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向日葵の咲かない夏



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【この小説が収録されている参考書籍】
向日葵の咲かない夏
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏の評価: 2.99/5点 レビュー 555件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全555件 361~380 19/28ページ
No.195:
(1pt)
※削除申請(1件)

理解できない、したくもない

「僕」によって語られる文章。最初から最後まで暗い雰囲気が続く。
 このミステリーがすごい、という帯に惹かれて購入。もう信じない。だれが選んでいるんだろうか。詐欺ではないのだろうか。
 内容は言うまでもなく、文章もひどい。プロの作家とは思えない。カバーに載っている作者の顔も嫌い。
 こういった内容の本であれば普通、二度読みたくなるものだ。結末を読んで、最初から読み直し、納得する。あぁ、これはそういうことだったのか、と楽しむことができる。しかし、この本の場合はそんな気が起きない。ページは無駄に多い、内容は暗い、文章は稚拙、そして結末も弱いから。内容に納得いこうがいかまいが、別にどうでもいいのだ。
 作者のご都合で話が進められていく。人間も物事も、そのご都合に合わせて動いていく感じがした。こども騙し、ミステリーをよく読む人ならば、こんな本、壁に投げつけるだろう。出来れば燃やしてしまいたいはずだ。もうこの作者の本は二度と読まない。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.194:
(2pt)

ドンドン読めるがなにも残らない

作品自体は読みやすくてドンドン読み進める事ができるので待ち時間なんかに読むには良かった。
がミステリーとしては、読み進めるうちに叙述トリック?のオチははある程度予想でるレベルだったし、そのほかの結末も「あー、そっち系かー」って感じで
特に心に残る驚きは無かったです。

なんとなく悲しい結末は予想できたし、消化不良なような感じも残りました。
叙述トリックが壊れない程度にもう少し主人公以外の目線とか、周りの状況とか、お父さんとの関係の描写を加えて、リアリティとかまとまり感があればよかったなーと思いました。


暇つぶしにはなったけど、もうこの人の作品はリピしようとは思いません。


向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
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No.193:
(3pt)

ミステリーとしては無理がある

死の真相や,死体がなくなったことの意味,犬・猫の殺害との関係・・・
ミステリーらしい要素をちりばめつつ,なにやら猟奇的・ホラー的な方向に話は進んでいく.
これはホラーだったのかな?と思わせつつは最後にはミステリー的な謎解きが展開されるのであるが,
その真相は,ホラーどころかファンタジーというべき代物である.

読後感の悪さを理由に評価を下げているレビューが多いが,
よくも悪くも読者にインパクトを与えるのは,小説としてはむしろ評価すべき点だと思う.

ただし,本作品では,ミステリーとして読んだ場合,ちょっと無理がありすぎる.
例えば,主人公は9歳の小学4年生であるが,
この年齢で,このような世界観を信じ込んでいるとしたら,精神の異常を疑うべきだろうし,
その一方で,謎解き場面では極めて理論的な謎解きを展開してみせたり,
コロンボ的なワナをしかけてみたりと,年齢にそぐわない言動も出てくる..
人物像が一致しないのである.

真相には確かに意外性もあるし,オリジナリティもあるが,
これではアンフェアと言われても仕方がない.

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No.192:
(4pt)

好き嫌いのわかれる作品。

叙述トリックはよく練られていて見事だと思います。
最初から若干の不自然さを織り交ぜ、読者にヒントを与えつつ、鮮やかに騙します。

ただ、このトリック以外の肝心のストーリーは迷走した感じ。
ストーリーが、叙述トリックと同じくらい凝ったものであれば、
ミステリーの傑作になっていたと思うのですが……。ちょっと残念。

読後感が悪いとの評価が多いですが、
最後の数ページに多少の救いがあると私は思っています。
好き嫌いがはっきりと分かれる作品だと思うので、万人にお勧めはできませんが、
何かを考えさせられる作品です。
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No.191:
(1pt)

なんと未熟な作者

多くの人が「輪廻転生、扱っている事件が気持ち悪い」と述べているが、それはそれでいい。
作者が選んだテーマ、ありふれたテーマより新鮮でずっといい。

許せないのは主人公とそのまわりが小学生ではありえない発言の仕方、洞察力や思考力をするので中盤でリアル感のなさに最後まで読む気をなくします。 最高か最悪かに評価を分けるとしたら、これまで多くの小説を読んだ方にとっては最悪でしょう。ビギナーには良いかもしれません。
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4101355517
No.190:
(5pt)

