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向日葵の咲かない夏
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向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全555件 281~300 15/28ページ
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あまり耐性が無いから軽めのミステリー、軽めのサイコものが読みたいのであれば、オススメします。 が、ミステリーとしては仕掛けも伏線もわかりやすく サイコサスペンスやサイコホラー好きには非常にライトでもの足りません。 ページ数の割に読みやすく最後まで読ませる実力は感じられますが、オチを知った上で二度目を読みたい作品ではありません。 じゃあ面白く無かったか?と聞かれると即答でYESとも言えない、評価に困る作品です。 | ||||
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今までこの手の作品は苦手でしたが、手にしたとたん....えっ....ヤバイでしょ!! 一気にファンになりました!! 今じゃ道尾作品を、読みあさってます!! いつ読むって??今でしよ!!!! | ||||
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好き嫌いが分かれると言われる本作ですが、個人的には好きになれませんでした。 文章も心理描写などが多く読みづらい。 読んでて割と鬱になります・・・ | ||||
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これはミステリーではない、読んで気持ちが悪くなる、というレビューが多く見られたことにが、逆に私にとってこの作品への賞賛に感じられる。 主人公の少年が生み出した現実と虚構が入り混じった屈折世界は、自分自身という檻の中の地獄を味わった者のみにし得るものなのだと思える。だからこそ万人向きではない評価となり得ることは実に納得出来る。 が、ある限定された経験を持つ人達には、ギリギリの家族愛を感じられ、それにより救いを得ることの出来る稀有で特殊な作品なのだと思える。 これをミステリーというジャンルでくくりたくない。そのようなステレオタイプくくりで、読者を狭めたくはない。 | ||||
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こんな作品が出版されることが、不思議です。時間もったいないことした。 | ||||
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読み終わった後、皆さんのレビューはどうなんだろうと覗いてみました。 「気持ち悪い」「気味が悪い」というレビュー… 確かに、分かります(笑 私は後味が悪い話が好きなので、それを目的に読んで大満足でしたが、ミステリー・推理小説として期待していた人は、あまり好まない作品だったんだじゃないかなと思います。 トリックうんぬんより、登場人物の心情を感じながら読みました。 ネタバレかもしれませんが、 こういうの叙述トリックというんでしょうか??(違ったらすいません) 終盤で私が想像していたものと違うことが展開されて、ドキドキしながら一気に最後まで読みました。 私としては、おすすめの作品です。ちょっと暗いですが(笑 | ||||
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読んでから、自分の得意とするジャンルありませんので、レビューは書かないでおきましたが、 気持ちが悪いという評者と、傑作であるいう方に分かれて、さも有りなんと感じたため、あえて レビューをしました。 私などは、道尾秀介氏の、その後の作品を見るにつけてある時、ある瞬間、天分が一瞬やどるのか とさえ思えるほど、その後の作品は凡庸に感じられ、小説は、あるいは小説家とは大変な職業 なのだなー、とため息が出ます。 この作品の良いところは、一言では表せません。 激しいいじめに、あっていた下の娘が、正直このようなある種、難解な小説を読める素養がないと、 断じていたにもかかわらず、一気に読んでしまいました。 正直、びっくりしました。感想もそれなりに正鵠をえたもので、夫婦でいまさらながら、小説の 力を思い知らされました。 始めに、「忘れないでねと・・・」のフレーズが活きてきます。道尾俊介氏はこれを書くために 小説家になった。其れでも良いではありませんかとおもいました。 幻想的で、暗喩に富み、悲しいことをシュールに受け流しつつ、最後まで一気に読ませます。 解釈は人それぞれですね、解釈の必要のない物語こそ最高なのです。 よく国語の長文読解のように、どうして、彼がそう思ったのか、正しいものを選びなさいと 訓練された人には、難解でも、何かとてつもなく、悲しいことが自分に降りかかった時、解釈? そんなものが、なんになるのかということです。 道尾俊介さんには、ぜひそこのところに立ち戻り、ゆっくりと人は悲しみを、大きな悲しみを 受けたとき、どうゆう風に物語に転化していくのかを、書いていってくださるよう、 期待をしています。 | ||||
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この作家の作品は、 『ラットマン』→『鬼の跫音』→『シャドウ』と読んで 本作を〜 とても読みやすい、すいすいと読めるし、どう展開していくの先が気になる感じ Sが○○に生まれ変わった時、これはーとヤバイ予感はしてたけどw それでも読みやすいのでどんどんと読めるw だけどやはり後半は酷過ぎたww 「なんだそりゃ」のオンパレードw ある程度予想はついてたけどここまで酷いとはw この手の作品って、華麗なほどに落とさないと やっぱり滑稽な印象しか与えない。 後、登場する警察の捜査が杜撰すぎw 一応、読みにくくはないので、2点を付けましたww | ||||
