそれほど嫌悪感を抱きませんでした。 これって、テレビでやってるようなインチキスピリチュアル番組への痛烈なアンチテーゼだと思うのですよ。 なんちゃらカズコやらなんちゃらヒロユキの方がよほど気持ち悪いと思う私にとっては、 作中の登場人物(じゃないのも沢山出て来ますが^^;)たちはとても人間臭くて、 むしろ身近に感じたほどです。 確かに「最後に謎が解けてスッキリ!」という作品ではないので、 そういうのを求めている方は読まない方が吉かと思われます(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は新潮社のStory sellervol.1の短編小説で道尾さんを知ったのですが、その短編小説はとても良く、感動しました。しかし、うってかわってこの作品は陰湿ではっきりいって(話ではなく内容が)最低。でもなぜかひかれてしまいました。それは単に面白いから。しかし嫌いな方は嫌いだし、むしろ好きになれる人は少ないのでは?ただ、作者へ拒絶反応を起こさないで欲しい。前述の短編小説「光の箱」はオススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、あまり小説を読んでなかった私ですがなんとなくジャケ買い をして読んだところ、、、一日で読んでしまいました。 自分が読みながら構築していく小説の世界が一気に崩壊するあの感覚 はなかなか味わえません。 すばらしいです。 今は道尾秀介作品をむさぼり読んでいます。 もしこの作品が少しでも気に入ったなら、道尾秀介を信じるべきだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サイコホラーやサイコサスペンスの類いは、たいてい読んでいますが、この作品には、正直なんの不気味さの余韻も感じられませんでした。 最近の新人作家に多く見られる傾向ですが、小説に終始一貫流れる不気味な雰囲気、そして救いのない結末、それさえ用意しておけば、インパクトを与えられると思っているのでしょうか? 読書量が少ない読み手達に面白がられることはあっても、この手の作品を読み慣れている人達にとっては、きっとなんの不快感も与えられないでしょう。「あ、その程度ね」ってことで。読後にこちらの精神状態をざわめかせるほどの力量がない…ただそれだけなんですがね…。 とにかく、安易に不気味さと読後感の悪さを狙った作品は、もううんざりです。文庫にしてもお金のムダ遣いだったなぁ…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー作品は客観的にかかれなくてはならない.当然だ.そうでなくては状況を把握することができないからだ.しかしながら本作は主人公の主観によって描かれている.そのため,話の中で所々おかしな描写が出てくるし,一生懸命読んだからといって,ある程度は状況が読めてきはするものの,途中で全容が明らかになることはない.そのため「謎とき」をしたい人にとってはあまり意味のある作品とは言えない. とはいえ,グイグイ読ませるだけの力はある文章だし,(主人公の主観的観点から見れば)整合性のある構成とはなっている.後味は決して良いものではないけれど・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全て読んだあと、前半部分に説明できない部分が出てきますが(チャーハンなど)、よく練られておりおもしろい小説だと思います。限られた主観的情報から客観的事実を見極めようと意識しながら読んでいましたが、後半で裏切られます。 前半は「ズッコケ三人組」のような雰囲気ですが、後半はどす黒い雰囲気になります。その変化や一筋縄でいかないところがおもしろいですし、皆さん書いておられるように気持ち悪く感じるのは、このどす黒い雰囲気からでしょう。非常に面白いミステリーだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいて気持ちのいい物語ではないですが、面白いです。 読者の誰もが、読んでいる最中に誰もが感じるであろう違和感は、著者によってあらかじめ計算されたものであったところが私は気に入りました。 物語は地面から多少フワッと浮いているような不思議な感覚と残酷さとが入り混じり、グイグイ先に進みたくなります。 読者の中には「あくまで物語の中での話し」として読む方のほうが多いでしょうが、現実に本来の性衝動が捻じ曲がってとんでもない事をしでかしてしまう人というのはかなり多いです。 猟奇殺人や快楽殺人のほぼ全ての現場で犯人は射精してしまいます。 そんな場面が描かれていないのが、本作のリアリティにかけるところでもあり、かつ、救いでもあるように感じます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2009年度このミス1位で,日本推理作家協会賞を始め,あらゆる賞の候補に選ばれる、今や筆頭注目株のミステリ作家。 本作では登場人物の心象がほんとうに二転三転、いや四転します... 途中まではただのオカルトチックなサイコサスペンスじゃんとか思ってたら、後半の畳みかけで「え? あぁ...! え? あー!」って繰り返し。 あらゆる違和感がここまで解消されるとは... 後味はあまりすっきりしないので,そういう作風を好む人は評価しないかもしれませんね。 何より途中で読むのを放棄してしまったら,元も子もない小説です。 正直この作者の性格はあまり良くないんじゃないかなぁと思ってしまいました。 ただプロットは本当に良く練られていて,言葉の裏をつく手腕は圧巻! 乙一好きな人は気に入るかもしれませんね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!