おもしろかった^^

この本は母から借りたもので、あまり読む気はなかったのですがミステリーとはこういうものなのかと知らされた一冊です。
最後のほうになると『んえ!?』と、まぁ分かりずらく想像できないところがいくつかありましたが、内容的にはとてもおもしろかったです。
1つ疑問なのですが、最後の終わり方が意味深で・・・
『続きあんの!?』とか思っちゃったりしますw(あくまで私がw)

まとまりがありませんが、

・内容が意外にリアル(使っている言葉など)
・lastに近づくにつれて初めの予想をはるかに超える←(私の場合ゴッチャになりました。)
・主人公ミチオの裏表?(私からすると意外にグロい子供ですw)

くらいです。

【感想】

「んえ!? 岩村先生関係ないと!?」
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No.189:
(3pt)

主人公の主観

この物語の主人公を含め主要人物は、かなり特殊な性癖をしています。
そのせいか読んでる最中かまたは読後に物凄い薄気味悪さを感じたりします。
ですが、かえってその性癖が主人公をいろんな意味で引き立たせており、そこから何か感じさせられるものがあります。

問題はこの物語がミステリーとして成り立っているかどうかです。
主人公の主観で読んでいると、そんなとこはどうでも良くなるんですが、読み終わった後、「あれ、ここは?」と思わせてしまうのが非常に残念です
好き嫌いはともかく、頭に残るほど印象が強かった作品でした。
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No.188:
(5pt)

天才だと思いましたー!

私はラットマンから入り、ソロモンの犬、からきて向日葵の咲かない夏。これが一番衝撃でした。

道尾さん天才や!と感動してしまった。


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No.187:
(2pt)

いわゆるファンタジーです

アンフェアぎりぎりの叙述トリック、ですがトリックにこだわりすぎて基本的な点で「破綻」しています。
ミステリーの冒頭は特に注意深く読むものだと思いますが、この作品は、冒頭を注意深く読むと、その不自然さを感じ、運が悪ければメインのトリックまである程度の予測がついちゃいます。
冒頭のある種の違和感、これはまあ意図しているのしょう。さらっと流しておけばよかったと読後に後悔するのですが。
そのまま謎解きに向かえばまだ救いようがあったと思います。残念なことに序盤でこのトリッックに関連する非現実的な描写がいくつか出てきます。
たとえば3歳の子供が一人で留守番をしていることを先生に告げるところなどは現実ではありえませんね。
自分が先生なら児童相談所に飛んでいきますよ(笑)
作中ではもっと酷い描かれ方をしているのでさらにあきれるのですが、ネタバレになるのでこのくらいにしておきます。
ほかにもちらほらとトリックなのかなんなのか意味不明な描写が出てきます。
意図してミスリードさせているのか?意図して破壊させているわけでもないと思うのだけど。作者の意図が謎です。
いずれにしろ以降は全くのファンタジーと認識してしまって、仕掛けられたいくつかの巧妙なトリックもファンタジーに思えて途中で挫折しそうになります。
重ね重ね残念です。正直いって最後まで読むのが苦痛でした。
こういうテクニカルなミステリーは、基本的なところで破綻すると全てが台無しになりますね。
そこを突破できる自信がある方にはちょっと変わったミステリーとしてはよろしいのではないでしょうか。
評価は分かれるでしょうね。
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No.186:
(3pt)

読みやすいのに読み進められない

全部読んでから書くべきとは思いますが、半分くらい読んだところで気持ち悪くて、読み進めることができなくなりました。生まれ変わりの虫との会話、小児愛、動物殺害、ちょっとねぇ。
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4101355517
No.185:
(5pt)

