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向日葵の咲かない夏
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向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全555件 341~360 18/28ページ
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夏休み、亡くなった友人の死体を見つける小学生の話。 設定に凝っているなぁ、と言う印象。 主人公の能力、ひまわりの習性等。 一方でストーリーの唐突な切り替わりに着いていけず。 後半、主人公が化けの皮を剥いでから、 前半に比べて長いセリフが多く見られ、いかにもな説明っぽさにげんなり。 岩村先生のくだり等、ミスリードのための「使い捨て臭」もすごい。 非常に気持ちが悪い粘着質な内容の割に、 ストーリー自体に深みはなく、あっさりした小説でした。 気をてらった(ように受けとりやすい)話は あまり好きじゃないので、☆1つ。 | ||||
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気持ち悪いとよく見ますが、私としては「そんなに言うほどかな…?」と思いました。潔癖の人は読まない方がいいですね。でもホラーとしては生温いので微妙なラインです。 物語の終盤前までワクワクしました。しかし、オチが何ともチープで、今までの伏線はストーリーは何の関係もなかったような超展開です。 最後を読むと最初の方の主人公の思考や行動は謎です。確かに主人公の作りたかった物語と言ってしまえば終わりですが。余りにも破綻していて何とも。 途中までかなりワクワクさせてもらったので☆☆☆! | ||||
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この作家が、何故こうまでも世間で評価されるのか全く理解できない ”書店員のお薦め”と言う帯に惹かれ(騙され?)て購入 酷い! と感じたが、念の為に本書も購読 酷い! 新しい? これは禁じ手なだけ しかも、どちらも同じ手法 謎の理由が、第一人称の登場人物が実は”頭おかしいかったから” 子供騙しも好い加減に この本を推薦した書店員のセンスを疑う 二度とこの作家の本は、読みません 罰としてBookOffへ売り飛ばします あり得ない | ||||
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この本は、道尾氏の他の作品を受け入れられるか否かの試金石になると思います。 そのくらい、氏の作風や個性が凝縮されており、ある種の気持ち悪さや後味の悪さの中に 混在する美しさや優しさがなんともいえない読後感を与えてくれる。 最後のオチやそれまでの布石については、正直突っ込みどころも多いです。 ネタバレになるので多くは書きませんが、「読むと後悔する、でも読まないともっと後悔する」 という触れ込みは嘘ではありません。 | ||||
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大して本を読んでいるわけではありませんが、初めて買ったことを後悔した本です。 このミスの帯につられて買ってしまったのですが、とても後悔しています… 表紙を見るだけで嫌悪感が湧いてくるくらいです。 グロテスクとかエグさとかは文章で読む分には平気なので そういった点で気持ち悪いというわけではないのですが 読後感が最悪です。 私は小説は読み返す事が多いのですが、この本はもう一度開く気にもなりません。 この本はミステリーでもホラーでもないと思います。 気持ち悪いながらどんどん読み進めてしまったので、読みやすい文章を書く人なのかな? でもこの作家の他の本は読もうとは思えませんでした。 とりあえず気持ち悪い本です。気持ち悪くなりたい人にはオススメです。 | ||||
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俺の小学校時代の夏を思い出していた。 小学生はこの小説の主人公のようになるべきだ。 全ての人間は幸福を求めているんだよ。 | ||||
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鬱展開+びっくり展開でいいものをネットで探してたところこれが何度も目についたので買ってみました。 救われない鬱が大好きが自分としては、なんだかんだで自己解決してる終わり方がちょっと残念。 伏線の回収は結構うまかったと思います。Sくんが蘇ったあたりは最初ファンタジーものかと思って投げそうにになりましたがもちろんそうではありませんでした。 | ||||
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ぜんぜん違いますが 夏の庭が好きで そんな雰囲気でミステリーなのかと 勝手に想像していたので がっかりしました 内容も意外性というのではなく ミステリーというのでもなく なんというか ただ文章の構成で驚かされただけという感じでした 子供に子供らしさもないし ほかのレビューに ここにでてくる人物の異常性は みんなもっているというようなコメントがありましたが いやいやいや・・・ みんなちゃんと病名つくじゃないですか・・・ 異常とはいいませんが 健康じゃないですよ 作者は何を伝えたくて この本を書いたのでしょうか 理解できませんでした | ||||