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胸糞悪くなるようなあらゆるパターンが詰め込まれたお話ですね。 読んでから怖くなって床に置いておきました。 たまにはこのような作品に触れるのも悪くないですね☆ | ||||
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ある程度小説を読んできた私ですが、そのなかでも断トツで酷い作品でした。 前半は、普通の推理小説として読み進めていました。情景の表現の仕方も生生しく、読んでいてその世界観に引き込まれます。 ですが問題は後半。前半でばらまかれた伏線がどんどん回収されていくのですが、これが酷い。読んでいてなんだそりゃ!って何回口にしたか解りません。 色々と酷いところはありましたがその中でも特にひどいと感じたのはお爺さんの動機・作文用紙の真実・妹の正体・スミダさん。 後半はなんだか文章がごちゃごちゃとしていて、前半の文章力はどうしたの?という感じでした。長編だから書いていて疲れてしまっていたのでしょうか。 とにかくトリックが雑で汚い。普通伏線の回収部分というのは「ウソ!そんなとこにヒントが!?」という感じで感心しながら読み進めるものですが この小説の場合は「え!?なにそれ!?ふざけてんの?」という感じです。本当に後半読んでいて落胆しっぱなしでした。 完全にお金と時間の無駄でした。 でも最初に書いたように所々には引き込まれるような描写もあったし、読みやすく巧い文章を書く人だなとは思いました。 ただ結末があまりに酷い。推理小説で結末をファンタジーやSFの世界観で済ませてしまうというのはちょっとどうなんでしょうか。 | ||||
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辛口のレビューが多いのが不思議です。 独特の雰囲気がよくて、自分としては、名作だと思います。 最近、読売新聞にも取り上げられていて、ちょっと嬉しかった! | ||||
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これはなかなかヤラれましたね。「・・・(汗)」って感じです。 この小説は最初のほんの少しはミステリー小説、ある時点から後半はファンタジー小説、そしてラストはホラー小説、に変わります。 ラスト前まで、つまりこの小説の大半はファンタジー&ミステリーというカンジでそれなりに楽しめるのですが、読み進めていくと何か違和感のようなものが強くなっていきます。そしてラストにはその違和感の正体が明らかになります。これが結構気持ち悪かったりします。 この小説は映画化や漫画化はムリですね。そういう意味では小説らしい小説ということで秀作だと思いますので星4つです。 ただ私自身の感想としては、ちょっと気持ち悪いなという感じです。 | ||||
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純粋なミステリー作品が良いみたい人、ダークな作品が苦手な人には向いていない作品だと思いますが、僕は好きです。 ミステリー、ファンタジー、サスペンス等、色んな要素が詰まっていて、2転3転する展開に飽きが来ず、とにかく先が気になってしまい、グイグイ引き込まれて一気読みしてしまいました。 終盤に「アレはそういうことだったのか!」と分かった時のスッキリ感が素晴らしい。ただ、勘の良い人やじっくり読む人が「アレ」に感づくと面白さが激減してしまうので、この本を読むときは、あまり考えずに一気読みした方が良いと思います。 | ||||
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すでに多くの方が述べられていることですが、ごく単純にいって不快となる描写が随所に見られます。 それが、知的に昇華されていないんでしょうね。 江戸川乱歩や、カテゴリは違えど丸尾末広のように一つ筋の通ったものになっていかないというか。 わりとそういうのは好きな人間なんですが、いまいちピンとこないというか。 推理小説ではなく、「推理小説のような体裁を味付けとして使ったホラー」ですね。 よく似たジャンルがありそうであまりない、そういう意味では私には新しかったです。 怪奇小説としてならば、そういうのが好きな人にお勧めできるし、納得できます。 推理小説として読み進めると、破綻しますので、その方面は期待しない方がいいでしょう。 しかし反面、推理小説としての体裁を取るところに、この作品の肝があるのですが。。。 最初から怪奇・ホラー小説として読むなら、全く印象が違うと思われますし、ここまで売れることもなかったでしょう。 そういう意味では売り方は、出版社の慧眼だったのではないでしょうか。 突飛な設定をどうまとめあげるのか期待して読み進めると、更に荒唐無稽な方向に舵を切られます。 言うならば、考古学者の冒険をベースにした映画のラストで、宇宙船が出てくるようなものです。 ちらちらとその影が見えていますが、まさか全力でその方向に行くとは誰も思わないでしょう。 知性よりは、生理的な感覚に訴える部分(主に不快な方)が強く、 おそらくはその力だけで、一冊を読み通させる作品であるというのが、この小説の本質だと思われます。 | ||||