やっぱり道尾さんには救われる

道尾秀介の本は非常に読みやすい。彼の作品に出会えてよかったと思う。暗い話が多いが、最後には救われる。 この本はたしかに読む人によって評価が分かれると思う。 明るい話では決してないので、それを求めるならオススメしない。 道尾さんの作品は数冊読んでいるけど、これはラストの印象が一番強くて、私の印象は『切なくも幸せ』。 虐待されているという子供の状況を描くことが多い作者だが、この作品のラストは変にあっさりと救われて白けるわけでもなく、悲しく感じる部分もあるけど、でも父と母の愛情を感じられたという点で、やっぱり救われている。 この切なさが深い。 ミチオが『逃避』しているわけだが、これも単純に虐待を受け止めるよりも痛くない。 そんなミチオが羨ましくも感じるくらい。 自分が虐待されていたわけでもないのに、なぜかそう思う。 読んだ直後よりもあとで『いい作品だった』と思わせる作品です。
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No.184:
(2pt)

子供の読み物かと思った

少年凌辱の話が出てくるまで、
これは十代半ばくらいの少年少女を対象に書かれた児童文学なのかと思った。
大人の読むものだったんだ…。

主人公の10歳の少年の一人称で書かれた小説だが、
冒頭の2ページくらいで、この少年の精神状態が普通でないのがすぐわかっちゃう。
今のエンターテイメント作家って、気軽に精神が平常でない人を描くよね。
これがハリウッド映画の登場人物なら、それなりに楽しめるけど、
小説に出てくると、急に評価が厳しくなっちゃうのです。
正常人の悪の方がずっと奥深くて読み応えがあるのに、こっちの方が書きやすいのかなって。

どんなにプロットに凝っても、普通じゃなかったのね、だと、がっかり。
こういう設定の小説に限って、
最後になにもかも辻褄の合うお開きとなるでしょ。
謎が残らないのよね。

暇つぶしに読むにしても、お勧めできない。
伏線を張り巡らせてラストにもって行く作者の力量は認めるけれど、
もっと違った方向へ物語作家の才能を使えば良いのにって、老婆心で思ってしまいます。
直木賞受賞作読んでないから、今現在の作家についてはどうなってるのか分かりません。
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No.183:
(5pt)

魂の彷徨です

普通のミステリーのように、事件の犯人は誰?と
読むと、種明かしは、ずさんでアンフェアです。
だけど、本当のプロットは、主人公ミチオの魂の
彷徨の物語だと思います。
ああするしか彼は生きていけなかったし、あそこまで彼を
追いつめてしまった母親も同様でした。それを傍観するしか
しなかった父親がふがいない。
だけど、最後に正気に戻った母親と、
その時は傍観しなかった父親の行動には、泣かされました。
しかし遅すぎました。自分のやった、いくつかのことを
きちんと認識しないまま、ミチオの魂の彷徨は続いています。
千街さんの解説に深く同感しました。
忘れられないお話になりました。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
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No.182:
(4pt)

レベルの高い作品だとは思うが、トリックのためのトリックのような「あざとさ」も感じてし

私は、この度の直木賞を受賞した「月と蟹」を読む前に、道尾秀介の著作歴を追うような形で、最初期のこの「向日葵の咲かない夏」から、「シャドウ」、「カラスの親指」と、ピックアップして読んでみた。いずれの作品にも見られる凝りに凝ったトリックを自在に操る手並みに実際に接してみると、彼が評判にたがわぬ一筋縄では行かない作家であると納得させられると同時に、いずれの作品にも、トリックのためのトリックを駆使しているような、ある種の「あざとさ」を感じてしまったのも事実だ。 

この「向日葵の咲かない夏」は、そうした傾向を最も顕著に感じてしまった作品だった。この作品には、リアリティのないミステリには拒否反応を示す私のような読者には付いていけないようなサブトリックが随所にちりばめられており、メイントリックと渾然一体となって、本当に最後の1ページまで、これでもか、これでもかといわんばかりに、実に凝ったトリックを仕掛けてくる。作者は、終盤、主人公のミチオに、「ここまで複雑になるなんて、思ってなかった…何がなんだか、わけがわからなくなってきちゃってさ」と語らせているのだが、私などは、冗談半分の作者自身の本音ではないかとさえ思ってしまうのだ。 

私は、この作品を読んでいると、この作者は、ゲーム感覚でトリックを作っているのではないかという気がする。もちろん、ミステリというのは、根本的に、作者と読者の頭脳勝負というゲーム的要素が強いものではあるのだが、それが必要以上に強く出過ぎてしまうと、そのトリックに感心するというよりは、「あざとさ」を感じてしまい、「何だかなぁ…」と、思ってしまうのだ。