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プロットのうまさを感じさせる作品。 始めの四分の一くらいで、ちょっと異質というか不快感を感じてしまったけれど、 プロットがうまいので、段々とひきこまれて、後半は疾走してしまいます。 情報の出し方が非常によくできている作品だなと。 ほかの方も書いてるように、どんでん返しがあるとは言え、 ミステリーとは言わないでしょう。 極端は人物設定に嫌悪感を抱く人もいると思いますね。 憎めないキャラを持ってきているのに、読後の爽やかさはなかったです。 この人物設定がこの作家ならではの持ち味なのかなと感じます。 | ||||
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世界観は、個人的に嫌いではない。死んだ人間が別の生き物に生まれ変わるということを前提にした設定も、面白いと思う(ただし、他にそのような作品は既にあり、斬新だというわけではない)。 ただ、作家としての力量不足が、作品を目茶苦茶なものにしている(以下、ややネタバレ含みます) たとえば、3歳になったばかりの子供が、どのようなことを話せるのか。どのような判断ができるのか。作者は全く分かっていない。主人公のミチオも9歳のはずだが、ほとんど大人の言動である。 油蝉の鳴き声を聞いても蝉の姿を思い起こすひとはいないだろう、とか作者のひとりよがりな持論を言われても、「はぁ?」と言うしかない。作家に最低限必要な知識といった素養が、欠如しているのである。 ラストのトリックも、「フェアとアンフェアの境界」なんかではなく、「アンフェアそのもの」である。要するに「主人公が読者に対して嘘をついていた」ということであるから、こんな結末を可とするのでは、どんな矛盾した内容も収束させることができる。つまり、はっきり言って誰でもミステリーが書けるのである。 知識不足によるリアルさの欠如、謎解きも反則、というわけで何も良いところが見当たらない。他人にも薦めないし、古本屋に売ることさえしたくない。 | ||||
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序盤の出だしから先が気になる展開で、読ませる力があります。 が、 通常のミステリかと思いきや、ホラー的な要素あり、人が蜘蛛に生まれ変わるなどかなり特殊な世界で物語が展開していきます。 読み手側に隠された情報が多いのと、嘘によって情報が捻じ曲げられている。 それって本当なの?論理的に矛盾していない?など、疑ってかからないと、だまされます。 最後まで読んでいけば、全てが明らかにされますが、 主人公であるミチオ君それ反則じゃない? と言いたい部分あり。 というか、私としては反則の域を超えています。 自殺と他殺が逆転してしまうような嘘を被害者の生まれ変わりがつくなんてね。 微妙でした。。。 | ||||
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こんなに読んだことを後悔した本は初めてです。 気持ち悪いなぁと思いながら途中でやめるのも余計に気持ち悪いから嫌で、なんとかスッキリしたいという思いだけで読み進めましたが、最後の終わり方にはガッカリを通り越して本気で怒りをおぼえました。 読んだ時間を返してほしい。 せめてお金だけでも少しでも取り戻そうと、すぐブッ○オフに売りにいきました。 非常に残念です。 絶対にお薦めしません。 | ||||
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巻末の解説に「正直なところ、好き嫌いが分かれる小説である」とありホッとしました。 知り合いに勧められ読んだんですが、あまり作風が好きにはなれなかったので.. 「片目の猿」と2作品読みましたが、両方同じ感想です。 確かに読んでて面白かったです。でも謎解きの問題提起の部分がナゾナゾっぽい感じで幼稚な印象を受けました。 大切な部分を隠し、棚上げにしてストーリーは進んでいき最後に「実はこうでした」って感じの小馬鹿にされた感覚は どうも好きになれません。ミスリードではなく、単に言わなかっただけの話です。 でも叙述トリックも楽しめるし、後半の種明かし時の緊迫感も楽しめました。なので☆3です。 | ||||
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読んだあとすごく疲れました。 やりきれなくて、救いようが無くて、彼の幸せを祈らずにはいられない・・。 読み出したら止まらなくて一気に読んでしまいました。 道尾さんの才能には驚きです。 | ||||