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低評価の方々に多いコメント「気持ち悪い」「暗い」.確かにこの手の話に慣れていなければそう思うのも無理もないかもしれないです.ただ,それだけの言葉で終わりにしてしまうにはあまりには勿体無い作品だと思うのです.個人的には気持ち悪いと思うシーンはありませんでした. おそらくこの作品の焦点を何処に当てるか,それが大事なのではないでしょうか. ネタバレになってしまうので,多くは語れませんが,とにかく最後まで読んでほしいです.重要なのは,トリックではなく,登場キャラクターの心情です.私は最後の4ページ前で涙がこみ上げてきました. | ||||
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前半は面白く話が進むが、後半はブレ過ぎて痛い作品。最後に辻褄合わせで何とか 繕うが、結局バラバラのまんまという印象を受ける。 途中までが良かっただけにもったいない。 図書館か友達に借りるくらいに読むのにはいいが、お金を支払って読むまではない。 | ||||
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「子どもは小さな宇宙だ」という言葉があります。その言葉を物語という「嘘」を通じて表現した一つの形がこの作品だと感じました。なので私は多くのレビューにあるように狂ってるとは感じません。だって、物語の中でなら何が起きても構わないのですから。 | ||||
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これほど評価が分かれる話題作も珍しい。 その理由は、 '1.ミステリ賞受賞!でだまされた '2.序盤〜中盤にかけてひたすら暗い・グロイ '3.トリックに偏りすぎている作風がイヤ +最後まで読んでもネタがわからないので、評価が落ちる といったところでしょうか? 私はミステリは本格上等派です。その上で。 (以下ネタバレ注意!) ・・・・・・ ・・・・ ・・・ この作品のキモは、「不自然な主人公・妹の設定、会話」「生き返った!友達」だと思うのですが、 これは全て大ネタの為の伏線なんですよね。しかし、しばらく読んでいると蜘蛛の友達も 普通に”受け入れている自分(読者)”がいて、これはこれで作者の力量かと。 エログロは、恐らく話題作りとミスリードの為なんでしょうが、少しここがどぎつかったのが 評価を二分している一因かもしれません。私も300頁辺りで何度読むのをやめようかと思ったか。 しかし、他の方が指摘されているとおり、最後のトリック解決編?への駆け込みが無理があったように 思います。いわゆる「探偵がネタをばらす」場面が、三人称ではなくて一人称である、ということが わかるかどうかが評価の査点を大きく左右しているのかと。 (アンファン・テリブル+アクロイド・・・) しかし、一番最後の、「長い陰が一つのびている」の真意がわかったときの衝撃は捨てがたい。 最後まで読むと、不思議とあれほど気になっていたエログロは、それほど読後感に残らないのです。 あくまで、これは作者の2作目であることも考慮する必要があるのでしょう。 先入観・読者レビュー抜きで是非読んでみて欲しい。 | ||||
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表紙の明るい印象から、全く不用意に、何の予備知識もなく読み始めてしまいました。 すぐに違和感を感じました。 著者の紹介欄にホラーサスペンス大賞特別賞の文字を見て、読むのを止めようかと思いました。 最初の関門を過ぎると、徐々に慣れてきました。 しかし、一気に読むということができず、毎日の通勤電車で、少しずつ少しずつ・・・ 最後まで読み終えてみると、よくできたストーリーだったと思いました。 小説として最高に面白い作品だとおもいます。 でも、読み返す気持ちはないです。 この著者の本も、もう読まないと思います。 読後に皆さんのレビューを見て、驚きました。 こんなに評価が分かれている。 むしろ、悪い評価のほうが多い。 ちょっと安心しました。 (189) | ||||
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これはミステリーではない。 ともかくも序盤において、S君が生まれ変わってきた時点で、物語はミステリーの地平を外れて幻想小説へと踏み出してしまっている。そしてその判断は読み終えるまで覆されることはない。 こうした物語構成を選択した著者の意図は分かる。解説の千街晶之も言うように、「人間は自分が思っているよりも遙かに、現実と幻想が複雑に入り混じったグレーゾーンで暮らしている」(p469)のだろうし、それこそが描かれた内容であるのかもれない。しかし、物語においては必ず、現実と幻想が区別されねばならない。なぜなら物語そのものがまさに一つの閉じた「幻想」であるからだ。それゆえ「現実と幻想が複雑に入り混じったグレーゾーン」を際限なく拡大していけば、やがてその輪郭は「物語」そのものと等しくなる。この小説で示された論理を徹底してゆくならば、『向日葵の咲かない夏』という物語全体が、主人公であるミツオの「幻想」でしかない、とも言えてしまうはずである。そのとき物語の内容は「何でもあり」ということにならないだろうか? だからこそどこかに歯止めが必要なのであり、物語内の「現実」と「幻想」の分離は行われねばならないのだ。 すべての発端になった主人公の「嘘」のエピソードが果てしなく悲劇的なだけに勿体ないと思う。 また、S君はなぜアルファベット一文字で示されるのかが明かされないのも不満である。 | ||||
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