私は、この作品のトリックを一度読みでは正確に理解できなかったので、じっくりと二度読みしてみたのだが、メイントリックは実に緻密に良く出来ており、リアリテイのないサブトリックなどがなくても、それだけで十分、レベルの高いミステリになっており、人間ドラマとしても、レベルの高いものが描かれていると思った。それだけに、特にこの作品に絶対の必要性があるとも思えないサブトリックを持ち出して、万人受けし得る作品を、わざわざ好き嫌いが分かれる作品にしてしまう必要はなかったのではないかと思ってしまうのだ。 

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4101355517
No.181:
(3pt)

だんだんテンションが下がる

詳しく書くとネタバレになるので自重しますが、トリック自体は面白いです。しかし、最初は物語に引き込まれますがだんだん右肩下がりにテンションが下がっていきます。小学生の自殺、動物の虐待といった内容のせいでしょう。出来ればこのトリックを他の設定で読んでみたかったです。私にとってトリックは☆5、設定は☆1、平均☆3の作品です。
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No.180:
(2pt)

アンフェア

一言、アンフェアなミステリーです。
読者をミスリードする手法がとられています。
東野圭吾さんが言う「アンフェア」なミステリー。
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4101355517
No.179:
(5pt)

このミスなのが間違い

この作品に対して読者の方々の感想が賛否両論なのはすべて「このミステリーが凄い!」に選ばれてしまったことに原因があるのである。
確かに本物のミステリーを好き好んで毎日のように読みふけっている人ならば、この作品を好むことはないだろう。

これはファンタジーかと問われればそうでもない。
本作の主人公の歪んだ性格からして輪廻転生は幻覚…と言ったらあまりにも軽い言葉であるが、それこそミチオという人間の逃避であるように思う。
僕はそのように受け取った。こんなことを考察する時点でもうミステリーではないと考えてしまうのである。
しかしこれは僕なりの考えなので「それではミステリーの定義とは一体なんなのかね君?」と問われればそのお方を十分に満足させるような
返答はできないだろう。

結局のところ何が言いたいのかと問われるならば、こう答える。
「この読み物は実に興味深いものであった。ミステリーじゃない?そんなこと知ったものか。」
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No.178:
(2pt)

ミステリーというよりは…

設定が現実離れしているので、ホラーといった感じです。

同級生の死、動物殺し、3歳のわりにやけに大人びた妹など、
最初から謎が多く、続きが気になるので、サクサク読む事はできましたが、
皆さんがおっしゃっているように、読後感がかなり悪いです。

登場人物のほとんどが、どこかしら異常な面を持っていて、
どの人物にも共感できませんでした。

友達は「おもしろい」と言っていたので、一概に否定できませんが、
人によってかなり好みが分かれる作品だと思います。

動物が好きな人にはオススメできません。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
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No.177:
(1pt)

得るもののない読後感の悪さ

このようなものがある程度評価される世の中が私には信じられない。
小説として扱われているテーマも低レベルだがミステリーとしても三流以下噴飯ものである。
舞台や設定は現実的でありながらあり得ない内容を理解させるだけの表現力もなくみえみえで非常に稚拙かつ不快な展開に驚く。
悪趣味な内容も飛び抜けていないだけ中途半端にリアルを演出しており吐き気を催す。
現実にはもっとおぞましい事は山ほどあるがこのような小説を普通に評価する人間がこれだけいるのだから納得できる。
普通どんなにくだらないものでも悪書であってもいろんな意味で何か得るものはあるがこれについては何一つ無く、
敢えて言えば「時間の無駄への後悔、世のまだ倫理観価値観の定まらない子供には読ませたくないとの感想」を得た。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.176:
(4pt)

ただ一つの救い

原爆投下により、8時15分に壊れてしまった時計のように
三年前のあの日、ミチオの家の時間も止まった。
8月15日の終戦記念日を前に
ミチオは全てを壊してしまおうと立ち上がる。
自らの過ちを歪んだ形で訂正してゆく。「このままではいけない」
気づいているようで実は何も気づいていない。全てが狂気に満ちた中
最後の最後に母親がとった行動は、読んでいてただ一つの救いだった。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517

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