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なんすかね。途中まで、乙一みたいな不条理ものかと思いました。でも、不気味なネグレクト母が説明つかないんで、絶対最後は、母が真犯人とかになるのかな、と思ってました。 どうにも予想できませんでした。でも、予想できないままに、ぐいぐい読まされました。ネグレクト母をこのまま放っといたら、絶対強烈に批判してやろうと身構えて読み続けました(すみません)。 変態先生、なーいす!オカルトばあさんなーいす!です。いやー、やられました。 えっ?えっ?と終盤のつじつま合わせが凄いです。 生まれ変わりのSくんが、中盤まではネックなのですが、つーか唯一「それありかよー」的存在なのですが、終盤にこの仕掛けがガンガン効いてきます。すっげー悔しいです。 あっそーゆーことだったの、あっあっそーゆー勘違いを誘ってたの、ってね。 妹との妖しい一夜も、わかってみれば悲しい一シーンです。 | ||||
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思っていた以上に他のレビューを書いた方たちと印象が違いました。 この本はミステリーでもなければ、ファンタジーでもないというのが 私の印象です。 人の少なからず持っている暗く汚い部分を大げさに私の目の前に引き出し、 誰もが自分の中で常識と思っている自分の「物語」のいびつさを問われている気がしました。 この本に載っている登場人物は本当に異常ですか? あなたとの差は大勢の人が認めてくれるか。という「程度」の差ではないのですか? 最後の描写を「幸せ」と表現するのが正しいのでしょうか。 直接的であれ間接的であれ5人の人を殺し、自分自身の「物語」にすら終止符を 打てていない。そして、また物語の中で肯定的に人生を送ろうとしている姿に 人の強さと汚さを見る気がします。 | ||||
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皆さん言われているように僕もあまりにこの本が目につくので迷ったあげく購入。これを読む前にディクスン・カーの帽子収集狂事件を読んでいたので、フェル博士の凄まじい推理の後に、虫が喋っていたから、はじめは鼻で笑うしかありませんでした。本当に好き嫌いがわかれるでしょうね。これはアリなのか?と思う所が多々あった。うまいところもあるがここまで騒がれる理由は理解不能。 | ||||
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くらいな設定だったら、9歳には全く感じられないミチオに対するイライラ感ももうちょっとマシだったのに。 子供が残酷さを見せるのはままある事だけど、その頭の回転はナイだろう。 3歳のミカは喋り口調だけで何かあるって、ねぇ…クモがでてきた時点で『あ〜ソレかい』ってなるわ。 スタンド・バイ・ミーでも読んで、あるべき少年時代の口直しといくか。 借りた本でお金使わなくてホント正解。 | ||||
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とても読みやすかったのですが、内容が過激だったので読み終えるのに結構時間が掛かりました。 最後の数ページで一気にオチへ向かうのですが、それまで読んできた400ページとの繋がりがとても薄く感じられ、読破した後の余韻は得られませんでした。 内容が結構グロテスクなので、好き嫌いがはっきり分かれると思います。 | ||||
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夏休み前の一学期最後の日、「僕」は教室の窓の外にただならぬ気配を感じていた。それはたしか に、欠席したS君の気配だ。放課後にS君の家に届け物をしに行った「僕」は、行く先々でおそろしい光 景に出会ってしまう。口に石鹸をツッコまれ足を折られた猫の死骸、そして虚ろな表情で虚空をにらむ、 「S君」の死体・・・。 新進気鋭の小説家、道尾秀介の『向日葵の咲かない夏』は、小学生が体験するファンタジックであり ながら猟奇的でいて、そしてどこかせつなくなるようなひと夏の事件だ。死んだはずの「S君」は蜘蛛に 生まれ変わって「僕」と妹「ミカ」の前に現れる。三人は人間の「S君」を殺した犯人の追及を開始する。 ストーリーには家庭内の不和、猟奇的な事件、おそましい性癖、忘れがたい過去の記憶などの複数 のエピソードが絡んできて、その先で待っていたのはあまりにも悲しい真実。読んでいると、特に会話文 で(ん?この設定でこれはありえるのか?)という箇所や、絶体絶命のピンチが強引なほど簡単に解決し てしまう箇所など、いろいろムリがあるように思えるが、おそらくその不自然さの多くは、結末になって氷 解することだろう。 「僕だけじゃない。誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか。自分だけの物語の中に。その物語は いつだって、何かを隠そうとしてるし、何かを忘れようとしてるじゃないか」真相を知った後である人物のこ の発言を読んだとき、多くの読者がやりきれない気持ちになるだろう。結末も両義的で、どのように解釈 するかは読者にゆだねられるのだけれど、評者の解釈ではまたこれも・・・暗鬱となる。 ちょっと前に、この著者がニュースZEROに出演していたのを偶然見かけたが、そのとき「小説でしかで きないことをやりたい(大意)」ということを述べていた。評者は著者のこの作品しかまだ読んではいないが、 この作品のかぎりにおいてそれは達成しているだろう。この映像化は不可能だ。 | ||||
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